部屋について(2003年完成
 
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ホーンSP日記
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写真右に6waySP。左端に少し写っているのが、スーパーウーファーのfw800箱です。窓際にあるのはサブセット。ギターは子供のものです約16畳
オーディオにとって部屋は入れ物と言うだけでなく、SPからでた音を性格付けし、ブレンドしてリスナーに届ける意味で積極的な重要性を持ちます。
 とはいえ、どのような大きさ、構造で、どのような内装が一番良いのかわかりません。本を調べ、ネットで調べても本当のところはやはりわかりません。そこで、ある程度以上広く、かつ構造的に丈夫にすると共に、遮音性をある程度持たせることまで行い、それ以上特別な設計はしないことにしました。
部屋の配置、広さ
 もし音漏れがあっても家の中、近隣にもっとも影響の少ない配置を調整しました。混み合った地区ですが、たまたま窓から隣家までは道を挟んで10m近くとれました。家の中では周囲は玄関と廊下、隣室は自分の部屋に、天井上の2Fはリビングルームとなり、配置の段階でかなり大音量を出せることになりました。
 広さは約16畳。当初設計段階では18畳でしたが、最終的には長辺が0.45m小さくなりました。横4.5m、縦5.6m、高さ2.4mと寸法比率は必ずしも十分ではありません。
 コンクリートを一面に流して、全く不動の床も考えられますが、採用しませんでした。SPの下だけであったとしても不自然に思うからです。色々なホールでも、木質の構造で作りこそすれ、コンクリートで固めたホールは無いようです。
 そのかわり、床下の三寸角材を45cmおきに入れ、かつSP近くではコンクリートの基礎を本来の基礎から1mはなしてもう一本入れました。
 今でもこれで十分と思っています。
壁、天井
 遮音のためには、二重構造が一番良い、と言われますが費用効果の点からは疑問があります。
 そこでまず、壁の間柱、天井裏の支え材を45cmおきと増やしました。そして、石膏ボードを二枚貼りとし、壁、天井の間にロックウールを隙間なく入れました。もちろん、隙間の出ないように工事には注意を要求しました。天井の照明も、大きな穴を開ける埋め込みタイプではなく、コードの穴だけで済む機種を選びました。
窓、ドア
 基本的に、一棟一棟検査して数値を出す高気密設計住宅(FPの家)のため、窓は初めから樹脂製の分厚い気密サッシでした。ガラスはペアガラスです。ガラス間隔は15mmくらいでしょうか、少なくもないですが多くはないです。このせいか、できあがってから窓からの音漏れが一番大きいようです。
 ドアはダイケン木製の防音ドアです。たしか-30dbのタイプです。
冷暖房、換気
 冷暖房は、エアコンです。気密構造かつウレタンパネルの断熱材なので16畳の部屋に6畳用のエアコン一台で十分です。
 換気は欠かせません。第三種換気つまり、排気孔ダクトを経て家中央の換気ファンより24時間排気し、部屋の壁の吸気孔より24時間吸気する構造です。性能は十分です。臭いが気になる、といったことはありません。ただし、外で聞くと吸気孔からの音漏れがあります。これはなんとかしないといけないでしょう。
結果
 夜中にかなりの大音量を出せます。家の中では、廊下で少し聞こえますが家人の部屋までは音は届きません。家の外では窓および換気孔のせいで道に立つと小音量で聞こえます。
 窓の内側にサッシを足し、二重サッシにすることにより、実用上殆ど解決すると思われます。吸気孔は消音タイプのものに付け替える必要がありそうです。

 一度、夜中の三時頃、息子がエレキギターをかなりの大音量でやったことがありました。気にした母親が次の朝、ご近所に聞いてみたところ、「ちょうど夜中にトイレに起きたとき、トイレの窓から聞こえて珍しいな、と思ったけど、また寝たら気にならなかった」とのお話でした。
 それ以来夜中は多少控えめにしています。
いずれにせよ何らかの測定をして必要なら追加対策したいものと思っています
 
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