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福岡旅行〜動物園→帰路

 

福岡旅行〜御花からの続きです

 

 

薬院駅からバスに乗り、我々は一路「福岡市動植物園」へと向かいますやはり都会の動物園は富山では見られない動物もいて希少性があります特にサイやゾウといった大型の動物は迫力もあって、私も楽しみ

入場券を買って、さあどの動物から見よう・・・と思った矢先、入り口脇の土産物屋が娘の目に入りましたそれでいきなり「ぬいぐるみが欲しい」と言い出す始末まあ元々旅の記念に一つ買ってやるつもりではいたのですが、普通一通り動物を見てから決めるだろう・・・と思うのですが。

いつもならば「ダメ後にしなさい」・・・と言うのですが、「嫌だ嫌だ」の大ゴネじいじとばあばと別れてテンションダウンしたことのワガママでもありますし、旅の思い出を涙涙の悲しいものにしたくないので、今回は大人しく娘のゴネに従うことにペンギンのぬいぐるみを買いましたまだ実物を見ていないのに・・・

娘がそれで機嫌を直したところで、まず先にレストランで腹ごしらえということになりました。ただ朝食も御花でしっかりとってきましたし、そんなにお腹が極端に空いているわけでもなく。レストランが混んでいることもあり、すぐに食べられるスコーンなどの軽食で済ませます

そこまで終えてようやく園内を回ることにまず早速メインディッシュのサイからだということで、坂を上り、シロサイのゾーンに向かうのでした。

 

 


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福岡市動植物園の北園ゾーンではシロサイやバク、キリンといった珍しい動物から、フラミンゴやサル、タヌキといった近所の動物園でも見られるような一般的な動物が勢揃いしていましたそれぞれ一通り見ると、次は南園に向かいます。

個人的にはその南園でゾウを娘に見せたかったのですが、実はゾウは5年前に他界してしまい居なくなってしまったのだとか代わりのゾウがやって来る予定でしたが、それがミャンマーのクーデターによる政変によって延期になってしまい、現在に至るまでゾウの展示はありませんそれに伴い以前ゾウが居た部分を含めて園を一部リニューアル工事していていました。よもやミャンマーのクーデターがこんなところに影響してくるとは残念。

その代わりといっては何ですが、ゾウ舎の前に「ゾウの像」がありました銅像になっていて、子供ならその背中や鼻の部分に乗って、記念写真が撮れるような感じのものです。勿論子供達に大人気で、たくさんの子供が順番待ちをしていました

ところで、私はこの福岡旅行で感じたことがありました。それは福岡の人って全員良い人だということ。ホテルや旅館の人はまあサービスだから当然だとはいえ接客は丁寧だし、街行く人も全員良い人でした

例えばエレベーターに乗る時に待ってくれたりとか、バスで娘に席を譲ろうとしてくれるとか。些細なことですが、結構重要なものです確かにその人が福岡人である確証は無いですけど、とにかくこんなに旅人に優しい土地は日本各地を旅した私の印象としては突出して良かったのです

ところが、このゾウの像を巡って、一つ私の中で嫌な出来事が起きてしまい、それが今回の気持ちの良い旅に唯一の汚点を作ってしまうのです

 

 

福岡市動植物園にゾウがおらず、ゾウの像に乗った娘の記念写真を撮ろうと思って順番を待っていました3番目くらいだったので、程なく娘の順番がやってきました。

ところが、突然脇から4人の小学校低学年くらいの子供達がワッと寄ってきて、今正にゾウの像に乗ろうとした娘を押しのけて占拠してしまったのです最初はまあ子供のやっていることだし仕方無い。ちょっとここは待つかと思いました。その子達にとっても動物園は良い思い出だろうし娘は「えぇ〜」というような表情を私に向けていましたが「ちょっと待とうか」となだめます。

しかし、親はいないのかな・・・と思って辺りを見てみるととしっかり居ますどうやらママ友同士で子供を連れてやってきているようで、笑顔でスマホのカメラを向けたりしていますいやいや、大人なら順番並んでたんわかるやろ?そこでカチンとくる私恐らく一家だけで来ているなら常識人なのでしょうけれど、ママ友同士で来たという妙なテンションで、気が大きくなっているようなのです。

まあ写真を収めたらさっさと立ち去るだろう・・・と思って待っているのですが、2分、3分と経過してもなかなかどこうとしません子供達もカメラを向けられていることで調子に乗ってゾウの鼻に逆さにぶら下がったり、今風の決めポーズで映ろうとしたりひょっとして動画撮ってんのか?さては迷惑系Youtuberかお前らは

段々と血が逆流して沸騰してくる感じになってきますずっと私は刺すような目線で「いい加減にせーよ、お前ら」と念を送っていましたが、全く気付いていないのか、あるいは意に介していないのか。娘が私を見上げて不満と不安をない交ぜにしたような視線を送ってきます私は心の中でカウントダウンを始めます。

10数えるうちにどかなかったら何て言って楽しい思い出をダークな思い出に塗り替えてやろうか「お前らの目は節穴かワシら先に並んどったやろが100歩譲って並んでたと思わなかったとしても、今目の前でずーっと並んどるやろ?普通並んでる人おったら長くても30秒くらいで次に替わるやろ?常識無いんか?頭沸いてんのか?おどれら

・・・と残り5カウントのところで、ようやくどこか去って行ったので用意していた暴言は未遂に。当然「お待たせしました。すみません」なんて言葉もありません。当たり前のように次の場所へと移動していきました娘は彼らに散々手垢を付けられたゾウの像にまたがって、やや憮然とした表情のVサインで写真をパチリこの写真を見る度に思い出す、非常に嫌な思い出になりました

今まで娘を連れて公園などに行って、こういう事例に出くわしたことは一度も無かったので、とにかく印象の悪い出来事でした勿論この人達が必ずしも福岡の人なのかどうかはわからないのですが、これまで出会った福岡の良い人達のイメージを一気に台無しにする出来事に悪貨は良貨を駆逐する・・・というのは違う言い方ですけれど。

娘は折角並んだのでもっと色々と遊び尽くしたかったようですが「次に待っているお友達がいるから行こう」と大きめの声で促して、ゾウの像を跡にしました。当然、私の声が彼らに届いてはいないでしょう

 

 

というわけで、何とか品位を落とさずに済んだ私気を取り直して家族で福岡市動植物園を見回ります

ところが、ここまで順調に続いてきた福岡旅行が、この「ゾウの像事件」以来歯車が狂ってくるのですまず次第に雲行きが怪しくなってきてポツポツと雨が降ってきました私一人なら多少濡れても行ける程度の、傘をさすかささないか程度の小雨。ただこれからもっと雨が厳しくなってくるのではないか・・・という雲行き

折りたたみ傘は持ってきたのですが、あいにく手荷物預かりに預けたカバンの中。取りに戻らないといけません嫁と娘は植物園に繋がるモノレール(スロープカー)があったので、雨宿り代わりにそれに乗って待っている、とのこと。その間、私は家族のためにダッシュで傘を取りに戻ります

そしてカバンの中から折りたたみ傘を取り出し、またダッシュで家族の元へと戻ります園内は色々と坂や階段があるので、日頃運動不足の身には辛いです

ところが、息を切らせて汗だくで戻ってきたら雨は上がり単に手荷物が増えただけでしたま、まあ雨が止んだんなら良いですけどね気を取り直して引き続き動物園内を見て回ります

しばらく進むと危険なゾーンの存在に気付きました。それは遊園地です。南園の頂上には小さな観覧車やメリーゴーランドなどがある模様幸い娘はその存在に気付いていないようですあらかた動物は見終わりましたし、ここで余計なお金は使いたく無いですし、時間的にも体力的にもいい加減帰路につきたいところ

その遊園地の近くにウサギなどの小動物がいるようでしたが、ウサギなどは地元の動物園でも十分見れます。しかしそこで勘が良いのか、娘が「ウサギはいないの?」と聞いてきます。私は「う、うん。ウサギはこの動物園に居ないんじゃないかなぁ?まあ近所の動物園でも見られるから良いじゃん」と言うと、娘は「ふーん」と納得した模様。ふぅ、やれやれ。何とかごまかせたぞ・・・。

・・・と思いきや、その会話を傍で聞いていたおじさんが「あぁ、ウサギならこの上の遊園地の近くにいるよ」とご丁寧に教えてくれるではありませんかそれを聞いた娘が「遊園地行きたい」と言い、制止の声も届かず駆け出しますあぁ、福岡の人は本当に親切です・・・

 

 

そんなわけで遊園地の乗り物に乗って娘の欲求を満たし、動物園もいよいよ終盤最後は人気者のレッサーパンダが控えていました。ところが娘はタッタッタ・・・と一瞥もせずに駆け抜けてレッサーパンダを素通り「え、レッサーパンダ見ないの?」というと「富山の動物園で見たからいい」とのこと。え、そんなもんなの?こんなに可愛いのに、本当にチラ見も無し?あっけらかんとしています。

↓個人的に一番インパクトがあったカワウソの芸



最後に娘に「動物園でどの動物が一番良かった?」と聞いたところ「フラミンゴ」と即答。「え、フラミンゴ?・・・まあ良いけど、近所の動物園でも見られるじゃん?」と聞き返すと「うん」と。「でもフラミンゴなの?」「うん」と。「ていうか、ここのフラミンゴ4、5秒チラ見しただけだったでしょ?」と聞くと「うん」と

我が子ながら本当に変わった子ですが、ならばわざわざ福岡の動物園まで来た甲斐なし・・・そして近所の動物園でいつでも見られるフラミンゴがベストならば、「見たことあるからいい」と飛ばされたレッサーパンダって、娘にとってよっぽどどうでも良い動物なんですね・・・レッサーパンダのプライドはズタズタです

ともあれ動物園を堪能した我々は荷物を引き取って、バス停に向かいますバスの時刻なんて残念ながらどこもアテにならないものですが、この日も結構ズレ込んで20分近く待たされました本当に来るのかどうか不安になったくらい元々予定していた便より一本早い便で帰る感じでしたが、逆に遅れた程でした。帰りの飛行機の時間を考えるとギリギリな感じに

とにかく無事博多駅に到着し、そこから地下鉄で福岡空港に向かいます途中、娘が「トイレに行きたい」とか言うので立ち寄ったりして、益々時間に余裕が無くなってきました

 

 

そんなこんなでようやく福岡空港に到着最後はここでまとめてお土産を買う段取りでした空港で買えば荷物になりませんからねしかし飛行機の出発時刻まで既に1時間を切っています手荷物検査なども考えると、フリーな時間は30分もありません

ところがここで娘が今度は「お腹空いた」と言ってきます確かに昼は動物園で適当にスコーンなどで済ませてしまっていたので、お腹が空くのもわかりますただ現在時刻が16時であり、小松空港に着いてから夕飯を食べようと言っていたので、ここでガッツリ食べてしまうわけにもいきません

というわけで空港内のコンビニを探して、おにぎりの一つくらい与えておけば良いだろう、と。ところが駅の案内板を見てもコンビニの位置がイマイチわからずようやく見つけたコンビニは空港の端っこの方にありましたが、ここで貴重な時間を10分程ロス

じゃああとは土産を買おうということで、空港の土産ゾーンに向かいます。多種多様な土産がズラリと並んでいますが、福岡土産といえぱ「ひよこ」・・・は東京に奪われてしまったので、今の定番は「博多通りもん」でしょうか。確かに美味しいお菓子で日持ちもするので、まず間違いは無いでしょう

まあ私の土産は親族のみだったので、ぶっちゃけ土産の体裁が整っていれば何でも良いのですなのであまたある土産の中で「博多通りもん」を即5つ程買えばそれでミッションコンプリートでした。

ところが私の「貰って間違い無い土産ランキング1位」の「シュガーバターサンドの木」の福岡限定「あまおう苺バター」があるではありませんかこれは間違い無いだろう、ということで、これを5つ買物カゴに入れます。

ちなみに自家消費用も買って食べてみたのですが・・・うーん、私はスタンダードな「シュガーバターサンドの木」がベストだと思いますね地域限定商品あるあるの「本当に美味かったら地域限定に止まらないはず」の法則から抜け出せていません

 

 

そんなわけでお土産は決めました私は。かたや嫁の方が悩み、アレコレ迷っています嫁は昔に比べればマシになりましたが、かつては本当に日本一の優柔不断と私が評していたように、とにかく決断できない人でした特に食べ物や衣料品系は迷いが多いのですが、法則性もあり、意見を求められたら大体私の勧めた方と逆を結局選びますまあ、それで選択を間違っても私のせいにされずに済むのですが

レジの前には結構な行列もついているので「早く、早く」と急かし、とりあえず私は列に並んでしまいましたレジに到着するまでがタイムリミットとする作戦で尻に火を付けます。作戦は奏功し、嫁が程々に私の買物カゴにお土産を突っ込んできます無事お土産を買うと、今度はまだ呑気におにぎりを食べきっていない娘を急かさないといけません

次は手荷物の預け入れ。行きの便で「あまり荷物を機内に持ち込めません」と指摘されてしまったことの学習効果で、今回はちゃんと事前に預けてしまいます。しかし今やセルフでの預け入れる「自動手荷物預け機」になっていて、手荷物をスキャンする機械に何度やってもエラーで弾かれてしまいますスタッフの人も他の対応でなかなかこちらの手助けに来てくれません

4度目の正直でようやく手荷物を預け入れ、これまた長蛇の保安検査出発時刻まで残り30分を切っています。オンラインチェックインサービスなどでなるべく時短に務めましたが、こればかりは省略できません。比較的スムーズに流れていきますが、私の気は焦るばかり

というのも、我々が乗るボンバルディア製はまた空港のバスでエプロンを移動し、搭乗しないといけないタイプそのバス乗り場がまた一番端っこにあるのです。今度はまた大きな空港を端まで横切るように歩いて行かねばなりません保安検査を通過して、残り時間は20分を切っていました

 

 

保安検査を通過し、長い長い出発ロビーを横切って遠い搭乗口を目指しますそこでバスラウンジへの階段を降りていく途中で、慌てたような女性のグラウンドスタッフの方に「てけてけ様はおられますか?」と呼びかけられました。「私です」と応じると「出発時刻が迫っておりますので、お急ぎください」と促されます。

どうも我々が一番最後の客となってしまったようです申し訳なし・・・一応時刻的には間に合っているのですが、バスの発車もあるので、もう少し早く来ておくべきだったですねどうも例の動物園の「ゾウの像」の一件から、歯車が狂ってしまって悪い方へ悪い方へといってしまいました

嫁にも「もう少し考えて計画を立てないと」と言われる始末私自身は早め早めの予定を組んだつもりでしたが・・・。どうも納得がいきません

ともあれ無事に帰りのボンバルディアに乗り込み、小松空港へと出発しました娘は座席の関係上、隣に知らないおじさんが座る席になってしまいましたが、案外大人しく座っていました

雲の上では夕陽でしたが、雲から小松空港に向かって降下すると、もうとっぷり陽は暮れ夜の帳が降りていましたヘトヘトに疲れた身体でまたここから1時間半運転して富山に戻らないといけないのか・・・疲れと夜の暗さなどもあり、空港の駐車場から一般道へと出る出口で逆走してしまう失態を犯しました幸い、対向車などが来なかったので良かったのですが・・・

帰り道で「びっくりドンキー」に立ち寄り遅めの夕食娘はテンションが上がっていましたが、我々はもう本当に疲れて「何でも良いから早く食って家に帰りたい・・・」という気持ち満載の夕食でした。そこからまた車を運転し、家に辿り着き、長い長い福岡旅行は無事終了娘が大きくなってから、また行きたいですね。今度は是非もつ鍋を食べたいと思います(完)

 

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