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ローマへ〜バチカン市国編

 

旅立ちからアリタリア航空で到着編からの続きです。

 

翌朝。その日はまず半日がかりでローマの有名どころを回る市内観光ツアーが組まれていました朝食は毎朝ホテルで付いていたのですが、集合時間が早かったので、レストランの開く時間の前から並んで一番に食べます我々の他に並んでいるのも日本人で、どうも日本人向けオプショナルツアーは朝早くからの集合が多い様子。非常に日本人がせっかちに思われるようなスケジュールが組まれています

朝食はやはりバイキング形式ヨーロッパらしくパンの種類が豊富で、それぞれやはり言うまでもなくBuono(美味しい)朝からもりもりと存分に食べることが出来ました無類のパン好きの嫁にはたまらないラインナップで、特に「nutella」というパンに塗るチョコレートペーストがふんだんに使えるのがたまらないのだそうちなみに私も土産で買ってきたやつを食べて、日本に戻ってきてからはまりました

バイキング以外にも別料金メニューもあり毎回薦められるのですが、全部割高ですし、これだけ種類が豊富な中で朝からわざわざ頼む必要も無く。毎回無下に断っておきました計4泊したのですが、最終的にはメニューを持ってこなくなりました

そんなこんなで朝食を食べ終えると、すぐ昨日下見したテルミニ駅傍の集合場所に向かいます到着するとバスが3台並んでいて、中年の日本人男性が名簿を片手に参加者をバス毎に振り分けていましたバスに乗り込むと、既に40人くらいの日本人旅行者が乗り込んでいます。私は昨年色々海外に行きましたが、さすがメジャーな観光地らしく、初めて他の日本人と回るツアーに参加しました。なんだかんだで周りが日本人というのは落ち着きますね

そこで赤い小型の無線受信機を渡され、首からぶら下げイヤホンをしますそれぞれ回るところは広いですから、遠く離れてもガイドの声が聞こえるようになっています。なるほど拡声器とかで大ボリュームは無粋ですしね

間もなくバスは出発し、最初の目的地バチカン市国に向かいますバチカン市国も有名ですから今更説明は不用と思いますが、一応解説。

バチカン市国はイタリアの中にある別の国で、世界で最も小さい国。キリスト教の最高司祭であるローマ法王の国です。ただ別の国と言っても普通に歩いて入れますし、パスポートも不要です。通貨はユーロですし、あくまで概念的なものですね。世界の皇居的なイメージ。ちなみに全く余談ですが、イタリアの中にはもう一つ独立国のサンマリノ共和国があります。

今回バスに乗って思ったのですが、ローマの道は昔の名残を残す石畳なので、結構凸凹しています駅周辺の一等地でもガタガタ揺れますそんな中でもしっかりと道中を案内してくれる我々のガイドさんは、やはりジローラモ的なダンディな優男風。ただイタリア人と日本人のハーフらしく、流暢な日本語で案内してくれます

で、バチカン市国に向かう道すがら、天気がドンドン悪化して、突然の雷雨に見舞われましたロンドンは雨の街とか言いますが、ローマは特にそんな話もありません10月のローマの気候は大体日本と同じような感じではありますが、ここ連日大気が不安定なんだとか特に昨年は世界的な異常気象の一環で5月に雪が降ったりとか、作物も育たなくて大変だった様子

「皆さん傘はお持ちですか?もし持って無くても、バスを降りたら売り子が寄ってきて10ユーロで買えますよ」とガイドさん。確かに到着しバスを降りた瞬間に、何人もの売り子が乗降口に殺到してきました難民の子供達でしょうか?ただ我々も含め日本人は皆準備が良いので、皆折りたたみの傘をしっかりと持ち合わせていました結局誰も買わなかった様子。さすがに持っている人間に売り込んでくるガッツのある子供はいませんでした

 

バチカン市国の周囲は城壁で囲まれており、それがイタリアとの国境になっていますバチカン市国に軍隊はありませんが、警察組織はスイスが担当していて、独特の衣装を着た市国警備員が表情一つ変えず微動だにせず、不動の姿勢を保っていることで有名。なかなか特徴的な制服なので、観光客は皆その姿を写真に収めます

↓ただし我々が行った時は雷雨だったので雨ガッパバージョン
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↓晴れてたらこんな感じ
http://imagenespoliciales.com/galeria/displayimage.php?pid=51

そんな警備員が立っている入り口から入り込むと、やはり一応X線による手荷物検査がありますそれを通過するとはれて正式に入国完了一応これで人生5ヶ国目の制覇となりました

眼前には有名なサン・ピエトロ広場が拡がっていますここで毎週日曜にローマ法王が祈りの集いを行い、大勢のキリスト教信者などが集まって皆で祈りを捧げますローマ観光の目玉の一つですから、当然我々以外にも多くの観光旅行客がやってきて大賑わいでした。

サン・ピエトロ広場は円形(厳密には楕円形)になっていますが、それを囲むようにコロネードと呼ばれる列柱が並んでいます。それは4列ずつ並んでいるのですが、ガイドさんの説明によると、広場の中心にある円盤の目印に立って見渡すと、4本の柱が全て重なって一本に見えるように作られているそうです。皆それを聞いて「おぉー」と慨嘆していましたが、それが何を意味するのかまではよくわかりません

↓雨のサン・ピエトロ広場は殺風景
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サン・ピエトロ大聖堂
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広場の中央にはドンとそびえ立つオベリスクがありましたオベリスクは古代エジプトで作られた石柱のモニュメントですが、かつてローマ帝国がエジプトに侵攻した際に戦利品として持ち帰ったものだそうです。道場破りの看板のようなもの・・・ではありませんが、持って返ってくる兵士や奴隷は大変だったでしょうね

なかでもこのオベリスクはローマ(バチカンも含めて)で二番目に大きなオベリスクだそうで、紀元前20世紀にエジプトで作られたものがローマ帝国時代に運ばれたものだそうです(ただし諸説ある様子)。そして唯一一度も倒れたこと無いものだそうで、何千年もの歴史を感じさせる一品となっています。ほぇーちなみにローマには全部で13本オベリスクがあるそうですが、スタンプラリーできそうですね

バチカン市国のオベリスク
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そこまで話を聞くと後は自由行動の時間に1時間でサン・ピエトロ大聖堂の中を見学し、また広場に集合という段取りでした中には多くの歴史的価値のあるものが並んでいて、また人も多いですからとてもじゃないですが集団行動は無理ですね

なお、残念ながら今回我々は美術館には行かないコースだったので、色々教科書などにも載っているようなお宝には会えず次回来た時はそちらの方もゆっくりと見学したいと思いますともあれ、雷雨から逃れたい我々は、さっさと大聖堂の中に入るのでした

↓法王を映すスクリーンはパナソニック製。ようやく日本の意地を垣間見た気がしました
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サン・ピエトロ大聖堂はその歴史の重みに圧倒されるような歴史的建造物ルネサンス後期とバロック様式が混在しているようですが、もともと美術の成績が5段階中お情けで2だった私にはちんぷんかんぷんとにかく何かすごいぞ、ということだけはわかります

サン・ピエトロ大聖堂
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サン・ピエトロ大聖堂その2
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ちゃんと教会としてミサが行われていました。
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私がミケランジェロ作と思ってテンションが上がった絵画は、プージアの祭壇画というものだそうです(;^_^A
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ちなみに有名なミケランジェロもラファエロも、全くどれがどれやらわからず帰ってきてしまいましたもっと事前研究すべきでしたね帰ってきてからHPなどで確認しても全く見覚えが無いので、下手すると見て来なかったのかも知れませんまあ私が唯一写真に収めた絵が「プージアの祭壇画」だったので、多分これが私の琴線に一番触れたのでしょう

↓ちなみにこれがサン・ピエトロ大聖堂にあるミケランジェロ作の像
http://smcb.jp/digiphoto/561056

そんなこんなでアレコレ堪能すること一時間一通り見た我々はお土産屋に寄って、今のフランシスコ法王の絵ハガキを買いました。そこで貰ったお釣りの50ユーロセントコインがまたフランシスコ法王の柄でした

実はユーロはヨーロッパの統一通貨ですが、少額コインに関しては各国でデザインが異なり、勿論このバチカン市国も発行しています。それがフランシスコ法王の柄。まあコインなんて偽造するメリットが薄いですから、国毎に色を出しやすいのでしょう。そんなわけでコインコレクター的にはテンションが上がるところです

↓同じ50ユーロセントでも左がバチカン、右ローマ
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ちなみに今のフランシスコ法王は庶民派で非常に人気が高いとのことなので我々も日曜にもう一度訪れて生法王を見たいな・・・と思ったのですが、結局スケジュール的に都合が合いませんでした残念

最後にバチカン市国の郵便局ここのポストは黄色いのが特徴ですが、この辺りに住む人はローマで出すよりバチカンの郵便で出す方が正確に早く到着するので、わざわざここから出すのだそうです切手もここでしか買えない限定品ですし、私も是非ここから出したかったのですが、残念ながら時間が無かったので断念こういうツアーの欠点ですね。

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そんなこんなで私の人生5ヶ国目バチカン市国観光は一時間ちょっとで終了。滞在時間が最も短い国でした全員無事集合すると、バスが待機している地下駐車場まで皆で歩いていきました(つづく)

 

ローマへ〜コロッセオからトレビの泉編


 

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