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母との沖縄旅行〜三日目

 

二日目からの続きです。

 

沖縄3日目その日は首里城を回った後に沖縄南部を巡る予定でしたまずはホテルの近くのレンタカー屋でレンタカーを手配

私はこれまでハイブリッドカーに乗った事が無かったので、トヨタのアクアを借りてみることに。思い切って電気自動車でも良かったのですが、充電スタンドに不安があったので

で、まずは首里城に実は私はこれで3回目なのでもう完全に見飽きているのですが、沖縄初めての母ですから、行かないわけにはいきません

ところが、残念なことに肝心の守礼門が工事中最も記念撮影しやすいポイントを逸します工事中なら予め言ってくれよー観光シーズン以外に行ったことが裏目にで、母は掲げられていた守礼門のイメージ写真をカメラで撮っていました

守礼門を過ぎると、小さな門のようなところで観光客が何やらお参りをしています。母もよくわからないけれど便乗でお参り。横の説明文を読むとどうやら「園比屋武御嶽石門」という重要文化財で、かつて国王が外出する時に安全を祈願した礼拝所だとのこと。知らない間に旅の無事を祈願したようです

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そこを過ぎて首里城正殿に。前面に拡がる「御庭」という敷地は、地面が赤と白に塗装されており、臣下の者がそのラインに並んで整列し、国王にひざまずいたという謁見の場です。さすがに私も3回目なのでよくご存じただ正殿も一部やや工事中(塗装し直し)でガッカリ

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そんなこんなで正殿の中をぐるっと見て回って終了私自身はもう印象が薄いので、程々に立ち去りました。母は例に漏れずせっせと土産を買い込みそれはまるで冬支度をする熊か何かを想起させます

 

首里城を見学した我々は、レンタカーを飛ばして次に「斎場御嶽(せーふぁうたき)」へと向かいます普通には絶対読めないそこは世界遺産登録もされている沖縄のパワースポットらしく、母がガイドブックを見てやたら「行ってみたい」と言っていた場所でした。何がそこまで母を掻き立てたのかは謎ですが

沖縄本島の南東に位置し、先ほど訪れた首里城と直線で結ぶとその延長線に「神の島」とされている久高島があるように造られたそうですかつての琉球王朝の神事の場であり、神託を受けられるのは王家の女性のみだったということで、男子禁制の場であったとか。

ジャングルのような森の中へ歩を進めると所々に拝所があり、辺り一帯神秘的な雰囲気を醸し出しています

↓神秘の力に押されて手ぶれ(嘘)
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中でもメインスポットは三庫理(さんぐーい)と呼ばれる場所。隣の岩が倒れかかり、何とかその隣の岩に支えられる形で、三角形上の入り口が出来上がっています。現実的にこんな光景があるんだな、と思うと、何だか不思議な感じ正にパワースポットにふさわしい造形です

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その奥の方に進むと、久高島が遠くに遥拝できるようになっていました当初の予定では久高島にも行ってみるつもりでしたが、時間の都合上無しになりました

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そうして斎場御嶽を堪能した我々は、次なる目的地「おきなわワールド」へと向かいました

おきなわワールドは当初行くつもりは特に無かったんですけれど、本島南部の辺りでどこか行く場所が無いか、と探してみた結果、めぼしいのがココくらいしか無かったのでただ結論から言うと、行って大正解で楽しめた場所でした実は今回の沖縄で一番良かった場所かも知れません

「おきなわワールド」という名前がどうもイマイチな感じですが、中には沖縄にちなんだ色々な施設があり、ここに来たら沖縄の全て・・・とは言いませんが、1/3くらいはわかるようなテーマパークになっています

メインは玉泉洞という鍾乳洞。全長5kmもある巨大な鍾乳洞で、Googleストリートビューにも対応している規模(うち1km程が鑑賞可能)。軽く昼食をとってから、まずここから入っていくことにしました。
https://maps.google.co.jp/maps?q=&layer=c&sll=26.140279,127.748894&cid=11693171065551075127&panoid=QnBf9aDARd82OQyUlgEWuA&cbp=13,168.73,,0,3.86&hl=ja&gl=JP&ie=UTF8&hq=&hnear=&ll=26.140279,127.748894&spn=0.006295,0.006295&t=m&brcurrent=3,0x34e56f14c5616853:0xe3954d47bbe637f2,0&cbll=26.139834,127.749915&source=embed

で、ここの入り口でもやはり記念写真を一枚パチリと撮られ、出口で販売されるシステムただここは前日のパイナップルパークとは違い、民族衣装を着たお姉さんとシーサーと一緒で沖縄感満点の写真が出来上がり。これなら良い記念写真になりそうです私も普通に笑顔

撮影を終えると階段を下りて鍾乳洞へ中は薄暗く、そしてなま暖かい空気が「もあっ」としていいますそんなちょっとおどろおどろしい雰囲気の中、どこまでも続いていく通路を進んでいきます。辺りは一面見渡す限りの鍾乳石。確かにこれはかなりの規模の鍾乳洞です異次元世界に迷い込んでしまったかのよう

天井からは時折石灰を含んだ水滴がポタポタ落ちてきますこのカルシウムが固まると「つらら」の鍾乳石が出来上がり。3年に1mm程度のスピードで、実際に今も鍾乳洞は成長を続けているそうです。なのでちょっと浴びたくらいでは固まりませんが、心持ち粘着質な感じ。

で、母が「うわー、ここ良いねー」やたら感動しています私は今まで知らなかったのですが、どうも母は鍾乳洞フェチだったようで、今までも秋芳洞や色々な鍾乳洞に行ってきたそうなのです。しかしここ程立派な鍾乳洞は無い、と感心しきり

正直私にそこまでの良さは伝わらなかったのですが、母がそこまで喜んでくれるなら来た甲斐がありました中には水脈もあり、普通に魚が泳いでいたり、色々な形の鍾乳石があったり、意外に飽きることはありません。

数十分地下帝国の住人になった我々は、充分鍾乳洞を堪能するとやがて地上に戻ってきましたすると入り口で記念撮影した写真が出来上がっていました。案の定、母は購入していました

 

玉泉洞から出た我々は「王国村」と言うエリアに向かいますそこでは沖縄の工芸の製造過程を見学したり、実際に自分で体験してみたり。色々と沖縄の文化に触れることができるゾーンです

時間の都合上、あまりじっくり見て回れなかったのですが、印象に残っているのはスプレーで絵画を描き上げるおじさん。スプレーで何故こんな見事な絵が出来上がるのか、とビックリ

↓Youtubeで発見しました。


あとは土産屋で絵皿が数十万円で売られているのを見て、一体誰がこんなのを買っていくのだろうと思ったこと(しかも触れるところに展示してあり、何かの拍子に割ってしまったら大変)、椰子の実ジュースを飲んでみたけど、やはり味はイマイチだったことくらいでしょうか

その後、沖縄の踊りエイサーの公演時間になったので会場に向かいました一日に何回か公演しているようですが、その日の最終公演。ちなみに「スーパーエイサー」ということで、普通のエイサーのワンランク上の超エイサーの様子。

で、そのエイサーですが、間近で見るとものすごい迫力ですね私は何となく知ってはいましたが、こんなにバイタリティ溢れる踊りとは思っていませんでしたこんなのを一日何公演もやって、よく身体が持つなーと(実際、踊り終えた後、皆肩で息をしておられましたが)。

途中におじいさん、おばあさんのお面を被った道化的な「あんがま」が挟まれ、終始独特な感じです。やはり南国沖縄らしいですね若い人のキレの良い踊りを見て、非常に盛り上がりましたちなみに「あんがま」役をやっていたのも、若いおねえちゃんの様子。動きのキレが良かったです

↓大体3:30くらいからスーパーエイサーのダイジェスト


最後は「踊る阿呆に見る阿呆」ではないですけれど、客も参加して皆で踊って大円団。ところが、我々は次の「ハブショー」の公演時間が迫っていたので、後ろ髪を引かれながらも最後の踊りには参加せず、早々にその場を立ち去りましたうーん、残念今も心残りです

 

スーパーエイサーの凄さに圧倒された我々は「ハブショー」が行われるハブ博物公園へと急ぎ足本日最後の公演ということで、それを見逃すわけにはいきません。沖縄といえばハブ。ハブと言えば羽生善治←意味無し

我々が着いた頃には、既にハブショーは始まっていました。「ハブがステージから脱走したら、とにかく逃げてください」と笑顔で注意事項を面白く説明するお兄さん。間もなくアシスタントのお姉さんがハブの入っている壺のようなものを持ってくると、長い引っかけ棒みたいなもので、簡単にひょいっとハブを取り出します。頭がプックリと大きく、いかにも強そうなハブの登場です

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あれ?何かこの光景見たことあるぞ。デジャブーかな?と思っていたら、どうやら昨年だったか「HEY!HEY!HEY!」で一度このハブショーをやっていたのを思い出しましたあぁ、ここでやってたのかー。

で、ハブを無造作にステージの上に放り出すと、当然ハブは怒ります。しかしお兄さんは慌てず騒がず棒でハブを軽くあしらいます。「勿論ボクも噛まれたら一巻の終わりですけどね」なんて相変わらずの笑顔で。

「ハブは後ろのものに全く気付かないんですよー」とか呑気な感じで言いつつ、素手でハブの後頭部を「パチコン」と叩いたりしますすげー。

で、その後は相方(?)のマングースが登場します。今は動物愛護の観点から、ハブ対マングースショーはやっていないとのこと。なので対決といっても別々の透明なパイプに水が入っているところで、競泳ショーどちらが早く向こう側に辿り着くか、というものです。

ちなみにその時はハブはスタートから全く動かず、あっさりとマングースが勝ちました本来、ハブの泳ぎの速さに驚いてもらう段取りだったのですが・・・。正に勝負は水もの、ということでしょうか

 

その後、ハブの攻撃性を風船割で確認したり、ハブの牙を見せてもらったりと色々堪能してショーは終了何とかハブは脱走せず、けが人も出ませんでした←※元々安全なショーです

最後は巨大ヘビとの記念撮影などもやっていましたが、ヘビよりも長い行列が出来ていたので残念ながら諦めました(※一応ヘビは大嫌いなのですが、折角の記念ですから何でもやってみたいタチ)

で、後はゆっくりと館内を見学。館内はハブに関する様々なことが展示されており、ここに来るとあなたも明日からハブ博士に

また他にも色々な種類のヘビが多数飼育されていました。ヘビ以外にもコウモリやらカメやら、全般的にアンダーグラウンド感が漂う生き物が多数好きな人は好きなのでしょうが、私はまあそんなにゆっくり眺めていたくは無いかな、という感じ

ひとしきり堪能して館から出てくると、外では幸運の白ヘビを首に巻いて記念撮影をやっていました私もやりたかったのですが、時間の都合で残念。またしても心残りでした

写真はいっぱい撮ってきましたが、あまりに載せると引かれそうなので、とりあえず一枚だけ

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こうして無事おきなわワールドを閉園間際まで満喫してきましたいやー、おきなわワールド良いですよ今回の沖縄で一番印象に残ったお奨めスポットです名前が「おきなわワールド」だと、印象がイマイチな感じで行く気が失せるのですが、実態は「名前勝ち」した魅力的なランドマークちなみにもし「おきなわーるど」だったら、もっと行く気が失せるのですが

そうしておきなわワールドを跡にした我々は「ひめゆりの塔」へと向かいます。ひめゆりの塔はご存知の方も多いでしょう。

太平洋戦争末期、遂に沖縄に上陸してきた米軍に抗するべく、当時15歳〜19歳の女学生までも看護要員として従軍させられましたが、いよいよ米軍の手が迫ってると、全員壕の中へと逃げ込みます。しかし手榴弾やガス弾などを投げ込まれ、そのまま壕の中で80名あまりが絶命しました。その跡地にひめゆりの塔が作られ、今も戦争の悲惨さを語り継ぐ場所となっています。

カーナビの示す通りに運転し、我々は無事ひめゆりの塔に到着既に日も暮れて、記念館の閉館時間が迫っていました。なので観光客もまばら。

駐車場に車を停めて降りると、道路の向かい側の土産物屋のおばちゃん達が丁寧に「こっちこっち」と案内してくれます。しかしその裏には「今日最後のお客さん。帰りは何かうちで買っていってね」というムードが見え隠れし、ちょっと帰りを警戒する我々

で、案内された方向に進みましたが、一向に塔らしきものは見あたりません目の前にあるのは大勢の戦没者の名前が記された記念碑と地面に大きな口を開いた壕。これが最も悲惨と言われた伊原第三外科壕のようです。

覗き込むと深さ10mくらいあり、それぞれ10数メートル四方の壕である様子。高所恐怖症の私はこれだけでクラクラこのような陽の当たらないところで何日も隠れ続け、最後には無惨に殺されるとは。無念さに思いを馳せ合掌。

結局タイムオーバーで記念館も閉まってしまったようだったので、せめて塔だけでも見ていこうと思い必死に探す我々しかし塔というくらいだから、すぐに目に付きそうなものだけれど・・・

母が「そう言えば姉ちゃんが行ったことあるっていってたから、姉ちゃんに電話で聞いてみよう」と提案。で、姉曰く「何か大きな穴あるでしょ?それそれ」とのこと。へっ?

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実はひめゆりの塔とは我々のイメージするいわゆる高層の建築物ではなくて、穴の横に据え置かれた高さ数十cmの小さな石碑。それに「ひめゆりの塔」と記されています。その事実を知らずにやってきた我々のような者が皆、突っ込みたくなるような事実でした。多分修学旅行生とかは皆笑いながら突っ込んでいるのでしょう。

しかしwikipediaなどで見てみると、これは当時物資難であったこと、また米軍の統治下であったために派手な慰霊が出来なかったことが原因の様子。そう考えると非常に切ないひめゆりの塔。うん、これは立派な塔ですね

 

そんな切ない思いを胸に、我々は「ひめゆりの塔」から帰ることにしました。さて目下の問題は先ほどの土産屋のおばちゃんをどうやり過ごすかもう散々土産物を買った我々は、これ以上土産は要りません

ぶっちゃけてしまえば、うちの母なんてテンションが上がりすぎて結局この3日間で何と総額7万円分もお土産を買いました何てアホな母嫁が旅行前に言ったセリフ「お母さんと喧嘩しちゃダメだよ」という言葉を忠実に守って母のやることに掣肘せず自由に放置したら、こんな残念な結果になってしまいました

と言うわけで、母をこれ以上土産物屋に連れて行くわけにはいきませんいかに土産物屋のおばちゃんがあっちを向いているうちに通り過ぎるか、ゲームの「メタルギア」感覚でバレないようにそっと行こう・・・と思ったのですが、何とか別の観光客を捕まえ熱心にTシャツを勧めておられたので、我々はそそくさとその場を通り抜け無事車に乗り込み離脱に成功しました

そんなこんなで帰りはJAに寄って現地の野菜を買ったりしつつ、ホテルに戻りましたその日の夕食は国際通りのお店「首里天楼」で琉球料理をコースで食べきれない程の美味しい料理が出てきましたが、中でも沖縄名物「豆腐よう」が絶品

私は以前沖縄に来た時に某モンドセレクション受賞などとされた豆腐ようをいただきましたが、はっきり言ってものすごく不味かったので、金輪際豆腐ようは食べることはないだろうと思っていました。しかし、ここの豆腐ようは無茶苦茶美味かったですね危うく豆腐ように対する誤解を持ったまま、一生を過ごすところでした是非また機会があれば食べたいです

翌日ホテルをチェックアウトし、ゆいレールに乗って那覇空港へ昼の飛行機で帰ってきました。我々の珍道中はこうして無事幕を閉じたのでしたしかし最後の最後まで母は空港での空き時間を利用して、親の仇とばかりにせっせと土産物を買っていたのでした(完)

 

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