国やんの娘役ワンダーランド

「娘役命!」の管理人、国やんが
娘役について語ってみました。
ミーハーあり、真面目な娘役論あり、
徹底的に娘役にこだわるコーナーです。

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 10.彩乃かなみ(1) 祝・月組新トップ娘役

 昨年暮れ、月組の新トップコンビが発表になりました。次期トップスターが、花組のアサコさん(瀬名じゅん)。そして、現在空位状態の、トップ娘役には宙組二番手娘役のかなみちゃん(彩乃かなみ)。

 まずは、月組のトップ娘役空位が解消されることに安心しました。次回の「エリザベート」のような公演がたまにはあっても仕方ないかもしれません。しかし、やっぱりトップ娘役という花もあってこその宝塚。このままトップ娘役空位状態になったらどうしようと心配していました。

 そして次に思ったことが、「かなみちゃん、トップ娘役おめでとう\(^o^)/」です。
 宙組に行ってしまってからは、見ることがなかったのですが、花組時代は、かなみちゃんも浮気相手の娘役の一人でした(^-^;)。それだけに、今回のトップ娘役決定は、嬉しかったです。

 もうすでに、掲示板などで書いていますけど、今年の下半期からは、月組も見に行くことになりそうです。月組は今まで見に行く機会の少なかった組ですけど、これがきっかけで観劇回数が増えそうです。
 まずは梅田芸術劇場公演、ぜひ行きたいところです。

 アサコさんのトップスターも大歓迎。月組の新トップコンビは、今から楽しみです。



 9.月組トップ娘役問題−その後−

 結局、月組の次公演「エリザベート」はトップ娘役空位決定のようなものでしょう。トップスターのさえちゃん(彩輝直)の退団発表で確信しました。
 しかし、さすがの僕も、今回に関してはトップ娘役空位も仕方ないと改めて納得しました。

 1作目で前トップ娘役が退団しました。そして、サヨナラ公演の相手役が男役のアサコさん。
 今考えると、さえちゃんのトップ2作というのは、かなり早い段階で決まっていたと思います。過去、短命トップというものはほぼ間違いなく、劇団に「○作限り」と任期を決められていましたから。
 トップ娘役空位になることに、「なぜ?」と最初は思ったのですが、これらのことを考えて、意味がわかりました。迂闊に娘役を巻き込みたくないという劇団の思惑でしょう。

 何しろ、ぶんちゃんの時に劇団は大失敗をおかしました。大事に育ててきたまひるちゃんに、同調退団されてしまうという。
 その二の舞を避けるために、わざとトップ娘役を空位にしたのでしょう。せっかく育ててきた娘役、短命トップに同調退団されたら劇団には大きな痛手ですものね(劇団もこのことに気づくのが遅すぎですが)。それなら、1作くらいトップ娘役空位にした方がいいのではないか。そんな判断が働いたような気がします。

 娘役ファンとして、トップ娘役空位は淋しいですけど、それでも今回の劇団の決断は評価したいと思います。男役人事に巻き込まれて、1作限りのトップ娘役が出てしまうくらいなら、1作だけの空位は我慢できます。
 僕にとって、トップ娘役空位よりも、「第二の紺野まひる」が生まれることの方が恐怖です。まひるちゃんみたいな、1作トップ娘役が生まれるよりも、1公演だけトップ娘役空位になる方が遙かにマシです。

 ただし……、アサコさんとファンには同情の限りです。
 いくらそんな劇団の事情があるとはいえ、いきなりトップ娘役空位のピンチヒッターにされて、男役の魅力を発揮する場が、一公演分、空いてしまうことになったのですから。
 たとえその後、どこかの組で、トップスターの地位が用意されているかもしれないとしても……。


 しかし……、チャーリー・ぶん・まひる事件に続いて、劇団内部のゴタゴタを思いっきり表に出すような事態ですね。そして割を食うのが生徒さんとファン。溜息が出てくるというものです。男役・娘役ともに、しっかりとした人材育成ビジョンを、この劇団は描くことができないのでしょうか。
 まあ親会社が阪急電鉄ですからね……。


 8.鈴懸美由岐 花組娘役のダンス職人

 花組のとしこちゃん(鈴懸美由岐)について一度何かの機会に書いてみたいと思っていたら、ちょうどいい機会にぶつかりました。現在、東京宝塚劇場で上演中の「La Esperanza」です。

 1991年入団は、花組トップスターのおさちゃん(春野寿美礼)と同期ですから、娘役でもベテランの域に達しています。
 としこちゃんの魅力はなんといってもダンス。ものすごくキレのあるダンスを見せてくれる人なので、娘役のダンスシーンにはかなりの確率で出てきます。ことダンスに関しては、花組娘役の中でも1、2を争う実力派。娘役のダンス職人だと僕は思います。

 「La Esperanza」で、心臓の病気のためにダンスを踊れなくなったフアン(彩吹真央)のかわりに、カルロス(春野寿美礼)がコンテストの最終選考で踊る場面があります。ここでとしこちゃんが大活躍です。そう、公演を見た人はおわかりと思いますが、おさちゃん演じるカルロスのダンスの相手エレナが、としこちゃんです。
 この最終選考の場面でのダンスは、まさにとしこちゃんの見せ場です。
 この場面はすごいと思います。おさちゃんも踊れる人です。そして相手にとしこちゃん。踊れるトップスターと、娘役のダンス職人が組んでのダンス。だからこの場面のダンスにはものすごい迫力があります。
 東宝の初日観劇の時も、オペラグラスでとしこちゃんの動きを追っていましたが、ものすごいキレのある動きに圧倒されました。「ダンスの花組」にはものすごくふさわしい娘役と思います。

 そんなわけで、一度何かの機会に話したいと思っていたとしこちゃんを、この機会に、このコーナーで紹介させていただきました。
 この職人ダンサーは、花組の大きい財産の一つだと思います。いつまでもキレのあるダンスで活躍を見せてくれる娘役であってほしいと、僕は願っています。



 7.どうなる月組トップ娘役?

 今日、月組トップ娘役のえみくらちゃんが、宝塚を退団しました。
 ところが、新トップ娘役の行方がまだ見えないままです。

 次の月組公演、「エリザベート」のヒロインは、花組二番手男役のアサコさん(瀬奈じゅん)の特出で決定。娘役にとって大事なこの役を、男役が演じることになったということが、月組の新トップ娘役の選考に難航していることを匂わせています。スカーレットを男役が演じるのならともかく、エリザベートを男役に振るというのは、どう考えても人事面で何かあった証拠のように思えます。

 もっとも娘役は、昔から何でもありの世界。1作トップに添い遂げた1作トップ娘役が出たかと思えば、在任10年を超えるトップ娘役もいます。男役以上のアンバランスな世界と思います。(こんなこと僕が言うと、僻みに聞こえることを覚悟で書きますが)。
 男役の事情に翻弄されるのが娘役の宿命……。そうなると、最悪、月組トップ娘役空位の可能性が大いにあり得ます。

 個人的な考えを言わせてもらえば、ファンの納得のいく人事になれば、次の公演限定で、トップ娘役空位にしてもいいかとは思います。
 何しろ、タイトルロールのエリザベートが男役の特出に決まりましたから、次の公演にはトップ娘役を置く意味というものはもうあまりありません。「エリザベート2」なんて役を作って、ヒロインの内面を見せるなんて荒技ができる作品でもないですしね。
 ただし、あくまで次の公演限定です。

 さて、「エリザベート」の後のことを考えて月組の次期トップ娘役を予想すると、誰が最も近い位置にいるでしょうか。
 僕の予想では、雪組のとなみちゃん(白羽ゆり)かなと思います。月組出身で、阪急系企業のイメージキャラクター(ハナプラスカードや阪急交通社)をしていることなど考えれば、トップ娘役として月組に帰る可能性は高いと思います。

 しかしいずれにせよ、娘役って本当に不安定ですね。
 男役もここ数年は不安定ですけど、娘役の不安定さは昔から続いています。
 だけども……、娘役ファンはやめられないのです(^-^;)。不安定とわかっていても、一度娘役に魅せられると、そこから抜けることができません。それくらい、僕には娘役の持つ魅力というものが強烈なのです。


 6.遠野あすか(4) 浮気と本命(^-^;) 

 花組「La Esperanza」/「TAKARAZUKA舞夢!」の大劇場公演を見てきました。


 「La Esperanza」では、主人公のダンスのパートナーの役。というわけで、冒頭からトップスターのオサさんと踊っていたあすかちゃん。ダンスに目が釘付けでした。ちょっと大人っぽい雰囲気でした。
 しかし、この作品での、あすかちゃんの見せ場はなんといっても、月組から特出のきりやん(霧矢大夢)との銀橋でのやりとりでしょう。きりやん演ずるファビエルに、想いを告げられた後の歌が最高でした。


 そして、「TAKARAZUKA舞夢!」。
 ストーリー仕立てのこのショーでのあすかちゃんの役は、愛の女神アフロディテ。とっても可愛くて素敵な役です。
 最高の爆死ポイントは、なんといっても、アフロディテの登場場面です。従者に囲まれ、ソファに寝ながらせり上がってくる演出。藤井先生、娘役ファンのツボをつきすぎです(笑)。
 そして、せり上がってきた後、お酒か何かを飲んだ後の仕草、そして歌。とても可愛くてたまらないんですけど(>_<)。黄色いドレスもお似合いで、もうメロメロにやられました(^-^;)。

 しかし……。
 ショーの中で、主人公ゼウスを中心に、男役が理想の女性について語り合う場面がありました。女性は「最高の宝石」と表現。そして、理想の女性のことを「大粒のダイヤモンド」とたとえていました。
 実はこの場面で、ふと浮気を忘れていました。「大粒のダイヤモンド」という言葉を聞いた時、頭の中に出てきた人は、大本命のOG、まひるちゃんでした。

 あすかちゃんが「現役生で最も好きな人」なのは確かです。これだけミーハーになっていますからね(^-^;)。
 でも、僕の本命は、やはりまひるちゃんなのです。たとえ宝塚を退団しても……。
 あすかちゃんを見ると、ついつい浮気に走ってしまう。でも、ふとした拍子に思い出すのはまひるちゃん。
 一途なようで、実はどうしようもない浮気者、それが国やんの本性のようです(^-^;)。


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