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ドバイへ〜ファイナンシャルセンターから帰国編

 

オールドスーク編からの続きです

 

次は電車に乗ってどこに向かうかというと、ドバイの金融センターに向かいますビジネスで来たクセに遊んでばかりじゃないか、という誤解を払拭するため(?)にも、ドバイの金融取引所を見学しよう、とドバイと言えば原油の取引が盛んです。まあ別に取引所を見たからと言って、何がどうなるというわけでもないのですが・・・

ところが、事前にネットで調べてもドバイの取引所がどこにあるのか掴めませんHPはあるのですが、住所的なものが見つからず、観光名所でも無いですからガイドブックにも載っていません「まあ現地に行ってみれば看板とかの案内が出てるだろう」と、ここは行き当たりばったり作戦に

と言うわけでその名もズバリ「ファイナンシャルセンター駅」に降りると、お昼もだいぶ過ぎたところだったので、まず駅のキオスク的なところでサンドイッチと謎のエナジードリンク的なものを購入し、近くのベンチで食べます

さて、その後どれが取引所かな・・・と思って色々なビルの名前とか調べるのですが、どうもそれっぽい名前のものがありませんホテルとか得体の知れないセキュリティレベルの高そうな施設とかそんなんばっかり

で、これは帰国後分かったのですが、ドバイの金融の中心地はファイナンシャルセンターではなくて、お隣の「エミレーツ・タワーズ駅」の方が最寄りとのこと。しかも、私は全く逆の出口から出てしまい、そこでウロチョロ探していたので、地図で見ればそこまで遠く無いところでも、超高層ビルに囲まれていたため遠目に見晴るかすこともできず英語力が無いので道を聞くこともできません

そうこうしている間に時間切れ。また暑さでまいってきました時間的にもだいぶ押し迫ってきたので残念ながら断念なので、私は諦めてとりあえず写真を撮っておけばこの中のどれかは該当するだろうと、とにかく四方八方パシャリしかし、どれも該当しませんでした

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それにしてもドバイの金融街だけに限らず、今回色々な国に行って思ったのですが、本当に皆iPhone好きですよね。欧米や日本人に限らず、アラブの民族衣装の人も、どんな人種の人も等しくiPhoneを持っているので、携帯の着信音(一番スタンダードなマリンバ)が鳴ると皆自分のiPhoneが鳴っているのか?と錯覚しますこれだけ売れていれば、そりゃAppleの時価総額が世界一になるわな、と思いました

そんなこんなで夕方近くになり、いよいよドバイとの別れの時間も近づいてきたので、やはり最後は夕暮れのブルジュ・ハリファと噴水ショーを見ていこうと思い、ドバイメトロにてドバイモール駅へと移動しますもう毎日のようにやってきて勝手知ったるドバイモールをずんずん突き進んで、18時からの噴水ショーを狙います。

前回見た昼間とは違ったアングルを楽しみたいということで、ずんずん奥に進んでいくと、人気が段々と少なくなってきました。ようやく空いているベンチを見付けて腰を下ろしましたが、いちゃいちゃしている外国人カップルが目の前にまあ外国らしく、彼らも私に気兼ねなくいちゃいちゃしていたので、私もお構いなしに休んでいました

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間もなくドバイファウンテンが開始されました前回とは流れる音楽も違い、噴水パターンも異なるようです昼とは別の趣が楽しめるので、是非昼夜の2回は見ておくべきですね

ただ、私はここが何故人気が少ない場所だったのか、身を持って知ることになります。ビル風の関係もあって、高々と噴き上がった水が容赦なく降り注いでくるのですiPhoneで動画を一生懸命撮影していたのですが、ビチャビチャのずぶ濡れになってそれどころではありませんでした(つづく)

↓と言うわけで例によって別の人が撮影した夜バージョン


ドバイファウンテンを堪能した私は、いつも通り「モール・オブ・ジ・エミレーツ駅」に向かいますそこからまたシャトルバスでジュメイラビーチホテルまで戻るわけですが、最後の晩餐としてまたホテルで食べる用の必殺クロワッサンを買っていこうと思いました本格的な晩ご飯は空港のラウンジでたらふく食べようと考えていたので、ちょっとお腹を満たすもので十分

と言うわけで、また前回昼にドバイファウンテンを見た時と同じパターンでカルフールに寄ります。嫌なお店ですが、結局これしか安くお腹を満たす方法が無いので仕方ありません

クロワッサンを持ってレジに並ぶと相変わらず客一人一人が大量に買っているので、時間がかかっています前回はレジのお姉さんが怖かったので、今回は男性のところにしてみよう・・・と思って並んだのですが、やっぱり変わらず店員は一様にイライラしていました

しかも未だによくわからないのですが、私の順番が回ってこようというタイミングで、レジの脇に「STOP」と書かれたような立て札を置かれました日本のレジでもあるように、準備中(交代の時間)だから別のレジに回ってくれ、という意味合いなのかと思いましたが、10数分も待ったのにそれは無いだろう、と思い抗議の意味もこめてそのまま並んでいました私の後ろに並んでいる人も別のレジに移ろうとしませんでしたし。

するとレジの男性がジロリと私を睨んで何か言いながら立て札を指さしています。「これがわからないのか?」とでも言っているようですが、私が必殺「ん?」とわからない顔をすると、諦めたように苦笑してその立て札をどかしました

今考えてみると、ひょっとしてアジア人に対する嫌がらせだったのかなと思います。聞いたところによると、ドバイは経済的に開放されていると言っても一部にアジア人に対する差別が根強く残っているとのこと出稼ぎに来ているインド人やパキスタン人に対しては勿論のこと、観光で来ているお客さんのアジア人に対しても偏見があるとか。非常に残念なことです

ただ日本人はその中では一番マシに見られているという説もあり、アラブに詳しい友人に「自分は日本人だ、ということをきちんと言った方が良い。そうすれば悪いようにされない」と忠告を受けていました。ガイドブックでもドバイではアジア人=中国人と見られることが多いとあり、基本的にまず「Are you Chinese?」と聞かれます。まあ聞かれた時は「Japanese」と言えますが、聞かれない時は伝える術が無いのですが

と言うわけで未だにちょっと引っかかりが残っているやりとりですが、ともあれ無事クロワッサンを購入すると、またシャトルバス乗り場に向かいます既にシャトルバスは到着しているようで、無事乗り込むことができました

ただそこでもまた嫌な気分にシャトルバスに乗り込もうとするとドライバーに「ヘイ、このバスはジュメイラビーチホテルの客専用だぞ」と言われました。「わかってる。今までも何度も利用した」と言うと「じゃあルームキーを見せな」と言われます。

それでポケットから取り出して見せると「OK」とようやく納得してくれましたが、他のお客さんにはそんなことは言いませんまた貧乏バックパッカー的な外見が生み出した悲劇なのか、アジア人差別の一つなのか

で、ホテルに戻ってネットで調べて一つわかったこと。イスラムでは「男はヒゲがあって一人前」という話を聞いて私も一ヶ月分のヒゲを蓄えて行ったのですが・・・現地の若者はむしろスッキリしていますもう今は時代の流れと共に感性も変わり、むしろ現地の若者は「むさ苦しい」とか「ダサイ」などの理由でキレイさっぱり剃っているようなんですね

確かに立派なヒゲを蓄えている人もいますけれど、現地人の皆が皆そこまでヒゲ面ではありませんまた、当然というか外国人にまでヒゲを求めるわけでもなく、ヒゲを生やした外見(ヒゲはヒゲでも整っていないもの)は日本と同じように「胡散臭い奴」と見られるようなのですというわけで、今から帰国するというのに、最後の最後にホテルの部屋に戻って速攻で剃りました

 

そんなこんなで、いよいよ長かった私のドバイ旅行も終わりが近づいてきました夜のペルシャ湾とそこに浮かぶバージ・アル・アラブの航空障害灯のゆっくりとした点滅を眺めつつ、バスローブ姿の左手にはワイングラスを傾けて・・・という感じなら良かった(?)のですが、帰りの荷物のまとめをしながらせせこましくクロワッサンを食べていました

ようやく準備が調い、空港までの送迎が来るまで1時間くらいの時間になりました昼に買ったポストカードで日本で留守番している嫁への手紙を書いて、後はちょっとベッドの上でゆっくりしていよう・・・と思ったら、突然お腹に異変が下り出します

最後の最後で汚い話で申し訳ないですが、残りの1時間ずっとトイレに行ったり来たりを繰り返していました今日一日あまりの暑さの中で歩き回り無理がたたった分、最後の最後で身体がおかしくなってしまった様子水みたいなのが出ます

いやー、これはマジで何か海外旅行特有「当たった」のか?しかし口にしたのはクロワッサンとコーヒーと、自分の土産に買ったアーモンド(向こうのはスパイスがまぶしてある)、あと何故か現地で人気のスイカ味のガムしか無いのですが・・・まあガムを噛むとお腹が緩くなるとは言いますが、それにしても強力過ぎです

一応日本から腹痛の薬とかも持ってきていたので、最後の最後で封印を解こうかどうしようか悩んだのですが・・・私は人生でお腹が痛くて薬を飲んだのは2度程しかないので、ちょっとここは気合いで乗り切ろうと思いましたまあ出すものを出し切ってしまえば何とかなるだろう、と

そんなお腹に爆弾と不安を抱えたまま、時間が来たので荷物を持って部屋を出ましたさらば、ドバイの住処よしかしこんな状態でお別れになるとは思いもよりませんでした

 

そんなお腹に違和感を抱えたままフロントでチェックアウトチェックインの時は旅行会社の人がやってくれたのですが、帰りは自分で手続きしないといけません。まあそんなに難しいことは無いだろうと思っていたのですが・・・。

深夜3時の便なので、旅行代理店にはレイトチェックアウトで予約をしてもらっていました。私はあまり旅慣れていないのでレイトチェックアウトというのに詳しくなかったのですが、ホテルによってはレイトチェックアウトというシステムを用意しておらず、結局もう一泊分追加してお金を払って、翌日までの部屋を押さえておくというもののようです。

その辺りを日本で詳しく聞いていなかったので、私はそのことがホテルに伝わっていると思っていました。ところがフロントの白人の綺麗な女性に「あなたは明日まで予約してあるのに、何故もうチェックアウトするのか?」と言われ「せめて朝食を食べていったらどうなんだ?」と結構詰問チックに問いつめられます

私は一生懸命「いや、日本に帰る便が深夜なんだ。だから朝食を食べている時間は無い」ということを繰り返したのですが、私の英語力の無さなのか全然伝わりません遂に女性は怒った様子で別のスタッフを呼びに行きますえ?帰ったらダメなの?

別の女性スタッフに同じようなことを説明すると、彼女は端末を叩いて得心したように「OK」と言いました。それで先ほどの女性に画面を見せながら何かを説明していました。それを聞いてようやく先の女性は興奮を冷まして「OK」とチェックアウト手続きに入りました。結局先の女性はまだ新人か何かで、端末の見方をよくわかっていなかったのかも知れません

そうして無事チェックアウトを済ませ「あとこのAir Mailを日本に送りたい」と先ほど書き上げた嫁へのハガキをフロントでお願いすると「コンシェルジュ」と一言言われました。何か感じ悪いなぁ

と言うわけでコンシェルジュカウンターに行ってその旨を伝えると、これまた白人の綺麗な女性が対応してくれました先ほどの方とは異なり、非常にフレンドリーなテンションの高い感じの人芸能人のローラみたいな人ですね「日本にAir Mailを送りたいのねじゃ3AED」と笑顔で指を3本立てていました。それにしてもAir Mailが3AED(約80円)とは安いですね

で、私が渡したハガキ(ホログラムで飛び出すラクダの絵のもの)を見て「Wow」と楽しそうにラクダが飛び出す様を楽しんでいましたそして隣のコンシェルジュにも「見て見て」と、二人で楽しそうにキャッキャッ言ってましたあんたの国の商品やで、それ(つづく)

↓最後にホテルをパチリ
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やがてホテルのロビーに旅行会社の人が迎えに来てくれました。案内されたマイクロバスには私の他に3組の日本人旅行者を乗せて、ドバイ国際空港へと向かいます

最後に摩天楼のドバイの超高層ビル群の夜景を抜けて、また時速100kmくらいで飛ばしていきます星は見えませんが、ビルの明かりが実にキレイブルジュ・ハリファも白いライトで縁取られており、非常に幻想的ですあぁ、最終日は色々と嫌なことがありましたけど、やはり別れは惜しいものです遂にアラブの石油王とはお友達になれませんでしたが

ドバイ夜景
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↓左のがブルジュ・ハリファ
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40分くらいで空港に到着すると、ビジネスクラス用とエコノミー用で出発ターミナルが違うということで、二手に分かれました。もう一組(私くらいの年齢の男性と母親の親子?)の日本人旅行者と一緒に手続きカウンターへと向かいます

それで手続きは滞りなく行われたのですが、やっぱり向こう(現地)の出発ロビーの女性スタッフは結構感じ悪いんですよね(昨年4カ国行きましたが、シンガポール以外皆ダメ)ビジネス客であろうが関係なく、基本無愛想ですし、一連の手続きが終わったらすぐ自分の爪をいじっていましたラウンジがどこにあるとかも聞かなければ自発的には言いません。こういうところもやっぱり日本企業は良い対応をしているな、とつくづく思います

その後、手荷物検査やら出国手続きやらを終えて進んでいきます。その間、歩きながらもう一組の親子と話していました。いやー、実に4日ぶりの日本語です

彼らは広島から来られた、ということで「広島に住んだことがある」「3月にも宮島に行って来た」というような話で盛り上がりましたキングオブコメディの今野似の息子の方はほとんど喋りませんでしたが、母親の方はよく喋る方でした。よくあるパターンですが

その後免税店などが並ぶゾーンで別れ、私は両替カウンターで余ったAEDを交換しにいきます。最終的に120AED余ったので、表示されていたレートで計算したら3000円弱くらいだったのですが、おまけしてくれて3000円くれましたさすがドバイ。気前良いです

その後、エミレーツ航空のラウンジのある5階に向かいますさて、5階のどこにあるのかなー・・・と思ったら、何と5階全体がビジネスラウンジで、とても広いですさすがドバイ。最後の最後まで豪勢です

エミレーツビジネスラウンジ
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料理は何種類も用意されていて食べ放題アルコールも各種用意されており飲み放題そして勿論(?)ハーゲンダッツも食べ放題ここがメインの晩飯とばかりに端から端までガツガツ食べていましたさっきまであんなに腹壊していたくせに・・・

そうやって快適な時間を過ごすと、やがて出発の時刻が近づいてきました私が出発ゲートに向かうと、丁度先ほどの親子ともまた遭遇。また話をしながら飛行機に乗り込みました

 

帰りの飛行機も結局あまり寝付けませんでしたが、ともあれ無事関空に到着。日本に戻ってきました時差の関係上、日本に着いたのは夕方の17時その日は大阪に住む甥っ子の家に泊めてもらって、翌日富山に戻りましたこうして私の初めての海外一人旅は無事幕を閉じたのですあぁ疲れた

↓帰りは南海ラピート号。今はシャア専用の真っ赤な奴も出ています
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↓ただ行きも帰りも車輌にほとんど人が乗っていませんでした皆、もっと乗ろう(?)
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最後にドバイという国の感想をまとめますと、やっぱり暑いです半端無く暑いです行くなら覚悟をして行った方が良いでしょう9月はまだ暑いので、もう少し後の季節が良いと思います

全般的に治安は良いですし、Wi-Fi環境も整っていますから、特に困ることはありませんドバイメトロやタクシーは安いので、移動手段に困ることも無いでしょう白タクには当然注意が必要ですが

ただ全般的に日本人観光客は少なめで、それ故日本語で対応できる施設はほとんどありませんある程度の英語ができないと難儀すると思います。ただ私のようにTOEIC500点いかない人間でも何とかなりますから、過剰に心配する必要は無さそうです

観光に関しては、世界一高いブルジュハリファは当然外せませんし、ツアーなどではデザートサファリは行っておいた方が良いと思いますやはり砂漠の本場ですから、その辺りは是非体験したいところです他方、あくまで個人的な感想としてディナークルーズは止めておいた方が良いですあと、スークは商売人に捕まらないように楽しみましょう

国全体のイメージとしては行く前に思っていた「もうバブルも弾けて終わりだろう」というイメージは全然無く、むしろまだまだ経済発展余地のあるエネルギーを持ち合わせていると感じましたあのデザートサファリの運転手が言った「心配するな、金はやって来る」という言葉が、その気質やそれを裏付ける経済状態を表しており、今の日本に欠けている「自信」です。

そして石油が出るので、全般的に豪快です水は本当に一気に出てきますし、クーラーはガンガン効かせています日本が節電やらエコやら色々言っていますが、こんな使われ方したら日本人がどんなに努力しても無駄なんじゃないか、と思わせられる程の「無駄」を「豪勢」に置き変えています

エミレーツ航空に関しては、昨年4社乗った航空会社(ガルーダインドネシア、アリタリア、シンガポール航空)のビジネスの中では一番快適度合いが高かったです機内では映画も充実していましたし、雰囲気やエミレーツラウンジも豪勢でした

ジュメイラビーチホテルに関してはまあ悪くはないと思いますが、値段の割にはイマイチな感じがありました他のホテルに泊まっていないので比較はできませんけれど、あれで5つ星と言われるとちょっとなぁという感想ですやはり日本のサービスが凄すぎるので、他国では良い方なんでしょうけれど、私は今まで書いてきたようにちょっと色々な点で不満がありました(もっとも、日本でもそういった根拠不明な評価を元に選ぶとガッカリすることはありますけれど)。

以上、今後ドバイ行きを考えられておられる方は参考にしていただければと思いますこれにて長々と続けてきたドバイ編はようやく終了次回はすぐさまローマ編へと移りますので乞うご期待(?)(完)

お問い合せ radi.res@gmail.com  北陸財務局長(金商)第23号 Copyright (C) radish-research. All Rights Reserved.