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1月17日(土)

 

キオクシア(285A)最高値更新と海運急落!明暗分けた「半導体vsイラン情勢」



金曜の日経平均は続落。前日のNYは各企業の好決算を受けて3指数揃って反発。長期金利は4.16%に上昇。マグニフィセント7はマチマチ。SOX指数は1.8%の上昇。ラッセル2000は0.9%の上昇で連日の最高値更新。WTI原油先物は59ドル前半に下落。金銀銅も反落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。半導体製造関連株は買われたものの、指数は前日にTSMCの設備投資計画が出て15時以降に買われた分を下げ戻して始まりました。その後前日安値を割り込んだところで下げ渋り。為替は元々円高方向に振れていましたが、前引け前に財務相による円安牽制発言を受けてドル円は一時158円割れ。ただ株には影響がありませんでした。

後場はほぼ寄り底の形で底堅く。為替は円安方向に反転し、相場を支えました。一時前日終値手前まで戻す場面があったものの、最後は力尽きて54000円割れ。ここまで買われたレアアース関連株に週末の利益確定売りが出ました。売買代金は7兆円強と活況。REIT指数は続伸でまた22年大発会以来の高値を更新。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは3連休を控えて様子見機運が高まり3指数揃ってほぼ横ばいの小幅安。長期金利は4.23%に上昇。トランプ大統領が次期FRB議長に関して、ハセット氏に「現職のままで居て欲しい」と発言したことで、ハセット氏の確率が減ったことが影響。マグニフィセント7はマチマチ。SOX指数は1.2%、ラッセル2000は0.1%のそれぞれ上昇で共に最高値更新。

ウォールストリートジャーナルの記事によると「S&P500が下落率30%の暴落が起こる確率は平均31%と投資家は予想している。ただしオプション市場はその確率を8%しか折り込んでいない」「インフレ率と失業率を足して示される悲惨指数が高い時は暴落が起きやすい。現在がその状況」ということでした。つまり投資家の7割は暴落が起きないと考えていて、ほとんどの人が暴落に備えていないということです。参考まで。
https://jp.wsj.com/articles/will-stocks-crash-in-2026-cd4ceb01?mod=hp_lead_pos7

あとユーラシアグループによる今年の世界10大リスクが発表されました。リスク自体は目新しさは無いものの、細かな部分が書かれていますので、長いですがお時間のある時に是非。
https://www.eurasiagroup.net/siteFiles/Services/Top_Risks_2026_jpn.pdf

日本株に関しては、昨年の業種別騰落率1位は非鉄で2.1倍、2位が鉱業で56.9%、3位が建設で47.0%、4位が銀行で40.6%、5位が不動産で38.3%でした。

ワースト1位は海運で▼7.1%、2位がサービスで▼5.5%、3位が精密機器で2.4%、4位が化学で5.4%、5位が医薬品で6.4%。サービスはリクルートHD(6098)の下げが足を引っ張って、昨年の下落業種になってしまいました。

最近一つ象徴的なのは、配当利回りが長期金利を下回ってきたこと。プライムの利回りが加重平均で2.0%となり、長期金利も2.18%とまた約27年ぶりの高値を更新してきました。まあ配当はまだ伸びるでしょうし、これで明日からどうこうなる・・・というわけではないのですが、株の割安感がまた一つ消えてしまいました。
https://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/

金利が上がればわざわざ株に投資しなくても一定の利回りが取れる安全な債券の方に人気が出ますし、実際に事実上の元本保証商品である個人向け国債は昨年5.3兆円売れて07年以降で最高額となり、個人マネーを引きつけました。今年も6兆円程が計画されているということで、インフレ下なので確かに「Cash is King」にはならないけれど、別の金融商品に人気が移ることは十分考えられます。

また金利が上がれば基本的には円高に繋がりやすいものです。キャリートレードの巻き戻しも加わって円高に振れて、大型株の上値が重くなる展開も想定されますが・・・まあ繰り返しになりますが明日にどうこうといった話ではありません。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続伸。朝方一旦買われたところから売られましたが、10時以降何とか踏ん張ってプラスに切り返して引けました。売買代金は1994億円と活況。前日に3%超の急伸となった割にはしっかりした動きとなっており、今年に入ってから強さが続いています。アメリカもラッセル2000が強いですしね。


【注目銘柄】

キオクシアHD(285A)は大幅高で最高値更新。引き続きメモリ界隈が強く、SAMSUNGなどを擁する韓国株は今年負け無しの11連勝中。来週SKハイニックスの決算があるようなので、その辺りがターニングポイントになるかどうか。


川崎汽船(9107)は大幅安。イラン情勢の沈静化を受けて、海外ではデンマークの海運大手マースク社が5%超の急落。それを受けて日本の海運株も売られ、業種別騰落率でもワースト1位でした。海運株はここ2年間大きく下がってはいないもののの、先んじて大相場を演じてしまったことで、さすがに相場上昇の恩恵を受けていませんね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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