<通り土間のあるアンティークハウス>

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     メッセージ     
まずはお気軽にお電話くださいTEL:0476-28-8719(受付:月〜金10時〜18時)


圧倒的なボリュームの土壁漆喰


南側外観 1・2階共デッキで外部と繋がる


  
28帖もの「大きな板の間」空間           和室は引込み扉で一続きの空間になる

本計画は、多彩な趣味を持つ30代ご夫妻の、これからの人生設計の拠点となる住まいづくりである。古民家や町屋を愛し、アンティーク大好きな奥様にリードされながら、設計は進められた。

2区画続きの比較的大きな敷地は、住宅地と森林部の境界に位置する。南側前面に広大な田園を望み、東西は美しい林に囲まれた、都市部に至近とは思えないほどのどかな風景を醸している。この環境に調和しながら、新しい生活の場となる躍動感を体現できるような計画を心掛けた。

構成は、日本家屋の「田の字」プランを現代的に表現、「和のケーススタディハウス」を試みた。一角に和室をもつ「板の間」に、町屋の「通り土間」を寄り添わす形で配置した。和室の間仕切りを総引き込みとすることで、間口約4間×奥行3.5間、吹抜けを持つ、「大きな板の間」空間となり、三百年物と言われる古民家の柱・梁・古建具を配す等、随所にアンティークテイストが散りばめられた。また、南面の大開口でデッキとの連続性を持たせ、田園風景を望む南側オープンスペースに向かって開放させた。

「通り土間」は、玄関から庭までを南北に貫き、アルコーブに本好きな奥様のライブラリーを設けた。間仕切りは総引き込みとし、「板の間」と一続きのワンルーム空間を実現、縁側的な空間要素も加味した。また、格子網戸により通風を確保しながら「通り」テイストをより強調した。

軒は前面に1間分張り出し、民家の深い軒の出をイメージさせ、夏涼しく冬暖かいパッシブソーラー的機能を加味した。また、野地板に構造用合板を使うことで、天井仕上げの手間を省き、現しの力強い木組み空間を表現した。外壁は、南北面は土壁漆喰塗り、湿気の多い東西面は、対候性の強いガルバリウム鋼板とした。また、屋根は遮熱ガルバリウム鋼板仕上げ、軒は構造用合板現しとし、全体としてモノトーンを基調に、素材本来の色彩でシックにまとめた。内壁は漆喰、床は杉材の無垢板張りとし、白壁と木をバランスよく配置した。古建具やアンティーク器具、金物等が随所に配され、どこか懐かしい香りのする住まいに仕上がった。

概要
所在地 千葉県八千代市桑橋
延床面積 122.79u
構  造 木造軸組2階建て
設 計 青戸信雄建築研究所
施 工 秋葉建設



リビング吹抜け 300年物の柱・梁が有機的な空間を作り出す 製作キッチンは総ステンレス


アンティークや調度品が独特の雰囲気を醸し出す











  
2階寝室 屋根裏的な「隠れ家スペース」         古建具等様々な要素が融合する

     
古建具も300年もの!            
2階洗面も雰囲気のあるスペース        2階バルコニー 田園風景を望む

  
SUSシンクと古材・古建具がハーモニーを奏でる        土間ライブラリーも引込扉で「大きな板の間」と一体に


動画公開中


北側ファサード 土壁漆喰と黒色木組みがコントラストをつくる