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マレーシアへ〜ジョホールバル観光後編

 

マレーシアへ〜ジョホールバル観光前編からの続きです。

 

 

お次はマレーシアの結婚の様式を展示している場所に移動しますマレー系、中国系、インド系でそれぞれ結婚式が三者三様のため、それぞれマネキンに衣装を着せて、違いをわかりやすく案内しています。他民族国家ならではの違いですねちなみにご丁寧に日本語で説明が書いてありました

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そこを過ぎると今度は100人くらいが座れる小劇場のような場所に移動しますただその時は我々ともう一つの日本人グループのみで、合計20人弱ですからガラガラ当然のようにステージの前の方に座らされます

これからマレーシアの民族舞踊が始まるのですが、その前に使われる楽器などを触らせてもらいます。それはアンクルンという3本の竹筒を組み合わせた楽器。振って音を鳴らすもののようです

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それをいじっていると、やがて開演の準備が整って、ステージ上に派手な衣装をまとった踊り子さんたちが並び始めました。琴や鼓のような楽器が織りなすエキゾチックな音色に合わせて踊り出しますやはりどこの国にも色々な特徴のある踊りが文化として根付いているものですね

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・・・が、踊り子さんたちの表情がビックリするくらいにやる気ありません恐らく一日何度も同じ踊りを踊らされているからでしょうけれど、史上最強に(?)やる気の無い感じがびしびし伝わってきますと言うわけで、折角の踊りなのですが、なーんかやっつけ感が強くてさっぱりでした

しかも終了後「チップを渡せば踊り子さん達と記念撮影ができまーす」などと案内があり、そそくさと踊り子さん達がステージの中央に集まって満面の笑みを見せますえっ、見事な営業スマイル

うーん、百歩譲ってあのやる気の無い表情で踊るのが正式な踊りだったのかも知れませんが、受けた印象としては感じが悪いですちょっとこれでチップをはずんで記念撮影しようなんて気にはなりませんねというわけで、我々の誰も記念撮影をせずに、踊り子さん達に背を向けて次の場所に移動しました背後からは踊り子さん達の冷たい視線がびしびし伝わってきました

 

次に連れて行かれたのは水晶の推奨コーナーマレーシアは水晶が良く採れるということで、また例によってお土産にいかがですか?というものです

最初に水晶の持つ不思議な力について、女性店員から説明を受けます。水晶は細胞にエネルギーを与え、血液の流れがスムーズにする作用がある。だから身につけているだけで色々身体に良いのだとか。他にも貰ったパンフレットによると「免疫力を高める」「精神力を上げる」「放射能に抵抗する」などと書かれています。ホンマかよ?

また変なトコに捕まっちゃったなー、別に水晶なんて要らないよ・・・と思ったのですが、そんな生来の疑り深さが顔に出たのか「じゃああなたで試してみましょう」と指名を受けました。へっ、あっしがですかい?

グループの皆の前に立たされて「まずは両手を真っ直ぐ横に伸ばして、片足だけで立ってみてください」とのこと。まあこれでも時々走って運動していますから、足腰には自信がありますよ。と言いながら、一抹の不安もヨッ・・・とりあえずぐらつくことなく立て、ホッと一安心大衆の面前で恥をかかずに済みました

が、その私の右腕をグッと突然女性店員が上から押さえつけますさすがの私もバランスを崩して両足を地面に付けてしまいます突然何すんでぃ

「では次にこの中から好きな水晶を選んで身につけてください」と色々な種類の水晶のアクセサリーを出されます。その中から水晶の数珠を適当に一つ選んで、右腕に付けました「ではもう一度さっきのように片足で立って」と言われたので、言われた通りに両腕を左右に伸ばして片足立ちします。

すると、再度女性店員が右腕から押さえつけます。が、私の身体はびくともしません。しっかり片足立ちを続けられます。それを見てグループの皆も「おぉー」と歓声を上げます。

これには私もビックリさっきと押す力が違うんじゃないか、とも思われますが、少なくとも私自身が受けた感覚としては、むしろさっき以上に押されていました。えぇっ、何でこれには女性店員もドヤ顔

ちなみに帰国してからネットでトリックを探ってみようと検索しましたが、大槻教授のプラズマでも解決されていない様子(?)。唯一ヤフー知恵袋に同じ時期に行った人からの質問が挙がっていましたが「暗示だ」と一蹴されていました

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14117658944

 

「そんな水晶を奥で色々な種類をご用意していますから、是非お求めくださいね」ということで、次の土産物ルームに案内されます移動の間、当然皆私に寄ってきて「あれ本当なの?」と聞いてきます。私も「いやー、何でですかねぇ」とキツネにつままれた感想。

実際に効果を体験した私は、まあ値段が安いなら一つ小さなものを土産で買っていっても良いかなと思いましたで、色々見ていると、案外安そうな感じです。どれどれ1500リンギットかー。

そこでグループの夫婦の奥さんに話かけられて「どうされます?買って行かれますか?」と言われます。
私「そうですねー。案外安いみたいですから、現地で買っていったら良いのかも知れないですね。5000円くらいなら買っていっても良いかなと
奥さん「そうですよね。でも主人が高いって言うんですよ。5万も払えないって
私「えっ、5000円でしょ?

そう言われて頭の中で再計算。1リンギットが大体30円だから1500リンギット×30円=4500円じゃないの・・・って考えてみると、あっ、一桁間違ってる4万5000円だ私と奥さんアウトご主人ドヤ顔

「い、いや、これはきっと水晶の魔力のせいですよ。私数字に弱いもんで」と、決して普段為替を見ながら商売していることは口に出せませんでしたそして「ま、まあ、片足で立てたからと言って、日常生活にどんな役が立つかって話ですけどね」なんて減らず口をたたいて誤魔化しました

今度は男性ガイドさんが近寄ってきて「どうです?実際に試してみて買って行かれたらどうですか?」と。私は「い、いや、ちょっと小遣いで手の出るレベルではないもんで・・・」と逃げました

結局、我々のグループは誰も買って行かなかったようでした。それで仕方なしにか、その男性ガイドさんが奥さんの土産に買っていました我々日本人グループよりも、その男性ガイドさんの方がよっぽど金持ちだったんでしょうね

 

マレー文化村を出ると、再度バスに乗り込んで移動しますバスは途中、97年に日本がサッカーワールドカップフランス大会に初出場を決めた「ラルキンスタジアム」の前を通過していきました日本人観光客が喜ぶので、敢えて通過していくんでしょうけれど、残念ながら私あんまりサッカーに詳しくないのでイマイチピンときませんでしたサッカー好きにはたまらない聖地なのでしょうね

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で、次の目的地はろうけつ染めの見学を出来る土産物屋。さっきのところでもろうけつ染めはチラッと見ましたが、こちらでもっと本格的に見られるということでした。無地の手拭いの上に筆を使ってロウを塗り、図柄を描きます。そこで染料を塗りつけて、ロウを落として水洗いして・・・とすると、立派なろうけつ染めが出来上がり色々な種類のろうけつ染めが売られていました

まあこうやって目の前で行程を見ると、ちょっと買ってみたくなります日本の伝統工芸などもそうですけど、実際に作っている行程は見せられるなら見せた方が良いと思いますね。どうしてこの作品にこういう値段が付くのかが理解できますし、ストーリーが見えてくることで思い入れも深まるというものです

今回のろうけつ染めは値段もお手頃でしたから、とりあえず2枚ほどお土産として購入。嵩張らなくて良いですしね。で、あともう一つくらい何か買おうかな・・・と物色していると、店のおばあちゃんに呼び止められます。「象革、財布」と薄い財布を奨められます。

ふーん、象の革かー・・・と思って見ていると、突然ライターを取り出して、財布を炙り出します「象革だから燃えない。良いよー」とアピール。確かに全然焦げてもいません。象革強し

財布も軽くて薄くてお手頃な価格だったので、それじゃと一つ購入。「二つ買ったら安くするよ」と言われましたが、まあそんなに要りません

で、お金を払った直後に思ったんですけど、財布が燃えるシチュエーションなんて早々無いですよねちょっと実用的・・・と一瞬思ってしまったのは思い過ごしでしたまあ、土産も欲しかったし良いですけどね

ふと振り返ってみると、もう私の他誰も居ませんでした私以外誰もお土産を買わずにさっさとバスに乗り込んでしまった様子なんて見事なまで「しぶちん」なグループなんだ、と思いましたが、まあ私も人のこと言えませんからね

 

そんなこんなで、マレーシアツアーは終盤を迎えます。最後は「シスルホテル(Thistle Hotel)」というジョホールバルの最高級ホテルのレストランのランチで締めくくり

テーブルは4人がけのものが4卓我々のために用意されていて、独り身の私は3人家族(両親と20代くらいの娘さん)のところと相席となりましたランチはバイキング形式。ただどうも前のグループが先に料理を取り分けているので、もう少しテーブルで待っていて欲しい、ということでした。

そんな状況で黙っているのも間が持たないので、私は相席の家族に「どちらからいらしたんですか?」と尋ねてみました。すると「秋田からです」とお父さんが応じます。となると当然「どちらから?」と返されますので私も「富山です」と応えました。「いやー、お互い日本海側の雪国ですねぇ」なんて言って雪国あるあるを少し話して、それで終了娘さんは終始ニコニコしていましたが、特段話を膨らませるつもりは無かったようです

私の勘繰るところによると、どうもお父さんは私を警戒しているような感じも。「うちの娘にちょっかい出すんじゃねぇぞ」的なこっちは既婚者やっちゅーねん

そうなってくると何となく私が邪魔者のような感じになりますので、とりあえず席を立ってトイレに行ったりして時間を潰しましたやがてようやく食事を取りに行けるようになったので、すかさず行動に移します

色々な種類の料理が用意されていましたが、マレーシアも西東と海に囲まれていますから、特に海の幸が豊富ですそれが特有のスパイスで味付けられています。ただやっぱり南国の魚ですから、正直日本人の好みからはちょっとズレていますねデザートやアイスもすごく甘いですしま、それでも私はどうせお腹いっぱい食べられるだけ食べるのですが食べることで家族との気まずさも自然と減らせますし

あと、予想通り辛いです最初「ドリンクは別料金。水も有料」と言われたので、別に飲み物なんて要らないや・・・と思ったのですが、水無しでは食べられないことを思い知り、やっぱり注文それでようやくテーブルに並べきらない程持ってきた料理達をちゃんと食べきることができました

 

ところで、シンガポールから移動してくる間のバスの中で、ガイドのおばちゃんが注意事項として「お昼ご飯の時に今渡す出国カードを持って降りて、そこで書いて昼食が終わったらすぐにイミグレーションに着くから、バスで書いている時間無いヨ」と言っていました。が、私は愚かにも持って降りるのを忘れ、バスの座席のところにカードを置いてきてしまいました

皆、食後のコーヒーが終わった後にカードを取り出して、テーブルの上で記入し始めます私は「ま、こんなもん2分もあれば書けるし、バスに戻ってからささっと書けば良いや」と思いました。しかし手持ち無沙汰

すると、そんな私を見付けてガイドのおばちゃんが「あなたカードは?」と聞いてきます。私は「バスの中に忘れてきてしまった。バスに乗ったらすぐ書きます」と言うと、ものすごい剣幕で「ダメよ時間無いよ」と激しく怒られます正直、おばちゃんという人種にこんなに怒られた、というのは、学生の頃以来です

「じゃあカード取ってきますよ」と言うと「バスは別の場所に昼食食べに行ったから居ないヨ」などと言います。私は段々腹が立ってきて、口にこそ出しませんでしたが「じゃあどないせーっちゅーねんおどれがバスから降りる時に皆に渡せば良かっただけちゃうんかタブレットで動画観て遊んでたクセしやがって」とドス黒い気持ちを押し込みつつ、無視して同じようにドス黒いコーヒーをすすりました

すすりながらも「えっ、そんなにすぐ着くの?書き終えるまで皆を待たせることになると申し訳ないな」と内心ビビりながらiPhoneの地図で調べましたが、ここから結構離れており、とても数分で着くような感じもありません。うーん、十分バスの中で書く時間があるんじゃないの?

結論を言うと、バスで20分以上移動したので、十分時間はありました私はバスに乗り込むとすぐにバーッと書いて、2分以内に仕上げますもう今まで散々海外行っているので、これらのカードの書き方なんてお茶の子さいさいですよ。何であんなに急かされにゃーあかんのやら

そんなこんなありながら、国境付近で男性ガイドさんとは別れ、イミグレーションも皆無事通過して、シンガポールに戻りました途中、それまでの晴天が嘘のように突然のスコールで大雨になって、熱帯気候の激しさを思い知りましたこの気象の荒さがおばちゃんの気性も荒くしているのかも知れませんね(つづく)

 

シンガポールへ〜チャイナタウン、植物園編

 

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