開設 2006年5月4日
小説を出版しました。
タイトル 『報道写真家 和辻隆二』
著者 小林哲哉
出版社 日本文学館
2011年7月1日発売
定価 (600円+税)
「スーダンのヌビア砂漠。砂嵐の中を疾走する一台の小型トラック。
旅から学んだ生き抜くことの大切さの数々。」
毎日新聞広告 2011年6月30日朝刊5面 (大阪版は除く)
主人公がアフリカ、スーダンのヌビア砂漠にて、砂嵐に出会う。
この時、主人公は何を想ったのか?
主人公の母校、武蔵野義塾大学、母校の思い出がよみがえる。人間の生きる希望を文学に表現しました。
セブンネットショッピング:
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小林 哲哉 PROFILE
おやじのせなか
ギャラリー No.1
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雨に濡れて つらいときがある
雨が 生命を救うときがある
雨よ 私の生命を濡らしておくれ
そしたら 私の生命から芽が出るよ
私は 雨という言葉は生命がつくったのだと思う
(「雨という言葉」16頁より)
花より美しき人
人は花に 魅せられる
人は花に 心引かれる
花の美しさ 花の切なさ 花のはかなさ
あなたは 花より美しき人
あなたは 花より強き人
あなたは 花より繊細な人
あなたは 強くて美しい人
強くて美しい花はありません
けれども 強くて美しい人はいるのです
繊細なあなた
あなたに会いたくて
でも 会えなかった
花より美しき人に
会っては いけなかったのでしょうか
(「雨という言葉」6−7頁より)
別れ
まだ幼き 思い出に
悲しきことがありました
一緒に 野山を駆けたいのに
別れなければ いけなかった
あの友達
今は 一体 どうしているの
好きだった あの頃が
サヨナラを 言った記憶はないけれど
今でも残る
心の中に 切なさが
(「雨という言葉」15頁より)
あの美しき青春よ
あの美しき青春は
苦しかった 悲しかった
苦痛に満ちていた
あの美しき青春に
何の楽しい思いでも なかったよ
あの美しき青春を
分かちあえる 友は 一人もいなかった
あの美しき青春を
分かちあえる人を 今 やっと見つけたよ
それは あなただ
一人のあなただ
十人のあなただ
百人のあなただ
千人のあなただ
あの美しき青春を
誰かと分かちあおうと思うことは
僕自身の甘さだ 弱さだ
そう思えたとき 誰もが不幸から抜け出せる
あの美しき青春は
僕自身のためにある
僕が強くなるためだけにある
あの美しき青春を
何度も 何度も 繰り返そうよ
僕のために すべてのために
あの美しき青春よ
あの美しき青春だけが 僕の思い出さ
今夜も 一人で 酒を飲むよ
あの美しき青春よ
(「雨という言葉」40−41頁より)
同情されたら おしまいさ
あれほど みじめなことって ないよね
みじめすぎて 言葉に出せぬ
でも そんな俺でも
同情されたら おしまいさ
そしたら もっと みじめだよ
だから 歯を食いしばるのさ
だから 奥歯は 欠けているよ
だから 心の中で 祈るのさ
だから 強くなりたいんだ
強くなれれば
みじめなことが あればこそって
宣言するからさ
(「雨という言葉」88頁より)