●アクティベーションが監視する10デバイスを知る
アクティベーションが監視する10デバイスとは、以下の項目である。
◎アクティベーションが監視する10デバイス
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CPU(プロセッサタイプ)
CPUのシリアル番号
メモリー容量(範囲)
ビデオコントローラ
IDEコントローラ
SCSIコントローラ
LANのMACアドレス
ハードディスク
ハードディスクのシリアル番号
光学ドライブ(CD-ROM/CD-RW/DVD-ROM)
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さて、ここで注意しなければならないのは、これらの項目はあくまで「OSがそのように認識するデバイス種類」であり、PCマスターが考えるその名の通りのアイテムとは限らないことだ。
たとえば、「SCSIコントローラ」というと、今現在ではほとんど使われていないデバイスのように思うかもしれないが、OS的には「仮想CD/DVDソフト」及び「SATAコントローラ(設定や種類による)」は、この「SCSIコントローラ」として認識する。
また、物理デバイスを1つ変更したら「1カウント」とは限らないことに注意したい。たとえばシステムドライブにあたるハードディスクを換装した場合、アクティベーション項目における「ハードディスク」と「ハードディスクのシリアル番号」の2つが変化としてカウントされるのだ。
このアクティベーションの概要をまとめると、以下のようになる。
・アクティベーションが監視するデバイスは「物理デバイス」とは限らない
・変更とカウントされたデバイスは、元に戻してもカウントされたまま
・変更とカウントされたデバイスは、以後変更してもカウントは増えない
・同一CPUによるクロック変更(オーバー/ダウンクロック)はカウントされない(例外あり)
・デバイスによってはBIOSアップデートも変更とカウントされる
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