私のピアノ奏法

■21世紀! “音楽脳”は 世界に繋がり 世界を救う!
■めぐる呼吸! めぐる響き! めぐるパワー! 〜音楽(愛)を心から心へ〜

私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)

私は生涯≪戦いの英雄の讃歌(=希望の表明)≫を弾き続けたい

salon
「音を聴きなさい(芸術の自律性を参照)。テクニックの為の練習は全く必要ありません。」・・・私の恩師:故・東貞一先生のお言葉です。
この示唆深い言葉の意味が、多種の奏法を研究することによって、やっと少し理解できたように思います。
これから、私のピアノ奏法 について少しずつ簡単に書いていこうと思います。
もし参考にして頂けるようなことがほんの少しでもあれば、大変大変嬉しく思います。


〜オサム・ショパンスキ・オガタ〜
  ショパンの研究やコンサート及びプロデュース、ピアノの先生方へのアドヴァイスを手がけ、間違った弾き方で苦しんだ自分自身の経験を活かして、「ピアノを楽しみハッピーになろう」をモットーに、「本能的ピアノ奏法」を情熱的に指導している。
  ピアノ体操、ウォーキング、イメージコントロール、自律訓練法、呼吸法、瞑想法、禅、ヨガ、などの要素を取り入れた独自のエクササイズ「本能的ピアノ奏法」は、簡単でユニークでありながら、即効性があり、ピアノの弾き方の悩みを解消するとして、多くのピアノの先生方から支持を得る。
  心身を横隔膜から活性化させ、柔軟で健康的な「快」に結びつく独自の理論は、更に美しい弾き姿を引き出すということでも人気を呼び、演奏と健康、魅力的なピアニストになるためのセミナーや、公開レッスン・・・等を、軽快なおしゃべりとともに関西を中心に開催する。
  現在、国際的に活動するポーランドアーティストたちとの交流…等により、その活動はますますパワーアップし、拡大の一途をたどっている。
下記のページをご参照下さい。
★オサム・ショパンスキ・オガタの「ハイクオリティー・ハイパワー ピアノレッスン」
★高度なピアノテクニックのためのセミナー
★ブログ:いまここに音楽家として・ピアノ奏法について

 

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<T> 基本姿勢

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<U> 華麗な速度奏法

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<V> カンティレーナ奏法

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<W> 各関節の階層的運動

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<X> 各指の特質と関節の働き

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<Y> スケールとアルペジオの奏法

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<Z> オクターヴと和音の奏法

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<[> 指揮の視覚化について

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<\> 呼吸について / (※ブログ:ピアノサークル参照)

◆私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<]> ピアノのための体操練習について (※ブログ:ピアノウォーキング参照)




私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<T> 基本姿勢
A.姿勢=椅子に座り 猫のように上体を曲げて、体の各関節を首から肩、肘、手首、指<付け根・第2・第1(指先)関節>、背骨、腰、足の付け根、膝、足首、足の指・・・の順に意識的に弛緩させていきます。
ここでため息をつくように深く息を吐き、各関節の統合的な弛緩を深めます。
こんどは腰を前方に突き出すようにしながら上体をゆっくり起こします。その際、腰骨の上に背骨(脊椎関節)を一個一個積み木を積みあげるように重ね、その上に頭をバランスよくのせます。
そして背伸びをするように両腕を上にあげて、背筋や腕の筋肉をよくのばします。それからゆっくりと両腕を下ろし各関節の弛緩を再確認します。
上記の経過を経て形成された姿勢から、上腕を体から少し(拳がはいるほど)はなして両腕を前方にのばし、手を鍵盤にのせます。

B.
手の形=基本的には歩行の際の手の形にしています。
※無理に固定しないで、指先が鍵盤を通してハンマーまで長くのびて直接弦を打っている感覚によって生じる手の形を大切にしています。

C.
体(心)で聴く=高音は体の上の方に、低音は下方、歌うような旋律は胸・背中に・・・etc. よく聴くと音楽に体全体が共鳴しています。それを素直に表現することを心がけています。
※体(心)を開く為に、
呼吸法声楽発声法を研究する他、シュルツの自律訓練法・ヨーガ・森田療法・イメージ・コントロール法・・・等も応用しています。

上記A・B・Cを基本にして、よりピアノとの一体感が得られるよう日々精進しています。最終ビジョンは「鞍の上に人無く、鞍の下に馬無し」・・・乗馬の秘訣です。

ピアノを弾くショパンとリストをご参照ください。
※具体的な指導をご希望の方は、リラクゼーションとピアノ奏法をご覧下さい。

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私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<U> 華麗な速度奏法

さて、私の速度奏法は簡単に言えば“小太鼓の連打”の応用です。

1.まず最初は右手から・・・手の形
(私のピアノ奏法<TのB>を参照)を保って、5指をすべて鍵盤(例えば:第1指=ホ・第2指=嬰へ・第3指=嬰ト・第4指=嬰イ・第5指=嬰ロ・・・ショパンのピアノレッスンの最初の手のポジション)におきます。

2a.第4指を付け根の関節を支点にして高く上げ(第1指以外の指が関連して上がるのを止めないで)、全くの無制御で(打鍵の速度を早めることもなく)嬰イ音を打鍵します。
※その際、体や腕の重量補充はしないで、指の重量だけを利用して打鍵します。

2b.第4指の打鍵が充実してきましたら、第3指=嬰ト、第2指=嬰ヘ、第5指=嬰ロ、最後に第1指=ホ(第1指の付け根の関節は手首につながっています)の順に模倣していきます。

2c.次に5指をすべて第4−3−2−1−2−3−4−5−4指の順に、同じように高く上げてゆっくり弾きます。

3a.こんどは逆に第4指を鍵盤に接触させ、手首を柔軟に前方に起こすように打鍵します。
※その際、腕の重量を利用(第4指は特にデリケートな指ですから、手の形(私のピアノ奏法<TのB>を参照)を保って、指が受動的にならないように、注意深く p から mp の範囲で)します。

3b.第4指の打鍵が充実してきましたら、第3指=嬰ト、第2指=嬰ヘ、第5指=嬰ロ、最後に第1指=ホ の順に模倣していきます。

3c.姿勢(私のピアノ奏法<TのA>を参照)を整え、5指をすべて鍵盤に接触させて、第4−3−2−1−2−3−4−5−4指の順に、最大の速度で(グリッサンドのように)弾きます。

4.つぎは5指をすべて高く上げてゆっくりの速度で弾きはじめ(上記2c参照)、少しずつ指を鍵盤に近づけながら最大の速度にまで増大させます(上記3c参照)。
※小太鼓の連打(スティックの運動行程を徐々に小さくしていきながら速度を増していく)と同じです。

5.上記(1〜4)を左手でおこないます。

以上が 私の速度奏法ですが・・・体で音をよく聴いて(私のピアノ奏法<TのC>を参照)、速度に対する音のイメージとともに、共鳴する身体エネルギーの流れもスムーズにするように心がけています。

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私のカンティレーナ奏法のイメージは「心の琴線を奏でる」です。

A.旋律の内面的・情緒的な本質(例えば、歓喜、楽しさ、嘆き、悲しみ、恐れ、怒り、闘争心や復讐心、サブリミナル・メッセージ・・・etc.)を“自分自身の心のフィルター”を通して深く感じながら旋律の輪郭を具体的にイメージします。
※私はこれがカンティレーナ奏法の90%以上を占める最も重要なことであると考えています。

B.どちらか片方の手を胸にあてて、もう片方の手で旋律(上記A参照)をピアノで弾きながら、自然な呼吸(できれば腹式呼吸)で背骨に共鳴させるようにハミング(声をださなくてもかまいません)します。
※高い音は背骨の上方に、低い音は同じく背骨の下方に、ちょうど笛(背骨を笛になぞらえて)を吹くようなイメージで共鳴させます。

C.こんどは両手で共鳴する背骨(上記B参照)を支柱とし、肩関節を緩めて手の形を整え(私のピアノ奏法<TのB>を参照)、上腕からの打鍵(鍵盤への接触はヴァイオリンの弓を下げるように、離すときは弓を上げるような動きで)を意識して弾きます。
※私はこのときに生じる心の琴線を奏でているような感覚を大切にしています。

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さて、関節の役割について生理学的および解剖学的に記述している名著:ピアノ演奏のテクニック(ヨーゼフ・ガート/著。大宮真琴/訳)を参考にして述べてみます。

1.腰=腰の動きは主として鍵盤上の音域に適当な位置に腕をもってくるのをたすけることにある。
   ※腰関節からの打鍵は例外的に特別(グロテスクで粗野)な音効果に限られる。

2.背骨=背骨は柔軟な支柱である。脊椎関節の多くは最も強い反動でさえ吸収できる。
   ※能動的な打鍵目的には用いられない。

3.肩関節=最も自由な関節(日常の運動の多くが肩関節からはじまっている)。肩関節の強い筋肉は腕全体を正確に動かすことができる。
   ※肩からの打鍵は重量補充を正確に配分できる。

4.肘関節=敏捷な動きに適しているが、デリケートな重量補充の配分には適当でない。
   ※肘関節でのわずかなの前腕の動きでも指先にかなりの変化をあたえる。

5.手首関節=他の関節の働きを補い、バランスをとるのに適している。
   ※手首は常に補助的運動をおこなうのである。

6.指の関節=指の付け根の関節だけが打鍵に適し、第1(指先)、第2関節は好ましい曲げかたを決める。
   ※基本的に指は付け根の関節から手全体が動かないようにして打鍵する。 

そのほか、私的には指の第1(指先)、第2関節は打鍵そのものには不適当であっても、ピアニッシモや音色の変化に適応できると思っています。
※ホロヴィッツの演奏のあの輝かしい音色は 第1(指先)関節の 働きが大きいと聞きます。

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私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<X> 各指の特質と関節の働き

ピアノ奏法で最も重要なのは、やはり“指”だと思います。各指にも体の関節と同じようにそれぞれ特質があります。
各関節の階層的運動 にひきつづき、各指の特質と関節の働きについて 同じく生理学的および解剖学的に記述している名著:ピアノ演奏のテクニック(ヨーゼフ・ガート/著。大宮真琴/訳)を参考にして述べてみます。

A.各指の特質

1.第1指=不器用で動きが鈍い。第1指の付け根の関節は手首にくっついているため、他の指の付け根の関節に比べて速い動きに適していない。第1指のはたらきの最も重要な要素のひとつ、<下をくぐる>こと、(手の下で曲げること)は速度の妨げになる。したがって練習の際には、この指の機敏さを進歩させることに気を配る必要がある。
旋律のはじめの音は、しばしば第1指や第5指で演奏される。この場合、旋律は上腕の打鍵によって、美しく響かせることができる。

2.第2指=器用な指であるが、日常の動きのために過労・硬直しているので、ピアノ演奏に有害な影響をおよぼす。第2指は回転させたり、振ったりしがちである。高度な演奏にはいっそうの機敏さが要求される。

3.第3指=一番長い指であるために受動的になりやすい。打鍵後、第1関節(指先)が内側に曲がってしまいやすい。
和音位置での第3指はほかの指より使いにくい。

4.第4指=第3指と第5指のあいだの腱を結ぶ小さな関節によって接合されている。もし第3指と第5指が動かない状態ならこの関節は第4指の動きを妨げる。しかし、第4指が動きにくいのはこの状態のときだけである。
この指の打鍵力は指の長さに比例しており、他の指をしのぐ機敏さをもっている。
第4指は日常生活ではめったに使われない。したがって進歩させるには、特別の注意をはらわなければならない。
(私のピアノ奏法<U>参照)
※シューマンは4の指を無理に鍛えて痛めてしまい、ピアニストのなることをあきらめた・・・このエピソードは有名ですね。

5.第5指=もっとも筋力のある指のひとつである。オクターブのテクニックの第5指の役割によってわかる。 しかし、短くて小さいために打鍵力は弱いので、注意ぶかい重力補充によって打鍵力を補わねばならない。第5指は外側の指だから第1指とどうよう前腕の代用をしないように注意する。

※ショパンは第4・5指について、第5指は弱い指ではなく、第4指を第3指から独立させるために奮闘することも馬鹿げている、と言っています。

上記の結論としては、どの指も力と速度を発揮できる・・・つまり、各々の指の好条件を満たすことを目標にして練習することが大切であるということですね。


B.指の関節の働き

1.最も好都合で、効率のよい指の働きは、付け根の関節が打鍵をおこない、第1(指先)・第2関節が指を鍵盤に順応させるための屈伸をおこなうことである。これは解剖学的な構造からみて当然である。

2.そして、できるだけ指を伸ばして指の肉の柔らかい部分で打鍵し、活動的な指先の感覚(指が鍵盤をつかんでいるような)によって意識的に鍵盤に触れる能力を進歩させなければならない。

※テクニック的に“もっともむずかしいパッセージ”の習得は、上記の指の動きを目標として練習することがベストであるわけですね。
不器用な私は、このことを速度奏法
(私のピアノ奏法<U>参照)に応用してずいぶん成果を得ています。

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私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<Y> スケールとアルペジオの奏法

ピアノテクニックにおいて大変重要なことのひとつはスケールとアルペジオの奏法です。

スケールについて

私のスケールの奏法は、基本的にはグリッサンドです

1.まず右手を鍵盤の低音域から高音域にむかってグリッサンドしてみてください。そのさい手が自然に外側(高音域の方)に傾いています。こんどは逆に高音域から低音域にむかってグリッサンドしてみてください。手が内側(低音域の方)に傾きます。この動きを数回おこなってください・・・よく観察しながら行うと、スムーズな上腕・腕等の動きが感じとれます。

2.指の動きは基本的に速度奏法
(私のピアノ奏法<U>速度奏法参照)に準じておこないますが、とくに第1指の動きには工夫が必要ですネ。私は第1指を少し曲げて第2指の近づけ、第1指が第2指に関連して動きやすいようにしています(例えば右手の上行、あるいは左手の下行のさい、第1指を第2指の打鍵と同時に手の下にくぐらせるくらいに敏捷に)。 そして手全体が動かない(とくに第1指の打鍵のさいには)ように気をつけています。

3.上記(1)のゆったりした運動と、上記(2)の敏捷な5指の動きを統合させます(私のピアノ奏法<W>各関節の階層的運動参照)
※その際、例えば右手の上行では外側(高音域の方)へ、下行では内側(低音域の方)に・・・手を運動の方向へ少し傾けるようにすると大変弾きやすくなります。


アルペジオについて

アルペジオの奏法も、基本的にはスケールと同じですが、スケール奏法を十分に体得してから練習をはじめる方が効果的であると考えています。

1.両手は常に和音のポジションをとります。  
※第1指の動きによって腕も手もポジションを変えないように注意します。

2.跳躍のあと腕を鍵盤にもたせかけない(スケールよりも腕が跳躍しますから)ようにします。
※つまり両手はなるべく鍵盤に平行して動かすわけです。

(注)スケールもアルペジオも、練習の際にはリズムがすべらないようにメトロノームを使うと効果的です。

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私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<Z> オクターヴと和音の奏法

オクターヴと和音は、個々の指ではなく手をひとつにして打鍵します。つまり5指すべてをひとしく固定させておくことが必要です。
※そのさい 指を少し伸ばしたポジションがベストです。

オクターヴ奏法について

オクターヴ奏法ではテンポ、ダイナミック、音色によって下記の 肩、肘、手首の組み合わせの度合いを変える必要があります。

1.肩=ゆっくりしたテンポのダイナミックの形成には上腕の打鍵が、すなはち腕全体の打鍵が大切です。
しかし、速度には適していません(中庸のテンポでも不可能です)。

2.肘=最大の速度は前腕と手がひとつになって動くときに得ることができます。
しかし、打鍵の音量を微妙に調整することはできません。

(本能的ピアノ奏法)3.手首=補助的な運動に適しています。
例えば:鋭い音は手首の運動(スナップ)を加え、レガートはヴァイオリンの弓を返すときのように鍵盤をすべらせます。


和音の奏法について

基本的にオクターヴのときと同じですが、いっそう、手の形がくずれないように注意をはらう必要があります。
例えば、和音が変わる場合には手全体がゆるまないで、空中で指が新しいポジションを確保するようにします。

次回は 指揮の視覚化について 書いてみようと思います。お楽しみに・・・

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私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<[>指揮の視覚化について

振り方について

例えば4/4拍子の場合・・・
最も強い第1拍目の振りは、重力の法則に従って最も低い位置に振り下ろし、第2・3拍目は中間の高さ(第2拍目は内側、2番目に強い第3拍目は外側に振る)、そして最後の拍は一番高い位置に・・・それぞれの拍の点は、三つの高さに打ちつけることによって示されます。おのおのの振りは、その基本的な方向が内側・外側へ向かうものであっても、最後には垂直に、それぞれの拍の点に達するということが、とくに重要です。
運動の特徴としては、下よりも上に向かい、常に上に手を軽く撥ね上げるような、無重力の状態にあるような運動です。

基本的な3つの振り方

1.引力の法則(腕が落下するような無理のないスピード)による自然な動きの他に、

2.表現にしたがってリズム的に固定して、個々の動作をすばやく、アクセントを付け、鋭く撥ね返すような振り方と、

3.歌うように、なめらかに、各々の拍の点がほとんど固定されず、円を描くような振り方があります。
※上記の3つの振り方が、自由にできるようになるまで、取り上げて練習しておくことが大切であると考えます。

私は先ず、作品のパルス・拍子・リズムの関係(コールユーブンゲン:節奏の読み方練習を参照)をよく理解し、旋律や和声・・・等と融合させます。次に上記の基本的な3つの振り方(当然のことながら、作品の中で、これらの振り方がそのまま表現されることはありません)に結び付けて、バランスの取れた正しい演奏スタイルを心がけています。
※ピアノ学習者は、独りで練習することが多く、どうしても我流に走りやすく、この認識(指揮に結びつける)が特に必要であると思います。

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私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<\>呼吸について

呼吸について・・・

「メロディーは、人間の声のように呼吸しなければならない」
妥協を許さない英雄主義と繊細な感受性・・・この二面性を有するショパンから、ピアノが呼吸するような、テンポ・ルバートが生まれ出ました。
没後150年を経た現在も、世界中のピアノ愛好家に愛され、燦然と輝き続けているショパンの魅力は、このあたりにもあると思われます。

 ピアノの前に背筋をまっすぐ伸ばして座ってみてください。(
私のピアノ奏法T:基本姿勢参照
そして、ちょうどお話をするような気持ちで、口から息を楽に吐き、鼻からゆっくり息を吸って(肺ではなく下腹部をふくらませて)みてください。
この呼吸(腹式呼吸)を繰り返していると、気持ちがゆったりしてきます。
 つぎに、ピアノに息を長く均一に吹きかけるようにしながら、一つのフレーズ(メロディー)を弾いてみてください。なめらかな流れが感じられますね。
 こんどは、爽やかな空気に満ち溢れているイメージとともに弾いてみてください。ちょうど、風によって音を出すエオリアンハープを奏でているかのような空気の流れを感じることができるでしょう・・・ピアノが呼吸をしたのです。

呼吸法は、カンティレーナのみならず、ドラマティックな表現や、多種のテクニックの習得にも驚くほどの効果を発揮します。ブログ=ピアノサークル:呼吸法とピアノ奏法参照

   注:呼吸の配分をするのは不可能であり、まちがいです。
      大切なことは呼吸を活用できるようにすることです。

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私のピアノ奏法(本能的ピアノ奏法)<]>ピアノのための体操練習について

ピアノのための体操練習について・・・

ピアノのための体操練習は、ピアノ演奏に必要な運動神経の正しい支配を容易にしてくれます。そのうえ、組織的な鍵盤練習の補足になるばかりでなく、ピアノがまったく使えない場合でも、実際の練習のかわりとして大変役立つものです。

                   〜体操練習の利用法〜

         1. 指や手首等の疲労回復
         2. 筋肉の発達と正しい運動の神経支配
         3. テクニックの再調整(ブランク等)
         4. オクターブ・和音・跳躍・トレモロのテクニックの準備
         5. 指の確実な相互作用の発展
         6. 指の速度の増加
         7. かじかんだ手を暖める
         8. 練習の補足や予備練習・・・

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