W


模型写真

冬のデッキ
作業場
アイコン  プロフィール
アイコン  ホーム
アイコン  2世帯住宅
アイコン  アパートメント
アイコン  田園住宅
アイコン  リンク
アイコン  リフォーム
メール アイコン  お問合せメール
アイコン  ミュージアム
アイコン  メッセージ
アイコン  都市住宅
アイコン  ショップ
アイコン  フロー&設計料
この住宅は、「印旛の家」を大変気に入っていただいた、30代、農家を営む夫妻が、これからの自分たちのすまいにと、夢を託された仕事です。

500坪を超える広大な敷地は、北側前面に田園を望み、西中央に母の住む大きな古民家(明治期建立)をもち、周囲は美しい林に囲まれた、典型的な房総農家の風情を現代に伝えています。
この風景を壊すことなく、しかも生活に新しい息吹を感じられる計画を心掛けました。

設計は、広い敷地を最大限利用し、間口2間半、東西に14間の細長い棟配置としました。全室を南面させると共に、北側前面の田園に対して「長屋門」をメージさせる新しい‘家の顔’を演出しました。
農作業のスペースを確保してほしいとの要望から、生活エリアを西側の母屋よりに、農作業エリアを東側に配置しました。2つのエリアの交差点にリビング1を設けることで、生活と仕事の領域分けをしながらも、一体感ある計画としました。

構成は、房総農家の特徴である「田の字」プランを現代的に読み直すことから始めました。
8畳間を1単位とした7ユニットを一直線状にならべ、小屋組み現しの切妻屋根で覆いました。
白いキューブの‘閉’空間―冷蔵倉庫・玄関・キッチン・水廻りの4ユニットを等間隔に配置し、それぞれの間は‘開’空間とし、作業場と2つのつリビングの機能をもたせました。
リビング1に配した南北のデッキは、棟と直行する新しい軸線を生み、生活と農作業の交差点に開放感をもたせました。
リビング2は、リビング1に対するプライベートな居間として位置づけ、間にキッチンを挟むことで、どちらにもサービスできるプランニングとしました。
小屋組みは、登り梁をルーバー状に極力細くし、それを持ち上げる杉丸太組みのプリミティブな力強さを強調しました。大黒柱は、亡き父上からの贈り物を利用しました。

仕上げは、壁は漆喰、床はラーチ材の無垢板張りとし、白壁と木をバランスよく配置しました。瓦葺きの屋根は、スリット状のガラス瓦で採光することで、‘閉’空間の暗さを解消しました。


概 要
所在地 千葉県印西市
延床面積 111.46u
構造 木造軸組 平屋建て
施工 平野製材所
E
N
S
生活エリア
農作業エリア
リビング1
リビング2
水廻り
キッチン
玄関
冷蔵倉庫

トップ アイコン
田園住宅ヘもどる

     メッセージ     
<田園のロングハウス>


外観 漆喰の白いキューブがリズミカルに並ぶ

     メッセージ     
夏のデッキ
まずはお気軽にお電話くださいTEL:0476-28-8719(受付:月〜金10時〜18時)


南側立面 14間のロングハウスは長屋門を想わせる


北側田園より見る 右奥に母屋が見える


作業場の土間 登り梁が垂木状にリズムをつくる


北側ファサード モノトーンの落ち着いた外観


小屋組 ルーバー状の登り梁とガラス瓦による採光


内観 リビング1よりキッチン越しにリビング2まで見渡せる
大黒柱は直径240mmの杉丸太


ガラス瓦