<通り土間のあるアンティークハウス>
圧倒的なボリュームの土壁漆喰
南側外観 1・2階共デッキで外部と繋がる
28帖もの「大きな板の間」空間 和室は引込み扉で一続きの空間になる
軒は前面に1間分張り出し、民家の深い軒の出をイメージさせ、夏涼しく冬暖かいパッシブソーラー的機能を加味した。また、野地板に構造用合板を使うことで、天井仕上げの手間を省き、現しの力強い木組み空間を表現した。外壁は、南北面は土壁漆喰塗り、湿気の多い東西面は、対候性の強いガルバリウム鋼板とした。また、屋根は遮熱ガルバリウム鋼板仕上げ、軒は構造用合板現しとし、全体としてモノトーンを基調に、素材本来の色彩でシックにまとめた。内壁は漆喰、床は杉材の無垢板張りとし、白壁と木をバランスよく配置した。古建具やアンティーク器具、金物等が随所に配され、どこか懐かしい香りのする住まいに仕上がった。
概要
所在地 千葉県八千代市桑橋
延床面積 122.79u
構 造 木造軸組2階建て
設 計 青戸信雄建築研究所
施 工 秋葉建設
リビング吹抜け 300年物の柱・梁が有機的な空間を作り出す 製作キッチンは総ステンレス
アンティークや調度品が独特の雰囲気を醸し出す
2階寝室 屋根裏的な「隠れ家スペース」 古建具等様々な要素が融合する
古建具も300年もの! 2階洗面も雰囲気のあるスペース 2階バルコニー 田園風景を望む
SUSシンクと古材・古建具がハーモニーを奏でる 土間ライブラリーも引込扉で「大きな板の間」と一体に
北側ファサード 土壁漆喰と黒色木組みがコントラストをつくる