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ホーンSP日記
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 オーディオ趣味に入ってもう30年近くたちます。団塊の世代の最後、まだ現役で仕事中です。最近の20年くらいは3WAYから6WAYのマルチ方式です。
 30年前初めて使ったのがタンノイ チェビオット、次がJBLの4331型のSPでしたから、思えば最初からホーンシステムと関わり、段々エスカレートしてきたわけです。そして最初を除いて、機材のほぼすべてを中古で入手しているのが変な自慢です。
1978年頃から1988年くらいまで
 オーディオ趣味に入る前、ステレオが欲しくて、秋葉原の店に行ったら、JBLの説明をされ、JBLって何だ、と言って、店員にあきれられた覚えがあります。そのせいではないのですが、はじめのタンノイチェビオットは、銀座のデパートで買い、テクニクス205Cカートリッジは新宿のデパートで買うなど当初デパートでオーディオ製品を購入していました。聴いていたのはクラシックばかり、オーディオと同時入門でしたので、毎日のようにLPを1、2枚買っていました。

 しばらくオーディオに慣れてくると、カートリッジを変えたり、アンプをヤマハCA2000に変えたりのほか、チェビオットの内部配線材を変え、プリント基板に無酸素銅線を裏打ちし、鉄の接続ターミナルをとばして直に半田付けするなど、改造まがいの事をかなりやりました。その他にもSPやアンプ等のインシュレーターなどにこり、何種も買い込んで実験しました。
 およそ一年くらいさんざんやってみた後、得た教訓は、改造しない状態が一番音が良い、及び小細工なしでしっかりした台に乗せる状態が一番音が良い、ということでした。この思いは今でも変わりません。

 次に入手したのは、JBL4333型の箱(エンクロ−ジャー製)と、2420とホーン、ホーンレンズ、ウーファーは2331Hでしたか。そしてLH13のネットワークでした。すべて中古です。評判は高いのですから、いい音に違いないと思いこんで、2年ほど苦労しましたが、どうにもまとまリませんでした。
 思うに一番問題のあったのは、ネットワークだったと思います。アッティネーションが3段階くらいでは調整もできません。それに歪み感が大きかったことを記憶しています。さらにクロスが800hzではウーファーにも小型ホーンにもぎりぎりすぎたと思います。この後2003年までJBLとは縁がありませんでした。
 なおこれらJBL製品を売ったときに、中古で買った値段と同じくらいで売れたのにはまた驚いたものです。

 そして、エクスクルーシブのユニットに出会いました。ウーファーはTAD1601a、ドライバーED915とEH351Sホーン、ツィーターはET703でした。これらも中古です。
 素晴らしい性能と思いました。箱はJBL型のままでドライバーを換え、ウーファーを換え、でしたが、一つ換えるたびに澄んだ力のある音に変化したのです。錯覚もありましたが、現在でもきわめて信頼性の高いユニットと高く評価しています。もちろんすべて所有しています。

 なお、余談ですが、当時はオーディオ機器の中古市場は小さく、ユニオンなどごく一部の店で、たまたま現物があれば買えたという時代です。秋葉原の普通の販売店では、中古を探している、と言うと笑われました。
 
 東北に引っ越して、やはりコンクリート集合住宅の3LDKでした。6畳二間を使って相変わらずオーディオでした。JBL4333型の箱にエクスクルーシブユニット、にはかなり満足していました。このころのアンプは上杉のUBROS1とエクスクルーシブのM4aでした。ネットワークはタンゴのコイルなどで自作しました。
 MJ誌の交換欄でエスプリのプリアンプTAE900を入手したところ、低音の質が一変して解像度がグンと上がりました。驚きました。真空管アンプに限界を感じました。もっともその後エアータイトとマックトンの真空管アンプを聴く機会があり、その上質な事に感心し、要するに完成度なのだと思っています。

 CDプレーヤーにアキュDP70を入れたころから、3WAYマルチアンプの時代に入りました。
1988年頃から2003年頃まで
 3WAYマルチで始まります。JBL4333型箱にTAD1601aをM4aで、中音のED915+EH351Sホーンを自作真空管アンプで、ツィータET703をLUXキットの3Wくらいのアンプでならしました。プリはエスプリTAE900、チャンデバはエスプリTAD900でした。
 かなり満足してはいましたが、どこか不満で始終クロスやレベルを調整し、音楽に浸る状況にはなりませんでした。音色や繋がりが悪かったのでしょう。

 1991年頃横須賀に移転し、今度は一般家屋の10畳になりました。ここではラフトクラフトの180L箱を購入し、また、タテマツのHiα275ホーンとTADTD4001を中古で見つけ、ET703を乗せた3WAYです。アンプはプリTAE900、チャンデバTAD900、パワーには、中古でエスプリTAN902を入れました。この後、パワーアンプは今に至るまでエスプリです。

 やや線が細いのが不満で中低域の充実を考えました。
MJ誌にあったEV25cmユニットをつかったホーン型ミッドバスを自作しました。これは2003年頃まで使いました。ややホーンくさい音がどうしても残ったのを覚えています。でも音の力はありました。
 1993年頃でしたかMJ誌の部屋の音響測定の記事に取り上げてもらいました。丁寧な調査をして頂いて、大いに参考になりましたが、同時に測定結果だけで音はわからない、ということも教えられました。

 今思うに、部屋の床の強度が低かったのがかなり影響していた、と思います。ベニヤ板15mm二枚重ねでステージを作り、その上にアンプもSPも置いたのですが、やはり不十分だったようです。

 ともかくこれで4WAYとなりました。この後は、左右モノアンプで使うためTAN902を見つけては買い、計11台、他にTAN901 1台とTAN900 4台を買いましたので、部屋の中にアンプがあふれました。
EVM10M(25cm)を使用、250hzクロス
2003年頃から今
2003年に家を建て替え、オーディオルームを確保しました。約16畳ですが、床を特に強化し、壁、天井、ドアも簡易ながら遮音仕様としました。
 この部屋完成からが第三期とも言うべき時期です。まだ4年ですが、相当にオーディオ三昧しました。
 2003年。ラフトの箱の上に
自作箱で中低域のTAD1201M、
30cm。その上に山本SS300ホーン
とTADTD4001、TD2001とショー
トホーンです。
 この頃から、超低域に
fostexFW800を使いだしました。
2004年。350L箱を譲り受けその上
に組みました。中低域は自作EVホー
ン型。ウーファ箱は大型でしたが
サブバッフルを使うためか鈍い音でした。
 SWは後ろに置きました。
 上写真いずれのSPも、あるCDでは良いが他のCDではだめ、など全くまとまりませんでした。低域、中低域に力がないのが大きな原因と思いました。
 そこでまず考えたのはダブルウーファー化。大きい箱の中古はなかなか出ません。ヤフオクでも何度か敗退しました。

 でもこの間いろいろ考えました。単なるバスレフでは恐らく希望の力感は得られないような気がしたからです。
 そして選んだのがフロントロードホーン型です。JBL4550かALTEC211か迷いましたが、昔のMJ誌でオンケンの小泉さんの製作記事(1982,9月号)を読み、JBL4550としました。

 次の問題は、私の部屋の出入り口が一つしかなく、幅が最大72cmしかとれないことです。窓はもっと小さく、4550も211もそのままでは入りません。部屋の中で作れば良いわけですが、いくら何でも部屋の中で電気ノコやら塗装などはできません。

 そこで考えついたのが、組立式です。部屋の外で一旦塗装まで完成させ分解して部屋の中でボルトで組み立てるように作れば良い、ということです。
 全部自分で作るつもりで色々案を練っていたときに、インターネットで実に面白いモノを見つけました。
 JBL4550の組立キットです。ラフトクラフトで作っていました。価格も2台で25万円と格安です。品質はラフトの商品をいくつか購入したことがあり、どれも実に良心的でしたので、不安はありませんでした。キットなら無駄なく組立式の4550を作れそうです。(ラフトクラフトの休業は残念です。再開を期待しています。)

 早速注文しました。これが2004年の6月。ここから、本HPでご紹介する今のオーディオが始まります。
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