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7月23日(木)

 

NISAに国債組み込み?夏枯れ相場の流動性低下と新恐怖指数VIXEQ乖離の謎



前日のNYは引き続きイラン情勢の懸念が高まる中で3指数揃って続落。長期金利は4.66%に上昇。マグニフィセント7は総じて軟調。NVIDIAのみ2.3%の上昇。スーパー・マイクロが受注残好調で20%の暴騰となったことに触発されました。SOX指数は0.4%の上昇。スペースXは115ドルまで下落し、1ヶ月強で最高値から約半値に。ソフトウェア株は3.1%の下落。ラッセル2000は0.9%の下落。


投資判断は「やや売り」。またイラン革命防衛隊がホルムズ海峡封鎖を宣言するなど、中東はゴタゴタしています。アメリカもイラン空爆を実施。全く暑い中でいつまでやってるんだという感じです。

一応、キオクシアHD(285A)に関してはまだ売買代金が高水準ですから当てはまりませんが、日本株全体で見ると売買代金は低下傾向。10兆円割れが目立っています。基本的に流動性の低下は株安、増加は株高要因になりやすいものです。夏枯れ相場が弱いのは、やはりそういったところが背景にあります。まあ最近はサマーラリーとして、薄商いでも上がっていく傾向がありますけれど・・・。

例年ETF分配金捻出売りがある7月相場はイベント通過後も「下がるというより上値が重い」パターンになるので、今年もそのパターンを踏襲しているような形。

市場ではSKハイニックスなどメモリ株は長期契約で業績の安定性は確保したものの、逆に今後値上がり期待感を失ったことで、株価を更に押し上げるのに必要なボラティリティを失ったという見方があります。中国では27日にも上海市場で中国最大のDRAMメーカーCXMTのIPOが控えており、この辺りもまたメモリ株の売り材料になりそうな感じになっています。

韓国政府はレバレッジ型ETFなどに、証拠金増加などの規制をかけることを発表。まあこれ自体は本来中立要因でしょうけれど、上述のように流動性が下がること自体は株価の下落要因に一般的にはなります。ですから、次第にブームは沈静化していくのではないでしょうか。

日本の長期金利も今月一時2.9%に到達。とりあえず3%という節目を突破するまでは特に株価に悪影響は無いような雰囲気です。

長期金利に関してはアメリカでは上がっているのに、日本は相次ぐ政府高官によるGPIF活用発言や債券入札好調もあって低下しました。ただ入札の好調さが既にPKOが入っているのではないかという疑惑も起きています。やはり日米共に金利の上昇が一番当局者にとって怖いことなのだろうと思います。

またNISA内に国債も入れる・・・という話ですが、たった2、3%の利回りの債券の税金を免除されて喜ぶ個人投資家いますかね?まあ好きにしたら良いように思いますが、その分他の金融資産が割を食う形になります。そもそも国債型ETFも既に存在するので、NISAに組み入れる気がある人は元々買っているようにも思います。あくまでアナウンスメント効果狙いですかね。

最近の話題は三菱UFJFG(8306)の時価総額首位でした。銀行株が時価総額トップになるのは実にバブル以来40年ぶりということで、長期金利も30年ぶりの高値水準ですから、まあわかりやすいとも言えます。ただ個人的な感想としては「また日本の時価総額トップは銀行なのか・・・」という感じ。いつまでも産業が育っていない印象になりますね。まあ他のメガバンクも含めて考えると、元々金融株のウエイトが大きいのですけれど。

あと最近の日経の記事で目を引いたのがアメリカの新恐怖指数「VIXEQ」がトランプ関税ショック以来の高水準にあるという話。これは従来のVIX指数が指数のオプションに対する変動率を元に計算されているのに対して、個別株のオプションに対する変動率を時価総額で加重して計算したものであるということです。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO97527360T10C26A7ENG000/

特に足元はVIX指数がずっと低いままとなっており、両者の乖離が目立ってきています。確かに指数自体はなんだかんだで最高値圏にあるわけですから正しいと言えます。しかし一部の銘柄のボラティリティが大きく、指数全体への影響度合いが高まっている中では、その個別株にスポットを当てた見方が確かに重要かもしれません。ちょっとこの新指標の実力の程は不透明ですが、見ておいた方が良いのかもしれません。

引け後にはまた最新のものが出てきますが、先々週末時点の裁定買い残は2.5兆円。前週と大きな変化はありませんが少し増えました。信用評価損率は▼2.8%→▼5.0%に悪化。指数はちょっと下がっただけですが、結構損失が拡がりました。やっぱりキオクシアHDを持っている人が多いんですかね。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反落。やはり後場から売られ、安値引けでした。売買代金は1701億円と活況。スペースXが弱く宇宙関連株が盛り上がらないので、この辺りは仕方無いかもしれません。


【注目銘柄】

内海造船(7018)は昨日大幅高。著名投資家の五味氏が買い増しと伝わり買われました。他の造船株も国策銘柄という位置付けで買われており、最近大人しかった造船株も日柄調整十分で再反騰の流れでしょうか。


タカラトミー(7867)は昨日大幅安。昨日はIP関連株が軒並み弱い動き。ちょっと理由はよくわかりません。サウジの王子がお金に困って売っているのでしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


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