ホーンSP日記
TOP
オーディオ変遷
部屋
今のスピーカー
(6WAY)
高音
中高音
中音部
中低音
低音
超低音
プリアンプ
パワーアンプ
チャンネル
デバイダー
CD、LP
プレイヤ
接続コード等
ホーンSP日記
Link
二年前くらいに使っていた、山本ss300ホーンとTAD TD4001中心の4waySPです。見た目は素晴らしくきれいでした。
そのときの全景、定位も悪く、奥行きも浅く、ゴチャゴチャの音でした。
だいぶ現在(2007年)に近い構成です。ミッドバスとスコーカーが違います。MBはエレボイの25cm、EVM10M。SはJBL376+山本SS300ホーン。二年前です。音はCDを変える度に評価が変わりました。
2008/12/28 4人のお客様がみえました。
 現在は、TAD1601aを4550に、マクソニックHS301にTAD4001を、その上にTAD2001とET703を乗せ、
 YLのD75000ダブルマグネット、fostexFW800はそのままにした、6wayです。JBL中心の時とは違った爽やかさ、鮮明さ、中高域の張り出し、分解能などを楽しんでいます。
 およそ4時間くらい聞いて頂きました。皆さん耳の良い方ばかりで、いろいろと勉強になりました。またよろしくお願い致します。
 
2008/5/5 東京フォーラムでシューベルトを聴いてきました。帰って我が家の6WAYを聴くと、家のGOTO、TADはかなり柔らかく鮮明で良い感じできこえました。
 この連休は、膝が痛くて機械いじりはできず、もっぱら聴くことに専念しておりました。
 本日は東京フォーラムまで「熱狂の日、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008」を聴きに行ってきました。まだ膝が少し痛いのでストックをついて出かけました。

 今年はシューベルトがテーマです。ご存じと思いますがこの音楽祭は毎年テーマ作曲家を決めて、5月の連休の5日間、有楽町の東京フォーラムでソロからオーケストラまで多数のコンサートが行われます。しかも一公演が1,000円から2,000円という安い値段ですのでかなり楽しめます。
 私は、シューベルトの「死と乙女」、交響曲「ザグレート」の二つを聴いてきました。東京フォーラムは多目的ホールですので多少響きは少ないですが、やはり生音は柔らかく、豊かでした。(途中居眠りもしました)

 帰宅してから、我が家の音を聴きました。6WAYのうち、上の3WAYをTADシリーズとGOTOシリーズに替えながら聞き比べました。クロスは70,  250、 650, 1,800, 7,000hzです。生音の柔らかさはGOTOの方が近いみたいです。TADは鮮明ですがややきつい。そこでTAD のツィーターをGOTO SG160に替えてみますと、GOTOシリーズとあまり変わらなくなりました。
 生音をたっぷり聴いてきた直後の印象ですので、TADだけでなく、GOTOユニットの良さを再確認した気がします。また、中低音、低音の質が上がっているのがわかりました。

 それにしても生音そのままとは行きませんが、2000年以後の録音をGOTO、TADで聴くとこれほど柔らかく鮮明な音が聞こえるのか、と驚き、嬉しい気もしました。
2008/4/1 デジタルチャンデバとTVデジタルソースは素晴らしい。
 3/30に藤沢のNさん宅に伺いました。ハーツフィールドに1601aでサブウーファー追加。上には075追加です。dbxの4800というデジタルチャンデバ使用。cd、LP、DVDaudioに続き、デジタルTVソースと聴かせて頂きました。

 CD、LPでは、良いのですが古いJBLの迫力かな、という感じでしたが、DVDaudio、TVのデジタル生放送録画では一変。
 大変な臨場感で、一曲終わる毎にブラボーと言いたくなります。画像の影響かも、と目を閉じて聴いてもやはり素晴らしい。オーケストラが隅々までくまなくきこえ、独奏Vの表情が豊かです。歪み音、付帯音がほぼ全く感じられないというのは珍しい体験でした。

 デジタルチャンデバ、ここでお使いだったのはdbxの4800という実売45-50万くらいのもの。高いですがここまで性能が上がっているのか、という思いでした。
 TVのデジタルソースも同じく、昔のハイファイビデオくらいしかしらない私を驚かせる質の高さでした。ただ送り出しのばらつきはあるようで、すべてが年末年始の生放送のレベルではないようです。

 DVDaudio、TVのデジタル生放送録画などソースの質が上がれば、それにつれて再生音も上がるシステムです。ハーツフィールドという古いSPシステムにも感心しますが、古いJBLユニット(ここでは075,075,150-4C)の潜在能力の高さに、同行のKさん共々改めて感心させられました。
 
Nさんのハーツフィールド。後ろにサブウーファーの1601aが左右二個あります。映像付きでのニューイヤーコンサートは、滅多に出会えない素晴らしい臨場感でした。
2008年2月11日朝、いつもより異常に片付いています。
2008/2/10 取材がありました。編集長とカメラマンのお二人です。
 カラーの記事らしいです。原稿も書くようにとのお話でした。
およそ二時間以上もかけて大変な量の写真をとっていかれました。カメラマンの方お疲れ様でした。

 もちろん来宅の日時はわかっていたので、部屋をいつもより相当にきれいにし、子供のギター、ドラムなど引き上げさせておきました。しかし、取材の翌朝にはご覧のとおり、ドラム練習setが戻っていました。
 SP周りなどは、この3年内では異常なくらい片づいています。器材はMB70を除いてはオールJBL、ツィーターは5,000hzクロスで075です。

 よくまとまった音、定位OK、サブウーファーのつながりOK、高域やや不足、バイオリンややきついけどOKの範囲内、などとマニアとしてはうれしいご感想を頂きました。
 けなすわけにもいきませんよね。
2007/12/31 超大型ホーンを聴く、GOTOユニット好きの方々にJBL6wayを聴いてもらう
 12/29はSさん方で、超大型ホーンの試聴会でした。GOTOユニットでかためた4WAY。開口部1.8m角の低音ホーンの中に同軸様に中、高音ホーンが配置されていました。音は大変な迫力、臨場感、GOTOのウーファーの力と超大型ホーンの威力に圧倒されました。
 これに見合ったミッド、ツィーターを入れて全体のバランスをとるのは、なかなか大変と思います。また、超低音は少しさびしいようです。 
 
 昨12/30は、GOTO好きの方々に我が家の6wayをお聴き頂きました。日頃GOTOユニット中心の方は、075を使ったオールJBLの大型SPの音にややとまどわれたようですが、色々な面白いご意見をいただけました。なるほどというご意見もあり、面食らうご意見もあり、といったところです。
 オーディオは孤独な作業ですが、このような試聴もやはり必要でしょう。色々な経験、意見が参考になりました。
 
2007/10/28  お客様に聴いていただきました
 今日はお客様がみえました。今の音についてご意見頂くのは大変勉強になります。おみやげに楽しいCDRを頂いてしまいました。有り難うございました。
 我が家ではJBLのみの5WAYとGOTO、YL、JBLの6WAYとをお聴き頂きました。実はすべてのユニットは4550の上に載っており、一二分でつなぎ替えて聴けるようにしてあります。私としては、繊細でスケール感もあるGOTO等システムの方がより良い、と思っているのですが。
 ご持参のCDRはオーディオチェック用にご自分で編集されたものです。大変見事な選曲でチェックはともかく、楽しんで聴かせて頂きました。次にはぜひkさんや他の方の装置も聴かせて頂こうと思っております。
 同好の方との情報交換は楽しいものですね。
2007/10/6  YL D75000のクロスを上げ、再着磁したら
 8月以来、全体のクロス周波数を変更してみました。D75000は130-500hzを250-650hzに上げました。ウーファーにより広くもたせるわけですから少し抵抗がありました。しかし、奥行き感などやや減ったようですが、低音の支えがより気持ちよく聞こえるようになりました。6WAYページに書いたように4550箱とJBL376にはさまれたD75000は、やはり力に限界があるのかもしれません。この使い方に限っては、クロスはやや高めが良さそうです。

 さらに、定位感、中高域にやや歪み感、低域の空気感などに少し疑問を感じたので、D75000のオーバーホール、再着磁をエール音響に依頼しました。エールの遠藤さんは元YLの工場長でおられたことを聞いていたからです。メーカー違いなのに快く引き受けて頂けました。

 結果は、定位はよくなり、歪み感はなく、空気感もでてきました。ワルツ フォー デビーなどかなりいい感じです。
 
 少なくともアルニコは減磁するのですね。これだけの違いはそう結論づけても良さそうです。
 
2007/9/23  大阪出張、香里園のブルーライツに行ってきました。
 
たまたま大阪で矯正歯科学会があったので、いつも行きたかったブルーライツにいきました。淀屋橋から京阪電車で約25分、香里園下車、さらにバス10分と遠いところです。おまけに住宅街の中なので大変わかりにくい。行き着くのが大変でした。あらかじめTELして営業を確かめておきました。
 客は、少ないようです。我々二人のみ。15時から17時くらいまでいましたが他の客は来ませんでした。マスターはもう80過ぎでしょう。昔MJ誌にコンクリートホーンの製作記をお書きになってたころの写真ではお若かったのですが。
 すべてリクエストでかけてくれる、という嬉しい方針でした。定番のサムシンエルスから始めて、耳慣れた盤を次々聴かせてもらいました。

 音量は小さめ、でも十分です。とても澄んだ低域と中低域、その上も濁りが無く、綺麗な音です。加えて力があります。音量は小さめでも低い方がきちんと、イヤきちんとどころか、尋常ではない力で聞こえます。片側たしかアルテックの515Bを4発のコンクリートホーンです。ホーンSPに長年苦労された方なら身を乗り出すでしょう。ホーンSPの理想の一つがここにある、と言えます。
 迫力のある音を期待すると間違います。とても自然なのです。自然でありながら力があり、従ってリアル感があります。この低域、中低域はホーンなればこそ、と断言しておきます。私のホーンSPも似た音の傾向であるので安心しました。
 しいてケチをつけると、ツィーターの2405は役者不足でしょう。表現力が下の2420、2441に追いついていない気がします。また、マスターはLPしかお使いでないのですが、CDを使ってみれば、その情報量の多さが生きてきて、LPより良く聞こえるのではないか、と思います。それくらい性能の高いSPシステムと思うのです。
 

 2007/8/12  お盆の休みです。エクスクルーシブET703 久しぶりに使ってみました。
 GOTOのSG160ツィーターもいいのですが、JBL2420との音色の違い少々気になります。
 そこで久しぶりにET703を入れてみました。-24dbで5,000hzクロスです。今回は2420、376より-1dbとしました。
 音色のつながりは、GOTOより良いのです。やや温度感の高い音色が376等のJBLの特徴と思いますが、ET703もGOTOに比べればよほど温度感があるのです。柔らかさがやや後退し、そのかわりにすこし暖色傾向が出てきたようです。音の切れが良いのは、GOTOなみです。かなりのつながりの良さでした。当分ET703で聴いて見ます。情報量は少し整理される感じがありますがつながりの良さが際だっていますので気になりません。
 これに比べれば、JBL075は歪み感がありすぎて気になります。077は情報量が少なく感じることと、つり上がり感のある音色にやや問題があるでしょうか。
 LPでアッカルドのブルッフのバイオリン協奏曲1番を堪能しました。終わった時には一人で拍手しました。臨場感があるとそんな気になるのです。厳密なものではあり得ませんが、自然と拍手したくなるかどうかは装置の性能を測る一つの基準、と思っています。
 
 
 
2007/7/12  フォノモーターのビクターTT101 故障しました。直りました。
 
およそ30年前、新品で買ったTT101、確か定価15万とテクニクスのSP10Mk2と同じでした。SNが良く、音のバランスも良く、超低音もかなり良い、ととても良いモーターです。
 2年ほど前からたまに回転が狂うことが出てきました。たまにから、時々と増えてきましたが、もうビクターでは直してくれませんので、そのまま使用してきました。
 つい最近になって大きく乱れてきました。これでは音になりません。困った。
今までネットから修理先の情報はもらっていましたが、実際に出すのはなかなか大変です。
 そこでまず、自分でやれることだけ試してみようと思いました。簡単なことです。裏蓋を開けて、目視で状態を確認し、半田クラック、部品の断線、等ないか調べました。このへんは大丈夫でした。
 次にいくつかの基板を接続するコネクターを調べました。緩んでいるものはありませんでした。念のため、何度か抜き差しして少しでも接触を良くしました。接点復活材は、アンプなどで使うと後で不安定になる感じがあるので使いません。
 再び組み立て、通電しました。直ってしまいました。この2年くらい変な回転をしていたのがうそのようです。33.33で本当に安定してしまいました。
 30年の間に接触部分が、徐々に酸化していたのでしょう。

 このTT101と大阪ケーブルのレッドコンソールの組み合わせは、SNの良さが光ります。SAEC407とは良く合うようです。まだまだ使えそうです。
 
 
2007/7/6  秋葉原でJBL4344をマークレビンソンの旧アンプで聴きました。
 
HiFi堂の新店は、JBL43**シリーズが大量に陳列され、中央では4344が、ネットワーク仕様ながらかなりいい条件で聴ける状態でした。
 いつも聴いているサキソフォンコロッサスが鳴っており、比較しやすかったのです。まとまりは良く、なかなかいい感じでした。但し、JBLの43シリーズの限界もはっきり示されている、と思いました。

 というのは、全体にややベールを被っている。低音が形が弱い、中低音に弾むような力感が無い、サックスの音色に押しがない、シンバルの音が単調で厚み色彩感がない、などです。誤解の無いように願いたいのですが、悪い音ではありません。むしろ秋葉原の他店より聴ける音でした。満足できる音に入ると思います。

 結局、2235の解像力の限界、コーン型ミッドバスの限界、1インチドライバーにショートホーンの限界、2405の能力の限界、ネットワークの限界、がある、と思われるのです。2インチドライバーに大型ホーンを付けて鳴らしたマルチウェイとはだいぶ違います。
 30年前は当たり前として知られていた1インチと2インチドライバーの差、大型ホーンと小型ショートホーンの差、この違いを知る人が少なくなっているようです。
 JBLのSP、SPユニットの人気は相変わらずですが、悪くない音とは言え、43シリーズがJBLの音、と思われるのは残念です。JBLの音はもっともっとすごいんですよ。
 
2007/6/12  3WAY、4WAY、5WAYに減らして聴いてみましたすべて一番下、50hz以下にサブウーファー付きです。
 3WAY:4550とマクソニックHS301、JBL376です。クロス50,500hz。元気のいい音です。でも中音に癖を感じ、中低音がすっきりしません。
 4WAY:3WAYプラス中低音のYLMB70。すっきりします。クロスは50、130、500やや力が減るかも。中音をよりすっきりさせたくなります。
 5WAY:4WAYプラスツィーターを5,000hzクロスで追加。クロス50,130、500、5,000。これは良い。JAZZは文句なしの感じです。しかし、クラシックの弦がやや荒い。376の高い部分の癖のようです。
 
 2420を1,800−5,000で追加して、元の6WAYに戻しました。ツィーターはGOTO SG160。5,000hzです。つい先日まで数ヶ月間、ツィーターは077、7,000hzで使用していましたが、ここでそれ以前のツィーターのクロス5,000hzに戻したわけです。上から下まで癖が少なく、何より弦が色濃く感じます。
 やはり3年くらい聴いていた6WAYが一番良いようです。結局、元に戻ってしまいました。もっとも一番の元気印というと3WAYかもしれません。
 これは各ユニットのつながりに、今ひとつの改善の余地がある、ということかもしれません。でもこれ以上に良いつながりは、今のところ私には無理みたいです。
 
2007/5/21  JBL075に戻ってみました
しばらく077で7,000hzクロスで聴いていました。悪くない。きれいです。質感もいい。しかしやや線が細い。5.000hzクロスにしてみてもそうは変わりません。
 SG160にすると柔らかく、きれいで質感もいい。しかし、音色のつながりにどうも違和感があります。以前と同じ感想です。
 そこで久しぶりに075、5,000hzクロスに戻しました。やや暑苦しい音色ですが分厚い感じがします。いかにもJBLらしい音と思います。当分これで行きます。
2007/3/22  オルセー美術館展を見て、帰りにJBL DD66000を聴く
 私的な春休み最終日、上野までオルセー美術館展を見に行きました。実は多数いるゴッホファンの一人です。展にゴッホは2点しかないのですが、印象派の絵が数多く、見応えがありそうです。でもシルバーデイとかでお年寄りが大変な行列、35分待ちでやっと入れました。
 ゴッホの本物を見るのは初めてです。「アルルのゴッホの寝室」、有名です。やはり印刷で見た物とははっきり違います。思いの外繊細なタッチで絵の具の流れに強く写実を感じました。その上ではっきりした線、安定した形とわずかな歪みなど心地よい造形でした。さらに印象深かったのがマネの「スミレのブーケを付けたペルトモリゾ」。古さを全く感じさせない表情、微妙な色あいでした。

 帰りに秋葉原に寄り、大型オーディオ店へJBL DD66000を聴きに行きました。ここはフロア毎に販売責任者がいて、ハイエンド機器の試聴室が数多くあります。外見はかなりいい条件で鳴らすように見えます。つい期待します。
 DD66000は、中高域につやが足りず、中低音、低音が分解能に欠け、良くありませんでした。総額二千万くらいのsetです。つい比較してしまいますが、家の6WAYの方がよほど、と思いました。
 かなり面白かったのは、販売チーフのトークです。大変高飛車なのです。「ボクはね(殆どボカァーねと発音)バイオリンの音がダメなのはいやなんですよ」とか「この指揮者は耳が良い・・・」、「エージングはデジタルよりアナログでやった方がいいかも」など30年前の一部の高級機器販売店の雰囲気そのままです。
 私の年齢を見てそのようなトークにしたのか、それともいつもこのような高飛車トークで成功体験を積んでいるのか。
 どこかのHPで、いたずらに音楽と舶来オーディオ機器を神格化し、ユーザーを混乱させてきた雑誌と販売店、として批判しているのを読んだことがあります。まさにそのような場面を見る思いでした。
 店頭であまり気負っても無理なのです。その点を理解しながら客も販売店も「高性能な道具の売買」というあたりまえのことだけ理解し、疲れる文化談義は持ち込まない方が今後のオーディオ界のためにはいいと思うのですが。
 
 
2007/3/21  今度はYAMAHA NS1000M発見、しかし
 今日は別のハードオフ、ブックオフに文庫本を探しに行きました。そこで見つけたのが1000Mです。状態は良し、価格表示の紙にかなり念入りにテストし、OKだった旨書かれていました。ペア52,500円。状態が良ければそう高くは無いでしょう。
 迷いました。昔から一度使って見たかったのです。
 しかし、2セットあっても気に入ったほうしか使わないのは経験上わかっています。そして、今の6WAYを超えるまとまり、超える細やかさで鳴ってくれるか。そんなわけはありません。と言うことで無駄な出費になると判断、中止しました。
 その代わり、ホームセンターに寄り、女房の使う電動自転車の安売りを購入、車に積んで帰りました。

 家に帰り、JBL075をツィーターにした6WAYを聴きました。実に細かい音が出ており、バランスも良く、何より音に躍動感があります。

 JBL075使用のオールJBLセット(中低音はMB70)では音のメリハリがGOTOよりも出ます。これがJAZZには良いのでしょう。
 一昨日買ったビルエバンスのコンプリート inビレッジバンガードやフレディ レッドなどの古い録音、キース ジャレットのCDなども気持ちよく聴けます。ベース、バスドラの響きが快く腹に響き、ピアノの和音が目に見えるようです。さらにシンバルが表情があるように聞こえます。何よりも生き生きと聞こえます。
 075はクラシックも大丈夫です。カラヤン、ウィーンフィルのブルックナー7番シンフォニー(1989録音)では、ややハイ上がりですが、低音が厚いので問題にするほどではありません。バイオリンの高弦が擦々と伸びる部分など、分解能が良くきれいに繊細に伸びます。実に魅力的です。そして弦楽器が全奏するなか、多数の管楽器が入り、大太鼓が後ろでたたかれます。こうした部分もうるさくならず、迫力あるブルックナーです。EXTONやMEISTER MUSICなど最新録音は少しきついようです。弦音にやや歪みが感じられます。

 大げさと言われるかもしれませんが、言葉にするとやはり以上のようになります。結局のところ、NS1000Mを買わなくて当然だったのでしょう。
 
 
2007/3/20  FMチューナー入手
 
この4日間、私の診療所は春休みです。
 近所のハードオフに行ったら、FMチューナー TRIO KT8300が出ていました。ジャンク品ですが、FM受信できました、との表示、3600円でした。少々危険でしたが、なんといってもTRIOですし、ケースは大型。購入して帰りました。
 家に帰ってスイッチを入れるときちんと点灯し問題なさそうです。
 ケースは鉄製。丈夫ですし、シールド効果が十分あるでしょう。予想したことですが中はガラガラ、空気を買ったようなものです。懐かしいアルミの羽根のついたバリコンが見えます。基板は一枚だけ、各端子、アンテナ、電源からの配線は半田付けか、ポストにからげてあります。接続用のコネクターは一つも見あたりません。

 結局特に磨くべき接続部も無く、ランプ類も含めて動作も問題無いので、修理も不要です。電解コンデンサーは多数見えますが状態まではわかりません。修理の痕跡はありません。
 CATVのTVコンセントからアンテナに入力し、FIXの出力から、C280につなぎました。出てくる音は、少々硬い感じですがかなり生々しく、HiFiソースとして使えそうです。ただCD、LPと比べるとやはり聴きおとりします。KT8300で聴くFM放送の方がいい音では立つ瀬がありませんから、順当な結果でしょう。
 
2007/3/9  スコーカーのSPコードが断線しかけていました
 どうも腑に落ちないので接続を調べてみました。すると右のスコーカー(JBL376、あるいはGOTO SG555TT)に行くコードが途中でぶらぶらです。もっているうちに切れてしまいました。念のため左側も調べると、こちらも少々切れかけています。これでは歪みが出るでしょう。なおしてからの音はまともなものとなりました。ただ、どうも私はJBLの音が好きのようです。Hi-Fiではないのに。また、JBLセットに戻してしまいました。
2007/3/6  500hz以上をGOTOに置き換えてみました。
 JBLをいったんおろしてGOTOの各ホーンの位置も殆どインラインに置きました。
 5,000hz以上  GOTO SG160
 1,800-5,000hz GOTO SG370+S600
 500-1,800hz  GOTO SG555TT+S300
 130-500hz   YL D75000+MB70
 50-130hz    JBL4550型+JBL2225Hダブルウーファー
 50hz以下   FOSTEX FW800+950L箱

130hz以下はJBLの時と同じです。
 実はMB70のボルトを締め直してから、普段のJBLセットでの、音の変化がだいぶあるのです。1,800hzのクロスあたりでしょうか。どうも賑やかに感じます。MB70の振動状態と放射音に変化が生じ、上の方が相対的に目立ちだしたのでしょうか。
 よくわからないのですが、GOTOにしたら、中域の力感は以前感じたよりよほど改善されています。中低域の分解はより良いみたいです。これは悪くないな、と思っていると、やはりスコーカーからミッドハイのあたりが、やや騒がしい感じがします。もしかしたら、電源ノイズか、CDプレーヤーかプリアンプの故障か、こういうことはあまり無いでしょうね。原因がよくわかりません。しばらく使って見ます。
2007/2/23  YL MB70のボルトも緩んでました
 19日のネジ締めで音が少し変化したことから、MB70のネジも点検しました。こちらはおよそ2年、全くさわっていません。構造は、中低音の写真にあるように、4つの部品をつなげてできあがるホーンです。
 片方でおよそ20本の8mmボルトが使われています。レンチで締めてみるとどれも回ります。なかには目でみて隙間が見えるくらい緩んでいるのもありました。すべてしめて音を聴くと、また、変化しています。中高音にやや耳障りの悪い音があり、音色が変です。デンオンのLPでPCM録音の「田園」のバイオリンが耳につきます。どうやらツイーターとかぶっているあたりに原因がありそうです。そこでツィーターを075に換えました。今度は落ち着いた音色です。これなら許容範囲内です。
 077が良くない、というのではなく、つながり方でピークあるいはディップが生じたのだろう、と思います。全くボルト締めのシステムは油断がなりません。
 しかし、MB70は130-500hzが受け持ちです。前後は-24dbで切っています。なのに2,000-5,000hzくらいの間に影響している様子なのが納得いきません。出てくる音よりホーン本体の振動状態の変化がなせることかもしれません。
 あるいは、どんなフィルターでも目的の周波数からかなり離れるとまたレベルが戻ってくるみたいですが、それでかなり離れた周波数の音が聞こえ、ツィーターの音と混変調しているのかもしれません。これは無理でしょうね。
2007/2/19 4550箱、fw800箱のネジを増し締め、音が変化した
 両方で5mm及び6mmボルトを多分300本くらい、木ねじを約200本くらい使っています。木ねじはあまりゆるみはなかったのですが、ボルトは一年程の間に結構ゆるんでました。電動はむろん手作業のドライバーも入らない部分が約1/4ありますので残りの3/4のボルトを増し締めました。ほとんどは電動ドライバーでできますので簡単です。
 音はやはり変わりました。高域の輝き感が減り、中域あたりが耳につくようになり、定位もやや中心よりになり、はっきりした感じです。中低域のレベルを1db下げ、ウーファーを1dbあげてちょうど良い感じです。チャンデバのレベルを調整したのは半年ぶりです。
 ボルト組み立ての箱は、やはりやや不安定なところがあるようです。といって木工ボンドで固定した位で、このような大型箱の接合部が、経年的に安定し続けると思うのも間違いでしょう。
 一番変化が少ないのは、やはりしかるべき精度を出し、機械と接着剤を使ってがっちり組み立てることでしょう。つまり、木工メーカーに作ってもらうことです。
 費用をかけず自分で作ることには、今回のように、音に多少影響があることは覚悟しなければならないようです。まあ、ときどき増し締めすれば良いことでしょうけれど。
 
2007/2/15  SONYは902のみ修理可能
 14日預けた902アンプは、実は2台です。今回壊したものと、以前からやや歪み感のあった1台です。
 両方について、早くもSONYからtelで見積もりがありました。2台とも修理可能で2台で7万円弱とのこと。リレー交換くらいならともかく出力トランジスターの交換部品まであるとは驚きました。1983年から数年販売しただけですから、もう25年くらい前です。
 エスプリシリーズの作りの良さは、多くの方が指摘されていますが、このようなメンテナンスの良さまではあまり言われていません。最も902だけのようですが。ともかくこの価格でメンテサービスを提供し続けるところにメーカーの良心と力を見るべきでしょう。
 但し、902だけです。900、901シリーズの修理はすべてお断り。また、回路図も出せないということでしたので、メーカーとしての評価は残念ながらそう高いものではありません。日本メーカーの欠点はやはり見えます。。

 私がエスプリシリーズを使い続ける理由は、他のページでも書きましたが、
1.音が良い。暖かさと厚み、透明感と力があります。
2.耐久性が高い。中を見ると、基板間の配線は、ほぼ全部からげて半田です。
 当時、exclusiveなど殆どがコネクターで配線してありました。もちろん、そのコネクターの品質、使い方など吟味したのでしょうが、やはり手数を少なくする目的だったでしょう。
 エスプリシリーズの耐久性と品質は部品の品質以外にこのようなところからも担保された、と思います。
 一つ残念なのは、パルス電源の修理ができないこと、同規格の電源の都合などできないはずはない、と思えるのですが、これは断られます。
3.作りが大変丁寧かつ高級。シャーシ、パネル、SW類、ヒートシンク、アンプ足、見ると良くわかります。特にTA-N900、E900の部品の良さは、見とれてしまう感じです。全部特注でしょう。
 これら特徴にもかかわらずあまり売れなかったようです。雑誌の評価のせいでしょうか。

2007/2/13 パワーアンプTA-N902を1台壊してしまった
 この連休中に大きな失敗をしました。犬の散歩中に中高音のホーンをモリタからexclusiveのEH321Lに変えたら中高音にややあるきつさが緩和されるかも、と思いついたのです。
 家に帰ってからさっそく入れ替えたところ、SPコードがどこかに引っかかって届かないのです。そこで引っ張ったらバチンと大きな音がして、中高音用のTAN902が沈黙しました。まさかと思ったのですが開けてみるとヒューズが飛んでます。どこかでショートさせたようです。多分出力トランジスタも飛んでるでしょう。JBL2420は大丈夫でした。
 SONYにさっそくTELしました。こんな古いアンプでも修理を受け付けてくれるところはさすがです。しかし、出力トランジスタの破壊では多分修理不能でしょう。内外共に状態の良い902だったのに残念です。
 今まで11台のTAN902を買いました。全部中古(販売店とヤフオクが半分ずつ)ですから、値段も状態も色々です。外側が痛んでいても意外に使えるもの、中に観葉植物の葉やつるがはびこっていたもの、シャーシ内部に泥をかぶっているもの、個人使用で誠に内外共にきれいなものなど。さすがに音が出ないものはありませんでした。まったく様々な使い方があるものです。
 どれも極力内部を掃除し、ポイントの電圧を調整し、SP端子の0調整もしました。やや歪み感のあるものは、リレーの端子を清掃し、あるいはSONYでリレー交換しました。使えなくなった902は今までありませんでしたが、今回自分の不注意で初めてジャンクを作ってしまいました。
 それにしてもこんな不注意をしなければまだ使えたのですから、やはりSONYのESPRITはたいした製品だったと思います。
2007/2/9 大型ホーンSPはやはり良い
 このところ、このHPをご覧くださる方が多くなりました。相互リンクやネットでご紹介くださった方々のおかげです。有り難うございます。
 ただでさえ斜陽の趣味と言われる、オーディオ趣味の中でも、大型ホーンSPの自作は、さらに興味をもたれる方が、少ない分野です。
 しかし、得られる音の世界は快く、言葉をつらねても足りません。キーワードで言えば大型、ホーン、マルチアンプ、自作といったところです。
 私のSPは、およそ2年近く、殆ど同じ構成、クロスです。今のところ音楽を聴くのにそう問題は感じていません。しばらくはLP、CDを増やすこととしましょう。厳密にいうと、500hzくらいのつながり、と超低音の出方にやや問題があるかもしれません。ピアノの音がやや鈍いことがあります。
 とはいえ、今朝はトニーベネットとビルエバンスのCDでマイフーリッシュハートを聴きましたが、歯切れ良く、声にGOTOユニットで感じるような鮮度感があり、特に問題はなさそうでした。 
2007/2/7 CDとLPどちらが良いか
 CDとLPの音の違いを比較してみました。といっても単に聞き比べただけですが。 jazz サムシンエルスより「枯葉」です。LPは30年くらい前の東芝BLUENOTE盤。CDは2006年に1500円シリーズで出た盤。
 LPとCDをほぼ同時にスタートさせ、C280で入力切り替え、音量調節を瞬間的に行う。原始的ですが、わかりやすい方法です。
 低、中低域はCDがはっきり上。より下に伸び、かつしっかりした音の形。中域は、さほど変わらない、高域もそう変わらない。
 結局CDの方が、良い、ということになる。今回使用した盤での話ですが。

 矛盾するようですが、以前より、LPの方が魅力的と思っている点がひとつあります。クラシックのオーケストラで高弦のさらさらした輝きが、より色濃く感じられます。CDでは常にここが今一つ、という感じがあります。
 しかし、弦楽四重奏などでは、大体CDの方がきれいで細かく、表情豊かに感じます。
 もちろんLPでもCDでも盤によることは、確かです。私は、ずっと両方使ってきたのですが、今後もどちらが良い、という結論は出そうにありません。
2007/1/29 中古LPの魅力
 この頃は、クラシック中古LPを良く買います。輸入盤であるとか、プレスにこだわらなければ大変安い価格で買えるからです。音質もCDに負けないものが多くあります。但し、低音はどうも負けますね。
 但し、東京を除いてどの店も在庫が少ない。安い盤は元々廉価盤だったものばかり、という店も多いようです。廉価盤にはいいものもあるが、録音がよくない、詰め込みすぎなどの問題あるものも多いと思っています。昔、チャイコフスキーの悲愴とベートーベンの英雄を一枚にいれた廉価盤がありました。音が小さくて変な盤でした。
 LPファンが一時期よりは多くなっているので、探索でこちらが常に出遅れているのかもしれません。
2007/1/14  075と077
 キャノンボールのCDを聴きながら、077と075を入れ替えてみる。077の方がやや弱く感じる。075は相変わらず、よくつながる感じだが、少し伸びが足りない気もするなど。やはり075でのまとまりかな。
 それにしても、この頃TAN902のヒートアップにかかる時間が増えたような気がする。24h以上使わない時は、ONにして4hくらい置かないと中低音、低音にボケを感じる。30年近く前のアンプだからやはり劣化があるような。
2007/1/3  古いLPを聴く
 今日聴いたのは、シューベルトのシンフォニー グレート(クーベリック指揮ですから40年くらい前、黒いLPではなく、透明な赤で当時の見本盤)と、CDでレッドガーランド トリオのGROOVY(1956)。これはモノですがピアノが奥でベースが前に聞こえます。中低音が快い。
2007/1/1  HP開設準備
 相変わらずのんびりした正月。朝から全くオーディオにさわっていない。このHPをアップするための準備作業で忙しいため、ちなみに本業のHPをチエックしてみると予想したことだが今日はアクセスは少ない。
 
2006/12/31   LPを聴く
 スイッチを入れて約2時間ヒートアップする。部屋もそこそこ暖かくなる。年末なので第九を聴こうと考える。LPしかないのでヨッフム指揮ロンドン交響楽団で聴く。間違えて第八の面をかけてしまった。しかし、第八は最も好きな曲の一つなのでそのまま聴き通した。LPはダイナミックレンジがほどほど、低音部もほどほどなのでとても聴きやすい。CDが無ければ十分満足できるレベルだ。
 その後、第九を聴いたが第四楽章のみと日和った。久しぶりにFR7に交換して聴いてみたが、やはりデンオンDL103Rに劣る。カートリッジも経年変化を起こしているようだ。
このページtopに戻る>