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斉藤和義ライブ「十二月〜2012」in金沢

 

以前「俺の斉藤和義を姉ちゃんに取られた」的な事を書きましたが、その心の声が届いたのか(?)姉が金沢の本多の森ホールで行われるライブ「十二月〜2012」のチケットを取ってくれましたそれで昨日は姉が姪と一緒にライブに連れて行ってくれましたいやー、持つべきものは優しい姉ですね

姉たちは3月に続いて今年2回目のライブ私はデビュー当時からファンだったのですが、ついぞ行く機会が無く実はこれが初めての生和義でしただって最近ブレイクするまで、周りに誰も和義ファンが居なかったので、一人でなかなか行き辛く・・・

今回のライブ「十二月」は数年に一度行われるアコースティックメインの弾き語りライブで、ギターマンとしての彼の本領を逆に如何無く発揮できるステージになっていますディープなファンには特にもってこいの内容

17時半開場、18時開演ということで、私は「17時くらいには行って並んだ方が良いんじゃないか」と心配していましたが、既に何度も本多の森ホールで様々なアーティストのライブに行った歴戦の強者である姉は「開場ギリギリくらいに行った方が変に並ばなくて良いし、駐車場も逆に出やすい」と言ってたので、ここは餅屋に任せることにしました。

それで17時15分くらいに現場に到着したのですが、駐車場の前には車の長い列が古今東西の和義ファンが大集結しているせいで、道路は車でビッシリ埋まっています駐車場整理のおじさんに「列の最後尾に付いてくれ」と言われ、ずっとずっと沿っていったのですが、交差点で折れ曲がっても尚自動車の列が続いていました

何とか最後尾について、それでも少しずつ車は前に進み、駐車場に再度近づきつつありました。そしてようやく駐車場の入り口が見えて、我々の番まであと3台・・・というところで交通整理のおじさんから「ここはもう満車になったので、他の駐車場をあたって」と言われましたげげっ今更そんなこと言われても・・・

その時点で時計の針は17時半を指し、開場したホールに並んでいた人の列が進み始めていました。我々は焦りつつ、次の駐車場を求めて移動しました

 

本多の森ホールは金沢兼六園のすぐ傍にある施設なので、観光用の有料駐車場が近くにたくさんありますしかし、本多の森ホールに近い駐車場は軒並み満車やはり同じように和義ファンが先回りして停めているようです

もうすっかり陽が落ちて真っ暗な中、我々が駐車場を求めて彷徨っていると、後ろから車が次々とついてきますどうやら彼らも我々と同じ目的を持っているようで、特にこの辺りに不案内の遠方から来た人々にとって我々は暗闇に浮かぶトーチを掲げた水先案内人に映った模様

しかし残念なことに我々も完全な地元民ではありませんから、場合によっては先頭に立って崖に皆を導くレミングになりかねませんあっちでもない、こっちでもないとフラフラ探し回っていました金魚のフンのようについてくる後ろの車たち(失礼)。

コインパーキングがダメなら近くの美術館の駐車場か・・・と思ったのですが、無料の駐車場だったので逆にまずいだろうということで撤退近所の病院の駐車場なら有料だから、停めても良いか・・・と思ったら、病院利用者以外は一時間1000円などと法外な値その一々に後ろの車がついてくるので、反転もなかなか容易ではありません

そうこうしている間にも時間はどんどん過ぎ去って17時45分。開演時刻まであと15分しかありませんもう半ば諦め気味に、兼六園の下り坂をずっと下りて、一番メインの大きな駐車場まで行きましたそこまで行くとさすがに空いていたので、バシッと停めるとそこから3人でダッシュもう残り10分しかありません

しかし坂を下ってきた分、目の前には急勾配の心臓破りの上り坂しかも今にも雪に変わりそうな冷たい雨まで降ってきました我々は半泣きの状態で、坂を走って登り始めました

 

兼六園の心臓破りの坂を駆け上がる我々でしたが、一応私は普段から走っているのでぼちぼち走れますしかし姉やヒールを履いていた姪はかなりいっぱいいっぱいな感じで諦めモード

それでも和義会いたさに皆で励ましながら走って走って・・・ジャスト18時に現場に滑り込みギリギリセーフ座席に着くと三人で座り込み、ゼーゼーと息を切らしています周りから変な目で見られる我々

結局開演自体は5分ほど遅れたので、結果的にはもう少し遅れても良かった様子とりあえず我々はお茶を飲んだりしてまず呼吸を整えることにしましたこれからが本番なのに、全力を出し切った感のある我々

我々の席は前から17列目ということで、比較的前の方の席が取れていましたこれはステージがよく見えて良い席ですよ

ステージ上には既にギターや電子ピアノなどが並べられており、奏でてくれるご主人の登場を我々と共に待ちかまえています。いよいよ生和義と対面できると思うと、私のボルテージも上昇

周りを見渡すと開場はぎっしり満員。立ち見の人も大勢いて、元々1700人がキャパのホールですが、2000人くらいはいる様子。

姉ちゃん曰く「和義と私同い年」で46才。ということで、ファン層もぶっちゃけ年齢高め(失礼)。多分37才の私が平均年齢を下げる方に属していました我々の後ろの席には、頭が真っ白のおじいさんまで20才のうちの姪からおじいさんまでファン層広すぎ

そんなことを思っていると、周囲が真っ暗になっていよいよ開演の様子。皆が拍手で迎える中、ステージ上に「せっちゃん」こと斉藤和義ご本人がいよいよ登場会場は歓声が満ちあふれ、テンションは一気にMAXまで高まりました

 

颯爽と・・・というにはほど遠い感じで、もっさりとステージ上に姿を現した和義氏。17列目でもその姿はしっかり見えましたあれは紛れもなく本人←そりゃそうだ

元々恥ずかしがり屋さんで通っている彼は、観客からのラブコールに特に応じもせず、中央のイスに座ると黙々と一曲目のギターを選んでブルースハープ(ハーモニカ)を首にセット。そう、それが斉藤和義

一曲目は激しいながらもアコースティックさで少し落ち着いた曲から。皆席に座ったまま聞いていました。あれ?皆立ち上がらないの?んー、やっぱりライブは平均年齢の高さに合わせて高齢仕様になっているのでしょうか?(失礼

曲が終わるとMCですが、苦手なご様子で程々に。彼は「皆あんまりこっちを見ないで・・・」なんて照れまくりなのですが、そりゃ見るっちゅーねん

そんな中、恐らく前列のお客さんが「紅白出場おめでとう」というようなボードを用意してきて掲げてたようですが、「そーゆーの止めてもらえませんか?」とバッサリんー、手厳しい

彼は昔からの侍系アーティストですから、あまり紅白というブランドは好きではないのでしょうね。多分事務所側の要請で何とか、みたいことになって初出場になったのでしょうが、本人の中ではしっくりきていない様子。

「皆、紅白出場おめでとうっていうけど、何がめでたいのかさっぱりわからない」というような事を言っておられましたが、私は心の中で「まあ紅白ってのは昔からめでたい時に使われるもんだから・・・」と突っ込んでいました

確かに前に読んだインタビュー記事でも「最近露出が増えたけど、俺は昔から何も変わっていない」ということを言っておられます私もデビュー当時から追っていますが、彼の基本スタイルこそ変わっていないと思います。多少CMのイメージに合わせた曲作りも求められるのでしょうが、ようやく時代が彼を求めてきた、というような印象ですね

それはさておいて、立て続けにどんどん彼の名曲が演じられていきますその都度毎にギターを交換し、他にも楽器自慢と称して電子ピアノを弾いたり、足でバスドラムを踏んだり。本当に多彩ですね。ただただ関心しきりさすがはプロのミュージシャン

今回の講演は本当に一人で全てを担当し、非常に安上がりな(?)ライブです。ただ、それがまた良い味を出しています。玄人好みのライブに仕上がっていて、私は好きですね

 

「せっちゃん」の弾き語りはまだまだ続きます曲が終わる度にぼそっと「いぇ〜い」という感じで呟くのがお約束ロックミュージシャンなのに、いや、だからなのか、照れ隠しの決まり文句で一拍置いてからMCに移ります。

楽器自慢は続いて、12弦ギターだの、メロトロンという鍵盤とテープが連動していて7秒間だけテープの音が鳴るオルガン的なものだの、色々な変わり種楽器を披露。しかしたとえどんなに安っぽい音しか出ない楽器でも、プロのアーティストにかかれば一流の音源に早変わり。全くライブに遜色の無い機材たちでした

その他「へぇー、こんなのがあるんだ」と思ったのは、自分が弾いたギターやベースの音源を録音し、それをずっとループさせるマシン。彼がその場で弾いて録音し、それをループさせます。すると、ずっとそのギターとベースが同じ調子で繰り返されます

それをセットすると、彼は手拍子で観客を煽りながら舞台袖にそのまま消えていきましたえぇっまさかの放置プレイ

すると、今度はドラムセットを叩きながらステージに再登場スタッフ5人程で土台を動かして、ステージ上を移動してきましたいやー、格好良い演出ドラムを叩きながら歌うのはCCBか稲垣潤一だけかと思っていましたが、本当に何でもこなす人です

その激しいドラムさばきによって、会場のボルテージも最高潮ここにきてようやく観客総立ちになります大盛り上がりの本多の森

そのまま何曲も続けて演奏され、勿論最近のヒット「やさしくなりたい」「月光」もありました

そんなこんなであっという間の2時間半のライブ。全25曲ということで、いくら歌うたいだとはいえ、相当なパワーが消費されたと思います。本当にお疲れ様でしたなお、今回のライブでは、ファンにお馴染みの下ネタはほどほどでした

完全燃焼した我々は、帰りに遅めの夕食で餃子の王将に寄って帰りました。3人で調子に乗って色々と頼み過ぎてしまい、最後は男子たる私が全て平らげることになりましたが、さすがに結構な量でした

帰りの車の中でも斉藤和義CDをエンドレスがけで一日和義DAYちなみに姉と姪は、心臓破りの坂があまりにもきつすぎて、最初の座って聞いていた段階で少し夢の中に連れ去られてしまっていたそうです皆さんもライブに行く時は余裕を持って行動しましょう

翌朝、私は遅くに食べ過ぎた餃子の王将のせいで、胃もたれ感が半端なく翌日一日は反動でテンションダウンしていた私でした夜間遅くの餃子の王将では、少なめに注文しましょう

今回のライブはこれら二つの教訓を私たちに残してくれました。また今度近くでライブがあったら是非行きたいと思います(完)

 

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