先日、高岡にあのbirdがやってくるというのがTwitter(現X)の広告でたまたま流れてきました今までTwitterの広告になんぞ反応したことがなかったのですが、初めて有益な情報が入ってきました
bird・・・というと単なる鳥ですが、ここではアーティストのbirdさん代表曲は「空の瞳」やMONDO GROSSO名義の「LIFE」など。2000年前後にデビューして、その後かっこいい女性R&BシンガーとしてMISIAなどと共にクラブシーンを盛り上げました
ちなみに、みうらじゅんの奥さんでもあります。音楽に関心の無い人にとっては、そっちの方がわかるかも
しかしそんな大物アーティストが高岡に来るとはライブ会場は街の商店街にある小さな映画館
収容人数50名ほどの会場でアコースティックライブが行われるということでした
現在、全国のそういった小さなライブハウスを回るツアーをやっているということで、その後今回は金沢、福井と回っていく北陸ツアーのようです
富山では富山市ではなく高岡が選ばれたのですが、実は今回布石がありました。昨年、この商店街でお祭りがあって、大音量でbirdの曲がかかっていたのです最近流行のミセスとかAdoとかではなくて、何でbirdなんだろう?・・・と思っていたのですが、その解に1年ほど経ってようやく辿り着いた感じ
近年毎年関取花さんのライブに行っているのですが、今年は甥っ子の結婚式にぶつかり断念その代わりにと言っては何ですが、あのbirdがやってくる
というので、当然のようにチケットを取りました
当日。ライブ会場の中に入ると、真ん中に演者のbirdさんと、ギターの樋口直彦さんが対面で座るような形で、それを取り囲むように我々客が座りながら聴くという配席に。非常に演者と距離が近いです。折角なので、私はbirdさんに最も近い座席にしました。
birdさんは私と同い年の1975年生まれ。というわけで客層も私と同年代か年上世代が大多数を占めています。そういう人達にとっては座って聴けるライブが有り難い・・・ということを床屋に行った時に床屋の兄ちゃんと話していたら、床屋の兄ちゃんも布袋寅泰のライブに行った時に「皆、昔と違って隙あらば座ろうとする」と言っていました
座席も次第に埋まっていき、普段の映画館のキャパ以上の人数が集まりました。中には小学生くらいの子供も。お母さんが連れてきたようですが、一応「膝上に座らせられるならば無料」ということでした。ちなみにうちの娘にも提案してみましたが「嫌だ」と断られました
そうやって開始時間まで待っていると、開始時間から数分遅れて、演者のお二人が入り口から入ってこられました。皆で拍手で迎え入れました
演者のお二人が席に着くと、私は実にbirdさんの斜め後ろの席でした手を伸ばせば触れる程の至近距離ではあるものの、全く顔が見えません
たまに振り返ってもらえるのですが、至近距離過ぎて、なんだかお互いこっ恥ずかしい距離感に
私は終始birdさんのうなじを眺めているだけのような感じになりました。別にそういう趣味は無いのですけれど・・・
それはともかく、まずは最初に演者二人の高岡トーク。ここから徒歩1分にある高岡大仏の話題から始まります。客と演者の距離感があまりにも近いので、私も普通に「高岡大仏まんじゅうあります」などと返したり
ちなみに北海道でやった時は、あまりにも客が近過ぎて、酔ったお姉さん方にベタベタ触られたそうです
それはともかく早速曲に。一曲目は「オアシス」。勿論私もよく知っています。当時と全く変わらない歌声が小さなホール中に響き渡ります。いやー、声量と圧がハンパないですね早速圧倒されます
ライブはワンドリンク制で私は開始前にモスコミュールを一気に飲み干し、ほんわかしていたのですが、実に耳心地よく染み渡ってきます
それから立て続けに数曲演奏されますbirdさんのうなじや、歌に合わせた手の動きばかり見ていたわけではなく、ギターの樋口さんの指裁きを見て「プロのギタリストはすごいなぁ」と当たり前に感心
こんなに鮮やかに弾けたら、さぞ気持ち良いでしょうね
私も若かりし頃、練習用にヤマハのサイレントギターなるものを買いましたが、数日で押し入れの中に入ってしまいました・・・
そしてヒット曲「LIFE」です。これはCDで聴くと実に9分超もある大作。ただ「最近はどの曲も短いのが主流になっていて、時代に合わせてショートバージョンになりました」という話も。そうやって時代に合わせて変わっていくことも大切なのかもしれませんね
ところで私は勿論birdのファンではあるのですけれど、正直言って熱烈なファン・・・という程ではありませんCDも持っておらず、昔MDにヒット曲や気に入った曲を数曲入れていた程度
ですからライブで聴いてわかる曲も数曲です
なので、今回予習のためにAppleミュージックで片っ端からダウンロードして、どの曲がきてもついて行けるように予習しておきましたただ、やはりここに来るような人達は皆私よりも熱量のある大ファン
中には新潟から来られた方も居ました
一緒に歌ったり、合いの手を入れたりしています
私もなるべく食らいついていったのですが、付け焼き刃の曲はどだい無理そういう意味合いでは、birdさんの後ろ側で目線に入らず、何となく「ふんふん
」と鼻歌程度の感じでついていった方が失礼に当たらずに済んだようにも思います
その後もデビュー曲「SOULS」、また最新アルバムから3曲もあり、途中物販の宣伝も挟んで、勿論「空の瞳」も歌ってもらいました。アンコール1曲も含めて全10数曲であっという間の1時間半のライブでした。私の一番好きな「マインドトラベル」が聴けなかったのは心残り。
最後は物販でCDを買ってサインをいただきました昨今、CDで曲を聴けるのはパソコンか辛うじて車の中くらいになってしまったのですけれど、まあ記念品みたいもので
でも今までCDを持っていなかったアーティストのCDが並ぶのはちょっと気持ちが良いものです
また今度この辺りに来られるようなことがあったら是非行きたいですね
(完)