ダルマじょうしょうダルマ〜未来に繋げる株式投資〜

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情報は取りに行くもの

 

とにかく最近のITの進歩には驚かされているのです。例えば最近かなりビビッたのがiPhoneの「セカイカメラ」というアプリ俗に言う仮想空間「AR」を体験できるものですが、これはビックリします

セカイカメラを開発した頓知HP

どういうアプリなのかというと、まずiPhoneのカメラを起動した状態で周囲を見渡します。当然画面にはカメラに映された風景が映るのですが、特徴的なモニュメントやロケーションでは景色に重なって様々な情報がユーザーによって書き込まれ、画面上に浮き上がるのです。さながらSFでグラスをかけると、色々な情報が見えてくるアレです。何て近未来的なシチュエーション

↓四の五の言わずに下記のサイトにある動画を見た方が実感できます。
http://sekaicamera.com/

仕組みはGPSを使って位置を把握し、ユーザーが登録したデータに位置情報を埋め込む事によってGPSと一致したところにその情報が送られるという事です。ちなみに富山の環水公園で私が撮影した写真が浮かんでいますので、是非行って見てみてください。試しに撮ってみただけなんですけど

iPhoneって本当に色々な可能性を秘めたツールだといつも感心します。特にアプリを入れる事で、次々と進化していくところが従来の携帯電話や携帯ゲーム機を超えた全く別のインターフェイスであると言えるでしょう。iPhoneの価値は実際に持って使いこなす程、益々上がっていくのです。多分人から聞いている程度では理解できないでしょう(やはりこの文を読んでいるだけだと、残念ながら多分伝わっていないんだと思います)。

昔会社の同僚がカーナビを安く買ったと自慢していましたが、私にしてみればiPhoneのGPSがあれば十分対応できます。何ならiPhoneにも音声でカーナビ代わりになるアプリがあるみたいです。だから「ならiPhone買えば良かったのに・・・」と言ったら「折角カーナビ買って喜んでたのに・・・」とテンションダウンさせてしまいました

 

最近特に思うのは「情報格差」についてです。やはり「知っている」事と「知らない」事には歴然とした差があって、知っている人は知らない人より何でも圧倒的に有利になる世の中になってきていると感じます。

これをわかり易い例で言えば、お隣北朝鮮の国民は海外の情報を「知らない」から(知らないようにさせられているから)圧政にも我慢して服従できる部分があるのです。もし外の世界の事を知ってしまうと、最早軍の力だけでは抑えきれないでしょう。それ程情報格差の存在には大きな力の差が存在するのです。なので日本も所得格差や教育格差よりも、実は余程情報格差を是正する事が重要ではないかという気がします。

今の世の中情報インフラが発達して、誰でも様々な情報を得られるようになってきました。その一例としてよく言われるのが、投資の世界で一般投資家が機関投資家に負けない位の情報を集められるようになったという事ですが、その反面、知りたくもない情報や偽情報まで混ざってきて、溢れる情報の中から真に必要な情報を取り出す技術や思考力が求められるようになってきました。その識別格差が情報格差是正に繋がり、それを無くすことが本当の意味でのIT革命ではないかと思うのです。

例えばお笑い番組を見ても、どの場面で笑えば良いのかテロップが教えてくれます。どんな曲が良い曲かは売れ筋ランキングが教えてくれますそうやって取り出し易くなった情報は、ユーザー独自の嗅覚を奪ってしまいました。その嗅覚を取り戻す事が重要なのです。

ですから自分から積極的に情報にを取りに行く努力(何にでも関心を持って興味を示す事)をしないと、本当に有益な情報は得られないのです。そういう努力や手法を繰り返し反復して行う事で、真の情報力が身に付くのだと思います。

今回述べた事は「何を今更・・・」と言われる内容で、私が言わなくてもどこかで聞いた事のある内容かも知れません。それを私も最近「すれちがい通信」や「iPhone」を通じてようやくハッと実感できたというか、ビビッと理解したというか。多分頭でわかっていても実感していなかったんでしょうね。それが私の情報力の欠如を表していたのかも知れません。一方、私のような方も実は多いのではないでしょうか?

 

さらに今更感じたのは「IT」と一括りにされた世界の中でも格差が起こっている事です。世間一般的に「パソコンに詳しい人なら、パソコンに関する事何でも知っている」と誤解されているのではないでしょうか?

ところが例えばC言語を使いこなしている人にエクセルの使い方を聞いてもわからない時だってありますし、ルーターを設置できる電気屋さんにVPN接続の話をしてもわからない事もあります。実は極々当たり前の事なのですが、ITという括りは曖昧でかつ範囲が大き過ぎて「IT」という言葉だけでは手に余るのです。もっと細分化しないといけません。

なので一概にITの分野に従事している仕事をしているからと言って、時代の先端を走っているわけではありません。特に変化や新しい技術・アイデアの流行り廃れの激しいIT業界ではトップランナーとビリッけつには雲泥の差があります。

またちょっと話が逸れますけど、本当にこの世界は何が流行るかわかりません。Twitterなんて多分制作者も現在のような利用のされ方を意図して作ったわけではないと思うのです。結局与えられたツールをユーザーがどう使いこなすかによって思わぬ発展を遂げるケースがあります。昔流行ったポケベルだって、数字でメッセージをやりとりするなんて、開発者の想像を超えた現象でした。

それはともかくIT業界に籍を置いている人の中でも格差が付いている昨今、常に新しい物を追い求めていこうとする気持ちは大事に持っておく必要があるのではないかと感じる今日この頃です。

 

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