超低音(サブ ウーファー) 70hz以下 | |||||||||||||||||||||||
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(現用の950L箱について) 1.方針を検討 当初の550L箱に限界を感じたので箱を入れ替えることにしました。壁や天井に取り付ける方法も考えましたが、家に穴を開けるのはやはりやめにしました。そのかわり、550Lよりはっきりと大きい箱に入れることとしました。 調べて見ると、fostexから800Lの箱が出ていました。多分このくらいの容積になればだいぶ自然な鳴り方になるでしょう。箱の大きさもこの限度にしておきたいものです。しかし、箱だけで35万もします。木製なんだから自分で作れば良いのです。 箱の大きさから決めていきました。椅子の後ろに置ける大きさで1000Lクラス。そしてラワン合板の大きさを考え、縦97cm、横165cm、奥行67cm、約950Lの大きさにしました。 使う材料は、安くあげるため、24mmラワン合板とし、内部の補強はツーバイフォーの建築用角材としました。 小屋を一つ自分で作る感じです。そう思うとたいした大きさではありません。 2.製作について 大きな問題は外(ガレージ)で作ってしまうと4550の時と同様に部屋の入り口を通らないということです。運ぶことも一人では困難です。かといって小さく作ったのでは意味がありません。 そこで4550と同じに、ボルトによる組み立て式としました。内部に補強材が入り組んでいますがツーバイの太さの角材なので木ねじとボルトによりはずせる構造としました。ラワン合板の接合もむろんボルトです。3Dで使いますので、一台だけつくれば良いのですから楽です。 |
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ホームセンターで板を切ってもらい、ガレージで削って各部品をつくり、補強材を装着しました。 その次に10mm厚フェルトを内側に貼り、補強材共々ネジで組みあげ、塗装をしてから分解しました。 六面体の各面毎に部屋に運び込み、中でボルト、木ねじで再度組み立てました。上写真です。 しばらくするとネジがゆるむので三ヶ月か半年くらいで締め直していますが、一年以上たった今はそう締めなくとも大丈夫のようです。サランネットも作るつもりで材料はそろえてあるのですが、いまだ手をつけていません。 心配される箱鳴きですが、ツーバイ材がかなり密に入っていることもあり、ほとんど感じられません。それに50hz以下の用途ですから、通常箱を共振させる周波数を扱いません。従って鳴きをそう心配する必要はなさそうです。 3.超低音用BOXの置き方 置き方は聴取位置の真後ろ60cmくらいです。165cm*67cmの広さは、作業台として半田ゴテなど載っています。大きめの作業机みたいです。 後ろから音を感じたり、圧迫感を感じたりすることを心配したのですが、全くありません。 後ろにあるのでリスニング中は目に入らず、視覚上も問題ありません。 なにより、音が自然に聞こえます。もしかしたら、普通に前に置くより良いような気さえします。 4550中心のSPは計算上約103dbと大変高能率です。FW800は100dbですから、本来能率不足です。チャンデバで調整してあるのですが、それでも50hz以下でみると、FW800の能率が不足気味です。 そこで、置き方として耳に近く置くことが、必要なのかもしれません。 4.音質 ともかく十分実用になっています。550L箱に入っていた時の、FW800とは別物のようです。普段存在は感じないのですが、超低音用アンプ(SONY TAN902)のスイッチを切ると音が軽く、寂しくなります。きいているようです。 定番ですが、テラークの1812年のCDをかけますと、大太鼓の部分もかなり迫力がありますが、大砲の部分にきますと、まったく別物の低音となり、ギクッとします。この時超低音用のSONY TAN902アンプ(BTL)のレベルメーターは、ウーファー(JBL4550)用のTAN902に比べ3倍くらいふれています。クロスは50hzですから、このテラークの1812年の大砲の音は殆ど超低音でできているようです。 (大口径ウーファーによる超低音追加の留意点) 超低音の追加はさほど難しくはありません。38cmダブルウーファーにつなぐのなら、3D方式をとり、できるだけ大きな箱に80cmウーファーを入れ、しっかりしたチャンデバ(アキュのF25など)で急峻に切ってつなげばたいてい、大丈夫です。 チャンデバを使わず、ネットワーク使用の場合は困難がありそうです。コイル、コンデンサーの大きさ、質、減衰スロープなど、チャンデバの場合に比べると比較にならないくらい難しいと思います。 3Dでの超低音追加には、メインSPの大きさに応じて、守るべきルールがあるようです。 (パッシブタイプのみにあてはまる。) 1.38cmシングル、ダブルなら、80cmウーファーを1,000リットルクラスの箱で使う。クロスは50hz、70hzくらいか。超低音部のレベルは10dbくらい高くする。 2.30cm以下なら、小さい箱(500Lくらい)で80cmも可。しかし大きい箱の方が良い。上写真のダイヤトーン46cm入りのスーパーウーファーでも多分可。 3.力のあるアンプは必要。私はSONYのTAN902をBTL接続で使っています。少なくとも真空管アンプでは無理と思います。 4.置く位置はメインSPの間が望ましい、といわれるが、見た目に圧迫感が出すぎる。私の部屋も無理がありました。そこで聴取椅子の真後ろにおいたのですが、違和感は全くありません。後ろから風圧がくる、という感じも全くありません。見た目に無理が無く、良い置き方と思えます。 5.上にくるウーファーはそれ自体十分な低域再生能力が必要。矛盾するようだが、これでないとつながらない、と思う。 |
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