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NYへ〜MoMAからセントラルパーク

 

国連からハーレム編からの続きです。


翌日その日は一日フリーとなっていたので、各人自由行動でした私とAさんはとりあえずニューヨーク近代美術館であるMoMAに行きたい、と思っていたのでMoMAまでは一緒に行こうということに。そしてその後はお互い別個に行動という段取りでした。

MoMAは「The Museum of Modern Art」の頭文字をとっており、ニューヨークの近代美術館私がかつて東京で働いていた際、会社が協賛して東京上野の森美術館で「MoMA展」をやっていたので、当時全く芸術に興味が無い私が「チケット貰えたからタダなら行くか」と行った思い出があります

当時長蛇の列に並んでようやく入り、不思議な芸術が並んでいるのを見て「うーん?」と色々理解できずに出てきた思い出がありましたあれから10年以上経過して私も熟成された大人になり(?)、また本場なら何か感ずるところがあるかも知れないということで、改めて行ってみることに

途中、無印良品の新店が出来ているのを見つけました翌日からオープンとあったのですが、どうも既に店内は営業していて、お客さんも入り込んでいる様子Aさんと「初日だから何かもらえるかも」と淡い期待を胸に立ち寄ろう・・・とすると、入り口で女性店員に呼び止められましたどうもその日はプレオープンということで、招待客のみ入れたようでした
http://mid-manhattan.net/muji/

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ちなみに翌日のオープニングに改めて行きましたが、タグも日本と同じものが付いて、当然と言いますか商品も品揃えもほとんど同じでした。価格はハッキリと は比較できませんでしたが、大体日本と同じくらいに設定されていると思います。オリジナルグッズとしては「5th Avenue」トートバッグがありました

それはともかく、更にしばらく歩いてMoMAに到着しましたすると、道路を挟んで向かい側に、何かしらの行列が並んでいるのが見えました気になったので行列の先を追ってみると、何かしらの屋台に続いていますイスラム系の料理をテイクアウトできるようでした

そういえば前日ハーレムを案内してくれたガイドさんが「MoMAの近くに美味しいとかなり評判のイスラム系の屋台がある」と教えてくれましたが、どうやらここのようですね食べたかったのですが、結局スケジュールの都合やお腹の関係上、食べずに戻ってきてしまいました

 

MoMAは10:30〜ということで少し遅めの開館となっていました海外はどこもこんな感じなのでしょうか?とりあえず10時過ぎくらいに到着するように行きました

するとチケット売り場は既にものすごい人混みただ案外スムーズに人は流れていき、特段待たずにチケットは買えましたちなみに気になるお値段は25ドルということで約3000円むむっ、結構しますねともあれ既に10:30近くになり、恐らく多少アバウトに早めに入場開始となっていたようで、皆ドンドン中へと入っていっていました

MoMAは6階建てになっていて、入場すると特段見学のルートは無く、自分の好きな階から見て回ることができますただ当時は丁度ピカソ彫刻展をやっていたので「ピカソのある4階・5階が混むから先に回った方が良い」とAさんのアドバイスと言うわけで、上から順に下りてくる作戦に

ところで、MoMAでは無料でiPodを貸し出してくれて、各作品の解説を聞くことができるようになっていますただ日本語はメジャーな作品しか用意されておらず、大半は英語借りる際は運転免許証を預ける必要があります帰りにiPodを返却すると返してくれるシステムちなみにMoMAのスマホ用アプリは無料でダウンロードできるので、自分のスマホにダウンロードしても同じですただヘッドフォンが無いので大人しく借りました

エレベーターに乗って一気に5階まで上がり、ピカソから見に行きます館内は広いので「人がごった返して作品がゆっくり見れない」ということはありませんでしたきちんと自分の好きなだけゆっくり作品を見ることができますし、気になる作品はiPodで解説を聞くことができます

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あとMoMAも含めて海外の美術館のすごいところは、写真は好きなだけ撮ってOKなところ日本でも最近少しずつ増えてきましたが、今はSNSなどで口コミを拡散する時代リアルを求めて実物を観に来たい人はお金を出して観に来るので、むしろドンドン写真を撮って宣伝してもらった方が得策なわけですね

と言うわけで、Aさんとはここで分かれてお互い自由行動この瞬間からNYに来て初めてホテル外での単独行動になりました。とりあえずヘッドホンで案内を聴きながら歩いていれば誰かに英語で話しかけられる恐れは無さそうなので、防御は完璧(?)。後はゆっくりと時間をかけて作品を眺めながら、ガシガシ写真を撮ってきました

以下はその一部。

↓ピカソ作のギター。
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↓作品は真ん中の方です。念のため
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↓ピカソ作の牛後ろから撮ったわけではありません。
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MoMAでは他にも様々な前衛的なアートが続き、3階に下りますここには我々が日常で使う物のアート作品が並んでいます中でも日本人として目を引くのはキッコーマンの醤油瓶これが海外の人から見るとCoolな曲線なのでしょうね

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もう一つはSONYのウォークマン当時のSONYは世界を驚かせる作品を世に送り出し、スティーブジョブズが憧れる会社でもありました当時の輝きは取り戻せるのでしょうか?

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その他にも「@(アットマーク)」やGoogleマップのピン、ドロンジョ達が押すような赤い自爆ボタンのようなものからゲームのテトリスといった「えっ、こんなものまで」と驚くありとあらゆるものが「作品」として展示されていました。私が好きなゲーム「塊魂」も実はあるそうで、本当に懐の深い美術館だと思います

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その他2階には映像を使った芸術作品などが展示してあり、東京の地図を使ったアート作品から走馬燈のようなものまでそれらをぐるっと見て回るのに実に3時間近く費やしました正直、こんなに見応えがあるとは思っていませんでした

↓孔明が赤壁の戦いで矢を集めたエピソードにちなんだ作品?
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そうしてようやくロビーに戻って案内用のiPodを返却免許証を返してもらってお土産屋へ行こう・・・とすると、見覚えのある人が笑顔でこちらに向かって手を挙げてきます誰かと思えば、たまたま前日ツアーで同行した鎌倉シャツのお二人でした本日観光して日本へ帰るのだとか。二言三言お話をして別れました

 

MoMA一階のお土産屋に立ち寄り、土産物を物色。そろそろ真剣に土産物を買いそろえていかないとまずいモードに入ります正直、旅行のこれが一番苦痛ですね折角の旅行の時間を土産物選びに費やさないといけないのはナンセンスどうせ貰った人もそこまで喜ばないですしね

それでもMoMAの土産物屋は一見の価値がありますなかなか面白いアイテムがたくさん揃っていますが、日本のものとしてはユニクロや無印良品が出店しています確かにアート的なものもたくさんありますからね

個人的に非常に気になったのが3Dペン3Dプリンタのペンタイプと言いますか、かつてキックスターターという今流行のクラウドファウンディングで開発資金を集めるというもので、200万ドル以上が集まり製品化にこぎ着けたものでしたすごく欲しかったですが価格が100ドル近くします正直最初は面白いかも知れないけれど、実際どれだけ使い道があるのかと冷静に考えると止めました
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1402/21/news131.html

ちなみにAさんは「回すと色が変わるボールペン」を求めていたそうで、他のMoMAグッズはネット通販でも買えるけれど、これだけは買えないのだとか。と いうわけで、店内に残っていた3本全て買い占めて帰ったそうです。へぇ〜・・・と思っていたら、どうも日本でも買えるみたいですね
http://store.shopping.yahoo.co.jp/rinkydink/56089.html

そんなこんなで土産物を物色し終えた私は、一人マンハッタンの街中へと繰り出しますまず、どうしても行きたかったのがトランプ・タワーそう、今話題の共和党大統領選挙候補者指名争いで下馬評を覆してトップを走る、不動産王ドナルド・トランプ氏が所有するビルです。

地上階はグッチなど様々な有名ブランドなどのテナントが軒を連ね、上階はオフィスやマンションとなっており、ビヨンセなどの著名人が数多く暮らしているということで有名ですと言うわけで、警備も厳重であろうことから英語ができない私が一人で入ってみる勇気があろうはずもなく師匠曰く「趣味が悪い」キラキラした派手なビルの外観だけをパチリと撮って記念撮影してきましたバック・トゥ・ザ・フューチャー2のビフのビルを彷彿とさせます

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そこから至近距離に、お次の目的地プラザホテルがありますプラザホテルはあのプラザ合意で有名なホテル金融の歴史を辿るなら、必ず見ておかないといけませんねここから日本は超円高に進む一方、日本投資が活発化してバブルが発生したのですから

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その向かい側には、あのAppleの旗艦店があります。実はこの翌日事件が発生するのですが、当然この頃は知る由もありませんでした

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Appleストアの旗艦店を跡にすると、次はセントラルパークへと向かいます前日にハーレムに行く際に通過した中央公園ですね

セントラルパークはマンハッタンのど真ん中に位置し、東京ドーム73個分の広さに相当する3.4平方キロメートル(縦4km×横0.8km)の広大な公 園。実は元々自然があったから公園が出来たわけではなく、大都会の真ん中に大きな公園が必要だろうということで、人工的に設計して140年前に造られた公 園だということです。それでも非常に自然な感じで湖や広場などが配置され、以来ニューヨーカー憩いの場所として愛され続けています

今回は公園の南側から入っていきますすると入り口の辺りには多くの馬車が待機していて、信号待ちの観光客に声をかけ、売り込んでいます1時間弱でセントラルパークをゆっくり巡るコースで36ドル(約4000円)だとか。まあ一人で乗るのも寂しいですし、天気も生憎の小雨模様だったので、とりあえず今回はパスします

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肌寒い気候もあって、セントラルパークの人の出入りもまばらでした。まあイチョウの木が黄色く色づいて、少し物悲しげな公園も情緒があって良いものです

そう思いながら奥の方に進んでいくと小高い丘の上に東屋のような場所がありましたそこに中年のアメリカ人男性が一人陣取っています。ただ少し様子が変で、独り言をぶつぶつ言っているような感じ

なので少し距離を置いて脇を通り過ぎようとした時、何やら英語でこちらに言葉を投げかけます。私はよくわからないのでそのまま通り過ぎようとしましたが、突然こちらをキッと睨み付けながら怒ったような感じで東屋の塀を乗り越え、私に襲いかかろうとする仕草を見せました

それを見た私は思わず「うぉっ」と声上げて後ずさりそれで彼のテリトリーから外れたのか、結局彼はまた元自分が座っていた場所に戻り、何やらまたぶつぶつ繰り返していました

やはりこのセントラルパーク、広大な公園特有の事情と言いますか、ホームレスの人が多く居座っていて、かつてはかなり治安も悪かったようですただ現在の昼間でもこういうことがありますので、皆様お気を付けを

気を取り直して、とりあえず秋雨にむせぶセントラルパークをさわりの部分だけ堪能し、今日のところは引き返すことにしましたと言うのも、翌日メトロポリタン美術館の見学を予定しており、また来る機会があるので。翌日の方が天気も良さそうですしね。

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その後、いい加減お腹が空いてきたので、近くのマクドナルドに立ち寄りますマクドナルドの味は世界共通の安定感もあり、一方で財布の懐具合も寂しくなってきたという事情もありまして

しかし思うのは、やはりアメリカでもマック離れが深刻な感じ入ったお店はマンハッタンのど真ん中にあり、それなりに客は入っていたものの、お昼ちょっと過ぎくらいの時間で座れない程混雑しているわけでもありませんアメリカに来てからマックの店の前を通る度、ウィンドウの外から覗いてチェックしていましたが、ほとんどお客さんが入っていない店を多数見かけました

やはり初日に行ったシェイクシャックといった、高くても健康志向のハンバーガーがアメリカでも受けているようです他の地域はどうか不明ですが、少なくともニューヨークの高い地価に対してマックは十分な収益をあげているようには見えませんでしたうーん、大丈夫でしょうかまあ心配する義理は無いのですが

ともあれカウンターでセットメニューを注文よく為替の世界で使われる購買力平価という概念の中で、一番よく知られているのが「ビッグマック指数」。全く同じ商品が世界のどこでも買えるなら、その商品の価格は世界どこでも同じである、という前提の元で為替レートが決まるというものですね
http://ecodb.net/ranking/bigmac_index.html

とは言うものの、ご存じのようにアメリカはいわゆるアメリカンサイズですから、同じマクドナルドのMサイズの商品でもアメリカでは大きめです。ですから、 この購買力平価説が必ずしも当てはまるわけではないですが(そもそもその商品が出来上がるまでの様々な諸条件がありますから、この説はあくまで理想論です が)、個人的な印象としてはやはり現状日本の円安は行き過ぎ(つまりアメリカでの価格が高過ぎ)と思いました。1ドル100円くらいが妥当ではないでしょ うか。実際、旅行から半年近く経過して、随分是正されてきましたけれど。

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ただイメージではビックリする程のボリュームかなと思ったのですが、少し大きめな程度で全然平気で平らげることができましたついでに小一時間店内で休憩をして地図を見たりしながら周囲を観察店内の内装も大体日本と同じような感じでした。

マックで今後の作戦を立てた私は、まず近くにあるカーネギー・ホールに行ってみることにカーネギー・ホールは古くからクラシックなどのコンサートが行われる有名な場所私はカーネギーと聞くとカモがネギを背負っているのを思い出しますが、それは全くどうでも良い話ですねまあ実際に中に入るわけではなく、外からその荘厳な佇まいをパチリ

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その後はまたブロードウェイに戻って南下します実は姪に「ナイキのシューズで日本で手に入らない限定モデルがあるから買ってきて」と無茶なお願いをされていたので、途中靴屋に4件ほど立ち寄ってみたのですが、やはりどこにも無い様子300ドル程する限定品のようですが、やはり人気なんですね結局、姪には大人しく諦めてもらう他ありませんでした

 

ところでマンハッタンの街中を歩いている途中途中に地下鉄の排気口なのか、または別の用途かはわかりませんが、大きなグレーチング(格子状の溝蓋)がよくあります。そこから下を見ると、結構な高さなんですよね高所恐怖症の私にとってはかなりの恐怖感ですし、もしこの隙間に何か大切なものを落としてしまうと大変なことになってしまいます万一外れて落ちたらどうするんだ、などと余計な心配をしながら、私は避けて歩いていました

そんなこんなで、先日に続いてまたタイムズスクエアにやってきますまだそんなに日が暮れるような時間でもなかったのですが、周りのビルが高いのと生憎のお天気で周辺はすっかり薄暗く当時はまだパリで起きたテロの厳戒態勢中だったので、武装した警官が自動小銃を手に睨みをきかせていました

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そこから更に南下しますマンハッタンは地図を見るとわかるように、基本的には碁盤目のようにキレイに計画整備された街になっています。ところがブロードウェイだけ唯一斜めに道が走っていますというのも、ブロードウェイは原住民が最初に開いた道で、それに敬意を表して元の形状のまま残したから、ということでした。なるほど〜

ホテルの近くまで戻ってきたので一旦ホテルの部屋に帰り小休止その日の夕食はようやく私の体調も復調したので「皆でガッツリ肉を食べに行こう」ということになっており、師匠がこの辺りで有名なステーキハウスを予約してくれていました。

約束の時間までもう少しあったので、このままホテルの部屋にいるのも勿体ないですから、もう一度外に出て、特にアテも無くぶらつくことにしますまだホテルから南の方面に行ってなかったので、その方向にあたりをつけます。

↓ニューヨークを上空から撮影した際によく目立つけれど、何かわからないビル
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まあ一応アメリカの景気動向を探りにきたので、ホーム・デポ(ホームセンター)やMacy's(百貨店)といったお店を目指してぶらぶらしましたが、その辺りから段々雨がひどくなってきて土砂降りになので正直思ったよりも回れなかったのですが、ともあれ雰囲気だけは掴んできました

その中で思ったのは、やはり日本よりも中国人観光客が少ないこと。というのも、まず地理的に遠いのもさることながら、日本の円安が観光客を日本に呼び寄 せ、その余波としてアメリカへの観光客を減少させているのでしょうね。Macy'sで目撃した中国人観光客(らしき人)はわずかに1組だけでしたそのこともあって、当時Macy'sの株価はずっと下落基調を続けていました

で、もう少し先まで歩けばあの有名なマディソンスクエアガーデンがあったのですが、時間の都合とすっかり辺りが暗くなってしまったこと、また雨も結構降っていたので断念遠目に見てさっさと帰ってきましたなお、途中にガイドブックにも載っている「museum of sex」という非常に怪しげな18禁の博物館がありましたが、さすがに一人で入る度胸が無いのでスルーしましたあしからず

↓公式HP(閲覧注意)
http://www.museumofsex.com/

途中、コリアタウンやチャイナタウンを通過しますマンハッタンに和食料理屋は結構あるのに、中華料理屋などをあまり見ないなーと思ったら、この辺りに固まってありました和食ブームもあるでしょうけれど、そもそもジャパニーズタウンがないので、街の中心に和食料理屋がアチコチ点在しているのかも知れません。

ともあれホテルに戻って師匠らと待ち合わせると、待望のステーキハウス「Benjamin Steak House」に向けていざ出陣となりました

 

「Benjamin Steak House」はホテルから徒歩数分の近場にあるステーキハウスマンハッタンでも有名なお店らしく、最初に取材で伺った方に「どこかオススメのお店はないですか?」と聞いてみたところ、ここが良いと教えていただきました

外観はそんなに高そうなお店ではないのですが、結構なお値段になります(一人一万円超)。まあたまの旅行ですから、奮発したいところです

中に入るとまず通路を奥に進んでいくような構造になっていますその壁に今まで店内を訪れた有名人の写真が飾ってありました。中には我らが国家元首である安倍首相の写真も並んでいました

店内は薄暗く、そしてものすごい喧噪でガヤガヤしています特に大ボリュームで音楽がかかっているわけではないのに、超満員で皆の話し声だけで十分うるさく、であればこちらも大声で話さないと会話が成り立ちませんいやー、肉食は色々なことをパワフルにしますね

最初師匠に「電話で予約しておいた」と言われたので、正直「わざわざそこまでしなくても少し待ったら入れるんじゃないか」と甘く見ていた私。入口では同じく日本人らしいサラリーマン数人が順番待ちで並んでいましたその脇をすり抜けていく我々うーん、さすが師匠段取りが完璧です

店内は案外奥行きがあり、ダンスホールとしても使えそうな広さの中でテーブルがたくさん配置してあります。その隙間を縫うようにして、我々のテーブルへと案内してもらいます

テーブルに着くとウェイターがメニューを持ってきますAさんはNYに来てからずっと「熟成肉が食べたい」と繰り返していたので、当然熟成肉の良いステーキをやはりアメリカンサイズで大きいらしいので、それを3人で分けて食べることにしました焼き方は私はレアでも良かったのですが、皆の意見を尊重してミディアムであとはベイクドクラムとビールを注文

それからしばらくすると、石焼きビビンバの器みたいに十分熱されたお皿の上に、大きくてボリュームのある肉がドンと載せられて運んでこられました目の前に置かれた皿を見て、念願かなったAさんは嬌声をあげます

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お皿の縁が焦げていて、見た目汚らしい感じなのですが、実はこの縁の焦げ目に肉を押しつけてもう少し火を通したりできるのだとか。なるほどー

 

で、早速念願のステーキ肉をパクリ。う、美味い今回NYに来て、最も美味しいものがここにありました勿論私の体調が戻ったこともありますが、この高い熟成肉が旨くないわけはありませんねあっという間にパクパク平らげますベイクドクラムも勿論美味しかったですが、こちらは一口で食べてしまいますからね

付け合わせにはポテトサラダとほうれん草をペースト状にしたもの(クリームドスピナッチ)が付いていました。昔テレビでよく見ていたポパイで、ほうれん草 の缶詰をギュッと握りつぶすと、中身がビュッと放物線を描いて飛び出し、それをポパイが上を向いて口を開けて上手くキャッチ(食べる)・・・というよう な、緑色のドロドロした感じのもの

正直見た目あまり美味しくなさそうな感じですが、食べてみるとこれが本当に美味い一体どうやって調理したのやら。レシピを知りたくなったくらいです

口の周りを油ギッシュにしてパクパク食べていると、私の手からつるりんとパンが床に落ちてしまいましたあーあ、と思って私が拾おうとすると師匠に「拾ったらダメだ(マナー違反)」と指摘されました基本はウェイターさんに処理してもらわないとダメなのだとかこういう高級な店に来たことが無い私は知りませんでした

あと、ウェイターさん一人一人のテーブル担当があるので、自分たちを最初に案内してくれたウェイターさんに追加注文をしないといけないのだとかそれがチップ制の根幹でもあるので。なるほど日本と違って結構面倒くさいですね

と言うわけで、担当のウェイターさんが近寄ってきたところを見付けて、追加オーダーのデザートを私とAさんはニューヨークと言えばやはりニューヨークチーズケーキでしょう、とばかりに注文対して師匠は「チョコレートパフェプリーズ」えぇ師匠チョコレートパフェ食べるんですか師匠女子力高過ぎです

やがて運ばれてきたデザートを並べる際、当然ウェイターさんはAさんの前にチョコレートパフェを置こうとします。それを否定して、師匠は自分の前にチョコレートパフェを引き寄せます。アメリカサイズですから結構な大きさのチョコレートパフェです

ちなみに全然話は変わりますが、横須賀に「花櫚」という超巨大なパフェを提供するお店があって、防衛大学校の生徒は上級生に連れられて初めて外出する際に、そこのパフェを完食しなければならないという儀式がありました(※今はもう花櫚が無くなってしまったそうです)。

それに比べるとまあ小さいんですが、それでも師匠は平気な顔をしてパクパク食べ進みます小柄な方なんですが、大丈夫でしょうか?満面の笑みを浮かべながら幸せそうに食べる師匠の姿を見て、隣のテーブルのドイツ人夫婦っぽい人が「Wow」と驚いていました

一方、勿論我々のニューヨークチーズケーキも大きめで、食べ応えがありました。これもやはり美味しかったです

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というわけで、十分お腹を満たされ堪能した我々は、あとはホテルに戻って眠りました(つづく)

 

 

NYへ〜メトロポリタン美術館編

 

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