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NYへ〜旅立ち編

 


事の発端は私の師匠がおられまして、師匠は隔年でNYに行っておられます。そんな師匠に「今度NY行く時に連れて行ってください」と飲んだ勢いで言ってみたところ、案外「良いよ」と快諾いただきまして、それで今回行けることになりました正式に日程が決まったのは出発2ヶ月程前。そこからESTA(アメリカの電子渡航認証システム)なども取得し、着々と準備を進めておりました。

日本からNYまでは行きは12時間半、帰りは偏西風の影響で更に長く14時間というなかなか過酷な旅になりますしかも今回はエコノミーということで、かなり疲れました。


そうこうしているうちに、やがて当機は五大湖の上空付近にまで達した様子ただ窓のブラインドを皆閉め切って、全く五大湖に関心無しそんなに皆さん見慣れているのでしょうか?休んでいる方もおられるので、自分一人でブラインドを開けてしまうのも顰蹙ですから、少しだけ開けてそっと覗き見

やがて着陸が近づいてくると、ようやくチラホラブラインドを開ける人が出てきたので、私も開けます日付変更線を過ぎて時間を逆行しながら太陽を追いかけているので、ブラインドの外はいつまでも我々が出発した夕方のままだった様子。

眼下には「ゴッサムシティ」NYの街並みがあの自由の女神像も見えました後に何度もANAの直行便でNYを訪れていた師匠に話すと「基本自由の女神の上を通る航路じゃないからラッキーだ」ということでした。出発が遅れて急いだ分、いつもとルートが変わったんでしょうかこれぞ不幸中の幸い

↓窓に付いた霜のせいでキレイに撮れませんでしたが、アメリカの山々
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↓右下の方の島にうっすら自由の女神が・・・ってわかりませんね
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↓あの有名なロングビーチも、この画質ではガッカリ
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やがて飛行機は着陸態勢に入り、間もなくJFK空港に到着こうして私は生まれて初めてのアメリカに第一歩を踏み入れることになったのでした

そんなこんなでJFK空港に何とか到着12時間のフライトでしたが日付変更線を超えて14時間時差があるので、差し引き2時間タイムスリップしていますただ、身体はとてつもなく疲れていますが・・・靴を履こうとすると、足がぱんぱんにむくんでいて、きつきつでした

フラフラと立ち上がって、入国審査へと向かいますところが、どうも前日にあったパリのテロの影響や、丁度他の便も一斉に重なった影響もあり、入国審査が長蛇の列に結局30分以上列に並ぶハメになり、結果的に一緒でしたもう早くホテルに行きたい・・・

そんな疲れ果てた身体でボーッと待ち続け、ようやく私の番が近づいてきました。ガイドブックを見ていると「何の目的で来たか」「何日滞在するか」は必ず聞かれるから回答を準備しておけ、とありました。それで私は「sightseeing」「7days」と答えは用意したのですが、それ以外何か聞かれると英語がわからずパニックになりそうでドキドキ

師匠の友人がかつてESTAの不備があって入国させてもらえず引き返させられた、と聞いていたので、やっぱりアメリカは厳しそうだぞ、とバリに行った時は飛行機内での審査で簡単なものでしたし、その他ドバイ、ローマ、シンガポール、マレーシアと色々行きましたが、どこもそんなに厳しかった思い出はありません。

で、いよいよ私の番になりました審査官は頭が坊主の強面の男の人。ガムをくちゃくちゃ噛みながらやっているところが、いかにもアメリカンな感じ黙ってパスポートや入国カードを差し出します

私が緊張した面持ちで待っていると「そこの機械に右手の4本指を置け」とジェスチャーで示されました黙って置いて指紋採取。これに関してはガイドブックに書いてありましたし、前の人がやっているのを見ていたのですんなりいきました次は「親指」とまたジェスチャーで示され「left hand」と左手でも同じようにやりますそしてパスポートを返されて終了しましたなんだ、私一言も発しないまま審査が終わりました

ちなみに同行のAさんは審査官に「富山はどこだ?」と聞かれ「東京の北西の方」と答えると「実は親戚が富山に住んでいるんだ」という話になった、ということでした。また師匠は会社の名前を聞かれ「その会社の名前はどういう意味だ?」ということを聞かれたそうですなかなか答え辛い質問ですねそう考えると私の場合「こいつどうせ英語も出来なさそうだからいいか」と思われたのかも知れませんもしくは、全く興味をそそられなかったか

ともあれ、全員無事に入国審査を終え、荷物を受け取るとJFK空港から外に出ました着陸した際はまだ陽が高かったですが、外に出るともう17時くらいになっていて、この時期陽が落ちて暗くなっていました

空港から出ると、早速タクシー乗り場へと向かいますNYでタクシーと言えばイエローキャブセクシータレントが多数在籍する事務所・・・ではなくて、本物の方です

以前日産(7201)がイエローキャブの独占供給権を獲得したことで、イエローキャブは日産車になっている・・・かと思いきや、むしろほとんどトヨタ(7203)でした。というより、NYの街はこれでもか、というくらいにトヨタ車が多く、個人的には日本以上にトヨタ車を良く見ましたさすが世界のトヨタ強し

なお、日産の納入に関しては11年の決定から裁判沙汰になってすったもんだの末、今年の6月にようやく最高裁で日産の供給が正式に認められた様子。というわけで、普及していくのはここからのようですね。

タクシー乗り場で順番を待ち、間もなく我々の乗る順番になりました。運転手はヒスパニック系の兄ちゃん。トランクに荷物を積み込んでくれます。何とか3人分スーツケースを積み込むことができました

で、私が助手席に乗ろう・・・と思い、ドアを開けようとすると「何やってるんだ」と言われます。その瞬間気付いたのですが、アメリカなので運転席は左側。私、左側のドアを開けていました「なんだ、それはjokeか?お前が案内してくれるのか」と言われたので「It's Japanese jokehaha」と笑って誤魔化しました

そんなこともありながら、ようやくタクシーは出発マンハッタンの我々のホテルへと向かいます

運転手の兄ちゃんはそのホテルの場所がわからないようで、スマホでナビを触りながら運転しますうーん、アメリカでもスマホをいじりながら運転するのは良く無いと思うのですが・・・しかも結構なスピードを出して、右に左に車を追い抜きながら突き進んでいきますこ、怖い・・・

ようやく場所がハッキリすると、いよいよ真剣に運転するモードにさっきよりスピードを出します。一体何キロ出ているんだ?と思いながらメーターを見ると「60」だったので「えー、これで60kmかー、何か早く感じるけどなぁ・・・」と思いましたが、よくよく考えると「60マイル」ですね。すなわち100km弱

そしてちょっとでも車線が混んでくると、すかさず車線変更そして信号で停まって、青になった瞬間「パパパパパー」と前の車にクラクションの嵐を浴びせますそしてまたほとんど車間距離をとらずに攻め続けます。運転荒過ぎその後車線変更→信号停車→前の車にクラクション攻撃・・・が続きますお陰で私、すっかり目が覚めました

JFK空港からマンハッタンまではタクシーで1時間くらい最初の30分くらいは運ちゃんも黙って運転していたので、私も窓の外を流れる景色を物珍しそうに眺めていましたやがて住宅街から高層ビルが目立つ街並みに風景が変わってきます

すると運転手が「NYは初めてか?」と聞いてきたので「私は初めて」と返しました。「じゃあ案内してやろう」ということで「あの一番高いビルがエンパイア・ステート・ビルだ」などと指さします。他にも色々あの建物はこうだ、この建物はそうだ、と案内してくれました。案外サービス精神旺盛です最近は「UBER」などの白タクに押されているので、こういうところをウリにしているのかも知れません。

「初めてならちょっと遠回りになるけど、眺めの良いところを通っていってやろうか?」と言うのでお願い。クィーンズボロ橋というイーストリバーにさしかかる橋を渡ります。ちょっと高い位置にできているので、見晴らしが良く一望できるわけです正直夜なのでハッキリとは見えませんが、街の明かりがキレイに輝いています

すると突然前の車を指さして「Hey見ろよロールスロイスの新車だぜあれは写真撮っておけよ」なんて言われます正直あんまり興味が無かったのですが、言われるがままにパチリ

↓というわけで車内から撮ったロールスロイス
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他にも「NYの道は凸凹だ。いつも年末は工事ばかりやっている」「前日にパリのテロがあったから、建物があちこちでトリコロールになっている」という説明を受けながら、その都度写真を撮らないといけないような雰囲気に車内から撮ってもブレるのはわかっているのですが撮り続けざるを得ませんでした

↓トリコロールなビルたち
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そんなこんなで目的のホテル「キタノニューヨーク」に無事到着料金は固定でチップも含めておおよそ70ドルということですというのも師匠がまとめて払ってくれたので、詳しい料金は聞いていません。ちなみに地下鉄などを利用すれば全部で9ドル弱ということなので、一番安く済ませようと思えば地下鉄の方が良いのでしょうねとりあえず今回は3人で乗ったので、一人25ドル弱という感じ。最後は運ちゃんと熱い握手を交わして別れました「Have a nice trip

 

「キタノニューヨーク」は北野建設(1866)が運営するマンハッタンのホテル日系のホテルですから、政府高官などもよく利用するのだとか。グランドセントラル駅の近くにあり、非常に立地的にも良いホテルです

ホテルのロビーの中央には猫?・・・ではなく犬の銅像がデンと鎮座し我々をお出迎え何故このホテルのマスコット的な感じなのか、いわれはわからないのですが、ホテルの人曰く「舌を触ると金運が上がり、耳を触ると良い知らせが届く」のだとか。

というわけで本来全身黒色の犬の像ですが、皆が触る舌や耳は塗料がすっかり剥げて真鍮が見えてきています通天閣のビリケンさんとかと同じ良くあるパターンですね。舌の輝きが人の欲深さを象徴していますえぇ、当然私も触りまくりましたよ。人間だもの

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師匠曰く「NYのホテルは元々どこも高いクセにサービスが悪い。でもこの日系のホテルなら嫌な思いをすることは特にない。変に安いホテルに泊まると周辺の治安も悪い。ここは日本語も通じて便利だから、いつも利用している」ということでチョイスしました。確かにトイレがウォシュレットになっている点も有り難いです

ちなみに普通の部屋ですが6泊で計2200ドル以上。つまり一泊当たり45000円以上する計算になりますた、高いNYの場合、ホテル税だけで14.4%程度取られてしまいますので高くなります

ともあれ無事チェックインを済ませると、一旦部屋に荷物を置いて小休止その後街の空気を感じると共に皆で夕飯を軽めに食べようということになりました。そこで私は最近株式上場も果たし、日本にも進出してきたハンバーガーショップ「SHAKE SHACK」に行きたいとリクエスト奇しくも我々が行った2日前に東京にオープンし、話題となっていました

この辺ではグランドセントラル駅に「SHAKE SHACK」があるということで、そのまま徒歩で移動11月のNYの夜は寒い・・・はずでしたが、今年は暖冬ということで、そんな無茶苦茶寒い感じでもありませんでした。富山よりも若干寒い程度。

間もなく行くとグランドセントラル駅に到着。日本で言うところの東京駅のようなもので、地下鉄各線の交差する中心のターミナル駅になっています100年を超える歴史があるらしく、建物自体も床が大理石で西洋風の歴史を感じる造り高い天井の全面に星座が描かれており、クラシカルなプラネタリウムという感じ。大勢の人混みが行き交い、いかにもNYの出発点でありました

 

グランドセントラル駅の中を進んで「SHAKE SHACK」に到着「SHAKE SHACK」はマクドナルドに対抗して健康を意識した路線で一気にシェアを拡大し、急成長したハンバーガーチェーンやはり大人気で、我々が行った時も行列をついていました

私はスタンダードな「Shack Burger」と「Vanilla Shake」を注文。計11.37ドル也バーガーとシェイクで実に1400円くらいするという計算になりますから、結構なものです

アメリカにきて初の現金支払いなので私がお札を選んでいると、男の店員が「これで良い」と50ドル札を示しますいやいや、さすがにこれは大き過ぎるやろ私だけかも知れませんが、海外あるあるとして、会計の段階でモタモタするのが嫌なので大きめの札を出して、釣り銭の小銭ばっかり増えるパターンが多いです今回は何としてもそれは避けたいところ

オーダーする際「名前は?」と聞かれます。それで「てけてけ」と答えます。出来上がったら名前で呼ばれるのかな?と思ったら、フードコートなどでよくある電波式でアラームが鳴る小型の機械を渡されます。じゃあ一体何のために聞かれたのか?・・・と思ったら、レシートに名前が書いてあります。

ところが私の名前は何故か「TINSUL」になっていました何一つ文字が合ってない・・・師匠や同行のAさんも全くかすりもしない名前が書かれていましたよくあるアメリカ流のニックネームなのか、はたまた単に聞き取れなかっただけなのか・・・

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師匠はフライドポテトやビールを注文。ビールがあるという点も特徴的なハンバーガーショップですが、元々マディソンスクエア公園の屋台からスタートしたお店なだけに、その名残があるようです独自のクラフトビールで美味しいみたいです

では早速いただきます、ということで食べてみると・・・これは美味い肉がジューシーで、確かに値段が高いだけの価値はある美味しさでした人気の理由もわかりますねただ、シェイクの方は普通な感じそして量はアメリカンサイズ私も頑張って飲んだのですが残念ながら1/3程残して捨てざるを得ませんでした・・・

こうしてお腹を満たした我々は、腹ごなしに散歩しながらもドラッグストアチェーン店でお買い物。翌朝のパンやミネラルウォーターを買い込みます。私は今までの海外旅行同様、困ったらクロワッサンを買います。クロワッサンを買っておけば、まあ間違いありません

しかしここでもまた驚いたのがミネラルウォーターのでかさ単位が1ガロンサイズのものを売っていますガロンなんて原油の単位でしか聞いたことないですよ1ガロン=3.78リットルですから、まるで液体洗剤のような巨大さです

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それだけ買い込むと、ホテルに戻って今日の日程は終了ロビーで翌日の日程の打ち合わせをして、それぞれの部屋に戻りました。風呂に入ると、ベッドに入って大移動の疲れを癒すべく死んだように眠ります・・・が、現地時間の夜中の2時くらいに目が覚めると、その後眠ることが出来ませんでした出発直前に起きた嫌なことが頭の中を巡り、それを考えるとまた眠れず、前日に30時間分ほど活動したのに結局3時間しか寝れないまま次の日を迎えました(つづく)

 

NYへ〜タイムズスクエアからブルックリン編

 

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