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6月4日(木)

 

海外勢の現物買い続くが・・・スペースXとGoogleの巨額資金吸収が嫌気



前日のNYはイランとの和平交渉難航に対する警戒感から3指数揃って軟調。長期金利は4.49%に上昇。マグニフィセント7は総じて下落。Alphabetが約800億ドル→847.5億ドルに増資規模を拡大したことや、スペースXの調達額が750億ドルに決まったことなどで、巨額な資金吸収が嫌気されました。SOX指数は1.4%の上昇。ソフトウェア株は4.3%の下落。オラクルが5.8%の下落で足を引っ張りました。


投資判断は「やや売り」。まず5月が終わったので、今月の世界の株式市場の成績は

韓国 28.4%
SOX 22.1%
ソフトウェア株 21.2%
台湾 14.9%
日経平均 11.9%
NASDAQ 8.4%
マグニフィセント7 6.6%
TOPIX 6.2%
S&P 5.1%
東証グロース 4.9%
ラッセル2000 4.3%
ドイツ 3.3%
ユーロ・ストックス50 2.9%
NYダウ 2.8%
イギリス 0.3%
上海 ▼1.1%
香港 ▼2.3%


やはりSOX指数が高く、韓国が上昇率トップで全般的にアジア株がしっかりでした。ちなみに韓国は昨年末から今年の上昇率が倍に。ただし中国は蚊帳の外。米中首脳会談が終わり、雰囲気的には中国優位で終わった感じでしたが、その後も中国株は弱い動きが続いています。


次いで先週の世界の株式市場は

ソフトウェア株 8.1%
韓国 8.0%
台湾 5.8%
SOX 5.1%
日経平均 4.7%
NASDAQ 2.4%
マグニフィセント7、ラッセル2000 1.8%
TOPIX 1.7%
S&P 1.4%
NYダウ、ドイツ 0.9%
ユーロ・ストックス50 0.3%
イギリス ▼0.5%
上海 ▼1.1%
東証グロース ▼1.3%
香港 ▼1.7%

相も変わらずSOX指数が強く、アジア株が買われる週でした。ただ特筆すべきはソフトウェア株の復権でした。

日本でも半導体製造装置株から電子部品株に資金が回っていますが、アメリカでもAlphabetやNVIDIAといったマグニフィセント7や生成AI開発会社がトーンダウンし、DellやHPEなどと言った「それ以外」のハイテクに資金が回っています。

そう考えると、これまで買われてきた韓国株や台湾株はMSCIのリバランスが終わって6月以降は流れが変わってくるのではないかと思います。ちなみに投信の個別株の組み入れ上限が10%という制限があることで、SAMSUNGやSKハイニックスといったところがもう投信には組み入れられない(むしろ減らされる)という話も出ているようです。まあ高校生にも投資熱が高まっているという話なので、個人投資家の個別株買いでカバーされるような気もしますが。

ハイテク株回りは、スペースXという巨大IPOがいよいよ近づいてきたというところも、一つ需給面の悪材料となっている面はあるでしょう。最近の色々な報道を見ていると「時価総額2兆ドル目標から1.8兆ドルに下方修正」「デンマークの年金基金は過大評価されているスペースXに投資しない」などといったネガティブな話が増えてきています。

まあ後者の方はグリーンランドの一件からアメリカ株投資に対して否定的な部分もあるようですし、全般的にポジショントークに過ぎない感じもあります。個人的には先のブログでも書いたように、初値自体は高くなりそうだなとは思っています。ただセカンダリは目先上値が重くなりそうな気がしますが。

ちなみに過去の大型案件は直近では12年に810億ドル規模でIPOしたFacebook(現メタ)がありますが、当時はIPO後3ヶ月株価が低迷しました。今回はその20倍規模のIPOなので参考になるかどうかは不明ですが、今回は更にその後にOpenAIやアンソロピックといったところが控えているとされています。3ヶ月の間に株価が低迷すると、次の巨大なIPOにも差し支えるのではないでしょうか。

ちなみにBitcoin Japan(8105)がファンドを通じてスペースXに出資と発表して先週からストップ高。新たなトレジャリー企業の手法として、またボロ株界隈を賑わせるのでしょうか・・・。それなら12日の上場まで邪魔が入らないであろうグロース市場の宇宙関連株を買った方が良い感じがしますけれど。

本日また最新のものが出ますが、5月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を4642億円の買い越し。一方、先物は544億円の売り越し。差し引きでもちゃんと継続して買っているので、日本株高値更新の原動力になっているのでしょうね。一方、信託銀行(年金)は2073億円の売り越し。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続落。引き続き宇宙関連株が弱く、プライム市場に人気を奪われました。売買代金は1890億円と活況ながら、久しぶりに2000億円割れ。

なお、5月第3週の投資主体別売買動向でグロース市場に関しては外国人投資家は46億円の買い越し。流動性のある宇宙関連などを買っているのでしょうね。一方、スタンダード市場に関しては82億円の売り越し。



【注目銘柄】

東京エレクトロン(8035)は昨日大幅高。ソフトバンクG(9984)が売られても、これまで比較的大人しかった同社が買われて牽引し、アドバンテスト(6857)と2銘柄で1046円押し上げ。結局日経平均は68000円をあっさり突破となりました。7万円なんて誤差の範囲ですね。


SHIFT(3697)は昨日大幅安。大和証券が投資判断を「1(買い)」→「3(中立)」に、目標株価も1700円→780円に大幅に引き下げたことで朝から大きく売られて値下がりダントツトップに。いやー、このイケイケの中で逆撃カマしてきますか・・・という感じです。大体アナリストの目標株価は現値に追随するだけなんですよね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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