歴史ある街並みとの調和
白壁に瓦と焦茶の木部で構成
新勝寺の表参道にあるタイ料理店の建て替え計画です。
敷地は表参道に面した、いわゆる「鰻の寝床」的な細長く平坦な土地です。
景観計画区域内で成田山新勝寺表参道周辺景観形成重点地区に指定されており、歴史的・文化的に周囲と調和した景観が求められました。
外観計画としては、平屋建てで高さを抑え、表参道の伝統ある街並みに配慮、落ち着きある白壁に素焼き瓦とダークブラウンの木部で構成しました。
建物をセットバックして瓦屋根の下屋空間をつくり、おもてなしの表情づくりを目指しました。同時に正月時期や各種イベント時には、参道の出店空間としても機能するように計画しました。
内部プランニングは手前にオープンキッチンを持つ店舗スペース、奥を収納スペースとし、小さいながらも、使い勝手重視で、居心地の良い料理店を目指しました。
内装は不燃制限を満たすべく、スチール波板張とし、さながら「アジアの屋台」を彷彿とさせるカオス的デザインとなりました。
イベント時 下屋空間は出店スペースとなる
「アジアの屋台」を彷彿とさせるカオス的デザイン
オープンキッチンを持つ店舗スペース
全景 歴史的町並みと調和した外観し