USJ攻略〜キティ、ミニオンズ、コナンからの続きです。
「ザ・フライング・ダイナソー」は「コース全長1,124m、ファーストドロップにおける落下高度37.8m」だそうで、世界で2番目、国内では最長のコースターだそうです
ちなみに「フライング・コースター(うつ伏せ姿勢)」というジャンルの中では高低差世界一とのこと
私と娘のお友達のお父さんと二人で黙々と「ザ・フライング・ダイナソー」の乗り場に向かいます
もう陽も傾いてきて夕方近くになってきており、空気も冷たく純粋に「これで猛スピードで空中をクルクル回ったら無茶苦茶寒いんじゃないか
」と心配しましたが、それは恐怖心で肝が冷えているからなのかもしれません
元々不整脈持ちで心臓も強くない、そんな奴が突然国内最長のジェットコースターにいきなり乗って大丈夫か?何かあったらどうしよう?
・・・などと考えると、急に手に汗を握ってきましたが、実際に「ザ・フライング・ダイナソー」に乗っている人を見ると、明らかに私よりも年上で60代のような人も乗っていました。それを見て、何となく安心
「シングルで乗りましょう
」とお友達のお父さんから提案を受けました。まとまって乗るより、空きに応じて一人ずつ乗る方が待ち時間が短縮できるメリットがあります。娘と乗るならまとまって乗らないといけませんが、おじさん二人ならば、わざわざ一緒に乗る必要はありません。あんまりキャーキャー言ってて格好悪いところを見せられないですし
「ザ・フライング・ダイナソー」のシングルライダーの入り口から入ると、待ち時間なくそのまま荷物を預けるロッカーを案内されました。ジェットコースター初心者の私は「ポケットの財布やスマホを落としたらどうしよう
」と心配していましたが、ちゃんと手荷物を預けるところがあるんですね
クルー(スタッフ)さんからQRコードを渡されます。そのQRコードがロッカーのキーになります。なので、この紙をもし紛失してしまうと、手荷物が戻ってこなくなります
じゃあコースターに乗ってクルクル回っている間にポケットから飛んでいったらどうすれば良いの?手にしっかり握っていた方が良い?でも離してしまったり、手の汗でぐしゃぐしゃになって読み取れなくなったら・・・今度はにわかにそれが心配になってきました
まあ結局はポケットの奥深くに押し込んでおいて大丈夫でした
ここで大事なのは、どのロッカーに預けたか覚えておかないといけないということ
細かく何番目・・・というのは覚えておく必要は無いのですが、アルファベットで区切られているどのブロックのロッカーに預けたかわからないと、後々面倒臭いことになります。この「アルファベットを覚えておく」というのはポイントです。実際、少しそれで手間取りました
ともあれ、ロッカーにスマホやカギなどポケットの中身を預けます
私はマスクを付けていたのですが、マスクやメガネなどの顔に付けておくものは身につけていても特に問題無いようです。ただ飛んでいったら自己責任ですし、下に居る人にぶつかっても危ないので、きちんと抑えておく必要はあるでしょう。ちなみに防護ネットは張ってあるのですが、その上にマスクがチラホラ落ちていました
預けた後に金属探知機でスマホなどがちゃんと預けられているか確認されます。それが終わるとまた列に並びます
列に並んで少しずつ階段を上がっていくと、だんだん絞首台に昇っている気持ちになってくるのでした
「ザ・フライング・ダイナソー」の列に並び、15分くらいでもう自分の番、となりました
あるいは短く感じただけなのかも知れませんけれど・・・
一列4人のところに大学生のグループらしい3人組が入り、一席余ったので私がそこに入る形。
お友達のお父さんは次のマシンに乗ることになったので、ここで分かれることになりました。お互い、必ず生き残って再会しよう
敬礼で別れます

戻ってきたマシンから、興奮冷めやらぬ人達が下りると、クルーさんに促されていよいよ座席に座ります。座席は宙づり型のモノレールのような形状。隣の大学生3人組はテンションマックスで盛り上がっています
そこに最右翼に一人静かに加わる五十路のおじさん
座席に着いて安全バーをしっかり降ろします。これが私の命を守ってくれる唯一の物質。クルーさんが一人一人ちゃんと安全バーが降りているか確認していきます。
「俺、安全バーの確認されていないよ
」と最左翼の大学生が引きつった感じで訴えます。
「大丈夫です。あとでまた別のクルーが確認しに参ります
」と笑顔で応じるクルー。
焦る気持ちは非常によくわかります
そうやって全員がしっかり固定されていることが確認されると、クルーの合図と同時に座席が後ろに90度倒れます。宙づりの座席が後ろに90度倒れる・・・ということは、背中が天井、顔が地面を向くような形でぶら下がった格好。つまり翼竜に捕まれてしまったような格好がイメージされています。
この段階で全員が「うわーっ
」とか「きゃーっ
」とか悲鳴を上げてまず最初の盛り上がりとなります
顔を上げると、前の人の靴の裏が見える状態
もう逃げることはできません。私もいよいよ覚悟を決めました
↓こんな感じ
↓丁度晴れてて、私が体験した感じに近いのはこちら
「ザ・フライング・ダイナソー」は翼竜に捕まれているイメージでぶら下がっているので、真下を見下ろしながら進んで行きます。というわけで、スタート位置となるコースターのてっぺんに行くまでが元々高所恐怖症の私にとって既に怖い感じ
回りが「うわー」とか言っていますが、私は一人で黙っています
そしていよいよ滑空開始
ここまできたら、もうコースターに身をゆだねるしかありません
いざスピードが出てしまえば、あとは野となれ山となれ。諦めしかありません
空気を切り裂く轟音と共に、同乗者の悲鳴が耳をつんざきます
上に下にと大回転。勿論、私の隣の大学生3人組も「うわー
」とか「きゃー
」とか言っていますが、相変わらず私は一人無言
正直、いさ始まってしまえば、そこまで恐怖を感じなかったのです。私は高所恐怖症ですが、身体がガッチリ固定されていて、逆に落ちる心配が無いですし、ずっと高いところをキープしているわけでもない。そんなわけであとはスピードに耐えられるかどうかの問題。むしろマスクがものすごい勢いで風を受けていて、それが外れて飛んでいってしまわないかどうかが心配でした
ただG(重力)だけが苦手
飛行機で浮上する時も結構くらっとくるタイプです
恐らくブルーインパルスに乗るとこんな感じなのでしょう。特に一旦地中に潜る場面があるのですが、そのGが強烈でした
私はブルーインパルス乗りにはなれませんね・・・。なので、恐怖よりも身体の部分で「早く終わってくれ〜
」という感じでした。
まあ乗っている時間は2分足らず
体感ではもっと長く感じました。スタート地点に戻ってきて皆「やれやれ
」「助かった
」と安堵感が戻っています。バイオハザードで言うところのタイプライターがある部屋に戻ってきた感じ
ところが隣の大学生に異変が。「俺、鼻血出た
」と言って鼻の下が赤く染まっているのです。あまりにも興奮し過ぎて鼻血が出たようなのです。気恥ずかしそうに私の方をじっと見てきたので、私もちょっと半笑いで「大丈夫ですか?
」と声をかけました。ポケットの中のもの全部出してあるので、ティッシュの持ち合わせもありません。
どの時点で鼻血が出始めたのかわかりませんが、場合によっては回転しながら血をまき散らして、下の人は血の雨が降ってきたと思ったかもしれません
幸い、私には付いていませんでしたけれど
そんなわけで、前日2時間しか寝ておらず、一日USJで疲れ果てた五十路のオヤジでも、何とか失神などすることなく「ザ・フライング・ダイナソー」から生還することが出来ました
寒さも感じるどころではなかったですね。案ずるより産むが易し
出口には、案の定乗っている時の写真が販売されていました。どんな感じなのかちょっと見たかったのですが、どうせマスクをしていて自分の表情がわからないので止めました。オービスで写真を撮られているようなものですかね
実は一旦通路を間違えて、ロッカーで手荷物を受け取る前に外に出てしまい、クルーさんに事情を話して慌てて戻って事なきを得ました
ところで後々気付いたのですが、「ザ・フライング・ダイナソー」に乗って一つ良いことがありました。それは、歯痛が治ったことです
というのも、半年程前に虫歯治療をしたのですけれど、どうも「被せもの」をしても歯の神経がどこかに当たっているのか、何かを噛む度にずっと痛かったのです
歯医者には「最初は痛いかもしれないけれど、そのうち治る
」と言われ、半年近く経過していました。次に行った時に文句を言ってやろう・・・と思っていたのですけれど、なんと「ザ・フライング・ダイナソー」の急激なGの変化の副作用か、その歯痛が嘘のようにサッパリ無くなりました
というわけで、歯痛に悩まされている人は一度お試しあれ
(まずは歯医者に行った方が良い
)
「ザ・フライング・ダイナソー」を乗り終えて、ようやく子供のためではなくて自分達のために時間を使えた気がした我々は、娘達の元へと戻ります。彼女達は丁度「クロミ」がライブパフォーマンスが始まったところを見ている、ということで、そこで合流しました。

ひとしきり観終わると、最後にどうしても乗りたいというリクエストがあった「フライング・スヌーピー」へと向かいます。本当はキティのコーヒーカップに乗った後に乗ろうとしたのですが、待ち時間が2時間くらいで長かったので「後にしよう」と言っておいたものでした。よく遊園地にあるくるくる回る乗り物で、浮かんだり沈んだりするもの
↓ちょっと口で説明が難しいので。こんなやつ。
ぶっちゃけ、私は「富山のミラージュ・ランドなら、同じようなものが待たずに乗れるじゃん
」と乗り気ではなく、後回しにしておけば疲れて忘れて帰るだろう・・・と思っていたのですが、しっかりと覚えていました
夕方も5時頃になり、もうすっかり辺りも暗くなってきたのですけれど、それでもまだ待ち時間が1時間近くありました
「えぇ〜、乗るの?
」と私は翻意を促しましたが、どうしても乗りたい、とのこと。どうせならここでしか乗れないようなものが良いのに
まあ地元の遊園地のものはスヌーピーじゃないですし、友達も一緒に来れないから、乗りたい気持ちはわからないでもないのですが
(つづく)