国やんの娘役ワンダーランド

「娘役命!」の管理人、国やんが
娘役について語ってみました。
ミーハーあり、真面目な娘役論あり、
徹底的に娘役にこだわるコーナーです。

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 15 華城季帆(2) 伸びていく姿に注目
    (2006/01/26)

 華城季帆さんの愛称を調べたら、「ナル」って言うんですね。だからここでも、「ナルちゃん」と書きます(^-^)。

 現在東京で上演中の、花組「落陽のパレルモ」でのナルちゃんの役は、主人公ヴィットリオの母、フェリーチタ。
 身分違いの恋の悲しみから心を病み、ヴィットリオの少年時代に自ら命を絶ってしまう悲劇の人物です。しかも、この悲劇は、物語のキーの一つになっているので、フェリーチタの役割というのはとても大きいです。影の重要人物と言ってもいいのではないでしょうか。

 その「影の重要人物」で、またナルちゃんに注目が行きました。
 かなりいい演技をしています。しかも、役に合わせたお化粧もよくできています。そして、フェリーチタの悲劇が、物語のキーの一つだということを、アピールしてくれています。
 大劇場でもいい出来だったのですが、東京ではものすごく成長していました。
 お化粧、表情の作り方、発声。どれをとっても、大劇場より格段にいい出来になっていました。その成長のすごさに驚き、オペラグラスがナルちゃんに釘付けになったほどです。

 今回の公演、新人公演も観劇しました。
 その理由の一つは、実はナルちゃんを見たかったからです(^-^;)。昨年夏の博多座観劇以来、気に入ってしまったものですから(^-^;)。
 新人公演のナルちゃん、これがまた以前よりも進歩していました。以前はどちらかといえば、本役の演技をなぞるような面がありました(「La Esperanza」での印象)。でも、今回を見てみると、本役のいい部分を取り入れながら、自分の味付けも入れようと頑張っているのです。これを見て、成長したなあと思ったものです。

 まだ研5のナルちゃん、まさに今が娘役として伸び盛りといったところでしょうか。内に秘めている成長力には、大きいものがあるのではないかと感じています。
 これからどれだけ伸びていくのか、その姿に注目しています。

 (本当に浮気相手に入ってしまいましたね……(^-^;))



 14 「Asinan Winds」(花組) 娘役ファン好みのパレード
    (2005/11/21)

 花組公演、「Asian Winds」では、娘役ファンにとってはかなり嬉しいパレードが見られました。まずエトワールで季帆ちゃん(華城季帆)。そして、その次はなんと、あすかちゃん(遠野あすか)の一人降りです。
 二番手娘役が、パレードで大階段を一人降りするといったら、普通は退団の時くらいのものです。ところが、あすかちゃんは退団でもないのに大階段を一人降りしました。
 どうやら、演出上の都合が大きい要素らしいです。パレードの直前は、男役が揃って黒燕尾を着てのボレロ。そのため、エトワールの直後に男役を出せない。そこで、時間稼ぎのために、エトワールの他にもう一人娘役の大階段一人降りを入れる必要があったとか。

 しかし、演出上の都合が第一の理由であるとしても、娘役ファンとしてこんなに嬉しいことはありませんでした。
 エトワールを若手娘役がつとめ、そしてさらに二番手娘役の大階段一人降り。それがたとえ偶然の産物であったとしても、いつもよりちょっと多く、娘役の活躍を見せて貰えたような気がします。
 娘役ファンの僕としては、やっぱり娘役が活躍できる場のある舞台というのはとても好きです。こんな演出を用意してくれた岡田先生には、もう感謝の限り。ありがとう、岡田先生!(^-^)

 もっとも、その前から岡田先生は娘役を活躍させてくれる演出家として、気に入っていました。
 覚えているのは、「Rose Garden」(2001年雪組)のプロローグ。当時娘役二番手だったまひるちゃん(紺野まひる)が、たくさんの娘役を引き連れて舞台へ登場。そして舞台の中心で踊りながら、トップコンビを迎える。これも、二番手娘役を大事にしてくれた演出だったと思います。

 岡田先生、これからも、少しでいいから二番手娘役が活躍するような演出をお願いします。

 さて僕はどうだったかといいますと、思いもよらなかったあすかちゃんの一人降りで、倒れるかと思いました(笑)。だってだって、二番手娘役がエトワールとは別に大階段一人降りを見せてくれるだけでも嬉しいのに、さらにその二番手娘役にいたのがあすかちゃんなんですから。
 この一人降りが、また素敵なんですよ。赤い羽根を背負って、「Asian Sunrise」でも歌われた曲を降りてくるあすかちゃん。とても輝いていました。
 はぁ……、あすかちゃん。あすかちゃ〜ん!

 失礼しました(^-^;)。

 思いもかけない形で増えた、娘役の活躍の場。しかも、そこにいるのは、現役生で最も好きなあすかちゃん。
 これで平常心で観劇できるわけがありません(^-^;)。1回目の観劇の時オペラグラスを持つ手が震えてしまいました。本当にその場で気絶するかと思いました(^-^;)。

 こんな舞台を大劇場で3回も観劇できて幸せでした。
 帰りの飛行機の中、目を閉じたたら、赤い羽根を背負って大階段を降りてくるあすかちゃんの姿が目に浮かんでいました。今でもまだ幸せな気分の余韻が続いています(^-^;)。



 13 七星きら 退団が惜しい花組の歌姫
    (2005/11/14)

 きらちゃん(七星きら)。この生徒さんも、最近の花組公演には欠かせない存在でした。花組の娘役のカゲソロといえば、きらちゃんの出番でした。

 そう、きらちゃんの魅力は何といっても歌です。透明感のある美しい高音で聴かせてくれます。だから、花組公演ではよくカゲソロに入っていました。
 きらちゃんのカゲソロのある場面はいつも忙しかったです。目で舞台を追いつつ、耳ではきらちゃんのカゲソロをしっかり聴こうと必死になる。
 僕は花組の歌姫として、きらちゃんをかなり高く買っていました。

 でも、そのきらちゃんも、現在公演中の「落陽のパレルモ」/「ASIAN WINDS」の東京公演を最後に退団していきます。退団と聞いたとき、ものすごく残念だと思ったものです。毎公演聴かせてくれる、あの透明な歌声が耳の奥底にいつも残っているものですから。

 今までの中で印象的だった場面は、「TAKARAZUKA舞夢!」のナルキッソスの場面。水さん(特出していた水夏希)のダンスの影で、きらちゃんの美しい歌声が。これがものすごくツボをついたのです。今でも時々、あの場面のソロを思い出します。
 本当に、素敵な歌を聴かせてくれた娘役でした。

 今度の土日(11月19〜20日)、花組公演観劇で宝塚大劇場に行きます。今回はどんな歌を聴かせてくれるのか、これも今度の観劇の楽しみの一つなのです。
 最後を飾るような美しい歌が聴きたいです。



 12 華城季帆(1) 第二の浮気相手?(^-^;)
    (2005/08/22)

 やばい、第二の浮気相手になったかも……。博多座公演を見ながら、僕は思っていました。
 相手は、華城季帆ちゃん。「マラケシュ〜紅の墓標」でイヴェット役(大劇場・東宝ではあすかちゃん)を演じた季帆ちゃん。不機嫌な時のツンとした表情が、妙に可愛くて……。
 それから、ショーではエトワールをつとめていました。このエトワールの姿も、結構可愛く、オペラグラスで追ってしまいました(^-^;)。

 博多座公演は2回観劇しましたが、2回とも季帆ちゃんをかなり見てしまいました。少しばかり、あすかちゃんと重なる部分もありますから、その影響もでしょうか。

 僕の中で、あすかちゃんに続く娘役になったかもしれないです。あすかちゃんが第一の浮気相手ですから、季帆ちゃんが第二の浮気相手(^-^;)。

 しかし、僕の好みの娘役の変遷を見ると、いわゆる「お姫様タイプ」が少なく、どちらかというと、ツンとした感じの人が多いことに気づきます。お姫様タイプも嫌いじゃないんですけどね(^-^;)。でも、今までの僕の傾向からいくと……(笑)。ツンとしているといっても、ぎすぎす感が前面に出るような人ではないです。ツンとしたところに可愛らしさを感じさせる人です。

 他にも、花組は注目したくなる娘役が多いから大変です。
 花組の若手娘役の中でもホープ的な存在の、桜一花ちゃん。この人もいいです。実力も可愛らしさもありますし、舞台でのサービス精神も旺盛。新人公演や、バウホールなどではいつも楽しませてくれるので、気に入っている人の一人であります。
 他にも若手娘役の名前を何人か出すことができます(^-^;)。

 花組はどちらかといえば男役の組です。「娘役命!」といいながら、花観劇の時は男役もかなりチェックするほどです。でも、娘役も探すと、素敵な生徒さんが、若手からベテランまで何人も出てきます。今回登場した、季帆ちゃんも、そんな娘役の一人なのです(^-^)。



 11 SS席で花組公演観劇 

 緞帳が上がると、僕はポカーンとしたまま動けなくなっていました。そして、僕の隣で一緒に観劇していた宝塚ファン仲間は、そんな僕を見て面白がっていました(^-^;)。
 ある日の、東京宝塚劇場花組公演、1階SS席での光景。

 この観劇の数日前、「東宝の貸切公演のチケットが手に入ったんだけど」という話が回ってきました。今回の公演、ちょっと訳ありで事前に観劇予定を立てられず、事前にはチケットが買えない状況でした。ですので、チケットがあるという話には、ありがたく乗らせていただきました。
 とはいえ、まさかSS席なんてところまでは予想つきませんでした。観劇の前々日の夜になってから、4列目センターという連絡が来て、初めてSS席ということを知ったのです。

 現在の東京宝塚劇場になってから5年。実はSS席で観劇したことは一度もありませんでした。まひるちゃんのサヨナラ公演を、3列目で観劇したことはありますが、このときは下手のS席でした(でもこのときも、まひるちゃんの目線をいただいてかなりメロメロになりました(^-^;))。
 初めてのSS席での観劇。しかも花組。それはもう、事前からドキドキしたものです。

 芝居の冒頭で目につくのは、としこさん(鈴懸三由岐)の「蛇ダンス」。目の前で見るとすごい迫力。熱烈なとしこさんのファンというわけではないですが、ものすごい見応えを感じました。大事な職人系娘役です。

 さて、そして浮気相手のあすかちゃん(^-^;)。この芝居の中でのピンクの衣装が好きです。ピンクなんですけど、すごく大人の雰囲気が出ていていい感じです。
 銀橋の上での会話で出てくる高慢な台詞。この台詞は、イヴェットの持つ弱さの裏返しとはいえ、言葉にはいい具合に棘があります。この棘に、微妙なツボをつかれるのです(^-^;)。
 でも本当は、追いつめられて自分から手首を切る弱さもある人ですから、やっぱり「守ってあげたい」って気持ちが出てきたりして……。
 イヴェットって、今までのあすかちゃんの中で好きな役の一つかも。
 (男役の話になりますが、イヴェットを追いつめるギュンターの蘭とむ君も見事です。見ていても怖くなるくらいですから)

 ショーの方はさらに浮気しまくりです(^-^;)。だって、好きな娘役の多い花組ですから(^-^;)。
 あすかちゃんは言うまでもなく、一花ちゃん(桜一花)、きほちゃん(華城季帆)などなど……。
 あすかちゃんは、樹里さんとの絡みがすごくよかったです。宙組時代から組むことの多かった樹里さん。いつもいいコンビを見せてくれただけに、樹里さんの退団はやっぱり残念です。
 そして、僕にとっての大悶絶ポイントが、パレードでした。だって、だって、僕の目の前が、あすかちゃんの立ち位置だったのです!!パレードで銀橋に出てくると、僕の目の前に立ち止まってご挨拶。しかも目線が飛んできて……。もうメロメロ(^-^;)。
 で、冒頭にも書いたとおり、緞帳が降りてもポカーンとしたまま硬直していたのでした。

 憧れのSS席で、とても心地よい浮気体験をさせていただきました(笑)。

 今回の締めも、毎度おなじみのこの一言。

  まひるちゃん、ごめんなさいm(_ _)m

 この国やんの、ミーハーと浮気はいつになっても直りません(^-^;)。


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