●OSバックアップ容量を軽減する休止状態停止術
休止状態とは、マシンの電源を切る際にメモリー内容をハードディスクに退避して、再びマシンの電源を入れたときにデスクトップ状態を復元する機能だ。
この機能はあらかじめメモリー容量分の「hiberfil.sys」というファイルをシステムドライブのルートにおくことによって実現している。
つまり、物理メモリーを1GBMB搭載したマシンでは、約1GBもの「hiberfil.sys」が作成されているのだ。
休止状態を利用する、利用しないにかかわらず、バックアップ時には必要のないファイルなので、休止状態の使用は停止してしまうとよいだろう。
休止状態を停止するには、コントロールパネルから「電源オプション」を起動。「休止状態」タブの「休止状態を有効にする」のチェックをオフにする。
もちろん、普段休止状態を利用するのであれば、バックアップorリカバリ後にまた利用設定にすればよい。
※「休止状態を有効にする」のチェックボックスをオフにすれば、メモリー容量分のディスク容量は軽減できる。
◎休止状態のスタンバイの違い
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休止状態 スタンバイ
作業状態のデータ保存先 ハードディスク メモリー
各状態時の消費電力 少ない 多い
各状態時からの復帰時間 遅い 速い
その他特徴 ハードディスクに待避するため、コンセントを抜いても状態は維持 メモリーに待避するため、コンセントを抜くと消去される
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