●IRQバッティングを避けたデバイス装着位置最適化術
マシンのアーキテクチャから説明することになってしまうが、本来マシン上の各デバイスには「割り込み番号(IRQ)」が割り当てられており、これらは椅子取りゲームの椅子のように1デバイスに1つ割り当てられるのが普通だった。
だが、現在のWindowsにおいてはこのIRQの「共有」が許可されるようになり、たとえばIRQ13番に「LANカードとUSBポートとビデオカード」という形で居座っても問題はなくなった。
しかしながらやはりこのIRQ共有(バッティング)はパフォーマンスと安定性の側面から考えると好ましくなく、またサウンドカードやキャプチャーボード等の「相性にうるさいパーツ」においては、このIRQバッティング状態で利用すると「不安定」「一部の機能がうまく動作しない」という事態に陥ることがあるのだ。
このような事態を避けるためには、まず「PCI/PCI-Eデバイス」の接続位置を見直す必要があるのだが、この見直しには「IRQの利用状況の確認」を行い、問題を洗い出してから挿しなおすとよいだろう。
#マザーボードに装着されているPCIデバイス
※マザーボードに複数のデバイスを装着する場合には、「バス位置」に注意する。
当グリモアWebは右上の書籍
「Grimoire For Windows XP(グリモアforウインドウズ) Vol.1 システム編」
のすべての内容を掲載している奇特なWebだ。
なお、左の書籍はグリモア第二弾
「Grimoire For Windows XP(グリモアforウインドウズ) Vol.2 カスタマイズ編」はVol.1を超える670ページという膨大な紙面を割いて、XPカスタマイズを語った書籍。Vistaを導入する前に、まずXPを最大限に活用&チューンせよ!