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福岡旅行〜御花

 

福岡旅行〜太宰府→柳川からの続きです。

 


無事トイレを済ませると、いよいよ柳川藩主立花邸「御花」に向かいます。明治時代に伯爵家となった立花家が、西洋館や松濤園といった和洋建築を共存する形で設けました。門をくぐって中に入るとソテツが荘厳な西洋館を彩りお出迎えその隣の松濤館の入り口に向かうとスタッフの方が出迎えてくれました

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ロビーでウェルカムドリンクをいただきながら説明を受けると客室に通されます。今回は「芍薬の間」を選びましたが、いやー、これは良い庭園と西洋館を一望できて絶景です恐らくここが一番眺めが良いですね気分はすっかりお殿様

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少し休むと、夕飯を食べに出かけます。今回は御花では食べずに、柳川名物のウナギをいただきたい、とただ元々昼間の観光客向けのお店がほとんどなので、ウナギ屋はたくさんあるけれど、夕方にやっているウナギ屋さんは限られています

私は事前にネットで調べて「本吉屋」が開いている・・・と思ったのですが、念のため出発前に電話で確認してみると「本日はもう終了しました」とのこと。えぇっ、ヤバイウナギにありつけないかも

しかしそこは地元出身のお義父さん。「若松屋」がやっているんじゃないか、ということで今度は若松屋さんに電話をしてみると、無事営業しているとのことうーん、やはりネットだけで得られない情報はまだまだありますね地元のことは地元に聞くが鉄則。というわけで、我々は若松屋へと向かいました

 

 

若松屋は安政年間創業とのことで、150年以上続く超老舗。代々受け継がれてきた秘伝のタレでウナギを味わうことができますというわけで、当然ウナギのせいろ蒸しを注文娘はウナギの味なんてどうせわからないので、鰻巻(ウナギの玉子巻)とご飯を分け与えれば十分でしょ私はこれで国産ウナギを食べられるのが人生最後かも知れませんから大盛りで(といってもご飯だけですが)。

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味は勿論最高まあウナギで不味いところなんてあるわけがないですねしかしウナギが食べられなくなるかも知れないなんて、後世の人間に随分と罪作りなものです早く完全養殖が実現すれば良いのですが・・・なんて余計なことを思いながら、熱々のできたてを一気に平らげました

気になるお値段は時価ということですが、3月の時点では一人4000円弱程度でした。昔は2000円程度だったようですが、ウナギの数が減少したことで先んじてインフレが進んでいました意外にPayPayが使えたので、当時実施されていたPayPayジャンボで全額当たらないかな・・・と一縷の望みを託したのですが、当然のように外れました

無事柳川名物のウナギを堪能できた我々は、少し御花周辺を散歩します途中「ブルワリー柳河」というクラフトビールが飲めるお店があって、実は我々が行った4日前にオープンしたばかりだった模様しかも柳川初のクラフトビールなのだそうですこれは縁がある・・・と思ったのですが、我々が行った日は定休日で閉まっていました・・・縁無かったですね・・・

他の酒屋には九州限定のクラフトチューハイが売っていたので、そちらで我慢しようかな・・・と思いましたが、御花に持ち込んで飲むのも無粋かなと思いアルコール類は断念大人しく御花に戻りました

 

 

御花には立花家資料館が併設されていて、立花宗茂の甲冑などが展示されているようなのです。「ようなのです」というのは、残念ながら観れなかったから我々が行った時間が遅くて、閉館していました。翌日のスケジュール的にも観ること能わず宿泊者特典として折角無料のチケットをいただいたのですが・・・。残念無念

↓ちなみに立花宗茂のLINEスタンプがあるそうです(^_^;
http://www.tachibana-museum.jp/blog/?p=5740

失意のまま部屋に戻ると、疲れを癒やすお風呂ですフロントでの説明によると、お風呂は貸し切りの浴場(家族風呂)か、隣接するかんぽの宿の浴場を利用できるということでした。

しかし家族風呂は別に温泉でも無いですし、何か特徴があるわけでもなく、新しいわけでもありません。お風呂好きの私としては、これだけは本当にマイナスポイントです・・・娘は丁度「じいじとばあばと一緒に入れる」と喜んでいたので託すとして、私と嫁はかんぽの宿の温泉に。

かんぽの宿を最初見た時に「御花に隣接して無粋な巨大建築物を建てやがって折角の景観を壊している」・・・と思ったのですが、まさかお世話になることにまあ夜の庭園を横切って徒歩5分程の散歩もできます時期的にも夜はそこまで寒くなかったですし、夜空の星もキレイです

かんぽの宿だからお風呂はキレイで大きいだろう・・・と思ったのですがフロントの説明曰く「1階の露天風呂か5階の大浴場か、どちらでもご利用いただけます」ということで、二つに分かれているようでした。

うーん、かんぽの宿の宿泊客ならば「夜に露天風呂、朝に大浴場」とか選べたんでしょうけれど、隣客の我々はどちらか一方を選ばないといけませんわざわざ露天風呂を一度上がってから浴衣を着て、大浴場に移動してまた脱いで・・・なんて面倒臭過ぎる

まあどちらかと言えば露天風呂でしょう・・・ということで露天風呂にしたのですが、小さな露天風呂が2つあって、洗い場とサウナがあるだけあぁ、これは残念折角なんでしっかり浸かりましたけれど、御花に宿泊する際は風呂に関しては期待しない方が良いですそれ以外は最高なのですが

 

 

我々がかんぽの宿から戻ると、既にじいじもばあばも娘も共に仲良く床に就いていました部屋も暗くなっていたので、私と嫁で御花の館内見学に出かけますというのも、大広間や西洋館など、折角来たのに全然観れていませんから。

まず夜の薄明かりの中、個室の座敷となっている料亭部分を素通りして大広間へ向かいます。100畳の大広間は開放されていて、ライトアップした庭の「松濤園」が眼前に広がります。うわー、これは素晴らしい眺めですここではクッションやお酒などのドリンクが置かれていて、松濤園を眺めながら存分にくつろぐことができますいやー、これは贅沢だわ

しかも我々以外誰もおらずに独占状態「これは是非娘も連れて来て見せないといけない」と思って、起こしに行ったのですが、旅に疲れ果てて泥のように眠ってしまっていたので、結局断念しました。まあ娘がいない方がゆっくりくつろげますし

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また大広間に戻って、私は30分程庭を眺めながら酒を飲んでくつろぎましたここがこの旅のハイライトですねいやー、この殿様気分は、10年前にバリでアヤナリゾートに泊まった時以来のブルジョワ感南国とは違う日本のわびさびを感じるリゾート感。丁度コロナの端境期で宿泊客が少なかったから得られた静寂ぶりです。風呂のガッカリ感からの振れの大きさも作用しました

しばらく堪能していたら、他の家族がやってきたのでそろそろ移動。後ろ髪引かれる思いで私は西洋館に移りました。

 

 

当時は雛祭り「さげもんめぐり」の最中だったため、御花の西洋館では立花家に伝わる「さげもん」がギッシリと展示されていました。テディベアの「さげもん」などもあり、所蔵品以外にも展示されているようでしたが、その多さたるやかなり圧巻。酔いが冷めそうな程でした夜で外が真っ暗なため、赤色が余計に映える感じ

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更に西洋館の中を散策夜の西洋館はもし電気が消えていたら「バイオハザード」の世界のようで怖かったでしょうけれど、ちゃんと足元も明るく照らされていて、ゾンビが出てくる隙もありませんでしたともあれ、この夜の西洋館を見学できるという辺りも、宿泊者の特権ですね

ひとしきり堪能すると、我々も部屋に戻り就寝この日ばかりは非常に寝心地の良い布団の中で殿様気分でグッスリ寝ることが出来ました

翌朝御花内にあるレストランで朝食を取ります。柳川名物の海苔や、明太子、私の大好きな水産堂の粕漬けなど、豪勢な和食が御前に並びます

食事中に御花のスタッフの方が、テーブルを一つ一つ回って立花家の歴史や御花にまつわるエピソードを説明してくれました。14代当主が明治時代に柳川の農業振興のために立花家農事試験場を作ったのだ、とか。

ただぶっちゃけ、隣のテーブルで説明されている会話が耳に入ってきていて、我々のテーブルにきた時には「もう知っちゃってますけれど」というような感じに。なので他のテーブルは質問を投げたりして盛り上がっていましたが、我々のテーブルは年端も行かない娘もいるので、スタッフの方も手応えを感じず、次のテーブルに移っていきました

 

 

朝食後はロビーでコーヒーを飲んだ後、改めて皆で大広間や西洋館を見学に行きます。夜の「松濤園」も素敵でしたが、朝の「松濤園」もまた格別和様式の美を感じて、静けさの中で心穏やか・・・なはずですが、娘が大広間でキャッキャと騒ぎ立てるので台無しです他の家族が居ないのが幸い

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部屋に戻って帰り支度を整えると、後ろ髪を引かれながら御花を跡にします。ここはもっと早くにチェックインして、ゆっくりと過ごすための場所ですね。いささかバタバタして勿体無い感じでした

フロントでタクシーを2台呼んでもらい、分乗して今回の旅の最大の目的であるお墓参りに。ところがお墓のあるお寺の名前を告げてもタクシーの運転手さんはわからない模様Googleマップを見せてもなかなかピンと来ないようで、運転手さん二人であーでもない、こーでもないと悩んでいます。地元のベテラン感のある二人なのですが・・・

最終的に目星を付けて、とりあえず行ってみようということに。一抹の不安を感じつつタクシーは発車しますそんな感じでバタバタしてしまったので、御花前で家族集合写真を撮ってもらうのを忘れていました・・・

車一台が通るのがやっとの一通の路地を通り、何とか無事目的のお寺に到着猫がやたら多い小さなお寺でした。到着してから運転手さんは「あぁ、ここだったのか。隣の大きなお寺は有名なんだけどねぇ」と。そんなことを言われても・・・

ともあれ無事お墓参りミッションは終了初めて会ったご先祖様に娘を報告して、お墓を跡にしました。

 

 

墓参りを済ますと、待たせておいたタクシーにまた乗って柳川駅まで支払いが「PayPayでもOK」と書いてあったので「じゃあPayPayでお願いします」と伝えたところ、「あぁ・・・」と苦笑い。だいぶベテランなドライバーさんだったので、現金以外の決済手段は苦手な様子マニュアルを取り出してあぁでもない、こうでもないと四苦八苦最終的に何とか決済を終えました

西鉄で柳川駅から天神駅に向かう急行に乗ります途中久留米の辺りで巨大な観音像が車窓から見えました「なんだあれは」と思っていたのですが、調べて見ると「成田山 久留米分院」の観音像だったんですね。うーん、これもこれで立ち寄り甲斐がありそうです
https://rocketnews24.com/2017/08/30/946752/

ところで、我々と「じいじとばあば」とは降車駅が違います。というのは、元々14時くらいの時間帯の飛行機を我々と「じいじとばあば」はそれぞれ予約し、空港でバイバイする予定だったのですが、小松行きの14時頃の便が事前に欠航が決まり(恐らく乗客が集まら無かったため)、最終の17時台発の便に振替となってしまいました

というわけで「じいじとばあば」はそのまま空港に向かうものの、我々は時間を持てあますので、福岡の動物園に行こうということに個人的には福岡ドーム(PayPayドーム)に行ってBIG BOSSのファイターズ戦を見つつ、ドラクエウォークのお土産を取りたかったのですが・・・まあ賛成票を得られないので、民主的に断念せざるを得ませんでした

我々は終着天神駅一つ手前の薬院駅で降りました天神駅はスピッツの「さわって・変わって」の歌詞に登場する駅なので、少し聖地的な興味がありましたが。

大好きな「じいじとばあば」との別れが一駅毎に近づいてくるに連れ、娘はテンションが下がってずっと抱っこされていましたが、最後は笑顔でお別れ以前、埼玉に帰るばあばを新幹線のホームで見送った後、4歳の子供がこんな泣き方をするのかと思うような、慟哭としか表現のしようがない大泣きをした娘でしたから、少し心配していたのですが

娘よ、旅とは出会いと別れがつきものなのだまあまたすぐにテレビ電話で会えますけどね(つづく)

 

福岡旅行〜動物園→帰路

 

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