低音(ウーファー)  20-280hz
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ホーンSP日記
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4550箱の寸法は、縦93cm、横152cm、奥行83cm、約1,000リットルの箱です。
 重さはユニット付きで150kgくらいかと思います。写真の前面を下にして、裏から2225Hを取り付け、裏板を付けて90°回転させたとき、残り30°くらいになって、私の体重(約85Kg)が箱の重量に負けて、持ち上げられ、箱は写真の向きで落ち着きました。そこからの推測です。

 下に敷いてあるのはいわゆる重量ブロックです。一個200円程度のものですが、十分な性能、強度を持っていると思います。

 板厚がさほどでないため、大音量時の箱鳴きを心配したのですが、特に補強を追加する必要もなさそうです。気持ちの良い低音と思います

(4550の使い方)
 低音SPにどの範囲をあてるのか。難しいところです。
3WAYなら500hz以下。4WAYなら250hz以下。6WAYでは、100hz前後以下でしょうか。
 38cmウーファー(JBL2225Hダブル)を使う限り、どう頑張っても500hz以下で使わねばならないでしょう。
 中低音部がどこまで下げられるか、で決まります。YL D75000プラスMB70は、YLでは130hzと言いますがとても無理です。まるで力感が無くなります。おそらく250hzあたりが限界でしょう。
長く300hzで聴いていましたが最近(2012年)280hzとしました。
 下の超低音とのクロスは、いろいろ試していますがとりあえず20hzとして70hz以下を受け持つFW800にかさねました。

(初めはJBL2225Hを入れた)
 製作直後は、JBL376+山本SS300ウッドホーンとの500hzクロス、2WAYマルチで聴いてみました。そのときは、ソプラノの独唱でしたが、声の質が従来のバスレフ箱と違って、とても柔らかく生々しくきこえ、驚きました。中音から中低音の力感、ひずみのなさがとても素晴らしくきこえました。
 それからツィーターをつけ、中低音を増やし、中高音を増やし、と徐々に複雑になっていきました。どれも全体の滑らかさを増す方向で落ち着いた、と思っております。
 中低音の力感、解像力は、今まで使ったバスレフ箱(180L、350L)では、到底得られなかった水準で、とても気に入っています。
 肝心の低音ですが、十分に重心の低い音と感じます。パイプオルガンの低音、オーケストラの低弦部など相当満足できるレベルと思います。スーパーウーファーなしだと、やや軽くなりますが、実用上十分と思います。。
 最近はF特測定はしていません。どのCD、LPでもほぼ満足できる音ならば測定の必要を感じないからです。(少し言い過ぎですね)

 一時JBL2220Jのダブルウーファーにしてみました。ボンつく感じというのでしょうか、中低音あたりにでるふくらみが気になり、使えませんでした。
 

(TAD1601aへの交換)
2009年に4550箱のまま、TAD1601a のダブルに変更しました.
JBL2225Hの時よりもまずSN感が良くなりました。また、低い方にかけてのエネルギー感が増し、レンジも広がった感じです。
ミッドバスとのクロスを280hzにもってきたところ、低音楽器の解像度が増し、
演奏会現場でのあのコントラバスの低音感、軽くしかし伸びのある低音が聞こえてきました。もちろん完全ではありませんが、このような良質の低音は初めてです。

製作中の4550箱(ラフトクラフト製組み立てKit)
一週間の夏休みを含め、八月の休日の全部をあてました。
寸法は、縦93cm、横152cm、奥行83cm、約1,000リットルの箱です。
(製作について)
1.本体箱
 4550型箱の板厚は19mmで米松合板です。左端に見えるように、補強のラワン合板が既に接着されていました。また、ボルト組立式の箱に改造しながら作ったため、合板の90°接合部にはすべて補強角材を当ててあり、単なるイモ付けの状態より遙かに強固に接合しています。

 さらに本来の4550では内側の吸音材はウーファーの直近部だけのようですが、今回は10mm厚のフェルトを天地左右及び後ろ板に貼りました。これで音はかなり落ち着いていると思います。

 左右の空気抜きの穴について、バスレフ動作を期待するのは間違いと思います。ダクトと言える構造では無いからです。またホーンロードの無い周波数でバスレフ動作をさせてもレベル的に追いつかない、とも思われます。
(但し、「これからのモニタースピーカー、誠文堂新光社、1980発行」のP201では、同型の箱+JBL2220Bについて測定しており、50hzあたりである程度のバスレフ動作があることがわかりました。)

 空気抜きとしての穴の面積は重要と思い、原設計通りの面積としました。確かにこの板をはずした状態、この板の穴を塞いだ状態では、音が変わります。ウーファーの負荷に影響していると思われます。どのくらいが良いのか、十分な検討はしておりません。原設計の大きさで大きな不満はありません。

2.ホーン部分
 ホーン部分はラフトで完成状態としたうえで、我が家に到着しました。複雑で精度を要する構造だけに大いに助かりました。板厚は曲面部分でおよそ6mm、裏に当ててあるリブでおよそ12mmくらい、とけして十分ではありません。しかし、鳴きは殆ど感じられない、と思います。そこでそのまま組み立てました。16畳の部屋が飽和するくらいの音量でも大丈夫みたいです。

3.分解組み立て、保守について
 完成し、吸音フェルトを張り込み、外側の塗装までした上で、ボルトをゆるめ、6面体の各面毎、ホーン部分(紺色部分)に分解しました。
 各部分だけなら一人で運べ、部屋のドア幅を通るので、各部品を部屋に持ち込み、再度組み立てました。二度目の組み立てはネジ穴もなじんでおり、簡単でした。
 出来るだけ強固にねじ締めしましたが、3ヶ月くらいでやや緩みます、但し、音ではわかりません。一年ほど増締めしていましたが、気にならなくなったので今は特に締めていません。
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