2003年秋作成

『産卵場所とろ過噴水を設置しました』で紹介した通り
噴水に専用の水中式のろ過器を連結させ使用していたのですが
1m×1.5mの池にカメ5匹が同居となると日にちがたつと
飽和状態をおこし1ヶ月くらいでろ過器の完全洗浄が必要になります。
その上、ろ過器自体のサイズが縦約25cm×横25cm×高さ約15cmもあり
池をかなり狭くしていました。
そこでそれらを改善するため思いきってオリジナルの外部式ろ過器
(横約200mm×縦約700mm×高さ約150mm)を作成しました。
これで、池が広く使えるようになり、
なによりろ過容積の大幅向上が実現しました。


作り方はいたって簡単です。
今まで使っていた噴水を水中モーターとして利用ホースでろ過層にジョイントして循環させるだけの物です。
ろ過層は写真でも分かるように池を囲んでいるまくら木の上に設置。
これで池の中の障害物がなくなりカメの活動範囲が増えました。
さらにろ過層が大型化したためきれいな水を長く維持できるようになりました。

仕組みも非常に簡単です。
プラスチックのプランターと、
それにスポッと入る大きさのハンギングタイプの
シュロネット付きプランターを用意します。

その中に竹炭2kgを敷き、
さらにその上に小石やこぶし大の石をかぶせるだけ。
次にプランターの壁面に穴をあけて
ポンプにジョイントしたホースを引き込みます。
通常はそこに石を置いて隠しています。
そして、引き込んだ水を流す排水口を作ったのですが
その大きさには注意が必要です。

つまりは給水と排水の流量バランスです。
具体的には、給水より排水の方が多ければ
ろ過ができる前に水が流れ切ってしまい、
逆に排水より給水の方が多ければ
プランターから水が溢れてしまいます。
つまり、ろ過ができている状態とは

ポンプからの給水がろ材として用意した
小石や竹炭に通ることにより、
それらがゴミなどを吸着しきれいな水になります。
次にきれいになった水が排水され循環している状態のことです。

ただ、見た目の問題がまだ残っていて
少し無機質な感じが気になっています。
今後、石の上に水苔を活着させたり、
水辺の植物を植えてみようかと思います。

※このろ過のポイントは給水するためのポンプのパワーです。
 
やはり効率良くろ過をしようとするならば
 
できるだけハイパワーの水中ポンプを用意したいものです。
 もしみなさんも同じようなろ過を作成しようと思われたなら、
 池の全体水量を考えてポンプの性能を決めましょう。
 ホームセンターやペットショップで調べてみて下さい。

ちなみにうちは↓ラグーナ社のパワージェット噴水ポンプです。
 噴水パイプを抜いてそこにホースをジョイントしています。


※上記で御紹介の商品は私が設置した時に購入した物です。同じ物がなかったり、すでに販売中止になっているものもあるかも知れません。その際は下記の通販ショップなどで同程度の機能を持つ商品をお探し下さい。



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