マレーシアへ〜ジョホールバル観光後編からの続きです。
そんなこんなで無事マリーナベイサンズまで戻ってきたので、シンガポール編に戻りますマレーシアから帰ってきてもまだお昼14時頃でした
今晩のフライトまで時間はたっぷりあります
スコールの大雨はスコールらしくすっかり止んで空には青空が戻ってきましたし、私はまたぶらぶらと観光を続けてみようと思いました
と言いながら狭いシンガポール、前日に大体めぼしいところは行ってしまったので、特段行きたい場所があるわけでもありませんとりあえず歩いて行けるところやホップオンバスを駆使して、隠れたシンガポールの良さを探って思い残すことはないように
まずは歩いてチャイナタウンまで現状、正直なところあまり中国には行ってみたいと思いませんが、当然異文化には興味があるので、こういうところで疑似体験をしたいという感じです
それでまずはガイドブックに載っていた「シアン・ホッケン寺院」に行ってみました。ここは1841年に建てられた道教の寺院なのだとか。全般的に金で煌びやかな造りになっており、屋根の上の龍が象徴的です中に入ってみると線香がもくもくと煙をあげていて、いかにも寺院という感じですね
ただ見学できる箇所は少なく、あんまり中でパシャパシャ写真を撮ったらまずいかな、と思い、数分見たらさっさと出てきました
しかしスコール後なので、その日はとても蒸し暑く、歩くのにすごく難儀した記憶があります次の目的地「新加坡佛牙寺龍牙院」までは階段を少し上がって行く必要があったのですが、普段であれば何でもない階段も、途中にあったベンチに座り込んで一休み
水を飲んで一服します
それを横目に現地のおばあちゃんがさっさと上っていきました
現地の人はこの暑さに慣れっこなんでしょうね
そんなこんなで数百メートル歩くと「新加坡佛牙寺龍牙院」に到着。ここは何とあの仏陀の歯を安置してあるということで、非常にランクの高い(?)寺院です4階建てとなっており、3階までは自由に見学できるらしいのですが、4階に展示してある仏陀の歯のところは有料なのだとか。
実は私、そもそも上に昇れるという事実を知らずに、一階の部分だけ参拝して出てきてしまいましたどこかに仏陀の歯があるんだろうなぁと思いながら、それが見られるとは思っておらず、帰国後にネットで調べて発覚
あぁ、やっぱりちゃんと事前に調べていかないといけませんね
一階部分では丁度読経の時間だったようで、線香の煙が立ちこめる中、お坊さんがお経を読んでいました私もどさくさに紛れて旅の無事や株が上がることなどを祈りつつ、その場を跡にしました
お次は「スリ・マリアマン寺院」へと向かいます。そこは先ほどの「新加坡佛牙寺龍牙院」から歩いてすぐのところにあるヒンズー教の寺院インドの女神マリアマンを祀ってあるところなのだとか。何故かチャイナタウンのど真ん中にあるのですが、1827年に建てられた頃にはこの辺りにインド人がたくさん住んでいたからなのだそうです。
特徴的なのが門で、屋根の上にたくさんの人形が乗っていますが、単なる魔よけの人形かと思いきや、これらはヒンズー教の神々だそうで、ビッシリと数百体彫り込まれています
とりあえず寺院の中に入るのは無料らしいので入ってみますただ中での撮影は有料とのこと
このSNS全盛の世の中で、撮影が禁止ならまだしも課金とは
なかなかフリーミアムな料金設定です
まあ3Sドル(300円弱)なのでお賽銭と思えば良いのですが、払うと何か負けた気もするので脳の中に記憶するに止めました←単にケチなだけ
ちなみに中は土足厳禁なので靴を脱いで下駄箱に入れて上がります何となく日本的ですが、海外で靴を脱ぐと持って行かれたりしないかとちょっと落ち着かないです
寺院の中は主に白を基調とした壁に、インドっぽく原色をちりばめた鮮やかな色彩の造り寺院の中にもやはり色々な人形が神として山のように祀ってあり、イスラム原理主義者にしてみればとんでもない場所なんでしょうね
しかし八百万の神は日本だけじゃないんですね
↓詳しい写真や解説は下記のリンク先HPに任せます
http://singapore.navi.com/miru/14/
と言うわけで、寺院の中をひとしきり堪能すると、また靴を履いて外に出ました
ここまで歩いてきたので、後はホップオンバスで涼みながら移動しようと思いバス停に行きましたするとまだ数十分時間があったので、周辺をぶらぶらしてみようと思いました
まずはマックスウェル・フードセンターですいわゆる「ホーカーズ」と呼ばれるフードコートの一つで、中には色々な屋台が並んでいました
どれも美味しそうなものが安く売られており、何か食べてみたかったのですが、そんなにお腹も空いてないですし時間も無かったので匂いだけ
お次はチャイナタウンの様々なお店が軒を連ねる商店街を通ってみます観光客が大勢いて、地元の人向けというよりはやはり土産物がメインになっていますね
その中で遂に見付けたのが例のドリアン子供の頃図書室などに置いてある学研の漫画「ひみつシリーズ」で、確か植物のひみつか何かでドリアンの事が描かれていたと思うのですが、そこで「世界一臭い果物。しかし果物の王様」と紹介されていて、いつか食べてみたい、と思っていた異国の果物でした
それが果たしてどれだけ臭いんだろう・・・と、関心を持つのは人として当然の好奇心でしょう
そんな禁断の果実と遂にご対面。が、半径5メートル以内に近づくとやっぱり「臭っさー」噂に違わぬ破壊力を持ち合わせています
まあある程度接近したところで止めたのであんまり適切な評価はできませんが「う○この臭い」とか言われる程では無いと思います。ただ生ゴミとかガスの臭いという形容は近いような感じもします
臭いのは臭い
ただまあ納豆にしてもチーズにしてもニンニクにしても、臭いものは大概美味いので、食べたら美味いのでしょうねが、やっぱり実際にわざわざ買ってまで食べる気にはなりませんでした
もっと人の居ないところでなら食べたかも知れませんが、これからバスに乗るというのに臭うと、かなり嫌がられるんじゃなかろうかと
私の好奇心はあっさりと打ち砕かれました
その後、バスの中から大量のドリアンを運んでいるトラックを見かけましたバスは全部窓を閉め切っていたのであまり臭いませんでしたが、前後の車は外の空気を取り入れて冷房しているだけに、それでも相当臭うんでしょうね
公共施設にドリアンを持ち込むのが禁止になっている理由を身をもって知りました
ちなみに頭の中ではプリンセスプリンセスの名曲「ジュリアン」のドリアンバージョンが流れていました
ドーリアン
あなたの笑顔は〜
・・・
そんなこんなで時間を潰しているとホップオンバスの時間が近づいてきたので、バス停に戻りましたところがなかなかバスが来ません
まあ日本でもバスは遅れることもあるので、大人しく待ちます
しかし結局20分くらい待ってようやくやってきましたその間そもそも果たしてここで合っているのか?もしかして早く来て早く行ってしまったのではないか?もう5分待てば次の便が来るような時間だったので、次の便でも何でも良いから乗せてくれ、と思ったり
色々な不安感を抱えてドキドキしていました
ともあれ冷房の効いた涼しいバスに座ってホッと一安心さて、これで落ち着いて次にどこで降りようか、などと考えます。逆に疲れてしまったので、あんまりすぐには降りたくないな、という気持ちも
地図を見ると、ホップオンバスでぐるっと一周する際の丁度中間地点、マリーナベイサンズなどの中心地から最も遠いところに「シンガポール植物園」というところがありました
植物園は二日目に「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」に行きましたし、ぶっちゃけて言えばそんなに植物に関心があるわけでもありませんが、時間もあることだし、一番重要なのは「無料」らしいので、とりあえずここで降りておけば間違いないだろう、と
先に結論を言えば行って良かったです非常に広大な公園で63ha以上の敷地。実に東京ドーム13個分の広さを持つ国立公園です
様々な植物や自然を堪能できてジョギングしたり、広場では普通に子供達から大人までボールを蹴ったりして遊べますし、開放感が半端ありません
洋ラン園エリアだけ有料ですが、それ以外の箇所だけで十分楽しめます
元々は日本で言うところの小石川植物園のように、植物の研究施設として出来たところのようです。そんなわけであちこちに建物のようなものが建っていたり、池があったり、小さな滝があったり。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイも良かったですが、こちらはこちらでまた違った自然の柔らかい感じで良いと思いますテニスウェアを着た日本人の女子大生も2人楽しくしゃべりながらジョギングしたりしていました
近くで合宿か大会かあったのでしょうか?
で、やっぱりここでも私外国人に道を聞かれました一体なんで皆私に道を聞くのでしょうね?
たまたま今通ってきたところにあった場所だったので「Maybe、あっちの方・・・
」なんて指しながら、適当にやり過ごしました
↓うちの近くの公園でも猫の銅像の傍に猫が居ますが、案外種族の銅像に惹かれるんですかね?
ぐるっと公園を一回りして、植物園を堪能した私は、またホップオンバスに乗ってマリーナベイサンズに戻ります戻った時にはすっかり日も暮れていたので、シンガポールでの最後の晩餐を楽しもうと、またショッピングモール内にあるフードコートに向かいました
本当は外で見付けた近くのミニホーカーズで食べたかったのですが、人がすごく混んでいてなかなか座って食べられるような感じじゃなかったもので諦めました
で、シンガポールらしいものが何か無いかな・・・と思ってチョイスしたのが結局担々麺まあ中華圏だから担々麺も美味しいだろうということで妥協しました
私そもそも辛いものが嫌いなのですが、今回はお腹の空き具合と値段などから総合的に判断しました。が、大体予想していた通り、やっぱりこっちの担々麺は辛いですそのチョイスをすぐ後悔しました
一応ミネラルウォーターはホテルの部屋から持ち出していたのですが、あっさり一本飲みきると、後は我慢して食べ続けます
まるで何かの罰ゲームかのよう
ひぃー辛い
食べ終わると汗はだくだく美味しかったのは美味しかったですけれど、唇がたらこ化
実はこの時点で手持ちのシンガポールドルがほとんど無かったので、ジュースを買うのもはばかられました
飲み物を飲むためにカジノに行ってやろうか、とすら考えた程
ただ捨てる神あれば拾う神あり、奇跡的に冷水器があったので、そこで何とか水分補給ができましたそれで何とか落ち着くと、やがてレーザービームを使ったショー「ワンダー・フル」の時間が迫ってきたので、外に出ました
(つづく)