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番外編:青少年有害社会環境対策基本法について
漢字ばっかでメンドイかんじだけど知ってほしいな
(文章は下から繋がってますので初めての方は下から読んでやって下さい)

4.11...

 >青少年環境法案は見送り 与党、世論の反発懸念(4.10)
見送られました…とりあえずは『ホ』ですね。

 >同法案をめぐっては、与党内でも公明党が難色を示していたほか、自民党でも「慎重に考えたい」(大島理森国対委員長)などと消極論があり、自民党幹部は10日、「この内容では難しい」と述べた。(河北新報社)

 神崎代表は2月に言ってましたからね…ありがとう公明党…

 >野党側が同法案で問題視しているのは、(1)業界を監督する主務大臣の権限が強すぎること(2)メディアを業界ごと政府の監督下に入れる構図になっている――点だ。野党はこうした点を修正する共同案を取りまとめ、与党と対決を強めていく方針だ。(朝日)

 ありがとう、野党…

というわけで、まぁ当然と言っちゃ当然の結果だったのかもしれませんが
やっぱりあんな法案が考えられてしまうこと事態どうかしてますからね…

なんだかんだ書き綴ってきた管理人ですが、最終結論としては
『法案の修正』を強く推したいと思ってます。
2chとかでも見た意見ですが
「明確な規制によって厨房・消防がいなくなるなら良いじゃないか」
というのにプレスも同意です。
こんなものが出てきた背景には、やっぱり自主規制ができてない無責任な輩がいたというのも
事実なわけですから、それらを規制し、真っ当にやってきた人間には問題ないレベルでの法案なら、今はあって良いと思ってます。

プレスは政治の裏とか分からない人間ですから、こんな妥協的考えは甘いのかもしれません。
これをきっかけに、どんどん『自由』が蝕まれていく可能性もありますからね。
だけどその時はその時で反対すればいいし、大体『自由』と訴えてるのに
相手の考えを否定して排除するのはちょっと矛盾だと思うんです。
あとはより多くの人間の理解を得るためには、とりあえず個人の強い意見(具体的にアレがダメになるとか)なんて
それこそ「私には関係ないから」なんて人を増やしてしまうだけだと思うんです。
今は「不透明な法案を成立させて政治家が頑強な権威を握ろうとしている」、この事を訴えれば、日本国民の誰もが賛成してくれると思うんです。
…そりゃぁやっぱりテメェらの責任をメディアに転嫁してるのは頭にきますがね。
でも今は公明党さんや野党さんの力でよりよい形に昇華してくれるんじゃないかと…期待してます(やっぱり甘いかなぁ…)


4.07...

裏がとれていないそうですが、
自由民主党は、青少年有害環境対策基本法案を含むメディア3法を 4月中に国会へ抜き打ち上程し、強行採決に持っていくスケジュールを大枠で決定したそうです。( ROSFさんより)
えーと、政治に詳しくない人間から見ると、
強行採決するなんつーやり方自体、民主主義ぢゃないと思うんですが…

僕はこの数日間、いろんな意見を拝見して、
何と言うか「純粋」に賛成する人の意見は理解できたつもりです。
逆に反対意見でも『需要があるから供給するんだ!』
みたいな意見には正直賛成できません。
日本人の仏教的無常観から見ても、果てない欲望を飼いならす事はあまりに無益というか…
僕的な言葉で言うなら、それは「人間」ではなくて「動物」です。
僕は「動物」に成り下がるつもりはないから、こうして反対しているつもりです。

つまり僕達のベクトルは「賛成」と「反対」の2方向だけに向いているのではなくて、色んな方向を持つベクトルがなんとなく 「賛成」と「反対」に分けられているのだと思います。
でもそれは当たり前、僕らは個性を持つ人間なんです、
手軽な血液型占いみたいに、A型の人だけがラッキーだったりはしないんです。

では何故こんな騒ぎになってしまったのか?
そりゃぁやっぱり政治という「権力」を賛成派が使おうとした事でしょう。
そして政治家はこの賛成派の意見を使って、有無を言わさぬ頑強な権力支配をしようとしているのです。
僕は「権力」なんてものが入ってこなければ、時間はかかったかもしれないけど
純粋に向き合って、両者に有効な世界を少しずつでも作れたと思う。
もう事は始まってしまったから、こんなことブツいたってしょうがないと思うけどさ…


4.01...

本日は田中直紀さんについて記述しておこうと思います。
…エイプリルフールですが、別にウソを書くつもりじゃないですよ(笑)。

えーと、僕は田中直紀さんに会ったことがあり、もしかしたら握手もしたかもしれません。
何故なら、氏は地元出身で修学旅行で国会議事堂を訪ねたとき案内をしてくれたからです。
でも、僕は別に新潟出身ではありません。
氏は、僕の住む地域では落選していますが、奥さん(真紀子さん)の地元の新潟で当選しているのです。
…つまり氏は「田中(特に角栄さんだと思いますが)」の影響力で政治家に成りあがっているのです。
感じ方は人それぞれだと思いますが、氏が政治家の器にないことは事実です。
(まぁ政治家なんてバックがなけりゃなれないものなんでしょうが…だからって奥さんの力を流用するなんつう人格がね)

もし僕が氏の立場だったら、やっぱ胸のはれるような実績を残したいと思います。
だけどね、この法案は全然立派じゃないよ…田中さん。
それとも田中の名を持つ者として「悪名高く」なりたいんですかねぇ?


3.30...

今日は自民党と総理官邸、テレビ局などに意見文をメールしました。
大まかな内容は以下の通りです。反対の方は是非ご自分の意見を訴えてください。
一人一人の熱き思いこそが世の中を、時代を動かすと僕は信じています。

-----前文略---------
 この法案自体は差し当たりもなくまとめられていると思うのですが、 私はこれは明らかに人権侵害への始まりとなるものだと思います。
何故こんな法案ができあがってしまうのか、私は支持者の良心を疑ってしまいます。
今年度から義務教育での週休二日制が導入され、 休みの日は自由な発想を育てよう、と掲げつつ、 権力者から見た「悪」の思想は排除しようというこの法案…。
だったら義務教育でもっと「善」と「悪」について学ばせればいいと思っています。
戦後の個人主義思想導入で、生まれてくる日本人は どんどん自己中心的な思想に陥っているのは事実です。
ですがそれを権力でねじ伏せるのでは戦前に後戻りするだけだと思います。 私はこの法案はある意味、私たちの良心、 善への自主性を意識させる点において、良いきっかけになったと思います。
どうかこの法案を多くの国民に知ってもらうと同時に 内容の改正を促す力として番組で取り上げて頂きたいと存じます。


3.26...

明けて26日です。 このサイトを知ってる方には
「アンタこんな文打ってる場合じゃないでしょ」とか思われて仕方ないと思うんですが
この法案はモノ心ついた人間なら誰でも知り、そして考えてほしいと思うんです。
僕が今がんばって作ってるゲームだって、公開禁止にされてしまう恐れがいくらだってあるんですもの。

こうやって自分の生産物を公開していると(それは勿論ゲームだけじゃなくてHP自体ね)
もちろん嬉しい声を聞くこともあるけど、もちろん批判だってある。別にそれはいい、いやあるべきものなんだ。
だけど、その存在自体を消してしまう――無視してしまう。
それはどれだけ悲しいことだろう、寂しいことだろう――どれだけ無責任なことだろう。
でもね、この法案はそれを押し通してしまう法案なんです。

簡単に『青少年有害社会環境対策基本法』を説明すると
つまりはお子様の目の毒となる存在を役人が規制するんです。
まぁHPだったら削除、書籍・映画等だったら処分、その存在をなくしてしまうわけです。
お子様の目の毒って言えばエロとかホラーが浮かぶわけですが、
この法案では『青少年の精神に悪影響を与える表現』を含むすべてのメディアを対象としているんです。
ぶっちゃけ、権力者が『悪』といえば何だって『抹殺』されるんです――ここは戦後のGHQ支配下ですか?

さらに
この法案への根本的な反対部位は、すべてを『モノ』のせいにしているところです。
偉大な剣客(笑)が言いました。
『時代を作ったのは刀ではない。刀を振るう人の心だ。』と。
問題すべきは人の意識なのです。
戦後この意識が経済成長と反比例が如く低下しているというのに、さらに
権力者たちが作り出した都合のいい『善』の世界で、青少年は何を『善』とし何を『悪』とするでしょう。
いやもしかしたら、善と悪の認識さえ疎かになる――人が人でなくなるかもしれません。
僕の大好きなスガシカオの一曲より
Please make baby,君のナイフでリンゴジュースをつくろう それをふりかざすのはあまりにNo futureさ
そのナイフは、その情報は、良くも悪くも貴方の扱い次第なんです。
このナイフを、この想いを、失くしてしまったら僕は人間じゃいられない。
ああ、なんだか弾圧されるキリシタンな気分さ。


3.25...

今度行われる2002年度春期国会で
田中直紀さんを中心とした集団がある法案を提出・可決しちゃおうとしています。
なんかね、これだけ読むと
『あーそう、田中直樹って確か真紀子さんのダンナだよね』程度の認識だと思うんですが
この法案が可決されちゃうと、そのうちゴジラもハリー・ポッターも存在しない日本になっちゃいそうです。
理由は至って簡単。
ゴジラは暴力と破壊活動を美化していて
ハリー・ポッターはファンタジーの名を借りて魔術や呪文など精神的に悪影響を与えて
『青少年への悪影響』となるから―――ただそれだけ、ただそれだけで公開禁止にしちゃうのです。
…ぼかぁそんな日本になったら飛び出すよ?

僕もね、最初はそんなに意識してなかったんだけど、
色んなサイトを見て回るうちに危機感が沸いてきたんですよ。
「青少年有害社会環境対策基本法」関連リンク集:こちらのリンク集を利用させて頂きました)
まぁちょっと↑のリンク集で色々読んでみてくださいよ、奥さん。
『青少年有害社会環境対策基本法』ってのがどれだけ無責任な法案かわかりますから。

政治家の無責任なんて今に始まったことじゃないし、君は忙しいから
こんな長い漢字の群はすぐに忘却の海へ捨ててしまうかもしれない。
でもね、僕は思うんだ――人として、知ることや意識することに怠惰になってはいけないって。
だってそれを忘れたら僕らは人間ではなくて動物でしかなくなってしまうんだから。