「ディスクワールド」はテリー・プラチェット作の、ベストセラー小説シリーズです。 既存のファンタジーを皮肉めかした設定や、独特の語り口が特徴です。 海外では関連書籍が発売されたり、コンピュータゲームになったり、TRPG化されたりとさまざまなに展開されています。 このページでは、日本ではまだまだメジャーになっていないこのシリーズをあっさり目で紹介します。
とびとびで邦訳されているのですが、 各巻のエピソードはだいたい独立しているので、問題はありません。 前巻以前のエピソードに触れている部分もあるのですが、 濃密な脱線話に煙に巻かれてしまうこと受けあいです。
題名 | コメント |
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ディスクワールド騒動記1(角川) |
最悪の街アンクに降り立った旅行者ツーフラワー。
カネの匂いをかぎつけた落ちこぼれ魔道士リンスウィンドは協力を申し出た。
しかしこれがケチのつき始め、トラブルは次から次へとリンスウィンドに襲いかかる‥‥。 安田均氏訳。時代はまだ正統派ファンタジーを求めていたためか、残念ながら続きませんでした。二巻は角川が翻訳権を握ったまま‥‥とずいぶん前に聞いたけどどうなっているんでしょうね。 |
魔道士エスカリナ(三友社) | 長い沈黙を破って久賀宣人さんが登場します。この方の努力で今もディスクが読めるのです。 |
三人の魔女(三友社) | |
死神の館(三友社) | |
ピラミッド(鳥影社) | |
異端審問(鳥影社) | |
刈り入れ(鳥影社) |
ある理由から死神はその任を解かれた。彼もまた限りある時間を生きる常命の者となる。
一方、見えざる大学の魔道士ウインドル・プーンズは天寿をまっとうしようとしていた。
同僚の見守る祝宴のさなか、いよいよその時刻が来たのだが、死神があらわれない。
彼は死ねなくなってしまったのだ‥‥。 「異端審問」といい、書店で見かけるとちょっと驚くタイトルです。 原題はReapermanなのでわりと忠実な邦題だとは思いますが。 |
伝説は永遠に3(ハヤカワ) | ある凄腕の編集者が、著名なファンタジー作家に代表作の外伝を特別に書いてもらってまとめたもの。 収録の「海は小魚でいっぱい」がディスクの短編です。 |
ディスクワールド〜絶対失敗しないドラゴン召喚法 |
アンクを脅かすドラゴンの影。
<見えざる大学>でもこの問題を無視できなくなってきた。
しかし、やだなあ。ああ、そうだアイツがいたっけ。魔道士のくせに魔法も使えないアイツが‥‥。
ゲームです。PCやPlayStationで遊べます。かなり難しいアドベンチャーゲーム。 日本でディスクを歩きたい方にはもっともお勧めだったりします。 |
海の向こうは、本当にたくさん出ているので気になるものだけ‥‥
題名 | コメント |
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GURPS DISCWORLD(DISCWORLD Role Playing Game) | 汎用TRPGのGURPSを使って、ディスクワールドで遊べます。巻末には簡易基本ルールがついているので、 TRPGに詳しければこれ一冊だけでも遊べます。リンスィやグラニー婆さんに負けない個性的キャラクターを作ろう! 適当に訳して遊んでみました。遊んだ内容は→ここ |
GURPS DISCWORLD ALSO | 上記の追加資料集だと思います。 |
THE DISCWORLD COMPANION | 小説の登場人物やキーワードを長めの文章で説明した事典です。本サイトの名前は実はこの題名からとっています。 |
THE NEW DISCWORLD COMPANION | 上記の新版 |
THE STREETS of ANKH-MORPORK | 魅力溢れる混沌の街アンクモルポークの地図です。 |
日本でも、ディスクのサイトが増えてきました。 そのうちサーベイしなくちゃね。