このマークは、野鳥に対する虐待ともいえる一部のバンディング(標識調査)に対して、疑問を表明するものです。 

2006.1.29. 【新サイト開設】

新しくオープンしました。

これまで分散していて見にくかったコンテンツを統合して、最新の情報も加えてまとめ直していきます。よろしくお願いします。

 


2007.1.7. 【年が変わりました】

皆様、昨年は応援ありがとうございました。バンディングをいろいろ調べていくうちに、バンディング問題とは悪質バンダーだけの問題ではなくて、環境省と山階鳥類研究所 標識研究室が引き起こした構造的・制度的問題であることがはっきりしたと考えています。

文字通り「お役所的」対応しかできない環境省と、研究所を名乗るにもかかわらず説明責任を果たさず形だけの対応しかしない山階鳥類研究所。2007年は、監督責任と説明責任を果たさない機関がどうなるのかがはっきりする年になると思います。時間がかかると思いますが、問題点だらけの今のバンディングが良い方向に進むよう、忍耐強く訴えていきたいと思います。本年もよろしくお願い致します。

管理人 中島康喜


2007.1.15. 【高病原性鳥インフルエンザ】

宮崎県で高病原性の鳥インフルエンザが出ました。環境省が山階鳥類研究所に委託して行っている鳥インフルエンザの調査について、掲示板の方に少し書いてみました。防疫体制を無視した杜撰な調査がいまだに行われているのでしょうか。


2007.2.14. 【官僚の官僚主義的対応】

官僚主義とは?

組織で働く職員が、個別のケースに対して独自の裁量と責任で行動するのではなく、規則や前例、建前論を根拠に、画一的、形式的な対応をすること。被害を受ける側からは、しばしば傲慢で独善的に見える。主に官公庁で見られるためにこう呼ばれる。誰に対しても一律で「平等」な対応ができる反面、ことなかれ主義的で血の通わない対応になりやすい。 

これは、官僚主義が法や規制によって個人的な裁量を出来る限り制限することで専横や情実を排する一方でその背後に、規則・前例・建前論を根拠にすることで責任の所在をあいまいにし、独自の判断で行動して責任を追及されることを避けたい、という保身のための思考があるためで、結果的に、官僚主義は「〜だからできない」という後ろ向きの結論を導きがちである。このため、官僚主義は、官民を問わず組織を硬直化させ、効率の低下を招くが、一掃することは難しい。

バンディング問題に関わって、霞ヶ関の中央省庁(環境省、厚生労働省)とやり取りするようになってこの「官僚主義」を実感しています。

「担当が不在です」

「その件は担当が変わりましたので、新しい担当からご連絡差し上げます」

「もうしばらくお待ち下さい」

「個々の事例についてはこちらでは判断できかねます」

などなど。不在の担当者はいつまで経っても帰らないし、新しい担当から連絡が入ることなどありません。「しばらく」は半年にも1年にもなり、各論になると責任逃れが始まります。「権力・権限」は「責任」とセットのはず。どこまで無責任なのでしょう。

 

さらに、この無責任さは、霞ヶ関だけでなく研究所にもあることにも驚きます。

「〜監督責任はどこにありますか」

との質問に

「〜標識調査許可です」

などと意味不明な回答して責任の所在を曖昧にします。形だけの対応をして時間を稼いでウヤムヤにしようとする者に研究者を名乗る資格はありません。

 


2007.3.5. 【暖冬異変】

今年の冬は異常でした。というよりも冬がなかったような気がします。地球温暖化は、誰の目にも明らかになってきたようです。では、その地球温暖化を止めるために私たちには何ができるのでしょうか。次に載せるのは、小論文入試の受験勉強の一環として" Think globally ; Act locally(地球規模で考え、身近なところから行動を起こそう) "というタイトルの課題文(英文)を読んで教え子が書いた小論文を私が添削したものです。

 

 私たち人類は、科学技術を発展させると同時に環境破壊を引き起こしてきた。最近では地球温暖化が大きな問題になっていると新聞やテレビなどで頻繁に取り上げられているし、3月に桜が咲いたり冬に雪が降らなかったりという変化を目の当たりにして、私たち自身も地球温暖化の急速な進行を肌で感じるようになった。課題文では、「地球規模で考えて、身近なことをする」ことが主張されている。つまり、地球規模の問題といえど個人の問題意識と行動が重要であるという主張である。私もその通りだと思う。

 「自分一人が行動したってどれほどの効果があるのだろうか」と、多くの人間が思うはずである。が、社会はそういう一人一人によって構成されているのである。地球温暖化問題になると、きまって地球環境会議の京都議定書をアメリカが批准していないとか、炭酸ガス排出量の半分はアメリカと中国によるものだとか、他国の問題点が指摘される。だが、我が国のことはどうなのだろうか。京都議定書での日本の炭酸ガス削減割り当ては6%である。環境省は「チームマイナス6%」を提唱して国民の啓蒙に努めているが、残念ながら成果は上がっておらず我が国の炭酸ガス排出量は増えている。

 東京霞ヶ関の環境省本庁舎に行ったことのある知人の話では、汗ばむほどの陽気でも環境省のトイレの暖房便座は「最強」設定のままだし、空気の流れが悪いのでエアコン前は28度の設定温度になっていても離れたところでは35度を超えて職員が「暑くて仕事にならない」と文句を言っていたそうだ。だれもが総論には賛成するが、具体的な各論になるとこうやって思考停止が起こってしまう。具体的行動のお手本となるべき環境省でもこんな具合なのである。

 ただ「6%削減しましょう」という総論だけでは人は具体的行動をとれないのである。では、誰もが何もしていないかというとそうではない。最近、映画「不都合な真実」が公開された。アメリカ元副大統領アル=ゴアが訴え続けている地球温暖化の現実を豊富な映像とわかりやすい解説でまとめた映画である。それを見てきた叔父は、それまで乗っていたスポーツカーを燃費のいいコンパクトカーに買い換えた。叔父曰く「これで使うガソリンは半分だから出す炭酸ガスも半分になる。」とのことだ。あれほどの車好きが一体どうしたのかと聞いてみれば、この映画を見て衝撃を受けたからだと言う。温暖化によって北極海の氷は年々薄くなっていて、シロクマが氷に上がろうとしても割れてしまうのだ。泳ぎの達者なシロクマでも、ずっと海中にはいられない。そのシロクマは上がれる氷を求めて100キロを泳いだ末におぼれ死んでしまったという。叔父はこれにかなりショックを受けたらしい。

 映像は言葉よりも雄弁だ。映像のインパクトはあらゆる言葉を超えて私たちの感情を揺さぶる。もちろん映像を使ったプロパガンダはよくないし、むやみに感情をあおるのはマイナス面もある。しかし地球温暖化に関しては、すでに科学的な裏付けもなされていて多くの人々はそれを実感している。あとは、個人個人の行動が求められる段階にさしかかっているのだ。アル=ゴアは述べたそうだ。「地球温暖化は政治の問題ではありません。モラルの問題なのです。」と。人類一人一人のモラルを試されているのだ。一人といっても、環境に与える影響はシロクマ一頭やペンギン一羽よりもずっと大きいのである。私は、地球規模で考えて、身近なことをやっていきたい。

 

このままだと人類は遠からず滅亡するでしょう。今、人類は、地球から「自滅するほど愚かなのか」を試されているところだと思います。私は、人類がそこまで愚かでないことを信じたいと思います。

 


2007.6.2. 【霞ヶ関へ行って来ます】

情報公開請求のフォーマットができたので、霞ヶ関へ行って直接担当官に記入に不備がないかチェックしてもらって提出してきます。せっかく出しても半年間放置後に記入に不備があるとの理由で受理されない、なんていうことは避けたいですから。霞ヶ関では、郵送や宅配便だと紛失することもありますし。 


2007.6.7. 【糠に釘】

「糠(ぬか)に釘」という諺があります。三省堂大辞林によれば「柔らかい糠に釘を打つように、手応えがない、ききめがない。」という意味。私は、霞ヶ関の官僚と話していると必ずこの諺が頭の中に浮かびます。これはなにも官僚を批判しているのではなくて、言語明瞭意味不明な答弁を繰り返すしかない組織の問題を感じるからなのです。

官僚個人として納得しても、組織としてそれを認めることができない,あるいは動きようがない…。こういう観点で見ると霞ヶ関という所は巨大な「ぬか床」といえるかも知れません。日比谷公園の隣に巨大なぬか床が広がっていて無数の釘が刺さっている情景を思い浮かべてみてください。ちょっと笑っちゃいますね。しかし、ぬか床をまぜっかえすのはよい漬け物に必須。ときどき出かけてまぜっかえさないといけません。気長によい漬け物を育てましょう。(^_^)


2007.7.27. 【蛙のツラになんとか】

「死亡鳥の報告を促している」だけで義務付けられていることすら認識していない調査委託先の山階鳥類研究所。「死亡データは集めてはいる。それは環境省にある。集計はしていない。」という調査委託元の環境省自然環境局(野生生物課)。

環境省にある死亡データが正確でないことは明白です。それを指摘されてもノラリクラリを繰り返す霞ヶ関の官僚。まさに、蛙のツラになんとか、ですね。

この情報公開とネットの時代に昔ながらのノラリクラリが通じるか、よくよく学習していただきましょう。


2007.9.24. 【行政文書開示請求】 

8/28に送付した「行政文書開示請求書」(2件ぶん)の開示決定通知はまだ来ません。やはり一ヶ月めいっぱいかかるようです。と言うよりも、一ヶ月めいっぱい「かかる」のではなく「かけている」のでは?

日付も担当部署も担当者名も公印も入っていない行政文書を開示してくるのですから、疑われても仕方ないでしょう。


2007.10.18. 【情報公開制度の穴】 

行政文書の情報公開制度が一般に知られるようになって(例えば中学校の公民教科書にも出ています)、行政の内部文書を手に入れることが普通に行われるようになりました。国民が行政をチェックできるという観点からたいへん良いことだと思います。が、現在の情報公開制度には大きな「穴」があるとも思うのです。

「不存在」の行政文書は公開されようがない、という点です。当然存在すべきなのに、「誤って」破棄されたり所在不明になっていたり。核心に迫る部分だけ、開示請求されるのをまるで見越したかのように、偶然、「不存在」となっている。海上自衛隊給油艦の航海日誌破棄がいい例です。国民が行う情報公開請求よりも強力であるはずの国会議員の国政調査権ですら、「不存在」の前には無力です。いやはや、霞ヶ関というところは実に深いところです。


2007.10.24. 【随意契約と天下り】

環境省って、天下り利権の巣窟なんですね。随意契約だらけだし。[参考:データでみる環境省随意契約の不透明な実態]

 

 中日新聞2007年10月22日朝刊より


2007.10.25. 【公文書偽造?】

あとから契約書を作るなんて明らかな法令違反でしょう。会計法令違反だけでなく公文書偽造。平気でこういうことができないと霞ヶ関には「適応」できないんだとか。内閣府だけじゃありません。社会保険庁も厚生労働省も防衛省も環境省も、国民の生命・財産のことなんて何とも思ってないんでしょうね。

 中日新聞2007年10月18日朝刊より


2007.10.27. 【隠蔽天国】

自分たちに都合の悪いことは隠蔽です。掩蔽とも言います。どちらにしても、これぞ霞ヶ関クオリティ。

 いんぺい【隠▼蔽/陰▼蔽】 (名)スル  ある物を他の物で覆い隠すこと。物事を隠すこと。
 えんぺい【▼掩▼蔽】 (名)スル おおいかくすこと。かくして見えなくすること。
 

防衛省はシビリアンコントロールさえ無視。厚生労働省は患者の情報を知りつつ「資料があったのを忘れていた」です。

迅速に患者に知らせていれば症状が悪化して肝硬変にならずに済んだ患者がたくさんいるのです。それでも未だに謝罪の言葉すらありません。「いざというときに裁判の証言台に立つなんてまっぴらですよ」---ある技術の、立ち後れている日本の許認可について折衝したときの官僚のセリフです。病で苦しんでいる患者さんたちよりも保身を考えているのです。霞ヶ関の官僚というのは、国民の命など何とも思っていないのです。

 中日新聞2007年10月23日社説


2007.10.28. 【かすみ網を復習】

かすみ網とは(WIkipediaより引用)

この罠は、細い糸(近年ではテグス等)で作られた網を空中に渡し、そこに飛んできた野鳥を捕らえる物である。これらに衝突した鳥は、反射的に網を足で掴む。

鳥はその体の構造や本能により、足で掴んでいる物を蹴って空中に飛び出してから羽ばたき始めるが、細い糸で作られた網は、鳥の体を空中に投げ出すのに充分な反動が得られないため、鳥はいつまでも網を掴んでは蹴り、掴んでは蹴りといった動作を繰り返しながら衰弱、偶然に風などで振り飛ばされたり、力尽きて死んで落ちるか、人の手で掴んで網から引き離すまでは、網を足で掴んだまま飛び立てなくなる。またもがいている内に網に絡まって羽根を傷める個体もある。

更には、かすみ網に捕らえられた野鳥は足に掴んだ網が離せず逆さ釣りになるため、長時間に渡って不自然な体勢のまま束縛されるため、疲労による衰弱以外にも、重力によって血行が阻害され、喀血しながら死に至るケースも見られる。

かすみ網が禁止されたのは、このように残酷なものだからだそうです。「調査」に限って例外的に使用が認められているわけですが、その調査マニュアルの厳格な遵守が求められているのです。ところが、このマニュアルを無視しておもしろ半分ともとられかねない「調査」をやっているバンダーがいるわけです。


 かすみ網にかかって暴れるウグイス 


2007.10.31. 【霞ヶ関の合同庁舎】

 皆さんは、霞ヶ関の中央省庁に行ったことがありますか?日本の行政の中枢がここです。この霞ヶ関の合同庁舎5号館の上半分に環境省が入っています。その最上階がバンディングを担当する自然環境局です。ちなみに下半分には悪名高い(最近さらに悪名を高めた)厚生労働省が入っています。 

中央省庁の建物、掃除が行き届いていてさぞや綺麗かといえばさにあらん、段ボールが積んであったり書類の山があったり。大きな地震があったら建物に被害が無くても機能回復にかなり時間がかかるでしょう。つまり危機管理がなってない。おまけに夏場は「オマヌケな省エネもどき」で外より気温が高いです。だからなのか何なのか、行政の中枢として機能していないと思えることが多々あります。 


2007.11.5. 【不存在】

・「委託業務計画書に記載された経費区分明細」の「審査資料」は使用後に随時廃棄され、不存在

・「環境省内で業務委託項目を検討、絞り込み、決定した経緯の記録、議事録」は、作成および取得しておらず、不存在

・「委託業務費精算払請求書」は、作成および取得しておらず、不存在

・「委託業務計画変更承認申請書」は、作成および取得しておらず、不存在

いやまったく、ホントに、とんでもない「随意契約」ですね。


2007.11.9. 【鳥インフルエンザ】

インフルエンザの流行する季節を迎えようとしています。特に心配されるのは新型のインフルエンザです。中でも「鳥インフルエンザ」には世界中が警戒しています(インドネシアでは90人目の死者が出ました)。そんな中、日本ではどのような対策が進められているのでしょうか。新聞記事を読むと「寒い」です。

気になるのが、環境省の主導する「鳥インフルエンザ対策の調査」です。日本国内の主要なガン・カモの飛来地で、ガン・カモを捕獲して血液を採取しようというものです。新聞記事(中日新聞2007年8月17日)によれば、この作業は民間の「非専門家」が行うようです。おそらくバンダーも多数参加するのでしょう。つまり、山階鳥類研究所に出ている調査形態と同じことを全国規模で行うと想像されるのです。

鳥を保持しにくいとの理由で手袋もマスクも着用せず(マスクをすると手が滑るんだそうです)、「鳥インフルエンザによる死者は100人程度であり、もっと恐ろしい感染症はたくさんある」などと説明する「非専門家」が、これまでよりも大規模な「調査」を行うのです。

安全性は確保できるのか、甚だ疑問です。京都のバンダーによるおもしろ半分ともとれる「鳥インフルエンザ対策の調査」と同じことが行われたりしないのでしょうか。環境省 鳥獣保護業務室の徳田氏によれば(2007年6月6日面談時)、バンダーがカラスを手にした記念撮影をしていたこと等は、当時の調査隊(氏も調査に現地参加)の誰もが気付かなかったとのこと。つまり、環境省職員や専門家のいる調査ですら、バンダーの行動は把握できないのです。

 

中日新聞2007年11月2日夕刊


2007.12.19. 【ひろがる鳥インフル】

再び鳥インフルエンザの報道が増え始めました。中国では人から人への感染が疑われて、スズメからウイルスが検出され、ミャンマーでは初めての鳥インフルエンザ患者が出て、インドネシアでは93人目の犠牲者が出ました。日本にとってもすでに「対岸の火事」ではありません。杜撰な調査が取り返しのつかない結果を生まないか心配です。

--以下、報道を引用--

鳥インフルで1人死亡 人からの感染調査 中国

新華社通信によると、中国江蘇省の衛生当局は2日、同省の男性(24)が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染して死亡したと発表した。男性はウイルスに感染した家禽(かきん)類との接触がなかったことから、同当局は人から人への感染の可能性がなかったかどうか調査に乗り出し、男性と接触した69人の検査を進めている。

同当局によると、男性は11月24日に発熱や悪寒の症状が現れ、同27日に肺炎と診断されて入院。病状が悪化し12月2日に死亡、ウイルス感染が確認された。中国で鳥インフルエンザによる死者は17人となった。 (2007年12月03日 asahi.com)

 

鳥インフル死者93人に インドネシア

インドネシア保健省は15日までに、ジャワ島西バンテン州の男性(47)が鳥インフルエンザで死亡したことを確認した。インドネシアの死者数は世界最多で、計93人となった。男性は今月2日に発症し、13日に死亡した。庭で飼っていたアヒルを検査したところ鳥インフルエンザの陽性反応が出ており、感染源の可能性があるという。(2007年1月15日 10:17 共同)

 

ミャンマーで初、鳥インフルエンザ感染者を確認…WHO

【ローマ=松浦一樹】世界保健機関(WHO)は14日、ミャンマー北東部シャン州で7歳の少女が強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していたことが確認されたと発表した。同国での人への感染例は初めて。少女は11月下旬、頭痛や高熱などを訴えて入院したが、回復しているという。(2007年12月15日10時40分読売新聞)

  

中国で、スズメからH5N1型を検出

【12月17日 AFP】中国の科学者らは、スズメから高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスを検出したことを明らかにした。2004年に河南(Henan)省で鳥インフルエンザの発生が確認されて以来、中国本土で渡り鳥以外のトリから同ウイルスが検出されるのは初めて。同国では、スズメは家内に幸運をもたらすと信じられている。 (2007年12月17日 05:39 発信地:西安/中国 AFP) 

--以上、引用おわり-- 


2008.1.17. 【官僚の論理】

中日新聞2008年1月16日夕刊

「過去の和解でも、法的責任を認めたものはないんですよ」---官僚は決して責任を認めません。何をやっても責任を問われることもありません。官僚は国民の生命財産のことなど何とも思っていないのでしょうか。鳥インフルでも同じことが繰り返されるのかも知れません。


2008.6.28. 【官僚の論理】その2

中日新聞2008年6月24日夕刊 社会時評

日本の官僚の論理について、鋭く書かれているコラムを見つけました。テキスト化したページはこちらです。

 

「この国の官僚たちは、優秀だとおだてられるうちに自分でもそう思い込み、優秀なのだから自分は特別だと思い込み、依って天下りも接待も当たり前と思い込むに至って、いまや政治も手をつけられない宿り木が、国の中央に繁茂している」とは霞ヶ関のことを指すのですが、まったくその通りだと思います。昔は確かに優秀な人材が揃っていたとは思いますが、現在では劣化激しく、そのくせ自分が優秀だと思いこんでいる輩のなんと多いことか。

「縦割りの砦のなかで、官僚たちの思考はきわめて自己満足的、形式的なものになり、数字のための数字が積み上げられて、きれいに予想グラフが描かれることになるのだが、しかし近年は、その基本的な数字の扱いさえ怪しいものになりつつある。」----これが劣化の証左と言えましょう。数字すらまともに扱えないのです。まともに扱えないというのは、間違った数字を扱うことを意味するのではなく、「不都合な事実を隠すために数字を操作するのが官僚の通例」となっているという意味です。

厚労省が発表した保険料負担推移の事前予測は実態と異なること厚労省は認めたと書いてあります。つまり後期高齢者医療制度をすすめるにあたり不都合な数字があり、それを操作して発表していたということ。こんなことがまかり通るのが霞ヶ関なのです。

なにより問題なのは、こんな官僚は責任を追及されることもなく、とっとと天下って逃げおおせるということでしょう。

「宿り木と共生しなければ立ちゆかない政治家もまた半人前ではあるが、少なくとも政治家には選挙の審判があるのに比べて、官僚は一切責任を問われることがない。責任を問われない者が、国民生活を左右する裁量権をもち、それをチェックする国会は、機能していないのである。」----我が国の官僚の本質をあらわしていると思います。

 

厚労省だけではありません。環境省の官僚も同じです。都合の悪いことは「操作」してから公表するのが霞ヶ関のスタンダードのようです。これは、環境大臣宛の情報公開請求によって開示された行政文書です。いったい何をやっているのでしょうか。こんなことを続けているとますます国民の信頼を失ってしまうでしょう。おっと、すでに信頼も信用もされてませんか。

 


2008.9.9. 【写真展でステッカーなどを】

毎年、いくつかの野鳥写真展にバンディング問題を訴えるステッカーやバッジ、車用マークを置いていただいています。

写真展は9月11日(木曜)〜9月21日(日曜)です。詳しくはこちらです。


2010.3.2. 【事業仕分け】

事業仕分け第二弾だそうです。また、公益法人を対象とするだけでなく、行政刷新委員会は「国の事業の無駄根絶・効率化につながる提案・意見」を常時募集しています。


2010.9.16.  【野鳥写真展でステッカーなどを】

毎年、いくつかの野鳥写真展にバンディング問題を訴えるステッカーやバッジ、車用マークを置いていただいています。

写真展は9月16日(木曜)〜9月23日(木曜)です。詳しくはこちらを。

 

 


2012.9.16.  【野鳥写真展でステッカーなどを】

毎年、いくつかの野鳥写真展にバンディング問題を訴えるステッカーやバッジ、車用マークを置いていただいています。

写真展は9月15日(土曜)〜9月23日(日曜)です。

 


2013.9.12.  【野鳥写真展でステッカーなどを】

毎年、いくつかの野鳥写真展にバンディング問題を訴えるステッカーやバッジ、車用マークを置いていただいています。

写真展は9月14日(土曜)〜9月23日(月曜)です。