アメリカンレース特有の用語を集めました。レースの専門用語でも日本やヨーロッパでお馴染みのものや、車自体に関するものは、ちゃんとした本がたくさん出ているのであえて入れてません。固有名詞は、今はあまり入れてませんが、少しずつ増やしていこうと思います。アメリカンレースの観戦のお役に立てれば幸いです。

 A〜Z   

ALMS

ALMS

シリーズ

American Le Mans Seriesの略。PSCRの主催するスポーツカー・レースのシリーズ。その名の通り耐久色が強い

ASA

ASA

団体

American Speed Associationの略。NASCARとはまた別の、ストックカー・レースの主催団体。

CART

CART

団体

「カート」の項をご覧下さい

CCWS

CCWS

シリーズ

Chanp Car World Seriesの略。旧カート・ワールドシリーズ。(参)OWRS

Dシェイプオーバル

D shaped oval

コース

Dの字に近い形をしたオーバルコース。ミシガン、シャーロット、タラデガなど。このタイプのコースをトリオーバルともいう。

DNF

DNF

全般

did not finishの略。完走できなかった、つまりリタイヤしたこと。

DNG/DG

DNG/DG

全般

did not gridの略。決勝の出走を取りやめること。

DNQ/DQ

DNQ/DQ

全般

did not qualifyの略。予選不通過の意味。

DNS/DS

DNS/DS

全般

did not startの略。決勝のスタートを切れなかったこと。

HANSデバイス

HANS device

全般

Head and Neck Safety deviceの略。ハンス・デバイスと読む。クラッシュ時にドライバーの頭部と首を保護する用具。CARTでは、2001年からオーバルで装着が義務づけられた。

IRL

IRL

シリーズ

Indy Racing Leagueの略。USACとインディアナポリス・モーター・スピードウェイが主催する。'96年、CARTと袂を分かつ形で独自のフォーミュラーカーのシリーズを開催するようになった。車両規定は自然吸気のV8エンジンを使用するなどCART(現CCWS)とは大きく異なる。

IROC

IROC

団体

アイロックの項をご覧下さい

mph

mph

全般

miles per hourの略。時速○○マイル。ちなみに1マイル=約1.609km。

NASCAR

NASCAR

団体

「ナスカー」の項をご覧下さい

SCCA

SCCA

団体

Sports Car Club of Americaの略。アマチュアからプロまで、多彩なスポーツカーレースを開催する。

SLIP

SLIP

CCWS

Speed Limiter In Pitlaneの略。ピットレーンでの制限スピードを越えないように付けられたリミッターのこと。

NHRA

NHRA

団体

ドラッグレースの統括団体。National Hot Rod Associationの略。

OWRS

OWRS

団体

Open Wheel Racing Seriesの略。2004年から、CARTに代わりチャンプカー・ワールドシリーズを主催する。

SWEMS

SWEMS

IRL

Suspension & Wheel Energy Manegement Systemの略。クラッシュの際に外れて飛ばないよう、シャシーとホイールをつなぐワイヤ。99年から装着が義務づけられた。(参)ホイール・ティーザー

SS1/4mail

SS1/4mail

ドラッグ

ドラッグレース自体のこと。"SS"スタンディング・スタートの意。1/4mailはコースの距離。

US500

US500

レース

IRLと袂を分かったCARTがインディ500に対抗して'96年からCART最大のイベントとして始めたレース。'96年はインディ500と同日の開催だったが'97年からは7月の開催となった。

USAC

USAC

団体

United States Auto Clubの略でユーザックと読む。'56年から'79年までインディカー・シリーズを統括した。現在はミジェットカー・レースなどを統括する。

 

アーンハート・バー

Earnhardt bar

NASCAR

ストックカーのロールケージで、フロントウィンドウすぐ内側の中央に、縦に入れられたバーのこと。'98年、アーンハートのタラデガでのクラッシュ以来入れられるようになった。

アイロック

IROC

団体

International Race Of Chanpinsの略。ワンメイク車両で各カテゴリーのトップドライバー12名を集めて競う年4戦のシリーズを開催する。セッティングも主催者側が行うなど、ドライバー・ナンバーワン決定戦の性格が明確。'97年以降のマシンはポンティアック・ファイヤーバード

アテンプト

attempt

IRL(Indy500)

予選に出走すること。いわゆるタイムアタック。インディ500ではアテンプト中に取りやめれば、4回まで出走できる。

イエロー

yellow

全般

イエローフラッグが出されて追い越し禁止の状態のこと。オーバルコースではイエローフラッグ=(イコール)フルコースコーション。ロードコースではフラッグの出ている区間だけのパートイエローとフルコースコーションの場合がある。

イン・ナ・ミドル

in a middle

全般

スポッターからの指示などで、左右両側に他のマシンがいる(自分が真ん中にいる)こと。

イン・ザ・ウォール

in the wall

全般

コンクリート・ウォールへクラッシュすること。イン・ザ・フェンスも同様。タイヤウォールへのクラッシュは、イン・ザ・タイヤともいう。

インバート

invert

NASCAR

第1セグメントのレース結果を「逆」にして第2セグメントのグリッドを決めること。つまりトップのドライバーが最後尾からスタートする。(96年の鈴鹿では上位10台のみの入れ換えだった)ポイントの付かないイベントレースなどで採用される。

ヴァンダービルト・カップ(・レース)

Vanderbilt Cup

イベント

1904年10月8日、ウィリアム・K・ヴァンダービルトによってアメリカ初の国際的レースとして開催されたロードレース。第1回はロングアイランドで行なわれ、優勝はパナールに乗ったジョージ・ハース。'96年から始まったUS500にはこの伝統のカップが59年ぶりに懸けられた。2000年からはCARTのチャンピオン・シップに懸けられている。

ウィズドロウン

withdrawn

全般

(チームの都合などの理由での)出走取り止め。

ウィッカー・ビル

wicker bill

全般

(同)ガーニーフラップ

ウイリーバー

wheelie bars

ドラッグ

トラクションをかけたときにウイリーしてしまわないようにマシン後部につけられたバー

ウィンストン

Winston

全般

米、レイノルズ・タバコ社のブランド。NASCARやNHRAのシリーズスポンサーとして有名だったが、NASCARは2003年、NHRAは2001年で長く続いたスポンサーとしての関係を終了した。

ウィンストン・カップ

Winston Cup

NASCAR

1971年以来、ナスカーの主催するストックカー・レースの最高峰のシリーズだったが、2003年でウィンストンのスポンサードは終了した。(参)ネクステル・カップ

ウィンストン・ノー・ブル・ファイブ

Winston no bull 5

NASCAR

ウィンストン・ミリオンに代り'98年から設定された賞金。ウィンストンの指定5イベント、デイトナ500、シャーロットのコカコーラ600、インディアナポリスのブリックヤード500、ダーリントンのサウザン500、タラデガのウィンストン500で5位以内に入り、次の指定イベントで優勝すれば賞金1万ドルが与えられる(例えば、5戦中1戦目のデイトナ500で5位以内に入れば、2戦目のコカコーラ600での対象者となり優勝すれば獲得。2戦目の5位以内が3戦目の対象者)。'98年ブリックヤード500でJ.ゴードンが初めて獲得した。

(ザ)ウィンストン・ミリオン

The Winston million

NASCAR

'85年から'97年まで設定されていた賞典。1シーズンで以下の4つのレースのうち3つ以上に優勝したものに100万ドルの賞金が与えられる。その4つは、デイトナ500(シリーズ中最高賞金)、タラデガのウィンストン500(同最速)、シャーロットのコカコーラ600(同最長)、ダーリントンのサウザン500(同最古のトラック)。最初の年にビル・エリオットがこの賞金を獲得し、'97年にジェフ・ゴードンが獲得二人目となった。(尚、4つのうち2つ勝つと10万ドルが出る。)

ウェーブ・オフ

wave off

IRL(Indy500)

インディ500の予選で、あまり遅い速度で予選通過してしまうと、あとでバンプアウトされてしまうおそれがあるので、走行中にチームの判断で(合図の旗を降り)予選を取りやめること。

ウェイトジャッカー

weight jacker

インディカー(CCWS)

オーバルでは車高調整によって左リヤにより多くの荷重が掛かるようにセッティングするが、その「掛かり具合」を車内から調節する装置。'97年から付けられるようになった。(参)クロスウェイト。

ウェイト・トランスファー

weight transfer

ドラッグ

マシンの荷重移動のこと。スタート時にホイールスピンしないよう後輪に荷重が掛かるようにセッティングするが、荷重移動の量が少ないとホイールスピンを起こすし、多いとウィリーしてしまう。

ウェッジ

wedge

NASCAR

クロスウェイトのこと。楔の意。昔は楔を打ち込んで車高の調整をしていたことから。

エアガン

air gun

全般

インパクトレンチのこと

エッグシェイプ・オーバル

egg shaped oval

全般

卵型のオーバルコース。ゲートウェイやツインリンクもてぎなど

エラプスドタイム

elapsed time

ドラッグ

マシンが動き始めて(フロントタイヤがステージビームを開放して)からゴールラインを横切るまでの時間。E.T.と略される。E.T.とリアクションタイムを足したタイムで勝敗が決まる(ルール上は先にゴールしたほうが勝ち)。(参)リアクションタイム

エリミネーション

elimination

ドラッグ(NHRA)

直訳は「除去する/ふるい落とす」。NHRAでは決勝トーナメントのことを指す。

オートグラフ

autograph

全般

(色紙などに書いてもらう)サインのこと。サインをもらうときは「オートグラフ・プリーズ」といいましょう。

オーバー・ザ・ウォール・クルー

ovre the wall crew

CCWS

ピット作業時に(ウォールを越えて)ピットレーン内で作業するクルーのこと。それぞれのタイヤに一人づつと、フューエル・マン、ジャック・アンド・ベント・マンの合計6人まで認められている。

オーバルコース

oval course

コース

アメリカ特有の楕円形のコース。コース形状、距離、路面などによって細かく分けられる。。

オープンホイール

open wheel

全般

タイヤが剥き出しのレース専用車両。インディカーの様な、いわゆるフォーミュラカー。また、スプリントカーやミジェットカーなどの総称としても使う。

オプショナル・タイヤ

optional tires

インディカー(CART)

直訳は「選択タイヤ」。'97年までのルール上、2種類使用できたドライタイヤのうち、柔らかいほう。'98年からは一種類しか認められていないのでプライマリーに問題があった場合のみ使用できる。(よって、堅さで呼び分けるのでは無くなったと思いますが、未確認)

オン・ザ・バブル

on the bubble

IRL(Indy500)

他車の予選アテンプトが残っている状態で、予選スピードの最も遅いマシンのこと。他車がより速いスピードを出せば、フィールドからはじき出されてしまう危うい状態であることから。いわゆるボーダーライン上にいるというような意味。(参)バンプアウト

A〜Z                ヤ、ラ、ワ

 

カート

CART

団体

Chanpionship Auto Racing Teamsの略。2003年までチャンプカー・ワールドシリーズ('96年までのインディカー・ワールドシリーズ。'97年からのCARTワールドシリーズ。)を主催していた。ゴーカートと紛らわしいが、あちらの綴りはKartである。

ガーニーフラップ

Gurney flap

全般

リヤウィングの後端に、必要に応じて取り付けるL字型の金具。装着すると抵抗は増やさずにダウンフォースを増すことが出来る。ピットイン時に抜き差しして調整出来るようになっている。AARのオーナー、ダン・ガーニーが開発した。

ガスマン

gas man

NASCAR

ピットクルーのうち燃料補給担当。ちなみにCCWSではフューエルマン、もしくはフューエラーと呼ぶ。

ガソリン・アレイ

gasoline alley

コース

インディアナポリス・モーター・スピードウェイのインフィールドのガレージのこと。

カップカー

Cup car

NASCAR

ブッシュ・グランドナショナル等に出走するマシンに対して、ネクステル・カップに出走するマシンをこう呼ぶ。

キャッチカン

catch can

NASCAR

燃料補給の際、満タンまでガソリンを入れると空気を抜くための穴から溢れてくるが、それを受け止めるための缶。ガスカンとキャッチカンに残った燃料の量から消費量、つまりは燃費の計算が出来る。(参)キャッチカン・マン。

キャッチカン・マン

catch can man

NASCAR

ピットクルーのうちキャッチカンを担当。

キャブレーション・デイ

carburetion day

IRL(Indy500)

決勝(日曜)前の最後の練習走行日(木曜)のこと。インディ500では予選が終了すると、この日以外は決勝前のウォームアップさえもないので最終調整の日となる。キャブレターの調整を行っていた頃の名残の言い回しである。

クォーターマイル

quarter mail

ドラッグ/全般

1/4マイル(約402.25メートル)。ドラッグレースではスタートからゴールまでが、この距離なので、コース自体をこう呼ぶ事もある。

クロスウェイト

cross weight

全般

オーバルコースでのレースの場合、左リヤにトラクションが掛かるように車高調整しウェイトバランスをとること。どれぐらい掛けるかは、レース中にもピットクルーがリヤウィンドウからレンチを入れて調整可能。多く掛けるほど"タイト"になる。

クワッドオーバル

quad-oval

コース

角を丸めた長方形をしたオーバルコースのこと。インディアナポリスがその代表。

クリーン・エア

clean air

全般

マシンに対する走行風が全走車などで乱されていない状態のこと。(参)ダーティ・エア

クリスマスツリー

christmas tree

ドラッグ

ドラッグレースで使われるスタート用のシグナルタワー。黄、青、赤のライトが並んで派手なので、こう呼ばれる。

グルーブ

groove

全般

いわゆる走行ラインのこと

コークスクリュー

coke-screw

コース

ラグナ・セカ・レースウェイの名物コーナー、第8ターンに付けられた名称。丘の頂上から左、右と切り返しながらの急な下り坂になっている。最初の左ターンが「ターン8A」、次の右ターンが「ターン8B」

コーション

caution

全般

注意の意。コース上に障害物があって危険なため、イエローフラッグが掲示された状態。その区間は追い越し禁止。(同)アンダー・イエロー Under Yellow (参)フルコースコーション

コンストラクターズ・ポイント

constructor's point

CCWS

シャシー製造者に与えられるポイント。配点はドライバーズポイントと同じ。ただし一つのメーカの中の最上位のポイントのみ有効。

A〜Z                ヤ、ラ、ワ

 

ジェット・ドライヤー

jet dryer

全般

濡れた路面を乾かしたり、汚れを吹き飛ばすために利用される巨大なドライヤー。航空機のジェットエンジンのノズルを延長し、排気を路面に吹きつけるようになっている。

シッティング・ダック

sitting duck

全般

直訳は「欠陥のある物(人)」。レースでは、ピットアウト後、燃料が満タンでマシンが重く、タイヤが冷えていて、コントロールしにくい状態のこと。

シルバークラウン

Silver Crown

カテゴリー

USACが主催するダートオーバルレースのうち最も大型。ホイールベース96〜102inchだが排気量はV8が5735cc、V6が4800ccとスプリントカーより低い。700馬力。メタノール使用。

シャークフィン

shark fin

インディカー(CART)

マシン後部の垂直尾翼状の整流版の通称

ジャック・アンド・ベントマン

jack and vent man

インディカー(CCWS)

マシン内蔵のエアジャッキと、給油時に燃料タンクの空気を抜くホースを担当するピットクルー。6人しかピット作業に出れないCCWSならではの役割だ。

ショートシフト

short shift

全般

燃費を節約するためなどの理由で、高回転まで引っ張らずに、早めにシフトアップすること。

シリー・シーズン

silly season

全般

シーズンオフ、もしくはストーブリーグのこと

シングルサイド・ターボ

single side turbo

CART

ターボエンジンのタービンを片側4気筒分だけ使用し、残りの4気筒分を素通しにする方式。2000年頃のターボ圧は低いく片方のタービンだけで十分なターボ圧が得られ、素通しにするほうの抵抗が少ない分、全体として馬力をアップさせることができたので用いられたが、現在は使われていない。

スキャナー

scanner

NASCAR、インディカー

観客がピットとドライバーの交信を聞くための無線機のこと。サーキットでレンタル/販売している。

スカッフド・タイヤ

scuffed tire

全般

スクラブド・タイヤと同じ

スクラブド・タイヤ

scrubbed tire

全般

いわゆる皮むきされたタイヤ。プラクティスの時などに数周走っておき、レースの時に早くグリップするようにしたタイヤのこと。(同)スカッフド・タイヤ(参)ステッカー・タイヤ

スタッガー

stagger

全般

オーバルコースの場合左にしか曲がらないので、右リヤタイヤにやや直径の太いタイヤを履くなど、左に曲がりやすくするためのセッティングのこと。

ステージ

stage

ドラッグ

いわゆるスタートライン。ビームが設置されていて、前輪がこれを遮るとクリスマスツリーのステージランプが点灯しスタート位置に着いたことを示す。左右両車のステージランプが点灯するとスターターがスタートの合図を出す。どちらが先にステージングするかの駆け引きが見どころ。(参)プレ・ステージ、クリスマス・ツリー

ステッカー・タイヤ

sticker tire

全般

新品の(まだ製品管理用のシールのついたままの)タイヤ。ピットでタイヤ交換しても予選などで一度使ったタイヤを使うこともあるが、その一度使ったものではなく、全くの新品ということ。

ストップ・アンド・ゴー・ペナルティ

stop and go penalty

インディカー(CCWS)

レース中に科せられるペナルティの一種。イエロー中の追い越し、等の違反を犯したときに科せられる。ドライバーはブラックフラッグを提示されたら(グリーン中に)直ちにピットインし、いったん静止(クルーがタイヤに触れることで確認)しなければならない。

スプラッシュ

splash

全般

主にレースの終盤などに、燃料補給のためだけにピットインすること。

スプリング・トレーニング

spring training

CCWS

'96年から始まった合同テストのこと。開幕戦の行なわれるホームステッドで、2月の上旬に開かれる。

スプリントカー

Sprint Car

カテゴリー

USACが主催するダートオーバルレースのうち2番目に大きい。ホイールベース84〜90inch、排気量約6718CC、800馬力。メタノール使用。

スポッター

spoter

NASCAR、インディカー

主にオーバルコースで、スタンドの上などコース全周が見える場所で、ドライバーやピットから見えにくいコースの状況を無線で知らせる役目のスタッフのこと

スリー・クォーター・ミジェット

Three-Quarter Midget

カテゴリー

USACが主催するダートオーバルレースのうち最も小さい。排気量約1000CCまでのオートバイエンジンを使用。

スワップ・ペイント

swap paint

全般

並走するマシンの側面同士が接触すること。互いのマシンのサイドに相手のタイヤマークがつくことから。

A〜Z                ヤ、ラ、ワ

 

ダーティ・エア

dirty air

全般

マシンに対する走行風が前走車などの影響で乱された状態の事。ハンドリングなどに影響が出る。(参)クリーン・エア

ダートオーバル

dirt oval

コース

舗装されていない土のオーバルコースのこと。また、ダートオーバルをメインに行うミジェットカーやスプリントカーなどの総称。

タービュランス

turbulence

NASCAR、インディカー

マシンが走行した後に出来る乱気流

ターン

turn

全般

コーナー、カーブ

タイト

tight

NASCAR

アンダーステア(同)プッシュ

タイヤスモーク

tire smoke

全般、ドラッグ

タイヤが空転したり、ロックして白煙を上げること。ドラッグレースではスタート時にホイールスピンを起こしトラクションを駆けることに失敗したことをいう。

タイヤ・パサー

tire passer

CCWS

ピット作業時に交換用のタイヤをタイヤマンに渡したり、外したタイヤが転がらないように押さえたりするクルー。リヤ担当はストールに備えてスターターの準備もする。人数制限があるためピットレーンには出ない。

ダウンフォース・リップ

downforce lip

全般

ヘルメットが風圧で浮き上がらない様に、アゴから水平に張り出した部分のこと。

チェイス・フォー・ザ・チャンピオンシップ

Chase for the Championship

NASCAR

2004年から導入された新しいポイントシステムで、シーズン最後の10戦は上位のドライバーの得点が調整され、改めてチャンピオンが争われる。詳しくはこちらのページをごらん下さい。

チャンピオンシップ・カー

Championship Car

CCWS

OWRSの主催する"Champ Car World Series"を走るマシンの名称。'97年までの、いわゆる”インディカー”のこと。略称、チャンプカー。

デイトナ

Daytona

コース

正式名、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ。2.5マイルのトリ・オーバル。インフィールドを使ってロードコースの様にも使える。バンクが最大31度ときつく、ハイスピードで知られる。有名なイベントとしてデイトナ500、デイトナ24時間がある。

デッド・マン

dead man

CCWS

ピット作業時にフューエルタンクの弁の操作を担当するクルー。燃料が漏れたりしたときには弁を閉じる(deadにする)。人数制限があるためピットレーンには出ない。

デイトナ・プレート

Daytona plate

NASCAR

超高速コースのデイトナとタラデガで70年から装着が義務づけられている、パワーダウンさせるためのリストリクタープレートのこと。現在の径は約22mm。本来の700馬力が450馬力にまで落とされる。

デブリー

debris

全般

破片。コース上にマシンのパーツなどが落ちたのが原因でイエローになるとリザルトには、こう記される。

ドーナツ

doughnut

全般

360度スピンターンのこと。これをすると路面に「円い輪」ができることから。

トップ・フューエル

Top Fuel

ドラッグ

NHRAのプロカテゴリーの一つであり、その中でも最高峰。ホイールベース(7,620mm)までの細長い車体に8200cc、約5500馬力のV8エンジンをミドシップに積み、幅18インチ(457.2mm)の太いリヤタイヤを履く。燃料はニトロメタン。402mで4.5秒を切り、最高速は約520km/h。

ドライブスルー・ペナルティ

drivethrough penalty

インディカー(CCWS)

レース中に科せられるペナルティの一種。イエロー中の追い越し、等の違反を犯したときに科せられる。ドライバーはブラックフラッグを提示されたら(グリーン中に)ピットロードを通過する。当然ピットロードのスピード制限を守らなければならない。

トラック

track

全般

サーキット、コースのこと

トラックバイト

track bite

ドラッグ

グリップをよくするためコース上に塗布される粘着剤

ドラッグストリップ

dragstrip

ドラッグ

ドラッグレース用の走路のこと。左右それぞれのレーンからなる。(参)レーン

ドラフティング

drafting

全般

他車のドラフトに付くこと。抵抗が少ないので一台で走るより速く走れる。空気抵抗を分け合うことになるので2台、3台と繋がったほうが速くなる。オーバルでのレース、特に車体の大きいNASCARでは欠かせないテクニック。(同)スリップストリーミング

ドラフト

draft

全般

マシンが走行した後に出来る、空気の薄い部分のこと。空気抵抗が少ない。(同)スリップストリーム

トリオーバル(トライオーバル)

tri-oval

コース

(角を丸めた)三角形をしたオーバルコース。ナザレス、ポコノ、シャーロットなど。Dの字に近い形のコースはDシェイプ・オーバルともいう。

ドロップシリンダー

dropped cylinder

ドラッグ

プラグ被りで失火すること。

A〜Z                ヤ、ラ、ワ

 

ナスカー

NASCAR

団体

ストックカーレースの統括団体の最大手。National Association for Stock Car Auto Racingの略。最高峰のネクステル・カップを始め、地方レースまで様々なシリーズを開催/公認している。

ニトロメタン

nitromethane

ドラッグ

トップフューエルとファニーカーで使用される燃料。プロパンの窒素化合物で化学記号はCH3NO2。

ネーションズカップ

Nation's Cup

CCWS

95年から始まった「国別対抗」的な賞。ドライバーの出身国ごとに1位から12位まで、ポイントが与えられる。ただし有効なのはその国の最上位のみ。配点はドライバーズポイントと同じ。例えば1位:米国、2位:米国、3位:日本なら、米国は20点、日本は14点となる。

ネクステル・カップ

Nectel Cup

NASCAR

ナスカーの主催するストックカー・レースの最高峰のシリーズ。野球にたとえるとメジャーリーグ。2004年から、それまでのウィンストンに代わり、通信会社のネクステルがシリーズ・スポンサーとなりこの名称になった。(参)ブッシュ・グランド・ナショナル

A〜Z                ヤ、ラ、ワ

 

ハーフウェイ・ブレイク

halfway break

NASCAR(トラックシリーズ)

レースの丁度半分のところで入るインターミッション。イエローフラッグが振られ、全車ピットインする。この間に車に手を加えてもよい。終わるとペースカー先導の後、再スタートとなる。

バーンナウト

burnout

ドラッグ

タイヤのグリップを上げるため、スタート前にタイヤを空転させること。空転しやすいようにタイヤの下には水を撒く。派手にタイヤスモークが上がって見物である。

ハイサイド

high side

全般

主にオーバルコースのバンクの中で、コースのアウト側のこと。アウト側の方が当然高い位置になることから。 2輪のハイサイドとは意味が違う。

バイシクル

bicycle

ダートオーバル

ターンの中でインサイドのタイヤがリフトして片輪走行になること。

パゴダ

Pagoda

コース

インディアナポリス・モーター・スピードウェイの、日本の城の様な外観のコントロールタワーのこと。初代は1913に完成、25年に焼失。2代目は26年から56年まで。57年からは「普通」の外観のコントロールタワーだったが、2000年に3代目が完成した。

パック

pack

全般

集団。リードパック=先頭集団。

バックアイ

buckeye

CCWS

"牡鹿の目"の意。フューエル・ポート(給油口)のこと。

バックペダル

back pedal

ドラッグ

タイヤが空転したとき、パワーロスを押さえるため、いったんアクセルを緩めること。(参)タイヤスモーク

バックマーカー

backmarker

全般

後方集団

ハット・ダンス

hut dance

全般

レース後、表彰式でスポンサーの帽子を取っ換えひっかえ記念撮影をすること

ハッピー・アワー

happy hour

全般、NASCAR

予選や練習走行日の夕方の、涼しくなってタイムが上がる時間帯のこと。NASCARでは特に、土曜日、予選終了後のプラクティス・セッションのことを指す。

バブル

bubble

IRL(Indy500)

オン・ザ・バブルを参照

バンディット

bndit

全般

軍隊用語で敵機。レースでは(いい訳語がありませんが)他車、後続車。後ろから自分のポジションを狙っている「敵」の車というニュアンス。スポッターから「バンディット・ハイ」と連絡が来たら後続がアウトから仕掛けている、という意味。

バンプ・デイ

bump day

IRL(Indy500)

インディ500の予選最終日のこと。例年、熾烈なバンプアウト合戦が繰り広げられることから。(参)バンプ・アウト、ポール・デイ

バンプ・アウト

bump out

IRL(Indy500)

インディ500の決勝に出走できるのは33台だが、すでにそのフィールド(グリッド)が埋まっているとき、後から予選に出走したマシンが、すでにフィールドについている(いったん予選を通過した)マシンより速い速度を記録し、最も遅いマシンをはじき出す(予選落ちさせる)こと

ハンドアウト

handout

全般

B5からA4ぐらいのサイズの、表にマシンやドライバーの写真、裏にデータなどが印刷された、大判のブロマイドのようなもの。アメリカではパドックや売店に置いてあり(もちろんタダ)集めるだけでも楽しいが、これにサインしてもらうのがスタイル。

ハンフォード・デバイス

Handford Device

CCWS

'98年のUS500から導入されたスピード制限用パーツ。スウィフトのエンジニア、マーク・ハンフォードがデザインした。リアウィング後端から垂直下方に壁を作り、空気の流れを妨げる。抵抗が増え10mph程速度が下がるという。

ピット・ストール

Pit Stall

全般

ピットウォールの内側にチームが設置する、タイミングモニタなどをそなえたスタンドのこと。

ピットレーン・オープン・プラス/マイナス

pit lane open plus/minus

CCWS

ピットレーン入口で示されるサインで、コーションなどでピットレーンが一旦クローズされた後、オープンになった際に"plus(+)"のマークが表示されるとリードラップのマシンが、"minus(−)が表示されるとそれ以外のマシンもピットインできる。

ファイル

file

全般

(縦の)列の意。スタート/リスタートの時など、シングルファイルなら一列、ダブルファイルなら2列に並んでのスタートである。

ファイヤ・エクスティングィシャー

fire extinguisher

CCWS

ピット作業時、フューエルマンがノズルを抜いた際に漏れる燃料を、消火器(中身は水)で洗い流す役目をするクルー。人数制限があるためピットレーンには出ない。

ファステスト・クォリファイアー

fastest qualifier

全般

予選最速の者のこと。通常、ポールシッターと同じ意味だが、インディ500やデイトナ500など、予選方式が特殊なレースでは、必ずしも予選最速の者がポールシッターではない場合もある。CCWSのチャンピオンシップ・シリーズではポイント1が与えられる。

ファニーカー

Funny Car

ドラッグ

NHRAのプロカテゴリーの一つ。ホイールベースは125インチ(3175mm)までで、トップフューエルと同等のエンジンをフロントに積む。シャシーはパイプフレームでカーボンファイバー製のボディは市販車の面影を残しているが、くさび型にモディファイされている。燃料はニトロメタン。402mを4秒後半で走り、最高速は約500km/h。トップフューエルよりホイールベースが短い分操縦は難しいと言われる。

フィールド

field

IRL(Indy500)

いわゆる予選のグリッドのこと

ブッシュ・グランド・ナショナル

Busch Grand National

NASCAR

ナスカーの主催するレースのうちネクステル・カップに次ぐクラス。全米規模で行なわれる。いわばマイナーリーグ。ネクステル・カップの約700馬力に対して、ブッシュでは550馬力程度に制限されている。

プッシュ

push

全般

アンダーステア(同)タイト(反)ルーズ

プッシュカー

push car

ダートオーバル

始動装置の付いていないミジェットカーやスプリントカーを押しがけするための車。コース上でエンジンを止めたマシンあると、この車が出てくる。

プッシュ・トゥ・パス

push-to-pass

CCWS

ステアリングに付けられたボタンを押すと、その間馬力が50hpアップする装置。各レースごとに60秒だけ使用できる。2004年から使用開始。

フューエラー

fueler

全般

フューエルマンと同じ意

フューエル・ウィンドウ

fuel window

全般

燃料補給に入る周回数の目安。

フューエル・ホース

fuel hose

CCWS

ピット作業時に、フューエルマンの後ろで燃料がスムーズに流れるようにフユーエルホースを支える役割をするクルー。人数制限があるためピットレーンには出ない。

フューエルマン

fuel man

全般

給油担当のピットクルー。(参)ガスマン

プライマリー・タイヤ

primary tires

インディカー(CART)

直訳は「基本のタイヤ」。'97年までのルールでは2種類のコンパウンドのタイヤが使用でき、その「メインの方」をこう呼んだ。慣例上グッドイヤー、ファイヤストンとも堅いほうをプライマリーとした。'98年からのルールでは一種類のタイヤしか使用できない。

ブラックフラッグ

black flag

全般

違反があったドライバーに対して振られるフラッグ。これを提示されたドライバーは(グリーン中に)ただちにピットインしなければならない。(参)ストップ・アンド・ゴー・ペナルティ、ドライブスルー・ペナルティ

フラットタイヤ

flat tire

全般

パンクなどでタイヤの空気が抜けた状態のこと

ブリックヤード

brickyard

コース

インディアナポリス・モーター・スピードウェイの通称。舗装される前はコースにレンガが敷き詰められていたことから。

フルコースコーション

full course caution

全般

コース全周にわたってコーションとなること。ペースカーがコースに入りトップの車の前を走り、ペースをコントロールする。当然全周追い越し禁止。インディカーやNASCARではこの間の周回もカウントするが、IROCやミゼットカーなどではカウントしない。(参)コーション。

フルマーク

full mark

全般

満点の意。優勝に加えてボーナスポイントも全て獲得することを、しばしばこのように表現する。

プレ・ステージ

pre-stage

ドラッグ

ステージラインの17インチ手前にあるライン。前輪が、ここに設置されているビームを遮るとクリスマスツリーのプレステージランプが点灯する。(参)ステージ、クリスマスツリー

プレート・レース

plate race

NASCAR

デイトナとタラデガで装着が義務づけられている、リストリクタープレート使用のレースのこと(参)デイトナ・プレート

プロストック

Pro Stock

ドラッグ

NHRAのプロカテゴリーの一つ。ファニーカーよりも市販車に近い形状である。ホイルベースは103インチ(2616mm)。エンジンは約8200cc、1200馬力。燃料はガソリン。402mを6秒後半で走り、最高速は約320km/h。

プロストック・トラック

Pro Stock Truck

ドラッグ

NHRAのプロカテゴリーの一つで、プロストックのトラック版。98年から始まった。エンジンは約5800cc、900馬力。燃料はガソリン。ミッションは5速マニュアル。402mを7秒前半で走り、最高速は約290km/h 。

プロビジョナル

provisional

NASCAR

条件による出場。前年のチャンピオンとチームポイントが上位のチームは、予選に通過できないタイムであっても決勝に出場できる。レースによって最後尾の3〜5つのグリッドがこれに当てられる。前年のチャンピオンや人気ドライバーがなるべく出走できるようになっているのだ

ブロワー

blower

全般

ルーツ式など非圧縮型のスーパーチャージャー=機械式過給器のこと。ドラッグレースではこの形式が定番。

ペイブドオーバル

paved oval

コース

(ダートオーバルに対して)舗装されたオーバルコースのこと

ペースカー

pace car

全般

フォーメーションラップやフルコースコーション中にマシンの先頭に立ちペースを作る車のこと

ペティ・バー

Petty bar

NASCAR

ドライバーの右側に取り付けられた、×印状のロールバーのこと。

ホイール・ティーザー

wheel tether

CCWS

クラッシュの際に外れて飛ばないよう、シャシーとホイールをつなぐワイヤ。99年から装着が義務づけられた。(参)SWEMS

ボードトラック

board track

コース

板張りのレーストラック。昔はたくさんあった。

ポール・デイ

pole day

IRL(Indy500)

インディ500の予選一日目のこと。この日に最速のマシンがポールシッターとなることから。2日目以降では最速を記録しても1日目に通過したマシンの後ろからフィールドが決まる。ちなみに、97年まで予選は4日間で行なわれていたが、98年からは2日間に短縮されている。

ボードマン

board man

全般

ピットサインエリアでドライバーにサインボードをしめすクルー

ポップオフバルブ

pop off valve

インディカー(CCWS)

ターボのブースト圧を制限するための装置で、一定以上の圧力(97年からは40inch/Hg)が掛かると弁が開くようになっている。エンジン上の筒状の部品なのでよく目立つ。CCWSから各チームにレースごとに支給される。

A〜Z                ヤ、ラ、ワ

 

マージン・オブ・ビクトリー

margin of victory

全般

ゴール時のトップと2位との差。因に、インディ500でこれが最も少なかったのが92年アル・アンサーJr.とスコット・グッドイヤーの0.043秒。'97のポートランドではブランデルが0.027秒差で勝ち、'92年の記録を抜いて(千分の一秒まで計測するようになって)最小の差となった。

マーブル

marble

全般

コース上に溜まったタイヤかすのこと

マイル・コンプリート

mail complete

全般

踏破距離。シーズンを通して、レースの全距離のうち、どれだけの距離をこなしたかが表される。ラップ・コンプリートとともにドライバー/マシンの確実性の目安となる。(参)ラップ・コンプリート

マニュファクチャラーズ・ポイント

manufacturer's point

CART

エンジン製造者に与えられるポイント。配点はドライバーズポイントと同じ。ただし一つのメーカの中の最上位のポイントのみ有効。

マルボロ・ポール・アウォード

Marlboro pole award

CART

ポールシッターに与えられる賞金で、1万ドルが与えられる。またポールトゥフィニッシュを決めると、さらに1万5千が与えられる。ポールトゥフィニッシュが出なければ、1万5千ドルは次のレースに持ち越され、ポールトゥフィニッシュが出るまで積み立てられてゆく。

ミジェットカー

Midget Car

カテゴリー

USACが主催するダートオーバルレースのうち3番目に大きい。ホイールベース66〜76inch、排気量約OHCは約2000CC、OHVは約2700cc。300馬力。メタノール使用。

メタノール

methanol

インディカー、ドラッグ他

CCWSおよびIRLと、ドラッグレースのアルコールドラッグスターおよびアルコールファニーカー、ダートオーバルの各カテゴリーに使用される燃料。爆発性はないが燃えても太陽光線下では炎が見えないので厄介である。化学式CH3OH。石炭や天然ガスから科学的に合成される。

モースト・インプルーブド・ドライバー

most improved driver

CART

前年から比べて、最も成長したドライバーに与えられる賞。STPから贈られる。CARTに参戦しているドライバー自身の投票で決められる。

モースト・ポピュラー・ドライバー

most popular driver

NASCAR、CART

最も人気のあるドライバーに与えられる賞。NASCARではNational Motorsports Press Associationから、CARTではMCIから贈られる。共に一般の人気投票で決定。NASCARは'56年から始まり、'91以降はビル・エリオットが独占。CARTは'99年から新たに設定された。

モースト・ラップ・リード

most laps lead

インディカー、NASCAR

1レースで最もリードラップを記録すること。NASCARではボーナスポイント5が与えられる。(参)リードラップ

モーター

motor

全般

エンジンのこと(もちろん本来は自動車の意もある。電動モーターではない。)

A〜Z                ヤ、ラ、ワ

 ヤ、ラ、ワ

ライディング・メカニック

riding mechanic

全般

修理や後続車の確認のため同乗したメカニックのこと。インディ500では1922年まで同乗が義務づけられていた。

ラジオ

radio

全般

無線

ラップ・コンプリート

lap complete

全般

周回消化数。マイル・コンプリートと同じような意味のデータだが、こちらは周回数で表したもの。(参)マイル・コンプリート

ラップ・トゥ・ゴー

lap to go

全般

残り何周。5Laps to go = 残り5周。

ラップリーダー

lap leader

全般

レースの進行中、トップにいる者。

ラン・オフ

run-off

全般

決勝レースの意。"SCCA VALVOLINE RUNOFFS"の様に全米チャンプ決定戦がこう呼ばれる。

リアクションタイム

reaction time

ドラッグ

スタートの合図からマシンが動きだすまでの時間。R.T.と略される。具体的にはシステムランプが点灯してからフロントタイヤがステージビームを開放するまでの時間。ドライバーの反応の速さがこれで分かる。(参)エラプスドタイム

リードチェンジ

lead change

全般

トップが入れ替わること。"15 lead changes among 7 drivers"は15回トップが入れ替わり、トップに立ったのが7人、と言う意味。

リードラップ

lead lap

全般

レース中、ラップリーダーとしてトップで周回すること。また、ラップリーダーと同一ラップにいること。

リスタート

restart

全般

フルコース・コーションの後の再スタート

リッチ

rich

全般

燃料の混合比を「濃い」方に調整すること。スピードは上がるが燃費は悪くなる。

リフト

lift

全般

右足を上げる、つまりスロットル・ペダルを戻すこと。

また、ミゼットカー等のレースでコーナリング中にイン側のタイヤが浮き上がってしまうこと。

リリーフ・ドライバー

relief driver

NASCAR

本来のドライバーが負傷や体力的な問題等から最後まで走れないとき、レース途中で交代するドライバーのこと。ポイントは最初に走ったドライバーに与えられる。

リヤエンド

rear end

全般

マシンの、リヤタイヤとリヤタイヤの間の部分、ドライブシャフトとデフ、またはそのアッセンブリーをさす。

ルーズ

loose

全般

オーバーステア(反)プッシュ

ルーティン

routine

全般

決まりきった日常の作業。レースでは、アクシデントではない、あらかじめ予定されていたピット作業のことを指す。

ルーフフラップ

roof flap 

NASCAR

屋根につけられた2枚のフラップ。マシンがスピンしたとき、室内に空気がたまってマシンが浮き上がらないように開く。94年から義務付けられた。最近はボンネット後端にも2枚ついている。

ルーフブレード

roof blade

NASCAR

スピード低減の為、ルーフ上に立てられたスポイラー状のパーツ。デイトナ等、ハイスピード・オーバルで装着される。

レーン

lane

ドラッグ

レースの行なわれる走路のこと。マシンが2台並走するため左右に区切られている。右がライトレーン、左がレフトレーン。(参)ドラッグストリップ

レーンチョイス

lane choice

ドラッグ

レーンの選択。予選または前回の決勝ラウンド(これから決勝なら準決勝)のタイムがいいほうがレーンを選択する権利をもつ。

レジェンドカー

legend car

カテゴリー

チューブラーフレームに、ヤマハFJ1200エンジン、5/8サイズの'30年代アメリカン・セダン/クーペのカウルの搭載したレース用マシンを使って戦われるシリーズ。低コスト、イコールコンディションで比較的手軽に参戦できるのが魅力。

レック

Wreck

NASCAR

衝突、難破の意。クラッシュのこと。

ロースター・テイル

rooster tail

全般

スプレーともいう。湿度の高い日にリヤウィングの後ろに、煙状に尾を引くように出る水蒸気のこと。ペイパーともいう。

ローリングスタート

rolling start

全般

マシンが走行している状態でレーススタートするスタート方法。通常、それまで先頭を押さえていたペースカーがピットに退き、グリーンフラッグが振られるとレーススタートとなる。

ロウ

row

全般

(横の)列の意。予選順位が何列目を言うときに使われる。例えばダブルファイル(縦に2列に並んで)スタートで予選6位なら、row3 out side (3列目外側)である。

ロリポップ

lollipop

全般

混雑するピットで、ドライバーに停止位置を示すためのボード。目立つようにチームごとに形や色に工夫が凝らされていて、これを見るのもファンの楽しみの一つ。

ロリポップマン

lollipop man

全般

ロリポップを持つクルー。CCWSやNASCARのルールではピットウォールの外で作業できない。

ワールド・オブ・アウトローズ

World of Outlaws

シリーズ

オープンホイール/ダートオーバルの中でも最も大型のカテゴリー。マシン上部の巨大なウィングが特徴。

ワイド

wide

NASCAR

ツー・ワイドなら2台、スリー・ワイドなら3台、それぞれコース上にマシンが横に並んでバトルが行なわれること。

ワン-エイト・マイル

one-eight mile

全般

1/8マイル(約201メートル)の意。

間違いの御指摘、質問、要望等はこちらまで
m-toshi@kt.rim.or.jp
 
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