前回までbirdのライブに行った話を書きましたが、その翌週19日には斉藤和義ライブが金沢であり、やはり行ってきましたたまたま姉もファンなので、姉がチケットを取ってくれて一緒に行くのが恒例
これで3回目になります。姉とは家もそんなに遠いわけではないのですが、最近は年に2、3回しか会わないのですけれど、その貴重な1回がこのライブになります
しかし何故かこの北陸地域は毎年この6月頃にライブが集中します先のbirdライブしかり、また今年は行けませんが関取花ライブしかり。全部6月なのです。もっと言えばこれも行きたい槇原敬之ライブも翌週の日曜にありました。そんなわけで月に2回もライブに行くと、嫁からは白い目・・・。何とかばらけてくれないものでしょうか・・・
それはともかく、今回の全国ツアー「カモシカとオオカミ」はセットリストが2パターンのバンドツアー。金沢はやや大人しめな曲が多い「カモシカ」バージョンになっていますなので曲順もわかっているので、birdライブが終わった後は斉藤和義モードに切り替え、Appleミュージックで予習していました
ところでチケットは取ったはいいものの、席がどこになるのか発券できる一週間前までわかりません。その一週間前に姉から連絡が入って「座席3列目だ」というのです。会場の本多の森ホールは収容人数1700名で32列ある中堅ホール。そこで3列目というと、ほぼほぼ最前列です
前回は逆に20列くらいだったので、結構後ろでした
それが今回はなんと3列目
前回のbirdライブは会場が小さく触れるレベルの近さでしたが、今回は確率1/30くらいの奇跡これは嬉しい
よく見えます
これも日頃行っている善行の賜ですね
平日のライブということもあり、姉は午前で会社を早退し準備万端の模様夕方に娘が帰宅してきたところで姉に迎えにきてもらい、車で金沢に出発です
道中はセットリスト順に曲を聴いて、最後の予習
17時に本多の森ホールに到着すると、最寄りの駐車場に停めますここの停め方がまたポイントで、出口が少ないものですから、帰りの渋滞に巻き込まれないようにいかにサッと出られるかという出口から近いところをチョイスする必要があります
前回で学習している部分もあり、空いている範囲内で導線なども考慮し停めます。
それが無事済むと腹ごしらえ兼六園や21世紀美術館などの傍を通りながらお店に入り、軽食をとります。さっさと食べ終えると踵を返し、坂を登って本多の森ホールに舞い戻りました
会場に入ると、まずは物販です。基本的に私はTシャツがあればTシャツを買うことにしており、今回は2種類のデザインがありましたが、前回は黒いTシャツだったので今回はグレーのものに価格は4500円ということですが、前回(2年前)は3500円だったような・・・
インフレですね
ともあれ購入すると、トイレで早速着替えて気分を高め、いよいよ会場内へ。会場内は飲食禁止ということなので、一気にお茶を飲み干して、万全の状態でライブ会場に向かいました
会場内に入ると、ズンズンと前の方へと進みます何と言っても3列目
これは申し訳ないですが優越感があります
まあ前回は22列目だったので許して欲しいところです
実質的に最前列でもあるのでステージ前で「撮影、飲食禁止」のカードを持って立っているスタッフの方とよく目が合います
後ろを振り向くと、しっかり埋まっています平日ということもあり当日券もあるということだったので、客が少ないから3列目だったのかな・・・と心配したのですが、ちゃんと最後列まで客が居ます。ただ客層は全員平均年齢高め
まあ斉藤和義自身が58歳で、私も49歳。そのくらいの層の観客がほとんどを占めています。
しかしステージがよく見えますスタンバイされているマイクやドラム、またその他の機器がクッキリ。姉ちゃんと二人でテンション上げて盛り上がります
やがて開演時間になり、観客から煽るような拍手が自然発生し、会場が暗くなると、メンバーがステージ上に現れます勿論、近いのでこのスタンバイの動きも、照明がパッと付くまでにしっかり見えています
早速観客は総立ちで一曲目「俺たちのロックンロール」がスタートします
最初は立ち上がると後ろの人に迷惑かなと少し気遣いもあり、ちょっと遠慮がちに腰をかがめる感じにしていましたが、そのうち盛り上がって気にしていられなくなってきましたまあ一応私の後ろは通路を挟んで4列目ですし、大丈夫でしょう
早速4曲立て続けに演奏が終わると、一旦MCのコーナー。「ライブでMCは必要無い」という人も結構いるようですが、私は絶対MCがあった方が良い派ですね生のしゃべりが聞けないと、折角のライブの意味が半減です。
元々「せっちゃん(斉藤和義のあだ名)」はしゃべりが得意な方ではないのですが、今回は昨年の能登の震災に絡んで、前日に輪島市や珠洲市まで行ってきたという話からでした。
と言うのも、昨年は金沢でのライブはやらず、その代わり今年1月に東京でチャリティーコンサートを実施して、その収益を能登に寄付。ということで、その関係から輪島市役所で輪島市教育委員会の人と面談してきたとのこと。
復興は少しずつ進んでいるが、まだまだ苦労されている方が多いとのこと。でもこの役職員の方々と話していると「この方たちに任せておけば大丈夫だと思った」と信頼できたということです。何とか能登半島の人達の生活が前進すればと思います
その後も曲は順調に進みます。中盤では一旦せっちゃんもギターを降ろしてキーボードに切り替え、「無意識と意識の間で」など曲調も落ち着きます。ちなみにこの曲はデビューシングルにする案もあったそうですが「キーボードの人」という枠組みで見られてしまうことを恐れて、最初は「僕が見たビートルズはテレビの中」というバリバリのギターメインの曲になったようです。
「皆も座って」と言われ、客も一旦座ります。中盤に数曲大人しいセットリストになっているところは、平均年齢が高いファンにとっては有り難い配慮です
ホール内は飲食禁止ということですが、ぶっちゃけ前の席のおじさんは座ってペットボトルで水を飲んでいました。まあ熱中症とかも怖いですから許してあげて欲しいですね私もこの辺りでは、喉が渇いて結構きつい感じになっていました
その後、また立ち上がってノリノリの曲に中でも一番盛り上がったのは私も大好きな曲「ウナナナ」
せっちゃんがギターをハーモニカに持ち帰ると、ステージ上を右へ左へと動きます。すると右翼側の座席だった私との距離が実に2mくらいの近さにまで接近
うひょー
私も拳を突き上げて超ノリノリでの大合唱
その後も数曲アップテンポの曲が続いて、一旦フィナーレ。ステージ上からメンバー全員が居なくなります。その後はお約束のアンコール物販でも売られているTシャツに皆着替えて、再度ステージ上に姿を現します
アンコールは名曲「歌うたいのバラッド」。前回のライブでせっちゃん自身が「あまり俺の曲を知らない人には、これを歌っておけば良いんでしょ?」と冗談交じりで言っていた曲ですが、私は案外ライブで聴くのはこれが初めて。やはり良い曲です続いて新曲「HAPPY」と「ずっと好きだったんだぜ」で締められました。
最後は恒例のピック投げ。私も「せっちゃーん」と何度も叫んでアピールしましたが、全く届かず
我々の方角にピックは飛んで来ませんでした
折角ピックの届く距離の席だったのに・・・残念
こうして大興奮のままライブが終わると、会場から退出。これは前列の宿命ですが、どうしても会場から出るのが遅くなりますということは、駐車場から出るのも遅くなるということ。
というわけで駐車場に戻りましたが、もう駐車場内で大渋滞となっていますそもそも停めた場所の前に車の大行列で、実に30分動けず
前の車も全然動いておらず、本当に車が出ているのかどうかも怪しい感じ
もっと駐車場の出口を増やしてくれれば良いのに・・・
最後は作戦を変更して流れている列に向けて転舵し、ようやく駐車場から出られました出るだけで1時間分の料金を追加されそうな感じでしたが、とにかく無事抜け出せて良かったです
帰りの車中でもライブの順番通り曲を流して帰りました
実に充実して心地よく疲れたライブでした
また来年も行きたいですね
(完)