国やんの娘役ワンダーランド

「娘役命!」の管理人、国やんが
娘役について語ってみました。
ミーハーあり、真面目な娘役論あり、
徹底的に娘役にこだわるコーナーです。

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 20 遠野あすか(7) 専科生を応援するということ その2
    (2006/08/20)

 日帰りで博多座まで行ってしまいました(笑)。宙組の博多座公演「コパカバーナ」に特出するあすかちゃんを見るために。
 今回は、マイレージによる無料航空券が使えたのが幸いでした。もし、マイレージが使えなかったら、博多座はあきらめざるを得なかったでしょう。
 これからは、贔屓組でなくても博多座遠征ができるように、少し旅費積み立てをしようかと思っています。

 同じコンチータ役でしたが、星組公演の時とは、ちょっと違うあすかちゃんを見ることができました。あすかちゃん、意外と今は、専科が似合っているのかもしれません。

 さて、来年の公演予定が発表になりました。
 花組ファンの僕は、とりあえず、2月〜3月に「黒蜥蜴」/「タキシード ジャズ」で大劇場遠征。それから、出演者次第で、6月から7月にバウホールか梅田芸術劇場に遠征します。
 組ベースの予算は、簡単に年間の出費計画の中に入れることができます。
 しかし、もう1回くらい、日帰りで関西に往復できるだけの予算は考えておいた方がいいかもしれません。そう、あすかちゃんが他の組への特出や、外部出演することになった場合。しかも、その公演が東京では見られない公演となった場合のために……。
 専科生を応援することの大変さが、改めて身にしみます。

* * * * *

 ところで、先日、雪組の新トップスターが発表されました。ところが、トップ娘役はまだ発表されませんでした。劇団も、人選に難航しているのでしょうか?

 誰になるのかまだ読めない雪組の新トップ娘役。個人的希望を言わせていただければ、ここにあすかちゃんが入ってほしいと願っています。
 やっぱり、応援する人がトップスター、トップ娘役になることは、宝塚ファンの夢です。そして、「主演娘役」という立場で、たくさんの舞台を見せてほしいということもまた夢です(最低3作は大劇場でトップ娘役をしてほしいものです)。さらに、大作のヒロイン(特にマリー・アントワネット、スカーレット、エリザベート)はまた、大きな夢です。
 次期雪組トップコンビの大劇場お披露目は、「エリザベート」に決まっています。もしあすかちゃんがトップ娘役になり、エリザベートを演じてくれるのなら、応援している者にとっては至上の喜びです。

 まひるちゃんで苦い思いをした過去があるので、劇団には期待はしていません。期待が裏切られると、宝塚ファンである限り消えることのない大きな傷が残ります。
 でも、夢は見ています。応援している人が、雪組トップ娘役になり、大作のヒロインを演じることを。



 19 花總まり 12年トップのラストステージ
    (2006/06/30)

 トップ娘役12年。花總まりさんを語るなら、まずはこの一言でしょう。
 僕が花總さんを最初に見たのは、雪組「虹のナターシャ」でした。もう10年も前の公演。あの頃は、まさかこんなに長い在任期間になるとは思いもしませんでした。

 誰よりも贔屓にしてきた、まひるちゃん(紺野まひる)が退団してからというもの、僕は花總さんの話を避けてきました。それは……、今更言うのも情けない話ですが、宝塚ファンとしての嫉妬心があったからです。
 まひるちゃんは、ぶんちゃん(絵麻緒ゆう)とともに1作で散っていった。それなのに、何で花總さんは、長期にわたってトップ娘役ができるわけ? 僕は思っていました。
 本当に情けない感情だと思います。でも、まひるちゃんの1作トップは、悔しくて仕方なかったのです。それゆえに、嫉妬心という感情を、僕はずっとコントロールすることができませんでした。

 今でもまだ嫉妬心が残っているかもしれません。その証拠に、花總さんのことを愛称で呼んでいません。

 つくづく感じます。トップ娘役っていったい何だろうと。
 男役のトップスターと違って、路線に乗ったからといって確実になれる保証はありません。そして、その任期さえも、運で決められる面があります。
 なった者勝ちです。そして、運のいい者勝ちです。宝塚歌劇団って、何と不公平な所なんでしょう。

 でも、認めなければいけないと思います。
 花總さんは、宝塚の中で一つの歴史を作ったということ。トップ娘役12年という、大きい記録を残したこと。

 不思議に思うことがあります。禁句かもしれませんが……。
 これだけ長いことトップ娘役をやりながら、なんという静かな去り方なのでしょう。トップスターの、たかこさん(和央ようか)に添い遂げていくかのような、静かな去り方。
 12年も在任してきたのだから、もっと派手に去ればいいのにと、少し思います。「私はトップ娘役、花總まりよ!」と叫びながら、派手に去ってもいいのではと時々思うのです。
 派手にできないのなら、せめて退団会見くらいはしてほしかった……。

 今まで宙組には足が向かなかったのに、サヨナラ公演の「NEVER SAY GOODBYE」は、なぜか観劇しようと考えました。そして実際、大劇場と東京の両方で、1回ずつ観劇しました。劇中の台詞ではありませんが、「歴史を見届けたい」気持ちがあったんだと思います。

 2006年7月2日、宝塚は、そして娘役の世界は、一つの大きな歴史の瞬間を迎えます。12年トップのラストステージという……。



 18 遠野あすか(6) 専科生を応援するということ その1
    (2005/05/08)

 専科生となったあすかちゃんの、最初の出演は、星組の梅田芸術劇場公演「コパカバーナ」となりました。
 ヒロインでないのがちょっと残念……。
 とはいえ、娘役としては結構いい待遇ではないでしょうか。何しろポスターにも写っていますし、制作発表にも出ました。トップ娘役ではないけど、組内二番手より上といったところでしょうか。ちょっと安心しました。

 制作発表会でのあすかちゃんの言葉によれば、「今まで演じたことのない、ラテン系悩殺美女に挑戦する」とのこと。これはなかなか楽しみな話です。今までと違ったあすかちゃんを見られるかもしれないのですから。


 さて、あすかちゃんが専科に異動になってから、そろそろ3か月ですが……、早くも実感しています。「専科生の応援は大変だ」ということを。

 今度の「コパカバーナ」の出演が発表されたとき、正直言ってかなり焦りました。何しろ東京に来ない公演への出演。観劇したければ、大阪へ行くしかないということに。
 これで遠征費用が増えてしまう……。
 僕の場合、組ファン(花組)も継続しています。ですので、大劇場公演は必ず遠征しますし、バウなども可能な限り遠征するようにしています。これだけでも結構お金を使っているのに、さらに、あすかちゃんの出る公演のために遠征……。
 それでも遠征することにしました。日帰りで。しかし、遠征のためのお金を工面しなければなりません。

 その結果……、今年のゴールデンウィークは、遠くに出かけたり、遊びに行かずに、ひたすら我慢ということになりました。レンタルビデオで映画のDVDを借りてきて、家で見るなど、できるだけお金を使わないように気をつかいました。
 そんな生活の甲斐あって、何とか、遠征費用を確保することができました。晴天の続きの連休に、あまり遠出できないのはきつかったですけど、それでも「あすかちゃんのために」と思ったら何とか我慢できました。我ながらよくやったものです(^-^;)。(ちなみに、現在押している、花組若手娘役のためでも、何とかできそうです(^-^;))。

 というわけで、何とか星組梅田芸術劇場の費用は工面できました。


 次の関心事は、同じ「コパカバーナ」の宙組博多座公演には出演するのかということ。組が変わっても、作品が同じなら出演の可能性はかなりあります。
 もし出演する場合なら、こちらも遠征する覚悟でいます。遠征費用がまた必要になるわけですが、この時は飛行機のマイルという秘密兵器を使うことにします(笑)。
 現在は宙組博多座の出演者発表をひたすら待っている状態です。

 次に何に出演するかわからない専科生。応援していくのはなかなか大変なものがあります。



 17 YOUNG STAR GUIDE 娘役版
    (1006/03/06)

 「TAKARAZUKA YOUNG STAR GUIDE 娘役版」なる本が出版されました。
 各組4人ずつ、合計20人の若手娘役が登場。一人一人のグラビア写真、舞台写真、プロフィール、それから最後の方には、登場する娘役たちの同期座談会で構成されています。1冊丸ごと娘役ばかり。娘役ファンなら、買わずにはいられない1冊です。

 僕もさっそくキャトルレーヴで買ってきました(笑)。そして、開きながら、メロメロに溶けています(^-^;)。登場してくる方々全員、もう可愛くてたまらなくて。そして和服姿のグラビアの美しさ……。娘役ファンのミーハー心を思いっきりくすぐってくれます。
 大好きな娘役を、思いっきり満喫できて、幸せです(>_<)。何時間見ても飽きません。
 ページを開く度に出てくる溜息。やっぱり僕は娘役が大好きでたまらないんだと痛感させられます(笑)。

 現在、キャトルレーヴ他でで発売中です。1冊1400円。
 キャトルレーヴが遠い方、行く時間がない方は、HANKYU BOOKSのサイトから通販でどうぞ。



 16 遠野あすか(5) 専科入りへの不安と期待
    (2006/01/26)

 「あれ?」と思ったのは、1月15日の夜のことでした。
 花組のドラマシティとバウの出演者が劇団公式ページに出ていましたが、あすかちゃんの名前がどこにも出ていません。これはいったいどういうこと? そして、花組ファン仲間とメールで「あすかちゃんはどこに出る?」、「もしかして外部?」なんて話をしていました。

 その翌日、ドラマシティにもバウにも出ない理由がわかりました。そう、組替えです。
 「遠野あすか 2月13日付で専科へ」。

 これは動揺ものでした。まだ研8なのに、組を離れて専科へ行くなんて……、いったいどういうこと……?
 気持ちは、1999年にいわゆる「新専科」へ異動になった男役のファンと同じようなものです。いったいこれから、あすかちゃんはどう扱われていくのか。そして、将来はトップ娘役になれるのか。様々な不安が頭をよぎります。
 目先のことでは、スケジュールがわからないということ。おそらく、TCAスペシャルだけは確定かもしれませんが、まだ半年以上先の話です(今年のTCAスペシャルは9月1日〜2日)。春から夏にかけては何をするのでしょう。他組への特出か、それとも外部出演か。
 そして長期的なことはやはり、トップ娘役になれるのかどうか。花組と宙組のトップ娘役を逃したばかりだけに、不安になるものがあります。

 しかし、不安の半面、期待もあります。
 あすかちゃんなら、「娘役を極める」ような活躍をしてくれるのではないかという。
 娘役も、突き詰めていくとかなり奥の深い世界だと思っています。宝塚は全てにおいて虚構の世界、男役が「虚構の男性像」であるのと同様、娘役も「虚構の女性像」だと思っています。だから娘役も、極めていけば、深みのある「虚構の女性像」を演じることができるのではないでしょうか。そう考えると、娘役を極めてくれるような生徒さんが、一人くらいはいてほしいものです。
 そういう意味では、あすかちゃんは、今回の組替えで、いい機会をもらえたのかもしれません。宝塚で最も幸せな娘役かもしれません。
 専科はある意味、宝塚歌劇団の中にありながら、宝塚の枠組に縛られないで活躍できる世界です。その中で、あすかちゃんが娘役を極めてくれたら、それは嬉しいことです。

 専科でも頑張ってください、あすかちゃん。


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