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母との沖縄旅行〜初日

 

先日、うちの母と二人で沖縄に行ってきました。嫁はまさかのお留守番と言うのも嫁とは別に3月下旬に宮島に行くことに去年から決まっていたので、嫁はそんな月に2回も仕事を休めないとのことで、今回はパス新婚旅行でも行ったし、ということで。

今回の旅行は以前母に「どこか行きたいとこある?」と聞いたら「沖縄に行ったこと無いから、行ってみたい」とのことで実現しました。

母は昨年の丁度今頃、急遽心臓のバイパス手術をすることになり、お陰様で無事手術は成功して今では以前と変わらないような生活をしていますが、やはりどうしても体力が落ちています

ここ富山は毎年雪が積もりますから、雪かきは冬の日課母は今年からはさすがに控えて私が行ける時は私が行って雪かきし、行けない時は近所の人に助けてもらっていました。

それはそれで楽なのかも知れないですが、身体を動かさずに家の中でずっと籠もっている分、気分が沈んでネガティブなことばかり言うようになりました。「いつお迎え来るんかねぇ」とか「何も楽しいことがない。ご飯も仕方ないから食べてる」とか。会う度にそんなことばかり聞かされて私もうんざり

どうやら典型的な「冬うつ」の症状で、寒いから気が滅入っているところに運動もしないし、外に出ないから太陽の光も浴びないしで、そういうような精神状態になってしまうのだそうです実は雪かきも、案外健全な精神状態を維持するために役に立っていたようです。更に母はバイパス手術で手足から血管を取り出したせいもあってか、いつも以上に冬が寒く感じる様子。

こうして考えてみると、ちょっと言い方は荒くなりますが、人間死ぬべき時に死に損なうと、逆に不幸なのかも知れません。身体のパーツ的な治療は可能かも知れませんが、その分精神状態や身体の他の部分がついてこれなくなり、身体全体に違和感が生じるのではないかと。こればかりは西洋医学ではなかなか治しようがないのでしょう

で、これはいかん、ということで、本当はもっと後のシーズンに行こうと思っていたのですが「いつ行くの今でしょ」と、急遽今の内に行くことに決定しました。それで少しでも気を紛らわせようと

今回の旅行は当初8日〜11日を予定していました。というのは、震災の特番などを見ると母がまたブルーになってしまいますし、あわせて母が心臓発作を起こして丁度1年という日でもありますし。が、結局なんだかんだで一週前倒しでの旅行となりました。

今回は旅行会社の国内パッケージツアーで申し込んで、段取りの一切を任せました。大体回るのはお約束の観光コースですし、パッケージの方がお得でしょうし。

で、まず最寄りの空港が小松空港ということでチケットをとったのですが、小松→那覇の便が15時15分発で、向こうに着くのが18時とのことしかも、この一便しかありません

更に帰りも12時25分発→14時35分着ということで、折角3泊4日といっても実質的に2日間しか沖縄に滞在できないことになります帰りの方がフライト時間も短いですしJALさん、もう少し考えてくれませんか?せっかくのバカンスも、これじゃ一日損したような気分

文句を言っても仕方ないので、金曜は株式市場も前場だけ見てから家を出発極度の心配性の母は「空港に一時間前に着かないといけないから、朝に出て行こう」とか言っていましたが、ここから車で2時間程度の場所なのに、朝に出るのはどう考えても早過ぎ

出発前に留守番の嫁から「折角の親孝行旅行なんだから、お母さんと喧嘩したらダメだよ」と仰せつかっていましたが、早速母と喧嘩先が思いやられます

結局12時前に家を出て、途中昼を食べたりして空港に着いたのが14時15分。空港にピッタリ1時間前に到着しましたやれやれ、と思っていると「使用機の遅れから出発が30分遅れます」とのアナウンス当日は全国的に風の強い日だったので、他の東京行きの便なども遅れていました

というわけで、結果的にもっとゆっくりしても良かったくらい早速空港で暇を持て余す我々

1時間半の待機を経て、ようやく飛行機は無事take offいきなりさい先の悪いスタートになりました。ちなみに母曰くその日の占いは、蠍座(私も母も)はワースト1だったそうです強風で飛行機は揺れていましたが、何とか落ちずに無事沖縄に着いたのは幸いでした

 

着陸態勢に入った飛行機から見下ろすと、沖縄本島が見えてきました私はこれで3度目の沖縄ですが、母は生まれて初めて。「えぇ沖縄ってこんなに大きいんだ」とは沖縄をなめていた母の言。「本州と変わらんくらいの大きさやんかー」と驚いていましたが、それはさすがに言い過ぎまさに沖縄は大きいなーわー・・・

空港の到着ロビーに着くと、空気が「もあっ」としていて、やはり沖縄に来たという感じがしますその日の最高気温は24℃ということだったのですが、夕方だったので20℃は下回っていました適度な気候で「めんそーれ」と歓迎されているかのよう

那覇空港の上空に辿り着いた18時過ぎくらいでは、まだ空も茜空で明るかったのですが、空港で荷物を受け取って外に出ると辺りはすっかり暗く夜の気配やはり高いところと地表では、太陽のポジションも変わってきます。

初日に泊まるホテルは日航アリビラという読谷村にあるリゾートホテル那覇空港から車で北に1時間くらいのところにあります残念ながらそこまでの移動手段であるシャトルバスは夕方17時で最終便らしく、我々が到着する18時(しかも遅れて18時半過ぎ)にはタクシーくらいしか無い様子

しかし、タクシーで移動となると8000円くらいかかるとのこと事前に何とか安い手段は無いかと色々と調べた結果、レンタカーを借りて、ホテルで乗り捨てるという手段がありましたこちらなら最安料金で大体4000円くらい。というわけで、そちらを選択することに

ネットで予約したレンタカー屋に指定された場所に向かうと、色々なレンタカー屋のマイクロバスがズラリと並んでいましたそれぞれに予約した人が乗り込んで、各々のレンタカー屋に移動するシステムの様子。

空港からレンタカー屋までは更に15分くらい移動するとのことしかも残念なことに、ホテルと真逆の方向に南下します

実は今回のパッケージツアーでは夕食はそれぞれ既にセッティングしてあり、その日は日航アリビラ内のレストランで夕食となっていましたですから、最悪ラストオーダーの時間までに間に合わせないと、おまんまの食い上げになってしまいます

予約していた全員がマイクロバスに乗り込むと、ようやく発車どんどん時間が無駄に過ぎていく感じがします私の焦りは募るばかり

車内で申込書を書きながら母に「ホテルに遅れても大丈夫かどうか電話して」と言いましたが、母は「どうすれば良いかわからん」と非常に頼りない感じ「電話して日本語が話せれば、大概のことは通じるよ外国じゃあるまいし」と言いましたが、すっかり電話にビビる母

母は最近何かにつけて「できない」「わからない」と消極的になってしまっています。それを年をとったせいとか、手術をした後に体力が戻らないせいとか、色々な理由を付けて自身のネガティブさを正当化しようとしていますが、私に言わせれば単に甘えているだけ

そんなわけでまたイライラっとしましたが、頭の中に蘇る「お母さんと喧嘩したらダメだよ」という嫁の言葉グッと堪えて、到着したレンタカー屋で電話片手に申込手続きを進めつつ、ホテルに連絡を取ります

ところが、バスに乗る前に受け取った整理番号が見あたりません母に預けたはずでしたが、母は「預かってないよ」。えぇ、申込書書かないといけないから渡したやろ?いや、あんたに返した、とお互い譲らず結局喧嘩すると後ろから係員さんが「整理番号落ちてましたよ」と持ってきてくれました結局どっちが悪いのかはわからず今回はイーブン

で、ホテルに連絡した結果、幸い21時半までなら間に合うとのことだったので、ホッと一安心レンタカー屋を出発したのが19時半カーナビもありますし、余程道に迷ったりしなければ十分間に合うでしょう当初の予定ではとっくにホテルに着いているはずの時間でしたが、我々の旅はドタバタと始まったばかりでした

 

本島はメインの国道58号線が片側3車線の大通り母は「沖縄って都会やねー」とすっかりお上りさん状態「沖縄の中心部は富山より都会やよ」と予め伝えていたにもかかわらず、信じていなかった我が母やはり沖縄をなめています。

そんな大通りには我々同様レンタカーが目立ちます前のレンタカーは明らかにナビに翻弄されて右車線に移ったり左車線に寄ったり見ていて危なっかしい感じ

私は一応沖縄経験者でもありますから、まあまあ道はわかります。夕飯にも何とか間に合うことが判明したので、折角なので沖縄の海を見ながら、海岸沿いの道を行こうと考えました敢えてナビの指示を無視し、ちょっとだけ回り道ナビは一生懸命ルートを再検索して正しい方向に導こうとしますが、ご主人様は聞く耳をもたず。しかし結局夜の海辺は真っ暗で何も見えませんでしたが

というわけでようやく正規のルートに立ち返り、国道に戻ってくるとカーナビも静かになりました。沖縄はやはり暖かいですから、3月になったばかりのこの時期に、半袖短パンで沿道をランニングしている人が目立ちます

そんな中を運転していたのですが、ナビから渋滞の情報がむむっ、3車線なのに渋滞しますか私も沖縄をなめていたかも知れません

焦って運転する私を尻目に、母は呑気に「AOKIって沖縄にもあるんやねー」とか「モスバーガーもあるわ」とか一々言いますそれくらいあるわ・・・とツッコミたいところですが、精神的にそんな余裕すら無い私無言で運転に集中します。

特に、沖縄は単車率が高く、車と車を縫うように走っていく姿が目立ちます気を付けて運転しないと、レンタカーに傷でも付けられるとたまりません

ニュースで話題の普天間を通過し、ナビの指示通り進みます。やがて国道を外れ細い道に入り、すっかり収穫が終わったさとうきび畑を過ぎると、いよいよ目的のホテルに到着いやー、ナビのある時代で良かった良かった昔なら多分こんな一発で辿り着くことはできません

そうやって何とかホテルに到着したのが21時。急いで車を駐車場に停め、車を降りた瞬間に、突然嘘のようなスコール走っている時には水滴一つフロントガラスに付かなかったのに、滝のような雨が襲いかかってきました降りた途端どこからともなく雨のような音が聞こえるな、と思ったらこの様

すっかりびしょ濡れになり、我々はほうほうの体で荷物を抱えながらホテルの玄関口まで走ることになりました手荒い沖縄式の歓迎でした

 

到着したホテルはお陰様で非常に高級感のあるリゾートホテル玄関できちんとボーイさんが出迎えてくれます

スコールでびしょ濡れになった我々を見て笑顔で近づいてくると「大変でしたね」との声がけ。荷物を持ってくれると、エントランスホールまでそのまま案内してくれます。(ちなみに後ほどわかったのですが、玄関まで車を横付けすればボーイさんが後は駐車してくれたようで、びしょ濡れにならずに済んだようです

中に入ると落ち着いた光度の照明で静かに音楽がかかり、非常に柔らかな感じの空間早速カウンターの方に向かおうとすると、カウンターの脇にある小部屋に通されます。どうも今回取った部屋は結構良い部屋だったようで、コンシェルジュが対応してくれるタイプだった様子。マンツーマンで一々丁寧に対応してくれました

「タンカン」のジュースを供され、早速タオルも持ってきてもらい、びしょ濡れになった服を拭きます。そこでチェックイン手続きを済ませます

私はレンタカーの返却手続きに関して知りたいことがあったので「あのー、レンタカー屋に連絡を取りたいんですが・・・」と聞くと「承知しました。お車の中にレンタカー会社の電話番号があるでしょうから、私どもで確認して参ります」とのこと。

「あ、車どこに停めたかわかりますか?」と聞くと「探します」と一言。「えっ?この広い駐車場の中から探すんですか?もう暗いのに・・・」と聞き返すと。「ご心配には及びません。お客様がご夕食をお済ませになるまでに確認して参ります」と。ほぇー、やっぱりサービスの質がワンランク上ですな

ちなみに私今回初めてホテルのコンシェルジュって、上顧客に対する秘書的サービスだって知りました「純と愛」で城田優がやっていたのはこんなことだったのかー。へー。

チェックインの手続きが終わると、そのままディナーの予約をしてあったレストランまで誘導してくれました。それはもうブルジョワ気分のVIP待遇でした。

 

レストランに誘導された我々でしたが、タオルで服に付いた雨のにじみまでは取れません。高級そうなレストランでしたが、他のお客さんからは哀れな人を見るような目線でジロジロ見られました既にラストオーダーの時間も迫っていたので、そんなことを気にする余裕も無く着席

コース料理を予約してあったので、間もなく料理は次々と運び込まれてきました前菜、スープ、主菜、デザート・・・。どれもこれも非常にデリシャスで、非常に美味しい料理ばかり今日一日長躯してきた疲れも吹き飛びます

ところで私的に驚いたのが、うちの母にテーブルマナーの心得があったこと巧みにフォークとナイフを操り、例えばスープもちゃんと残りは向こう側に傾けてすくいます。

金は無いクセに色々な集まりでリッチな昼食を食べる機会が多いですから、そこで身に付いているのだとのこと。私の所作にも一々ケチを付けてきます。あー、うるさい料理は美味しく食べられればそれで良いの

やっとお腹も満たされ、ようやく私のイライラも収まりましたその後部屋に案内され、辿り着いた部屋は最上階でテラス付きのなかなか良い部屋ここに母と二人で泊まるなんて勿体ない

窓を開けると片方には沖縄の海が、もう片方にはさとうきび畑を見晴らせる非常に良い景色・・・のはずですが、既に辺りは真っ暗絶景は明日以降におあずけです

眼下には屋外のプールがライトアップされ、暗闇の中にブルーに浮かび上がりますただ今の時期はまだ寒いので、誰も泳いでいませんでしたが

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その日は飛行機も遅延するくらいに全国的に風の強い日でしたから、9階にあるこの部屋に海風が強くビュービュー吹きつけてきますなので、テラスに出た私でしたが・・・暗いし風強いし高いしで怖いすぐに部屋に戻り、窓を閉めましたやれやれ。

 

屋外のプールはさすがに寒空の下で泳ぐことは躊躇われるのですが、そのホテルには屋内の温水プールも用意してありました。宿泊した際に利用券も貰ったので、使わない手はありませんただ利用時間は22時半までということなのですが、時計を見ると既に22時こんなこともあろうかと用意していた海パンを持って、急いでプールに向かいます

着替えてプールサイドに向かうと、既に中年の男性が一人と、若いカップルの計3人が利用していました。ただ私がイメージしていた屋内プールとは様子が違いました。円形のプールで、中央に西欧調の噴水がありますバシバシ泳ぐような感じではありません折角久しぶりにガッツリ泳ごうと思ったのに・・・

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いや、ここは一つ心を鬼にして(?)ガッツリ泳ぐべき新婚旅行で石垣のホテルに泊まった時もちゃんと泳ぎました。時間も残りわずか、迷っている暇は無い

そんなわけで、長旅で疲れているクセに無理してデヤーッと泳ぎ始めますクロール、平泳ぎ、背泳ぎ・・・さすがにバタフライは自重しますそれでもゆっくり泳いでいる他の中年男性と、いちゃいちゃしている若いカップルには良い迷惑まるで母と二人で来ていることに対する八つ当たりのよう・・・。←プールは皆が利用するものです

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で、時間いっぱい泳ぐ間でもなく、数分で疲れ果てましたまだ残り時間もありましたが、程々にプールから出ると、普段使わない筋肉を使ったものですからぐったりお陰でその日は良く寝れました(つづく)

 

母との沖縄旅行〜二日目

 

 

 

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