その3: 竹の風呂
入浴は日々の暮らしの中で、欠かせませんし、
又一日の疲れを癒す、憩いの場でもあります。
下見に来たときには、ガスの湯沸し釜が壊れており、
家主さんとも交渉しながら、安全も考え、
屋外取り付け式の給湯器を設置し、
まずは入れる状態に
した上で、引越してきました。
始めの1ケ月は、生活と仕事に馴れることに追われ、
風呂はただ入るだけの状況で、
風呂場の環境が余り良くない
ことも、
分かってはいても、やむ得ないと思い入っていました。
しかし、だんだん気持ちに余裕が出てくると、いろいろな
ところが気になりだし、毎回、風呂に入るのが楽しくなるよう
に工夫をしよう。そう思うようになりました。
さてどのように工夫をしたら、
考えた末、この地区には竹林が
多くあり、
竹を使い、地肌むき出しのコンクリートの床空間と
コンクリートブロックの壁を覆い、竹に囲まれた風呂にしよう、
そう考えました。 幸い、ログハウスのスタッフの方が竹林を
所有していたので、竹を譲り受け、又取り付け用の木材は
会社から端切れ材を貰い、休日を利用し、作り上げました。
むろん材料費はゼロでした。
完成した風呂を「竹の風呂」名付けました。
銭湯に行く気分で、気持ちよく入っております。