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2nd Stage男声合唱団イル・カンパニーレ   指揮:小高 秀一    ピアノ:野島万里子

      「古典イタリア歌曲集 男声合唱曲」より   編曲:福永陽一郎


1 Amarilli, mia bella        作詩:G.B.Guarini 作曲:Caccini
2 Gia  il sole dal Gange     作詩:F.Parnasso  作曲:A.Scarlatti
3 Ombra mai fu           作詩:N.Minato 作曲:Handel
4 O del mio dolce ardor     作詩:R.D.Calzabigi  作曲:Gluck
5 Piacer d'amor          作詩者不詳 作曲:Martini

 

  第2ステージは、イルカンのふるさと?イタリア古典歌曲の男声合唱編をお送りします。ピアニストは、我が団のマドンナ、野島万里子さんです。YARO会万歳!!

1 Amarilli, mia bella〈アマリッリ、麗しきひと〉
 カッチーニの曲の中で最も愛されてきたマドリガーレである。

2 Gia  il sole dal Gange〈陽はすでにガンジス川から〉
 昔イタリア人たちは、太陽が、憧れをもっている東に位置するインドのガンジス川から昇るように考えており、この詩には、大きな憧れ、夢、希望がこめられている。

3 Ombra mai fu〈樹木の陰で〉
 古代ペルシャの王セルセの恋を扱ったオペラ『セルセ』(1738)の第1幕冒頭で、セルセによって歌われるアリアである。

  O del mio dolce ardor〈おお わが愛しの恋人よ〉
 おお わが愛しの恋人よ 涙が愛の夜露なら ああ 夜露ならわれ惜しみなく 涙注がん なこそうるわし わが花なれば

  Piacer d'amor〈愛の喜び〉
 この曲はマルティーニの作品の中で最もよく知られたものであるが、「愛の喜びはたったひとときのものなのに、愛の苦しみは一生続く」と失恋した男の気持を歌ったものである。

(宇佐美平和記)


    
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