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登場人物
わくわく冒険日誌 2002

“覚えておこう、思い出としてふりかえるだろうこの時を”の
11月


〜人生の経験値の少なさに気づいてしまったときにどうぞ〜


30日(土)

本日は、遊びに飢えたまめぞうさんにつきあい、二子玉川の「いぬたま」「ねこたま」へ行くことになった。 なんでも犬と猫が割とたくさんいて、彼らと一緒に遊べるというかちょっかいを出せるパークらしい。

しかし、伝統を守って、ちょっと遅れたまめぞうさん(どこかで聞いた話だ)。 時間が空いたので、ちかくのデパートのホビーショップをぶらついてみた。 カードゲーム雑誌を買ったり、 何故かネモ船長のフィギュア(アニメのじゃないよ小説の)とか、十八禁のガチャガチャとかを見つけて、 見聞を広めるのだった(十八禁のガチャガチャってなにか前提が崩れているよーな気もする)。

猫に会う
さて、急いで到着したまめぞうさんと共に「いぬたま」「ねこたま」へ。
まずは猫のパーク。昼ちょっと過ぎというのもあって、みんな超眠そうである。 ちゅーかすでにごろごろ寝ている連中もいるし。さすが猫。 平日の自分を見ているようで文句も言えないね。 猫たちは、なでるぶんにはかまわないけど、にくきゅうを触ろうとすると嫌がるのでぼくはちょっとご不満である。 しかし、写真撮影のために営業をしていた猫が、産まれたばかりらしく、とてもおとなしかったので、 抱きかかえさせてもらった。前脚を触るとつめがでたりひっこんだりするギミックに感心する。

犬に会う
今度は「いぬたま」へ。 実際、きちんとしつけられているらしく、犬はほとんど吠えない。 でもやはり、お客よりスタッフのヒトの方が好きらしく、そちらのへ走っていてしまうのだった。 まめぞうさんは、人気ものの小さい犬を抱きかかえることができて満足のご様子だ。 看板娘らしいウェルシュコーギーのさくらは最後まで愛想悪かったなあ。 まあそれも個性かな。

大将に会う
もう日も暮れていた頃。 大将さんが働いているデパートをこっそり除きに行った。 接客中に「あ、あ〜るじぇい!」と叫んでくれる大将さん。嬉しいけど大丈夫か(笑)? まめぞうさんのこまやかな心遣いに、大将さんはいたく感動したよう。

ぐりんちゃんに会う
その後、あきぼんさん&波留子さん家に行く(当然夕食も期待して)。 ぐりんちゃんは、とても早いサイクルでおしめとミルクを繰り返す。 いやいや、子供を育てるのって大変だねえ。 ちょっとあやしてみたものの、気分が千変万化するぐりん姫の心をつかむのは、 なかなか難しい。まめぞうくんは赤ん坊慣れしているからか、なかなかうまくあやしていた。

お好み焼きをたらふくごちそうになって帰宅。 最後は999の発射時刻が迫っているので、走ってしまった。 ボリュームたっぷりの一日でした。

「サボテンキャンパス」10巻。
これは面白かった!サボキャン史上最大の一発逆転が・・・・。 いいねえ、こういう話。

29日(金)

セプタングエースさんに教えてもらったスチームパンクなアメコミ “the League of Extraordinary Gentlemen”(超常紳士連盟)がついに届いた。 タイツのスーパーヒーローものだけじゃなくてこういうのもありなのか〜。 なんとなく、「タンタン」を彷彿とさせる文章密度だったりする。
本当にノーチラスの形をしたノーチラス号がいいねえ。
内容

ハイスクールウルフ(NHK海外ドラマ)
最初はなんかいいかげんなドラマだなあと思ったけど、 見所をつかめてきたら、楽しい。 狼男に噛まれてしまった高校生トミーの身の回りでは、 怪奇現象が節操なく起こる。吸血鬼が現れるは、666番のロッカーは魔界に通じてしまうは、 セールスマンは魂吸い男(ソウルスティーラー?)だという始末。 そんな事件に奔走するトミーの相棒はオカルトマニアのマートン。 学校では仲間はずれで、妹にも蛇蝎のように嫌われている(転校してと他の学校のパンフレットを渡されたりするくらい)という、 かわいそうな男なんだけど、なんとも言えないトボけた感じがいいなあ。

今回はそんなマートンに、オカルトチックで妖艶な女の子ベスパーが接近してくる。 結構いい感じ。実は〜なんだけど。これはバッフィーのパロディかな。


28日(木)

おお、年末にも「ノーチラスストーリー」が放映されるって? 今度こそビデオに失敗しないようにしなくては・・・。 この間最終回観ちゃったけど。

「ロストワールド2」(NHK海外ドラマ)
う〜ん、面白いなあ。それはともかく衝撃の台詞が。偽りの救援隊バートンは、密林の美女ヴェロニカのことを 「バローズのターザンかと思ったよ」と評する。気の利いた台詞だねえと思ったけど、ちょっと待て! 「ターザン」の出版って1912年くらいだよね。「失われた世界」って十九世紀末じゃなかったっけ? (ぱらぱら)えーっと、はっきりとは書かれていないけどどうも1910年代みたいだな・・・。 二十世紀じゃないか。するとこの台詞はぎりぎりOKか。 ドラマの方は少なくとも1916年以降みたいだ。微妙な違いだなあ。

「暗号攻防史」(文春文庫)を読了。
たまには毛色の違ったものをと思って手に取った。 黎明期の暗号から現在の公開鍵暗号まで、歴史の背景と共に、 暗号の仕組みや解読方法が結構詳細に述べられている。 ぼくは歴史や背景の方に興味があったのだが、こちらもなかなか。 第二次世界大戦の陰で繰り広げられた暗号機エニグマの解読合戦は、 とても迫力ある。ボリュームあったなあ。

26日(火) 「あれはライダーじゃない。オルタナティブ」

駅で波留子さん発見!
でもなんか違うような気もする。
携帯に電話すると・・・「デンパノトドカナイトコロニオリマス」
う〜ん。でも、キティのキーホルダー持っているしなあ。
とてとて歩いているし。
は〜る〜こ〜さ・・・っと、違ったぁぁ。
危ない危ない。

25日(月)

チリ産の鮭をほうりこんだ鍋は、ほぼ完璧に失敗。 チキンラーメンとは相性が悪いようだ。

24日(日) 「悪の翼をひろげ、ヤツラをブチ破れ」

TRPG集会のはずが、これまた延期になってしまい、 部屋の片付けをする。一見まともになったが、まだまだ予断を許さない状況だ。

母上の誕生日を祝って家族でお寿司の店に行く。
いろいろあって会の趣旨をすっかり忘れていたぼくは、母上の誕生日プレゼントを忘れていた。 弟殿はきちんと洒落たプレゼントを用意しており、家族内でのぼくの株は急降下した感じだ。

帰りの電車で弟殿に新携帯を見せてもらう。 うむう。文字読み取り機能とかiアプリとかいろいろついているなあ。 こっちはつい最近、着信メロディを初めて設定した程度なのに。

仮面ライダー龍騎 第42話
ゆがんだ正義をふりかざす連中はいても、正義の味方はいないこの作品。
ライダー同士のバトルに酔いしれた東條(タイガ)はついに、その大儀も捨てて師を手にかける。 それを正すべき主人公は、誰をも倒さない理想解を求めてさまよい(ついでに現在の脚本ではオチャラケ要員なので)期待はできない。 こうなったら、純粋なる悪意の塊、抜群の格好良さを誇るダーティヒーロー、朝倉(王蛇)が、中途半端な悪党に、 その道を叩き込んでやるしかない。

〜という話が来週は観られそうで、期待大。ちなみに東條も朝倉もキャラ的には好き。


23日(土)

用事が合って同期の映画会を断ったのに、急に空いてしまった。
「錬金術師の魔砲」って面白そうな歴史改変SFを見つけたけど、800円程度の上下巻ってのは辛いなあ。 でもハヤカワファンタジーは時期を逃すとすぐ手に入らなくなっちゃうからなあ。

「ナムコスーパーウォーズ」をついにクリア。
さまざまな世界の中心にあるセントラーレのゲートが開いて、 ドルアーガダハーカゾウナ頼朝とか性質の悪い連中が復活した。 プレイヤーは謎の勇者クロノスとなってワルキューレさんを助け、 クロヴィスを説得し、ギルと肩を並べて、景清を励まし・・・・。 クライマックスは彼らとともにボスキャラオンパレードに立ち向かう! 燃える!・・・展開だった。

ツボだったのはアキンドナイトが関西弁だったこと。 ファミスタのぱっくまで出てきたこと。BGMがもちろん再現されていたことかな。

ゲーム的にはあっさりめなところが何回かやろうかなと再プレイを誘う。 ここは気に入った。マップクリアのボーナス条件を狙おうとすると、 多少歯ごたえがあるものになるのもうまい仕掛けだ。 いるはずのワンダーモモに会えなかったのでもう一回チャレンジかな。

21日(木)

本日の茶道部はメンバーが少なめ。 しかもおめでたなKさんはそろそろこれなくなるし、 Hさんががんばるしかないね!(他力本願)

なんと、「MSXマガジン」が復活するらしい。公式MSXエミュレータといくつかのゲームやら、 マンガやらもつけて発売されるとのこと。西和彦氏のコメントも、うそじゃなかったんだねえ。 まあ、TK-80とかウィザードリィとかのムックと同じような感じだと思う。 しかしこのゲームのラインナップは微妙だなあ(笑)。
公式サイト

数日かけて「空洞地球」(ルーディ・ラッカー)を読了。
ラッカー初体験だ。登場人物はわりとあっさりと死ぬ。描写がちょいわかりにくいものの、 中盤はそれもなく楽しめる。やっぱり思うんだけど、ロストワールドものは、 そこに行くまでが一番面白いなあ。

20日(水)

なんだかお金の出が激しい。
古本屋でちょびっと本を手に入れているだけのつつましい生活なのに、なぜだろう。 ちょっと明細をつけてみることにした。
・・・・
どうも交通費と食費に結構使っているようだ。 どっちも減らせないなあ。

18日(月) 「いや〜〜〜お強い!」

忘れないうちにビデオの気に入ったシーンをHDDにとっておく。 高画質でとっておきたいところだけど、容量と性能の関係で小さなサイズになっちゃうのが残念なところだ。 う〜ん、タイガやインペラー(仮面ライダー)の変身ポーズは難しいなあ(笑)。

仮面ライダー龍騎 第41話
前回もバッタもんライダー、オルタナティヴの電人ザボーガーな必殺技で度肝を抜いてくれたけど、 今回の見所もやはり演出面だった。
ライダー同士が横に並んで変身するというこの作品特有のシーンもかなり印象的だったけど、 今回のガラス越しで北岡秀一(ゾルダ)と東條悟(タイガ)が変身して同じガラスに飛び込むシーンは、 いいなー。
もうひとつは「丁度いい、俺の腕見せますよ!」な新キャラ佐野満(インペラー)の変身場面。 変身ポーズ自体はそんな格好よいわけじゃないけど、 変身前に肩をいからせるアクションでぐっと良くなっている。

17日(日)

近所でお茶事の日。
前日の夜、うっかり「宇宙船ビーグル号の冒険」を再読してしまったので、 またもや眠い目をこすりながらの参加となる。

遠方から女将Mさんや亭主関白なNさんも駆けつけてくれた。 お茶つぼから茶葉を出してふるまうというお手前を拝見する。 練習の時間がなくて誰もがはじめてなのでちょっと時間がかかる。 そんなわけでちょっぴりだれ気味だったが、終わってみればいつもよりかなり早く片付いていた。
そのほか、先生の作ってきてくれたぜんざいをいただく。 おいしかった〜。

16日(土)

渋谷で開催されているというエッシャー展に行く。あのだまし絵のエッシャーだ。 発案者にして同行者のJun2さんがちょっと遅れていたので(彼女も手練手管を身につけつつあるらしい)、 街を見て回ることにする。TOKYO文庫Towerなる本屋さんができていた。ほとんどの文庫はカバーしているようだ、絶版本まであるというわけではないけど、 ちくま、丸善ライブラリーあたりはもちろん、新潮Oh!文庫からクリスタル文庫まで見たこともないのがたくさん〜。

エッシャー展はまるで行列のできる店のように人が並んでいた。 知名度と普通の絵ではないという点が受けたのかな。 小説の挿絵から年賀状や図書館の帳票まで手広くやっていたみたいだ。 有名なだまし絵などは晩年になって出てきたらしい。 この時期になるとどうももちキャラみたいなものがあったみたいで、トカゲとか悪魔を使った絵がわりとあちこちに見られた。 いやいや、貴重な体験でした。

そのあとはたーさんの家でまたCD鑑賞会だった。
ここは音の広がり方優先で部屋の中も不要なものは極力排除されている。 ある意味たーさんの哲学が反映されているのだ。 ここにくる都度、自分の部屋も片付けなきゃなあと思う。

15日(金)

モニター到着。 やっとPCが使えるようになった。

14日(木)

とある人の誕生日プレゼントを購入した(頂戴!と言われたからだ)。 ショッピングモールの一階で、使い方に戸惑いそうなすてきな卵型スタンドがあったんだけど、 店員さんに聞いたら現品しかないというのでやめた。 その足で、二階にあがり、輸入雑貨っぽいところで、置物を見つけた。 それにしようとレジに持って行ったら、一階の店と同じ店員さんだった。

「あ、さっきのヒト」(なんかカタコトっぽい)
ぼく「あ、どうも」
「ここも私の店〜、あともうひとつある」
ぼく「へ、へえ〜」

若いお姉さんなんだけど。実はすごいヒト?


「ロードス島伝説5」読了。
完全無欠の英雄ナシェルが退場して終了したはずの、ロードス島伝説の最終章。 魔神戦争の結末が語られ、これでロードス島伝説は完全に伝説の扉を閉じるようだ。 ちょっと淡々とした描写だけど、未解決の伏線も結構解消されていて、見逃せないぞ。

13日(水) 「恐怖が錠だとしたら、愚かさは鍵であった」

静電気防止グッズを見せてもらった。蓄電状態で触ると、ライトがついたり、液晶が表示されたりするものらしい。 面白そうだけど、800円から1600円ってのは高いような気がする。 静電気を貯めて何かできないかな。

「金星の火の女神」「金星の魔法使」読了。
これにて金星シリーズは完了。バローズはまだ書きつづけるつもりだったらしく、 完結という感じではない。〜火の女神ロトの話が印象的だ。 地図を支えるドゥーアーレーの表紙絵がかなりセンスいいなあ。

12日(火)

とりあえずモニターを急ぎ購入しておいた。 余分な出費が痛い〜。

「ドイル傑作集II〜海洋奇談編」読了。
新潮文庫のドイルものは、古めかしい訳文が(というか昭和三十三年刊行)独特の味をかもし出していて好きだ。 ほとんどどれも船の上の話なんだけど、結構バラエティに富んでいる。

11日(月)

朝、寝返りをうったらその隙にモニターが壊れていた。 TVもビデオもPCもひとつですませることにしているので、全部使えない〜。 えーっと、あのひみつ道具は・・・

びでおきゃぷちゃー!(能天気なBGM)

ノートPCはあるので、これでTVとビデオはなんとかなるけど一時しのぎだなあ。 どうせなら昨日壊れてくれればすぐ買いに行けたのに〜。

「SMAP×SMAP」で龍騎のパロディをやってた。 ちゃんと鏡に向かって変身していたし。カードも使っていたし。 コントのくせに結構凝っているなあ。

10日(日)

雑誌で見たメカノ社の「クレージーインベンターズ」をぜひ見てみたくて、 デパートにでかけたけど、残念ながらそこにはなかった。

フロアのあちこちで、ドムのようにホバー走行するお子様がいたけど、 あの靴の裏はどうなっているんだろう。

帰り、自転車置き場で猫くらいの大きさのねずみを見た。 大きいなあ。あの尻尾はまちがいなくねずみだと思うけど。

メカノ
十九世紀末に考案されたボルトとナットで組み立てるおもちゃ。
親子で作品を作り上げるのがテーマらしいので独身では作れないなあ・・・
「クレージーインベンターズ」は、そのジャンルのひとつで、 レトロSFっぽいマッドサイエンティストの発明品といった感じがぷんぷん(ハカセ人形付き)。 それにしても↓の蒸気機関車、か、かっこよすぎる。

MECCANO社の商品


9日(土)

いくつかCDを借りて聞いてみるものの、 やっぱり最近のお気に入りは「The 美学」だなあ。 あやや好きってワケじゃないけど。

「コールリッジ詩集」(岩波文庫)とか読んでみた。
詩を観賞する能力はまったくないのだけど、物語調なので救いがある。 でもやはり彼の生涯を説明したところが一番楽しく読めてしまったりして。

8日(金)

今年は秋を飛び越していきなり冬になってしまったらしい。 紅葉狩りにも行けなさそうだな〜。

おまえは世界の王様か!(原田宗典)
Jun2さんお気に入りの一冊。「文体がRJさんの日誌みたいだから読んでみ」と貸してもらった。

――エッセイストの筆者は、学生時代に古典文学・名作・演劇を読み漁り、その感想をひたすらカードに書きつけていた。 なにぶん若さあふるる時分に、見せることも考えずに書きつけたので、ドストエフスキーから大江健三郎までめったぎりだ。 それを現在の筆者が、戦々恐々としつつツッコんだりコメントしたりするというもの。

昔の自分と今の自分のかけあいが見事にキマっているので、さくさく読める。 火浦功の「遊んでて悪いか!」に通じるものがありそうな気がする。 しかし、紹介された本の中で「どんぐりと山猫」(宮沢賢治)しか、読んだことがないよ〜。 如何に自分がSF、ミステリ、伝奇小説のたぐいしか読んでいないか再認識してしまった。

で、文体が似ていたかというと・・・どちらかと言うとJun2さんの文体に似ていません?(笑)


7日(木)

茶道部ではそろそろ炉の季節。 畳の穴に鉄瓶を入れたお手前に変わるのだった。 先生が持ってきてくれたゆずまんじゅうと、部長さんが持ってきてくれた謎の南蛮お菓子ポルトはおいしかったなあ。
帰宅するとき、Hさんがぼくのナップザックを見て、

Hさん「あ、このキーホルダーはなんなんですかあ」
RJ「それはパワーパフガールズの人形だよ。まあアメリカのアンパンマンみたいな番組かなあ」(えへん)
Hさん「へえ、これ割れるんですね」

割れる?・・・ま、間違えた! それはJun2さんにもらった不気味な海外土産です。 断じてパワーパフガールズではありません(ピエロの中に人魚が入っている)。

マックスウェルの悪魔(講談社ブルーバックス)
最近新装版も発売されたベストセラーで、小説ではなく物理の本。 実は高校生の時にちょっと手を出したことがある。 動機はかなり不純で、大好きな小説「ラプラスの魔」のように、SFネタっぽい科学パラドックスを探していたら見つけたというもの。 しかしその嗅覚は正しかったらしく、 おかげで「ホムンクルス」あたりでもさらりと触れられているのを見逃さずにすんだ。

今回、あえて古いほうの版を探してもう一度読んでみることにした。 表題は、電磁気学で有名なマクスウェルが提唱したある仮定で、 分子をある条件のもとで通す通さないの選別だけができる小さな生き物「悪魔」がいたら、どんなことが起こるか?というもの。 この悪魔からエントロピーとか熱力学とか確率のお話へと展開されていく。 なにぶん「なんちゃって理系」を僭称している身なので、眠くなるところもあるけど、所持していたい一冊だ。


6日(水) 「どうしたのぉマシュー?惑わされているよー」

さといもそろそろ危ないかなあ。えーと、この日誌によると、まだ買って一週間くらいか。…便利だな。

「堂本剛の正直しんどい」(TV番組)
人付き合いの苦手な堂本君が、親しくないタレントさんと一日過ごしてみるという番組。 自分のデートを見ているようで、とてもつらい番組だ…。 (でも、もうちょっとがんばれないかなあ)

アヌビスの門(ティム・パワーズ)
これを読んでおかないと、スチームパンク好きとは胸をはれない(かもしれない)、 スチームパンク三つの代表的作品のひとつ。 これがもう、むちゃくちゃ面白いのなんのって! 活きた十九世紀の描写や、魅力的な登場人物、波乱万丈のプロットでとにかく目が離せない。

――マイナーな詩人アッシュブレスの研究家ブレンダン・ドイルは、かつての大企業DIRE社の長、ダロウに呼び出される。 なんと十九世紀へとつながる<孔>を発見したダロウは、金持ちを集めて詩人コールリッジの生の講演を見せるという。 依頼はドイルにその前座として一席ぶって欲しいというものだった。老人の言葉に真実味を感じたドイルは、彼らとともに、 十九世紀英国のロンドンへと旅立つ。コールリッジの演説は成功裏に終了したが、ドイルは何故かジプシーに襲われ、 ひとりこの時代に残されてしまう…。


十九世紀に関しては博覧強記なドイルはそれが強みになるかというと、そうでもない。 早速、生き馬の目を抜く魔界都市ロンドンの洗礼を受けることになる。 世界は未来を知る人間が居ても、すべて史実の通りに進んでいく。 ところが、複製人間や精神交換できる怪人が出てくるので安心はできないのだ。 史実で何年まで生きているとあっても、 それは本人ではなく複製かもしれない。逆にそこがチャンスにもなるという、これはなかなか。


4日(月)

同期と映画に行く話が流れたので、古本屋でとある詩人の本を見つけたりした。 夜は大将&いこちゃんの助言に従って、お鍋にぶりのかまなどを入れて魚不足を補う。 こうして一日はのんびりと過ぎていった。

ナムコスーパーウォーズ(ゲーム)
ワンダースワン用。発売延期になったのでこりゃ中止かな〜と思いきや、割と唐突にバンダイから発売された。 往年のシリアス系のナムコキャラの登場するスーパーロボット対戦というのがわかりやすい説明だと思う。 気に入った小粒アイデアは、マップをクリアするとレベルアップさせるユニットを選べるという点。 このおかげで、成長させるためにクリアをずるずる引き延ばさなくてもよいのはいいね。 シミュレーションなんだけど全体的にさっくり感が漂うのはこのゲームによく合っている。

公式サイト


3日(日)

本厚木のお茶会に出席する。
高めな茶器に感心し、もたつき気味のお客を見事にさばくベテランの先生にも感心しつつ、わりとさっくり終了する。
その後は、みんなで昼食をとる。ペンネグラタンを味わいつつ、 最近逃しているモンブランも食べることができたので、満足だ。

茶道部の面々はその足で、あきぼんさんと波留子さんの愛娘ぐりんちゃんを拝見しに行く。 はばかりながらぼくが案内人となる。 途中、帰宅するJun2さんとすれ違う。Jun2さんは小説をぼくに貸して、こっちはゲームを貸す。 ライダー同士のバトルのように暗黙の了解のもと、ほぼ無言で行われる。かっちょいい。

あきぼんさん家に到着。 ひとめでわかる波留子さんママさんもおられたので、挨拶をしておく。 さて、タオルの上でちんまく寝ているぐりんちゃんとご対面となる。 ひゃあ、ちっこいなあ。おお、動いている!あ、笑った〜。 うむう、可愛いなあ。 ぐりんちゃんは紙オムツではなくておしめ派の様子。 夫妻の可愛がりようったらないね。まあ、そりゃそうでしょうけど。 ゴージャスKさんは、こよりでぐりんちゃんをくすぐって、寝かさないように起こしていた。 大胆だなあ。

ここで、ひさびさ大将&よしかさんに会った。 スーツ姿だったので大将にいきなり笑われてしまう。 カリン塔で修行を積んだ大将はかなり元気で強くなっている様子だ。 うむう、負けそう。

いや〜長い一日だった。
しかも茶道部の先生から波留子さんのママさんまで、かなりたくさんの人に会ったなあ。

2日(土) 「博士が飛ぶ言うたら飛ぶんじゃあ!」(by浜田)

今日はJun2さんと映画に行く日。
例によって他の人は手を上げなかったので二人なのである(ちゃんと誘ったんだよ)。

「明日があるさ The Movie」
二人ともドラマは未見なんだけど、その雰囲気がよさそうなので観ることにした。 残念ながら、周囲の環境がベストとは言えなかったので、今度は集中して観賞できるところで観たいね。
ルーチンワークな日常生活に埋没しつつある浜ちゃんが、ドロップアウトした博士と一緒に有人ロケットを打ち上げるという荒唐無稽さが、 逆にひかれるなあ。テーマは夢。TVで脚本家やらスポーツキャスターがやたら乱発するのですっかり手垢のついてしまった言葉だけど、 この映画では素直にいいなあと思うのであった。

そのあとは二人で古本屋を散策する。ぼくもJun2さんも読書なひとなので、まさにうってつけスポットかも(笑)。

ぱーっとビールでも飲みたいね、という気分の中、 Jun2さんがぜひ行きたいという珍味料理を出す店へついていく。 ところがそこはJun2さん記憶の場所ではあるものの、なんだかわりと普通タイプの居酒屋になっていた。 ただ、とても安い。残念だね〜と言いつつも、ここで食べることにした。

そのあと、洒落たバーで夜景を背にして小粋な会話と行きたいところだが、 デニーズでパフェ食べながら〜になった。でもまあ、結構すてきな雰囲気かも。
なんでもJun2ママはぼくのことを知っているらしい。 う、酒の肴になっているっぽいなあ(笑)。 まあそんなことを話したりして楽しい一日でした。

1日(金)

「金星の独裁者」読了。
この巻は、金星のナチスっぽい国ザニで潜入捜査をすることになった主人公の活躍が、 大きな点を占めている。これがまた手に汗握る展開なのだ。