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ホーンSP日記
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上はF25です。2010年1月まで使用。豊かな品のある音でした。
 2012年現在使用のdbx driverack4800
6wayですので二台使います。上にあるノートPCには4800用コントロールソフトであるシステムアーキテクト3.0が入っています。4800はPC抜きでも使えますが、PCからコントロールする方が楽です。音量調整もできます。
  4800への入力はCD、TVソースはデジタル(AES/EBU)で入力し、LPフォノイコライザーはアナログで入力し、デジタル変換します。
 そのまま4800出口までデジタルで伝送し、DACでアナログ変換されて各パワーアンプに行きます。


4800はデジタルチャンデバの一つです。4way用。イコライザー、ディレイ、位相、その他細かい調節機能を持ち、良質のADC,DACもあってプリアンプは不要になりました。
 調整次第でとてもみずみずしい豊かな新鮮な音になります。さすがに業務用で鍛えられた製品と思います。
 さらに外部クロックの入力端子もあります。この外部クロックにMUTEC iclockとルビジウムクロック10MHZを入れると、音は一変します。
特に低域の解像度は、驚く程良くなります。

(チャンネルデバイダーとネットワーク)
マルチウェイではどちらが良いか、議論されます。しかし自作の場合、議論するまでもないでしょう。取り扱いの便利さ、フィルターとしての性能、やはりチャンデバ優位でしょう。
(チャンデバ選び)
マルチアンプ方式では要の部品です。これに低品質のものを充てるとマルチ方式は決して完成しません。

 自信のある方はともかく、通常自作はさけた方が良さそうです。何度も調整して切り方、肩カーブなど最適なものを見つけるのは、至難の技です。
 一時自作で2,3WAYの-12dbのCR型を作り、実験しててみたのですが、音がころころ変わってしまい、とても実用になるものはできませんでした。急に十分な技術が身につくわけでもありませんのでここは市販品に戻りました。

 既製品の数は極めて少数です。
 私は従来SONYのTAD900を使ってきました。使いやすく、クロスもかなり自由がききました。

 ただ、
 3Dへの対応が無いこと、
 6WAYでは2台必要でもう1台増やさねばならないこと、
 また経年変化により、故障が多くなってきた、
のでより新しい製品に変える必要が生じました。

 そこで選んだのがアキュフェーズのF25です。中古での流通が多く、手に入れやすく、品質にはC280からくる信頼がありました。
 使ってみると大変高性能なものでした。音が生きています。何段かのフィルターが入っているのに。なかなか得られない品質と思いました。中古価格からすると信じられないくらいの性能です。
 もちろんTAD900も十分な音です。しかし、音像のまとまりの点でアキュに一日の長を感じました。

(チャンデバ2台とプリアンプの接続法)
 F25を2台入手し、C280のプリアウトが2つあるのでそれぞれから並列に接続しました。
 もちろん2台並列につなぐことに問題はあるでしょうが、聴いてみるといいんではないか、ということです。

 2台を直列につなぐことも試みました。ウーファー部の出力だけをもう1台のF25に入れ、3D用とウーファー用に分けたのです。しかし、音の力が失われました。良質なチャンデバといえど2段重ねに使うのは看過できない劣化を招くのだろう、と思いました。

 ということは、チャンデバ1台の時でも何も入れない時よりは音が劣化していることになります。しかし、フルレンジ一個のSPならともかく、ネットワークかチャンデバのどちらかは必要なのですから、やむを得ないでしょう。
 マルチウェイSPにはFレンジの拡大、ダイナミックレンジの拡大、ひずみの減少、など、実物大のスケール感、空気感、柔らかさ等を目指す立場から見ての利点が多くあります。これらの要素が高い次元でまとまってくれば、チャンデバによる多少の音の劣化などはねかえしてしまうと思っています。

以上が2010年1月までのこと。アナログチャンデバ時代です。この1月以来デジタルチャンデバ時代に移行します。
(デジタルチャンデバについて)
 2010年1月にベリンガーDCX2496二台による6WAYに移行しました。
 入れ換えた直後はノイズこそ感じませんでしたが、音が細く、貧弱に感じました。F25の方がよほど豊かで表情があったのです。しばらく聴いた後、F25二台に戻そうと思いましたがデジタル先行の友人の強い勧めと指導により、デジタルのまま調整に入りました。

一年ほど経ってdbx4800二台が手に入ったので移行しました。同じデジタルチャンデバですが、格段に良質です。音が自然で滑らかです。値段が20倍近いですから部品の質が違うのでしょうが、それ以上に内部にあるソフトの出来が違うのだと思います。
 
 SP調整の方法は、
1.ユニット毎に単独で鳴らし、PC+my speakerを使って特性をとり、dbx4800のイコライザー機能によりできるだけ素直な特性に調整する。

2.グラフを見て良さそうなクロス周波数を考え、設定する。
これにより、クロスは70,280,560,1000,5000hzとなりました。
肩特性はL-R -48db/octが基本。

ディレイはよくわかりませんので、最初は距離に従って入れました。
しかし、低域は良いのですが、音量を上げたとき、高域の歪み感が伴うのが
どうしてもとれませんでした。

2012年から2015年にかけて色々調整した結果、
一番長いホーンのD75000+MB70を0として、
145cm遅らせ、SG370のみちょっと補正して139cmとしたとき、
高域の歪み感も最小となることを発見。

 結果
 これにより音は一変。まず音量がかなりあがりました。位相関係が良くなって今まで打ち消し合っていた各ユニットの音が重なり合い、大きくなったと思います。 
 次に、低域の解像度がとても良くなりました。
 中域高域も滑らかさが増しました。
元々大音量なのですが、さらに大音量となりました。うるささが無いからです。気持ちの良い大音量です。
 LPのうち、録音の良いもの(そう少ないわけではなくかなりあります。)はCD以上かと思わせる程の良さです。しっとりとした中域、高域、解像度の高い低域などです。
 総括
時代が変わったと思いました。デジタルはF25の到達した点から調整が始まるようです。その鮮度の高さはアナログでは聴くことはありませんでした。
パワーアンプ直前までデジタル伝送にて聴きますと、さらに鮮度が上がります。
 

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