●システムの安定性を考えたデバイスドライバインストール順序を知る
デバイスドライバにはインストール順序というものがある。
これはいくら剛性の高い建物でもしっかりとした土台がなければ傾くのと同じ理論で、デバイスドライバも「より根幹に当たるデバイス」からしっかり組み立てていく必要があるのだ。
ハードウェアの構造を考えればわかるのだが、たとえばビデオカードと直接接続しているのは「バス(AGP/PCI-E)」であり、そのバスをコントロールしているのがマザーボード上のチップセットということを考えても、まず「チップセットドライバ」を導入するのが基本だ。
具体的には、以下のような順番がよいだろう(環境によって、各アイテムは前後することもある)。
◎デバイスドライバインストール順序
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チップセットドライバ(バス、基本ポートのドライバ)
↓各バスやUSBポートが正常動作するようになる
バス接続デバイスドライバ(LAN等)
↓
ビデオカードドライバ
↓
ビデオ依存系デバイスのドライバ(キャプチャーボード等)
↓
外付けデバイスドライバ
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ちなみにビデオカードドライバだけは、デバイスドライバインストールに関してかなり神経質なメーカーもあり、あらかじめDirectXを最新版にしておく、「.NET Framework」を入れておくなどの指定をするデバイスドライバもあるので、なるべく後にインストールしたほうがトラブルが少ない(グリモア的にはモジュールを先に入れているので問題ないが)。
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