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登場人物
わくわく冒険日誌 2005

“混迷の闇夜を、真向唐竹割り!”の
3月


〜残された時間を数えてしまうときにどうぞ〜


31日(木) 「夢を失ったあんたの心に、真のヒーロー魂を刻む男の名を」
「Viewtiful JOE」より

『エマ』(マンガ)
ついにエマがはじけてしまう第5巻。 淑女と紳士たちの上流社会をドラマとして描ける力量はすばらしい。 ここをクローズアップした作品っていままであまりなかったはず。 お高くとまった貴族にもいろいろいるはずだよね。
なんとアニメ化もされるらしい。なぜか、まずローカル局でだけ放映される。 TVKで見逃しても次の日ちばテレビでチェックできるというのは素晴らしいかも。


『Viewtiful JOE』(アニメ)
時々眺めるだけだったけど、いよいよクライマックスで盛りあがる。
いつもは能天気なジョーだけど、ジャドーのボスがこいつならさすがに正気じゃいられない。
彼あってこそのジョーだからね。
ジュニアとみんなの声援で復活したジョーが、シックスマシンを説得するシーンが最高‥‥。

29日(火)

最近読んだ本
『ラブクラフト全集1』を再読してみると、学生の頃感じたあの読みにくさがない。 う〜ん、人間落ちつきが出てきたからか。

『呪縛の島の魔法戦士』
魔法戦士リウイが呪われた島ロードスに行く。ロードスの騎士パーンと主役同士の共演だ。 驚いたのはクライマックス。まさか、火竜山上空であんなテレ東アニメみたいなシーンがあるとは。

『幻想ホラー映画館』
ホラー映画をとりあげて筆者が語る。‥‥はずが、各項目とも八割方「最近の映画は‥‥」 みたいなぐちで、表題の映画は残り数行で(この日誌のように)適当に説明しておしまい。 ただ、面白そうな映画もいくつか見つけたのでまあいいかな。
資料的価値は教養文庫の『カルト映画館ホラー』の方が数段上。こちらはストーリーと見所を端的に解説したあと、 筆者なりの観方をちょこちょこっと述べている。読んでもためになる。

27日(日)

TRPG集会の日
実は今日は浅草のゲームマーケット(即売会)の日でもあるんだけど、 三月中は今日がベストだったのでそちらは断念。
ものは怪奇現象を打ちはらう「ゴーストハンターRPG02」。 最近1930年代のシカゴがどうのとか言っていたのはこのため。
今回、出来合いのシナリオを使うという自分では初めての試みだったのだが、実際どうだったかというと‥‥。
活動報告(作成中)

26日(土) 「プロとアマとがひとつになって!」
「特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー」より

よみうりランド近くの銭湯「丘の湯」へ。
明るいうちに訪れたのが幸いして、さほど混まずにすんだ。 漢方のエッセンスが効いている薬効サウナがなかなかいい気持ちだ。 その後は、相方さんが、マッサージを受けている間、ベンチでぼーーーーっとしていた。
心身ともに弛緩しまくった。

その後は立川へ移動。すでに暗くなっていたので靴探しはあきらめた。
立川のルミネ自由軒で食べた、ハイシビーフやインディアンカレーがおいしかった。 ソースやケチャップベースをベースにした味付けは、まさになつかしの洋食という感覚でなかなか忘れられない。

特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー
おなじみの共演Vシネマ。デカレンジャーにもう一度会える!
このシリーズのパターンだと、デカがTVシリーズ中で、アバレはその後のお話になっているはず。 みどころはやはり、アバレの面々がどう登場するかでしょう。 TVシリーズの結末で、アスカ(ブラック)はダイノアースへと帰還し、仲代壬琴(キラー)は散った。 残った面々もそれぞれの道を歩んだ。五人揃えるにはどうするのかなあ。

で、実際観てみると、アバレ側に結構力が入っていた。なるほど〜これは思いつかなかったなあ。 しかも、TVシリーズの別れも大事にしたやり方だった。上手いね。

デカレンジャーの面々もアバレ色に染められつつも、カッコよく笑わせてくれる(アブレラも含めてね)。

敵キャラのヤクザなアリエナイザーがやたらいい味を出していた。「にぃさんたち、しまいじゃのぉ〜」
さあ、その後のデカレンジャーを観たかったら、あと一年待たないとね(魔法とメカは相性よさそうじゃない?)。
25日(金)

歩いていたら、靴底のゴム部分がいきなりとれて、歩くたびパカパカみっともない音が鳴るようになってしまった。 これ恥ずかしいなあ。

24日(木)

予習としてアバレンジャーの最終回をもいっかい観てみた。
おいおい、涙が止まらないよ。→内容

茶道部
今日は早めに行けるので、脳みそからこぼれおちてしまった濃茶手前を一から叩きなおしてもらおうと、 部室へ直行。そうしたら、結構人が揃っていたので、花月をやりましょうということになった。
通常のお稽古でやるとは初めてだ。足さばきがポイントだね。流れるようにできればよいのだけど。

22日(火) 「勝負は最後までやってみなけりゃわからない」
「アンタッチャブル」より

ここ最近、わけあって1930年代のシカゴあたりの資料を調べているけど、ピンポイントな本がみつからなくて苦戦中。 海外サイトには写真もたくさんあるんだけど、高速回線じゃないから探すのに時間かかるんだよねえ。
映画は「アンタッチャブル」を借りてきた。 しかし、これでは密造酒やギャング関係以外はわからないなあ。 あ、もちろん映画としては一級品だよ。

恐慌前の1920年代ならたくさんあるんだけどねえ。
実は「クトゥルフの呼び声」ルールブックあたりが一番詳しいかも。

21日(月) 「我ら!スーパー戦隊」
「爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー」より

相方殿からぜひ読むようにと渡された『監督不行届』(安野モヨコ)。 庵野監督のカミさんによる旦那さんの生態をつづったマンガらしい。 「ダーリンは外国人」とかこの手マンガはいろいろあるけど、 旦那がとびきり変り種だった場合、マンガにでもしないと元がとれんわ! というところかな。まあ、仲が良くないと描く気も起こらないだろうし。

で、いくらなんでもこの監督ほどじゃないよと思って読んでみた。
・日曜の朝は7時半頃ちゃんと起きる
・食玩で部屋がちらかっている
・仮面ライダーファイズ放映期間中は携帯電話で「変身!」する
・相方をカルチャー的汚染しておいて「もともと素養があったんだよ」とうそぶく

‥‥いたたたた。

爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー
――緊急出動したアバレンジャーたちが目にしたのは、街を破壊する旋風神と轟雷神だった。 からくり巨人は壊れ、爆竜たちは傷つく。搭乗していたのはフラビージョとウェンディーヌだった。 エヴォリアンになったという二人は、ダイノアースの邪忍イーガを復活させる。 ハリケンレッドも駆けつけるが、反目しあいアバレンジャーとは息が合わない。 さあさあ、果たして九人は力を合わせて邪忍イーガを倒せるのか。

デカレンVSアバレンジャーがビデオショップで全部借りられちゃっていたので、 復習の意味もこめて借りてきた。うん、活躍シーンは全員あるし、盛りあがる。 これはなかなかの出来映えじゃないかな。

ハリケン組は撮影終了から一年経っているので全員ヘアスタイルが変わっているけど、 カブトライジャーの霞一甲がロン毛になっていたのが一番違うなあ。
あと、宇宙コギャルのフラビージョが、パラエティでお馴染みの山本梓だったことに今回初めて気がついた(笑)。 最近「この娘、なかなかいいんじゃない」とか言っていた人に、 数年前「おいおい、コイツ勘弁してくれよ〜」と悪態ついていたとはつゆ知らず。 佐藤珠緒といい、女性キャラは戦隊モノでアレだとその後ブレイクするというジンクスができそう。


20日(日)

小石川植物園
白山駅で下車してたどり着く。 東京大学が管理している植物園らしい。樹木、草本性植物、温室植物がゆったりと栽培されている。 近くの雑貨屋で入場券を買うというシステムに一抹の不安を覚えるが、 都心にこんな広い敷地があることにちょっと驚く。
ひともあまりいないので、ちょっとした散歩によさそう。 ぼくはマスクを手放せないけど。

今回のターゲットは植物園奥にある重要文化財の建物。
レンガ色とは違う濃い目の赤色で統一されていて不思議な印象を受ける。 周囲はちろちろと小川が流れているので、見る角度によっては湖に浮かぶ館にも見えるのがいいね。
園内からは中に入れなさそうなのが残念。
パンフレットはやはり建築物についての記述はなかった。まあ、植物園だしね。

その道路向かい側にある春陽堂の建物もなかなか特徴的だった。

19日(土) 「踏みとどまるのも勇気!」
「Viewtiful JOE」より

おお、番組表に「チンプイ」がかろうじてあった。
すばやい反応だなあ(←違います)。
で、録画してひさしぶりに堪能した。ところが、最後のテロップに
「チンプイをごらんいただきありがとうございました。また会う日を楽しみにしております」

‥‥なぜ、こんなオチがつくのか。


あきぼんさん家訪問
恒例の手作り餃子パーティ。 いこちゃんも参加するはずだったが、帝都を覆う大量の花粉にやられて欠席。 ぼくも参加しているがマスクが手放せない状態だ。

餃子作りを手伝おうかと思ったが、ぼくの一番の任務は子守らしいので、そちらを担当する。 相変わらず元気なぐりんちゃんのお相手をしつつ、れっとちゃんも寝かせてみたりする。 前後にゆすりつつ、マジレンのエンディングテーマを歌うと見事眠ってしまった。
歌とだっことどちらで寝たのかはわからないけど、達成感あり。

その夜はお酒も入ったせいかぐっすり。

18日(金)

おお、番組表に「チンプイ」がかろうじてあった。

17日(木)

茶道部
甘味女王のHさんが復活。Sさんの結婚式話で盛り上がっていた。
「振袖着ていこうかと〜」
「帯の結び方を習って〜」
さてはそっちが目的か(笑)・・・。ぼくも何かしたいところだが、茶道部の品位がかかっているので、無茶なことはできないよね。


書店では、世界の歴史に関する本が増えていてびっくり。あれもこれも欲しくなっちゃうなあ。

「ローレライ」
原作の解説によると、なんでも「『亡国のイージス』は映画化しにくいので、別なやつを」という依頼で書かれたそうだ。女の子を出すこともお題にあったらしい。なるほど。

16日(水) 「べとべとさんよ、べとべとさん〜」
森進一「おふくろさん」より

『妖怪大裁判』(水木しげる)を買ってみた。 悪い行いを知らせる三虫とか、隠れ里とかどこかで聞いた話がさりげなく題材になっている。 さすが、第一人者だなあ。あと、見上げ入道の妖怪学校のシーンがいい。 生徒が、悪ガキと猫と虫の三人しかいないの。かわいい。
図書館で借りた『妖怪談義』もぱらぱらと読む。京極夏彦と水木しげるの対談は、小説のシーンそのまんま(笑)。 京極夏彦はよくそらであれだけ文献やら固有名詞が出てくるなあ。

14日(月)

昨夜のコーヒー談義をうけて、挽いた豆でコーヒーを淹れてみることにしよう。
スーパーで豆挽き器使うのって、ちょっとどきどきするよね。
う〜ん、この状態での香りは最高だね。
で、フィルターで適当にお湯をそそいでみる。

‥‥えっと、コーヒーってこんなに透明度の高いものだったっけ。
淹れかたがよくないのかな。

13日(日)

昼。病みあがりの相方さんにカラオケに連行される。
希望の曲「愛のバクダン」が、カタログ掲載されているのに、機械では受付エラーになり不満そう。
しかし、最近CDもあまり聴かないから新譜にはうといんだよなあ。

午後、相方さんを渋谷の街に放逐(というか放流)して、同期のSくん&Bくんと、 話題の潜水艦映画『ローレライ』鑑賞。
歴史を舞台にした硬派な時代映画と思いきや、オーバーテクノロジーでびっくり。
終戦直前なのに「テニアン島」と左から右に書かれていてびっくり。
映画CMの戦国自衛隊でびっくり。
でもCGはなかなかの出来映えだったし、退屈はしませんでした。

その後、炭火焼鳥屋で、コーヒーやら、その他の事物について議論を戦わせる。

12日(土) 「夢で会えたら」

いこちゃんによると、NHK人形劇で「海底二万マイル」がやっていたそうだ。
観たかったなあ。テレビ欄を見ると「人形劇場(再)」って、これではわからんわ〜。

昨晩、気がつかないうちにテレビをつけっぱなしで眠ってしまったらしい。 夜明けに一度目が覚めた。あれ、テレビ画面にエリさまが写ってる‥チンプイ?
そのまま眠りに落ちる。
起きてから確認してみると、確かに朝早く「アニメ」が放送されているようだ。
もしかして藤子F不二雄の最高傑作『チンプイ』が再放送しているの!?。 ちょっとまってよ〜

テレビ欄の充実を強く希望。

『ギャラクシートリッパー美葉』読了。

9日(水)

『神は沈黙せず』(山本弘)
ちょっと前の話題作。著者はじめてのハードカバー作品だ。
ちょっと分厚く、中身もかなりのもので、ライトノベル出身をなめんなよ!とでも言うかのような渾身の力作。
三日がかりでじっくり読んだ。

「ラプラスの魔」「パラケルススの魔剣」「ナイトブレーカーズ爆発!」(葉月の能力ね) 「時の果てのフェブラリー」「戦慄のミレニアム」「トンデモ超常現象99の真相」‥‥ などなどこれまでの作品のエッセンスが凝縮されているように感じた。 作者お得意の奇現象が山のように紹介されている。これらの新解釈だけでなく、 「遺伝的アルゴリズム」や「サールの悪魔」など目新しいガジェットで、 どきどきする知的なホラ話を形成している。

それと同じくらい紙幅を費やしているのが、 人の固定観念がたどりつく悲劇の数々。どうして哀しい事件は起こるのか。 どのような連鎖構造が悲劇を生み出すのか。
主人公、優歌がたどり着いた答えは‥‥。

著者サイトにある「まぼろしのあとがき」は、本書に納めずこういう形で 掲載されているのはやはり正しい判断だと思う。あとがきで触れなくとも、結末近くの優歌が読んだ本のくだりで、 皆ぼんやりと感じているはずだ。それよりも「パラケルススの魔剣」のように現実と創作の線引きが欲しかったけど、 まあこんな時代だから自分で調べようってことかな。

ところで、 作中に登場した痛快冒険小説『赤道の魔都』(十九世紀、若き日のブラヴァッツキー夫人が世界を舞台に活躍する) が読みたくなっちゃった。

山本弘のSF秘密基地(作者サイト)


6日(日)

かねてより狙っていた本を図書館で借りた。 分厚いので借りたらもうあまり出歩けないシロモノだ。 早めに帰ることにしよう。

5日(土)

このところ遠出が多かったので、ゆったりめの計画にしたつもり。 しかし気がつけば結構歩いていたような一日だったなあ。

人々でごったがえす、上野駅から公園に沿ってぐるりと歩けば、旧岩崎邸庭園にたどり着く。 庭園というより丘の上にあるお屋敷という印象を受ける。
近代建築目当てに来た二人だが、この日は野外クラシックコンサートが催されていて、 音楽を好む人々が次々と訪れていた。いやー計算外だったね。

ふう、喉が乾いた。庭園で紙コップに注いで売っていたコーヒー買っておけばよかったなあ。 自販機のはどうも苦手だ。インスタントコーヒーが一番肌に合う(←おかしいですよ)。

その後は神保町に行こうとして間違えて神田で降りる駅を間違える。
いま地図を見ると‥‥うん、反対方向に歩いていたね‥‥。

4日(金)

家族で食事会。
弟が選んだ料亭っぽいところでお食事。
なかなかそれっぽい店をチョイスするじゃあないか。 父上へのプレゼントはCDでこれは問題なかった。 弟には『バニラ・スカイ』のDVDをあげたんだけど、オマケの『ジェイソンN.Y.へ行く』 の方に食いついていた(笑)。おっかしいなー。

3日(木)

夜半から雪になるようだ。
明日は一応、父上と弟の誕生日を、まとめて祝うことを口実にしたお食事会なので、 さくさくっとプレゼントを買う。

1日(火)

『百鬼夜翔 霧が開く黎明』を読了。
完結作にふさわしい作品。次の日もあわせて結局二度続けて読んだ。

超常の戦い、友人との確執、ねじ込まれる積み重ねられた設定の数々に、暴露される敵ネットワーク「ザ・ガード」「バグズリーダー」の正体。 相互理解不可能な者との妥協点のコミニュケーション、面々と練られた策略をくつがえす小細工、主要人物突然の死、そして告白。 すべてがつまった最終回の完結編だ。

特に石動諒一郎はシーンのひとつひとつが格好よく、 一文一文がぐっとくる。これまでの物語を背負ったうえであるから。 涙も出てくる一行もあった。

作者は「魅力的な最終回を作る人」だとぼくは勝手に思っているが、 クライマックスの戦いをこう持ってくるとは想像もしなかったなあ。 全編を通じて洋大、最高の見せ場。収束する謎がついに真の結末をあばきだす。
いやあ、これで終わりとは残念だ。