和モダンの博物館－ミュージアム

　　　 「物語」を建築にする

古市事務所、ＴＤＰを通して、比較的多くのミュージアムのプロジェクトを担当しました。
ミュージアム設計の仕事は、ディスプレイ内容を分析・整理し、効果的に見せる空間を考え、動線に配慮しながら機能的に配置していく、展示空間設計の側面が第一にあります。難解なパズルを解いていくような、大変な時もありますが、魅力的な作業です。
また、「まちおこし」事業に代表されるように、そのまちの新しい「顔」になる施設が求められ、これからの方向性を示し、美しい風景に育てる、いわばまちの将来を担った仕事ともいえます。
それは「物語」を具現化していく作業なのです。

ミュージアムから２つ紹介します。
ともに、都市から遠く離れたいわゆる「田舎」の町に建つミュージアムです。プロジェクトに賭ける町の情熱は本当に熱く、人々の期待を全身に受けて、「新しい物語」をつむぎ出すことができました。