●Athlon系(Athlon 64、Opteron、Sempron)のオーバークロック秘術
Athlon系もIntel系の設定と考え方が同じだが、違いとしてはIntel系が「FSB」しか調整できないのに対し、Athlon系はCPU倍率を調整できるものもある(ほとんどは下げる方向しかできないが)。
もちろん基本は「FSB」調整でオーバークロックを行うのだが、注意しなければならないのは、Intel系で述べた「各バス」「メモリークロック」の調整のほかに、「CPU倍率(FSBをあげると、勝手に倍率を下げてしまうマザーボードがある)」、「Hyper Transport倍率」も調整、着目しなければならないということだ。
なお、Athlon系は各バスクロックがFSBクロックに対して「非同期」のものが多いので、そういう意味ではオーバークロックしやすい。
※Athlon系のマザーボードは、各オンボードデバイスがCPU非同期のものが多いのでオーバークロックがやりやすい。しかし、やりすぎには注意する。
◎Athlon系調整するべき部位と基本方向
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・FSB(上げる方向)
・CPU倍率(定格に戻す)
・Hyper Transport倍率(下げる)
・各バススピード(非同期ならデフォルト設定でよい)
・メモリースピード(下げる方向)
・電圧(定格か上げる方向、上げた場合にはリスクが高い)
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※注:調整項目はマザーボードチップセットやBIOS、マザーボードベンダによって大幅に異なるので、あくまでも参考としての調整部位。
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