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2月25日(水)

 

マグニフィセント7凋落の足音。2000年ITバブル崩壊との不気味な共通点



前日のNYは3指数揃って反発。消費者信頼感指数が予想よりも良かったことや、アンソロピックが今度は投資銀行や人事などの分野を対象とした追加機能を発表したものの大きな反応は無かったことでソフトウェア関連株に買い戻しが出ました。長期金利は4.03%で横ばい。マグニフィセント7は総じて堅調。SOX指数は1.5%の上昇。メタがAMDに10%の出資と伝わり、AMDが8.8%の上昇。


投資判断は「中立」。SOX指数は上がれども、マグニフィセント7の弱さ、つまりAI開発の資金の出し手側が昨年10月末をピークに売られています。つまり3Qの決算シーズンから評価が一転した感じ。その中でもAIの勝ち組として何とか頑張っていたGoogleも、4Q決算後は結局売られる動きが続いています。今晩NVIDIAの決算が控えていますが、どうも今更NVIDIAでどうこうなるような感じもしません。

元々そんな感じで下落トレンドに入っていたところにマグニフィセント7に追い打ちをかけたのが「SaaSの死」。アンソロピックのAIを皮切りに、他の色々な新興AIが色々な業界に革新性を示して、日替わりで色々な業界がやられています。遂に陸運業まで「SaaSの死」の洗礼を受けて、一時ダウ輸送株指数が急落。次は医薬品辺りですかね・・・。昨年のDeepSeekショックのように、一つ大きなイノベーションが突然襲いかかってきます。

ただ私を含め色々な人も言っていますが、あまりにも極端過ぎる反応です。そもそもこれだけSaaSが壊滅するのであれば、SaaS企業減→オフィス需要の低迷に繋がって不動産価格も下がらないとおかしいです。不動産向けソフトの株は売られましたが、不動産株自体は下がらないという二律背反が起きています。

確かに今これらの銘柄を買えるような「雰囲気」ではないですし、高い成長性が剥落したと考えるのも妥当でしょう。ただ必ず急激なリバウンド局面はやってくると思います。

ところでバロンズの記事によると「00年3月にドットコムバブルがピークを付けてから年末までの9ヶ月間、S&P500の均等加重指数(単純に500社の株価を平均したもの)は10.7%上昇したが、時価総額加重指数(時価総額の大きな銘柄のウエイトを大きくして計算したもの)は13.4%下落した」とのこと。内訳として生活必需品や公益が40%超上昇も、テクノロジーが50%超、通信が40%下落したとのこと。

つまり時価総額の大きなマグニフィセント7が下落したけれど、他の銘柄へのトリクルダウンが起きて、その他が上がった今の状況と同じことが00年にも起きたということになります。今に照らし合わせれば、昨年10月末にピークを付けたので、今年の7月いっぱいくらいまでは「マグニフィセント<S&P493」という状態が続く、ということになるでしょうか。

ちなみに昨年10月末から足元2月初旬までS&P500の均等加重指数は6.3%上昇する一方、時価総額加重指数は横ばいとのこと。内訳としてエネルギーは20.6%、素材18.3%上昇の一方、テクノロジーが11.2%下落、ということです。

ただ今回は恐らくS&P493というより、世界中のあらゆる資産に資金が向かっているという言い方が可能の思われます。その最たるものが金銀であり、特徴的なのはアジア株高。アジア株に関してはAIを動かすための装置部分、つまりゴールドラッシュ時の「ツルハシ」を提供する側なので、単なるトリクルダウンでお金が流れてきているだけでもありませんが。それ以外にもラッセル2000などの中小型株に資金が流れている部分も見られます。

私の持論である「選挙はそれ程株価に大きく影響していない」というのが、この辺りで見て取れるように思われます。勿論、先物などには買いのきっかけを与えましたが、最終的には決算が進む企業収益やPER、為替などを元に、更には海外の相対比較感やポートフォリオ配分的なもので、今の株価が形成されているに過ぎないと思います。この辺り、選挙の大勝と株価の関係を冷静に分けて考えるべきだろうと思っています。

今週末のMSCIの銘柄入れ替えではイビデン(4062)と清水建設(1803)の採用、神戸物産(3038)、SGHD(9143)、東京メトロ(9023)、トレンドマイクロ(4704)の除外。除外の方が多いので、日本株から資金流出という形になりそうです。

ただ世界全体で91増226減ということで、日本の2増4減はむしろ平均以下でマシな感じ。アメリカが33増101減ということで、アメリカ株の方が外されていますが、つまりは大きいところがより組み入れが大きくなって、採用銘柄への集中度合いが高まっているという感じ。この辺りにもAIハイテクの強さの裏付けがあります。


新興市場も「中立」。昨日のグロース指数はほぼ寄り天、安値引けの形で続落。SaaS系への売りがフリー(4478)などの急落に繋がり指数を押し下げました。売買代金は2012億円と活況。小型株がしっかりした地合でありますし、宇宙関連株が強いという面もあるのですが、なかなか本格的な盛り上がりに繋がりません。


【注目銘柄】

日東紡績(3110)は昨日ストップ高。相変わらずAI半導体向けガラス材料で人気化し、ここにきて更にストップ高となりました。そしてまたネット上ではCis氏が参戦をほのめかしてきました。一体どこまで行くのやら。


ベイカレント(6532)は昨日大幅安。SaaS系企業が値下がり率ランキング上位に名を連ね、一方でツルハシ提供側の半導体関連が値上がり上位に名を連ねる毎度お馴染みのパターン。一体いつまで続くやら。ただベイカレントやマネーフォワード(3994)辺りは、私は元々高過ぎるとは思っていました。ここから銘柄選別が必要になってきそうですね。

・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


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