2005年度版





用意したもの

●フタ付の半透明容器(お米ケースです
(^-^*))。横/約30cm、縦/約20cm、深さ/約10cm。

●バーミキュライト(園芸用の用土。写真では卵の下に敷いてあります)
ひる石を高温で焼成したもので、無菌、無肥料の中性土です。もちろん卵や子ガメに無害です。
保水力、通気性に富み、本来は主に土壌改良剤として使用します。
   これを孵化用の卵のベッドとして使用します。

●吸盤付きの温度計 ●湿度計

温度計と湿度計以外は、100円ショップで購入しました。


1.フタ付きの容器に孵化用のベッド素材となるバーミキュライトを深さ約3cmになるくらいの量を湿らせます。

2.採取した卵を上下動かさず、そのままの状態の上部にマーキングします。日付が一番わかりやすいかと思います。卵の上下を動かすと、中で発生している胚が黄身に押しつぶされてしまう可能性が大きいので注意してください。

3.湿らせたバーミキュライトに卵を半分くらい埋めた状態にします。

4.温度計と湿度計をセットし、乾燥しないようにフタをして新聞をのせて暗くします。バーミキュライトを湿らせフタをすると、湿度計が約80%を指します。それをメドにし、2〜3日置きに卵にかからないように水を少しさします。

5.直射日光が射さず、あまり気温変化のない場所においてやります。ウチの場合は玄関にしました。

簡単でしょ。これでうまく行けば約2ヶ月後、子ガメの誕生となるのです。







※生まれたての子ガメは
ヨークサックという卵の黄身の成分を持ったおヘソをつけて出てきますので、約1週間はエサはいりません。



●孵化する卵かどうか。

卵に『白濁』がおきているかいないかが、孵化するかどうかの分かれ道です。
卵の一部がうっすら透けて見える部分と真っ白になってくる部分が出てきたら、『白濁』といって順調に育つ準備ができた証拠です。通常は数日から1週間くらいでおこる現象です。1週間以上経っても変化がなく、なんとなく色が濁ったままだったり表面にカビが付いてきたら無精卵か何らかのトラブルで成長が止まった物だと思います。そういう卵はそのうち表面にカビが来ます。カビを確認した卵は他の範囲にカビが増えないように、出来るだけ早く取り出し、そのそばの土も少し捨てましょう。
●湿度管理について。
バーミキュライトが乾燥しないように水分の補給をしてください。うちでは細い管の付いた水差しで卵に直接水がかからぬように、周りの土に水をさしました。ベタベタにはしないでください。あくまで湿らせる程度。ウチではフタをした状態で、湿度計で約80%キープをこころがけました。霧吹きでもよいようですが、卵に直接水がかかるとすぐに拭き取らないと表面にカビが生えることもありますので注意してください。また、バーミキュライトでなくても赤玉土でも構いません。しかし、湿らせた水苔はあまりおすすめしません。水分をしっかり絞って使用しないと、孵化までの約2ヶ月間には、虫が湧いたり卵がカビる可能性が大きくなるからです。


●温度管理について。

真夏の人工孵化は低温を気にする事はありませんが、梅雨入り前後や9月中旬以降の朝夕の気温が下がる時期はペット用のパネルヒーターなどを敷き孵化器内が26℃〜30℃位になるようにしましょう。





※この孵化のさせ方はあくまで私のやり方です。
概ね正しいと思いますが、実践の際はご自身の責任でお願いいたします。







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