その72:もう1本の栗の木
寒露を過ぎ、ここ佐久間も朝晩の
冷え込みで、秋本番を実感する
ようになりました。8日の台風18
号は東海地方に上陸しましたが、
大きな被害もなく安堵しておりま
す。ただ、風の被害で杉の木の倒木
が相次ぎ、これが電線を切断して
あちこちで停電が起きました。
私の住む浦川・早瀬地区は朝の6時
から夜間の10時まで停電となり、
電気で生活が成り立っていることを
思い知らされた次第です。
NPOが管理する会館の懐中電灯を
を借用して、日の短くなった秋の晩を
心細く過ごしました。。
植林した木が強風で簡単に倒れると
言うことはとりもなおさず、山の手入
れが十分行き届いてないと言うこと
です。山の保全は今問題となっている
ダム建設の中止宣言と治水対策のあり
ようを問うているようにも思います。
間伐され、陽の光が入る山は下草が
生え保水力を高めると言われており
ます。地球環境問題とも絡み、山の
保全は大きな政治課題でもあります。
さて日記:その70で書いた「浅知恵」
の栗に関する続編です。
この秋の初めの頃は猿の出没が相次ぎ
栗への影響が懸念されました。
しかし、予想された程猿の襲来もなく
、老松さんのところもまずまずの収穫
だったようです。私の「浅知恵」は
結果として裏目に出ることとなりまし
た。しかし来年に向け大きなな希望が
生まれました。少年期の栗の木を発見
したことだ。それは農機具を収納する
小屋に隣接して存在しておりました。
大きな雑木の影に隠れていてその存在
に気が付きませんでした。
畑に上る時、うっとうしいこともあり
伐採したところ、この栗の木、しかも
実を付けているではありませんか。
驚きと共に、感激をしました。太陽の
陽光を十分浴び、しかも伸び伸びと立
つ姿は来年以降の収穫を約束するよと
でも言いたげに青空に向ってそびえ立つ。
今までの日陰暮らしから開放され、
さあ俺の人生はこれからだ言わんばかり
の生気を感じます。この冬剪定を含め、
十分管理をして挙げ、このもう一本の栗
木の成長を見守ってやりたいと思う事
しきりであります。この木、実の
大きさ・形と言い素質十分です。
今回、写真下段です、栗が10粒ほど
収穫できました。
写真いずれも拡大して見れます。