concert

 公募制による「弾きたいだけ弾ける、歌いたいだけ歌える、作品発表でも、オペラでも何でもできる」"An die Musik"演奏会は、年齢や大学の枠を超えて、出演者が力を磨く場となることを意図して行なって参りました。
 しかし、毎回、会場を先に押さえて出演者は後から決まる、という公募制にはいろいろと無理がありました上に、 こちらの力不足もあり、複数の大学や一般の方々へ出演の 枠を広げることができず、14回を持ちまして、休止致しました。
 「終了」ではなく、「休止」としましたのは、もし、何らかの繋がりで、最初に意図したような演奏会ができる状況になったり、或いは、やりたい、という要望がありました時には、開催したいという思いがあるからです。
 これまでご出演下さった多くの方たち、聴きに来て下さった方々、またお世話になりました会場のオーナーやスタ ッフの方々には、心から感謝しております。

 これからも、演奏会を行なって参りますので、是非、「次回の演奏会」情報をチェックして頂いて、ご来場下さい。


 アンディムジーク音楽事務所は、「おもしろい」演奏会をやりたいと思っています。
 「おもしろい」というのは、おしゃべりを入れたりした、面白可笑しい演奏会という意味では更々ありません。むしろその逆です。
 演奏会での「おしゃべり」は要りません。演奏が全てを語るのであります。
 アンディムジーク主催演奏会では、演奏者のプロフィールと共に、演奏者の書いた曲目解説等、プログラムに掲載し、プログラムを充実したものにしています。

 「おもしろい」というのは、演奏者(新作発表なら作曲者も)が個性を持ち、主張があることです。多少、技術不足であったり、若さ故の未熟さや、年配者故の「ひねこけ」があっても、個性があって、「ここはこう演奏したいんじゃ」という主張があることがおもしろいのです。
 
 どんなに大曲をミスタッチなしで滔々と弾かれても、「早く終わってくれ」と叫びたい演奏もあります。

 逆に、少々傷があっても、演奏者の音楽への情熱がひしひしと伝わってくる演奏は、実に「おもしろい」です。
 主張があれば、その演奏について、あれこれ話しができます。間違った変な解釈をしていたら、それを指摘することもできますし、またそれがおもしろい話題にもなります。

 どうしようもないのは、「何にもない」ということです。

 我こそは、と思われる方がおられましたら、ご連絡下さい。


ラナコル