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ローマへ〜カラカラ浴場から真実の口編


ポルタポルテーゼ編からの続きです。

で、カフェに寄ったは良いけれど、そろそろお昼も食べたいお年頃(?)どこかでランチを食べようという算段になりました。

カフェから駅まで戻って、そこから次なる目的地「カラカラ浴場」に向かう流れ駅までは下り坂なのですが、駅を過ぎるとまた上り坂になります坂を上っている途中にピザ屋さんがあったので、休憩がてら立ち寄ることに

そこでツナとかコーンとかメニューで入っているものがわかったピザを2つ注文。味は言わずもがな美味しいですイタリア料理に外れは無いですね

しかし我々はその2つのピザを4人で分けて食べていましたが、現地の男性は一人で一枚とサラダのセットを平らげていましたイタリアの人ってスマートな印象がありますが、結構大食漢なんですねともあれお腹を満たした我々は、チップを置いて立ち去りました

そして15分程歩いて「カラカラ浴場」に到着カラカラなのに風呂か、というのは日本人的発想ですが、カラカラ帝という3世紀頃の皇帝が作った大浴場のこと。2000以上の浴槽がある巨大な施設で、市民の娯楽施設として造られました。東京ドーム並のスーパー銭湯という感じでしょうか?まさに「テルマエ・ロマエ」のような話ですが、その遺跡が今でも残っています

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↓昔はこんな感じだったそうです。
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こういった感じの遺跡はローマのあちこちにありますが、まとまって残っている規模感は圧巻ですそして青空と遺跡のコントラストが見事でした歴史の育んだスケールのでかさに感嘆しながら一回りし、暑かったのでひとっ風呂浴びたい気分になった我々はカラカラ浴場を跡にしました

なんだかんだで15時くらいになり、半日歩き回って疲れた嫁親チームは先にホテルに戻って休むということになりました。私&嫁チームは最寄りの地下鉄の駅まで見送ると、引き続き二人で観光を続けます。で、やはりローマと言えば真実の口。あそこに手を突っ込んで初めてローマに来た気分になれますカラカラ浴場から歩いて15分程の距離らしいので、そのまま歩いて行ってみることに

途中「チルコ・マッシモ」と呼ばれる大広場の脇を通ります。ここはかつて10万人以上収容できるとされた競技場で、映画「ベンハー」でお馴染みの戦車レースが行われたりした場所遠くにパラティーノの皇帝宮殿跡を見晴るかし、非常に眺めが良く、爽やかな気持ちになれます

↓佇む金髪の少年が絵になります
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と、突如そこに現れたのがセグウェイの集団ローマの街を颯爽とセグウェイで回り、歴史と近未来の融合的な感覚を味わうため、レンタルセグウェイがあるようですそのツアーもあるようですが、3時間で65ユーロ(約9000円)とちょっと高めそれでも乗ってみたかったですが、時間の都合もあって断念まずは皆でレクチャーを受けて乗り方を覚え、それから1列縦隊でお行儀良く走っていました

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そこからまた数分歩いていくと、真実の口で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に到着真実の口は今更説明する間でも無いですが、海神トリトンが彫刻された壁画。元々はマンホールの蓋だったそうですが、いつの間にやら「嘘を付いた者がその口に手を入れると抜けなくなる」という逸話が出来て、それが映画「ローマの休日」で取り上げられて一躍有名になりましたしかし海神の口に手を突っ込むなんて、それだけでバチ当たりな感じですが

と言うわけで真実の口は超メジャーな観光スポットですから、教会の前には人種を問わない観光者の大行列が出来ていました疲れていますしこういう並びものはあまり好きではないのですが、折角ですから行列好きの日本人代表として大人しく並びました。

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真実の口に手を突っ込みたいがために並ぶこと30分結局皆1枚ずつ写真を撮っているから時間がかかるわけですが、やはり10人に一人くらいは「抜けないよ〜」的なニュアンスを出しながら写真を撮っていました。このネタは万国共通なんですね

で、我々の番。まずは教会への寄付を求めた箱があるので、そこに1ユーロ入れます任意ですが近くに係員が立っていますし、基本入れないと撮影できないような雰囲気になっていますあとはサクサク写真を撮らないと後がつっかえています係員の人に頼めば二人同時に手を突っ込んでいる写真が撮れたと思うのですが、我々は大人しく一人ずつ

↓いつものサイズの写真を載せようとしたら「アクセス数が減ったらどうするの?よく考えて!」と嫁に言われミニサイズ
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真実の口は教会の入り口にあり、そこに手を突っ込んでようやく中に入るという流れ真実の口に手を突っ込まないで、記念撮影もしないで入っていく人っているんでしょうか?グリコやビックリマンチョコのおまけのように、おまけの方が人気があって本体はどうでも良い感があったり

ただ西洋の一般的な教会は初めてでしたから、中が思ったより広いことや、その古びた歴史感はなかなか味があって良かったです当然今もちゃんとミサを行うような施設になっています

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ところで、奥の方に進むと地下に向かう階段がありました何人か観光客が出入りしているようなので、我々も近くに行ってみました。すると係員が居て「この地下に入るには一人1ユーロ」とのこと。何があるのかわかりませんが、折角ですし入ってみることにしました。それで嫁が若い男の係員に2ユーロと渡すと「これは僕と君の分かい?」などとイタリアンジョークをかましてきました

そんなナンパな係員を尻目に地下へ降りると、中は本当に薄暗く、ランプの明かりでぼんやりと照らされた個室がありましたそこに聖母マリアの絵がポツンと小さく飾ってあるだけこ、怖いハドリアヌス教皇1世の地下聖堂だ、ということですが、詳しくわかりません

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そんなわけでものの1分程でさっさと地上に戻った我々は、出口付近のお土産屋を物色してから教会を跡にしました

↓サンタ・マリア・イン・コスメディン教会前
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↓セイントアナスタシア教会
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サンタ・マリア・イン・コスメディン教会を跡にした我々は、地下鉄の駅に向かいます。途中、結婚式の二次会があったようで、新郎らしき男性が友人達にそそのかされて、テラスの上にいる新婦に向かって恥ずかしそうに愛のメッセージを送っていましたいやー、どこの国も結婚式は微笑ましくて良いですね

そんなこんなで地下鉄に乗って帰ることにで、観光はこの辺にして、嫁の希望でローマの図書館に行ってみることになりました嫁は司書の資格を持っているので、図書館大好きっ子(?)ですから、言葉がわかろうがなんだろうが、とにかく海外の図書館も見てみたい、ということで。

地図を見るとテルミニ駅から歩いて数分のところに「ヴィットーリオ・エマヌエレII世国立図書館」があります。イタリアに8つある国立図書館のうち、中央図書館はココとフィレンツェの2箇所だけ。というわけでイタリア最大の図書館です

・・・が、図書館の門扉は固く閉ざされていました残念ながら我々が行った時は時間外マンマミーア土曜のお昼から日曜にかけて休館ということですが、土日に使えないとはちょっとサボりすぎではないでしょうか

↓ヴィットーリオ・エマヌエレII世国立図書館HP
http://www.bncrm.librari.beniculturali.it/

仕方がないので、そのままテルミニ駅まで歩いて戻り、テルミニ駅の売店で土産物を物色しましたここでもドバイのようにレジにベルトコンベアが付いていて、商品をそこに置いて店員さんの手元に引き寄せられるシステム。そしてやはりレジの前は長蛇の列です日本だとクレームものですね

そうしてなんとか土産物を買うと、あとはホテルの近くの小さなお店でまず水を仕入れます。2リットルサイズのミネラルウォーターが50ユーロセント(約70円)ということで、非常にお買い得これでホテルの中で水を浴びるように飲み放題(?)ですよ

あと夕食は歩き回って疲れ果ててあまり食欲が湧かないので、大人しく近くのお店でまたサンドウィッチを買って部屋でむさぼり食うことにしました。たまたま入った小さなショップは若い美人なお姉さんが「チャオ」と非常に愛想の良い接客をしてくれるお店でしたが、もう閉店が近いのかあまり商品が残っていない様子2、3種類しか選択の余地がありませんでした

で、どちらにしようかな・・・と思ってよく見ると、ショーケースの中にコバエが数匹飛び回っていて、非常に衛生上宜しく無い感じしかしこんなにもお姉さんが「さあ、どれにするの?」的な感じで見つめているので、買わずに出て行くという選択肢はありません仕方なくそのうちの一つを選んで帰りましたが、初日に引き続きテイクアウトのサンドウィッチはどうもハズレ感満載です

そうやってサンドウィッチと水のビニール袋を抱えて、ようやくホテルに戻りました一応高級なホテルなので、何となく我々の貧乏臭さに負い目を感じつつ、人目を避けるようにそそくさとエレベーターホールに向かいました

やがてエレベーターが到着すると、開いた扉から西洋人の子供が出てきました。しかしその出で立ちは、ジャケットに蝶ネクタイをして、いかにも今から晩餐会に出席しますよ、的なかわいらしくかつ非常にブルジョワ感溢れるおめかしがなされていました私は反射的にビニール袋を背中に隠し、逃げるように部屋に戻りましたそして全てを忘れるかのようにサンドウィッチを貪り食って水をかっ喰らって寝ました(つづく)

 

ローマへ〜ナポリ(時々UFO!?)編

 

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